2017/06/20 - 2017/06/20
426位(同エリア1264件中)
ニッキーさん
旅行の最後に見に行くのは、四国へ行ったらぜひ見てみたかった鳴門のうず潮です。
ささいな話ですが、私、小学生になって初めて買ってもらった消しゴムが「うずしお」というブルー地に白い渦潮模様の消しゴムで、いい匂いがしてとても気に入っていたのです。考えてみると、その頃から鳴門のうず潮を見てみたいという気持ちが芽生えていたのかもしれません。
ちなみに消しゴム「うずしお」はネットの「消しゴムマニア→レトロ消しゴム」のサイトで見つけました。
http://keshimani.com/pipipiga/pipipiga.php?q_dir=.%2Fimg%2FLetro
鳴門海峡は四国と淡路島の間に位置し、うず潮は瀬戸内海と紀伊水道の潮の干満差で発生します。干潮満潮の前後1~2時間ぐらいが渦の見頃になり、特に干満差が大きくなる大潮の日には渦が大きくなるということです。
私は、うず潮は常時渦を巻いているのだと思っていました。実際は時間帯によっては渦のないこともあり、発生時間は干潮満潮時刻により毎日変わるのです。
私たち、ツアーもわざわざ渦潮発生日に合わせたプランに申し込んでいました。潮見表をチェックしてみると、私たちが鳴門を訪れるのはちょうど大潮の日に当たっていました。訪問時刻も満潮の後ぐらいに当たります。旅行社もちゃんと考えてくれているのだなと、行ってみるまでうず潮が見られるものだと信じて疑いませんでした。
ところが、鳴門へ近づくにつれお天気が悪くなり、強風が吹き始めました。添乗員さんが「風が強いと渦ができないんですよ。今日は大丈夫でしょうか?」なんて言ってます。
うーん、心配です。
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このツアーが巡る絶景8ヶ所は次のとおり。
絶景1 大歩危
絶景2 祖谷(いや)のかずら橋
絶景3 桂浜
絶景4 足摺岬
絶景5 四万十川
絶景6 金刀比羅宮
絶景7 善通寺
絶景8 鳴門の渦潮
8つの絶景のうち、7つまでは見られました。
見られなかった一つは何か?
最後まで読んでいただいた方はもうおわかりでしょう。
旅行のスケジュール ★印は本旅行記で取り上げた場所
6月18日(日) 羽田空港午前7時45発のJAL475便で高松空港へ
大歩危峡
祖谷のかずら橋
桂浜
高知城
高知市内の「龍馬の宿 南水」泊
6月19日(月) 足摺岬
金剛福寺
四万十川遊覧 屋形船で幕の内弁当の昼食
道後温泉「茶玻瑠(ちゃはる)」泊
6月20日(火) 金刀比羅宮
善通寺 四国八十八ヶ所霊場お砂踏み
★鳴門公園 うずしお鑑賞
★徳島空港19時55発JAL464便で羽田空港へ
- 旅行の満足度
- 3.0
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-
大鳴門橋が見えて来ました。
大鳴門橋は四国と淡路島を結ぶ全長1629メートルの巨大吊り橋です。
午後3時過ぎ、この頃からお天気が悪くなって来ました。
風がビュービュー吹いています。
添乗員さんが「風が強いと渦ができないんですよ。今日は大丈夫でしょうかねぇ」とぽつり。
心配ですが、まあ、大きな渦が見られなくても小さな渦が見られればいいので、私は楽観的に捉えていました。 -
駐車場でバスを降り、始めに大鳴門橋のたもとにある土産物屋「若山商店」の店内から渦潮を見ました。
お店のおばちゃんスタッフが説明してくれます。
「船も出ていますが、2番目の橋脚と3番目の橋脚の間に見えているのが渦潮です」
おー、あれか~。
水を巻き込んでいるような立体感はありませんが、なんか白波が立っています。
続けて、がっかりする一言。
「皆さん、うず潮はいつ来ても見られると思っていらっしゃるようですが、うず潮を見たいなら、次は大潮の日に来てください。いいですか?皆さんが期待されているようなうず潮は、大潮の日でないと見られないんです」
つまり、今日はだめだってことなんですね。
私、潮見表を調べて来ました。
この日は大潮のはずなんですけどね~。大鳴門橋 名所・史跡
-
こんな掲示がありました。
この日は満潮の前後2時間、干潮の前後1時間が見頃のようです。
この日の満潮は15時10分。
私たちが訪れた15時半なら、渦を巻いているのを見ることができてもいいはずなんですけどね。 -
もしかして、近くからなら渦が見られるかもしれません。
大鳴門橋の車道の下に造られた遊歩道「渦の道」を通ってうず潮を上から見に行きます。
450メートル先の展望室までこのような通路が続いています。徳島県立渦の道 自然・景勝地
-
上を車が通っているから、ドロンドロン、ゴーゴーとすごい音で、そっちの迫力が半端ないです。
-
展望室やその付近では所々に床にガラス窓がこしらえてあり、45メートル下の海面が見えました。
白波が立って海水が勢いよく流れているのがわかります。
でも、渦になってはいません。 -
窓から見ても、やはり海水が流れているだけ。
これはこれで迫力があるのですが、渦は見えませんでした。
450メートルも歩いて来たのに、残念です~。
周りの観光客たちは渦が見えないとなると長居をせず、引き返して行きました。
私たちはなかなか諦めきれません。
ぐずぐずしていたら、やはり残っていたツアーメンバーの一人の奥様が叫びました。
「あそこあそこ。渦を巻いてますよ~」 -
奥様が指差す方を見ると、遊歩道でも行けない先の方に白い波が丸くなっているのが見えました。
-
ちょっとズーム。
水を引き込むような勢いはありませんが、確かに水が回転しているようです。
とにかく遊歩道がない所だから、近くに行って見ることができませんでした。
ちょっと微妙ですが、でもまあ、何も見ないよりは良かったです。
気づかずに戻って行ってしまった人はもったいなかったです。 -
イチオシ
期待したような渦潮は見られませんでしたが、遊歩道から見えたこの眺めも絶景です。
-
イチオシ
お天気はますます悪くなり、風はビュービュー。
海も荒れています。
そして、潮の流れ。
海水が流れる音が聞こえて来そうでした。 -
最後にもう一度、「うず潮らしきもの」を見て引き上げることにします。
帰りも450メートルの遊歩道を歩いて戻りました。
帰りの道中、これから展望室へ向かう人々とすれ違ったけれど、「見えませんでしたよ」と教えてあげるのも気の毒なので、何も言えませんでした。
中には中国人の親子もいました。
楽しみに見に来たのでしょうに、残念なことです。 -
この日は観光船も出ていました。
どうするのかと見ていたら、船は白波が立っている所へ向けて進んで行きました。
渦は巻いていなくても、潮位の高い所から低い所へ流れ込む海水の流れは迫力あるものでしたから、それを見せてあげようというのでしょう。 -
「渦の道」の改札口まで戻って来たら、そこにこんな写真が。
魚眼レンズで撮ったのでしょうか?
こんなすごい渦ができることもあるのですね。 -
「若山商店」へ戻って来たら、そこにもこんな写真が。
こんなうず潮が見て見てみたかったです。
悔しいからみんな、記念に写真の写真を撮りました(笑)。 -
空港へ行くにはまだ少し早いため、ここで急きょ「ハレルヤ・スイートキッチン」という土産物屋に立ち寄ることになりました。
とてもお洒落な施設です。
このお店、「金長まんじゅう」というのが名物です。
ケーキ類ではシュークリームも人気なのだそうですが、この日はすでに売り切れ。ハレルヤスイーツキッチン(ハレルヤ) グルメ・レストラン
-
そこで、私たちは別のスイーツを買って、併設のカフェでひと休みしました。
-
私は「姫たぬきのケーキ」とホットコーヒー。
姫たぬきのケーキは税込210円でした。
昨今、500円、800円というケーキが多い中、これは求めやすい値段です。 -
妹はこちら。
「おばあちゃんたぬき」だったかな?
他にもたぬきファミリーの色違いのケーキがいくつかありました。 -
ハレルヤのテラスに置いてあった、ちょっと変わった色のカラーの鉢植え。
カラーは大好きな花です。
こんな色もあるのですね。
斑入りの葉も美しい。
うちのマンション花壇にもこんなカラーを植えたいです。 -
17時過ぎ、徳島空港に到着。
この空港、正式名称は「徳島飛行場」ですが、「徳島阿波おどり空港」という愛称も持っているそうです。
単に「徳島空港」と呼んだ方がシンプルで覚えやすい気がしますけどね~。
ま、あくまでも他県民の感想ですけど。 -
私はお土産で荷物が増えたので、バッグを一つ預け入れ荷物にしました。
行きはともかく帰りはみんな預けるだろうと思っていたら、なんと、ツアーメンバーの中で荷物を預けたのは私一人でした。
皆さん、最後に手荷物のショルダーバッグを大型のものに変えて詰め込むなどの工夫をしていました。
そっかー、そういう手がありましたね。
羽田で荷物をピックアップする時間もかかるので、私も預け入れ荷物が出ないよう工夫すれば良かったです。 -
飛行機の出発までまだまだ時間があります。
空港で夕食を済ませることにしました。
徳島ラーメンです。
私は薄味タイプ。
それでもかなりこってりしています。
チャーシューもたっぷりです。 -
妹は濃いタイプ。
こちらはもやし入りです。
空港で飛行機の出発まで約2時間過ごしました。
お土産を見てラーメンを食べても、まだまだたっぷり時間がありました。 -
19時55分発のJALで四国を後にします。
-
飛行機は乗ってしまえば速い。
離陸して飲み物が出たと思ったら、ほどなく降下に入り、1時間15分で羽田到着です。
最近は機内でのカメラ撮影が常時オーケーになったので、ありがたいです。
ゲートブリッジを撮りました。
羽田空港で妹と別れ、それぞれ帰途に着きました。 -
最後に、今回買ったお土産の一部を紹介します。
松山銘菓「六時屋のタルト(左)」と土佐銘菓「土佐日記(右)」。 -
六時屋のタルトは切れ目が入っていて食べやすいです。
中には柚子風味のあんが入っていて、美味しいです。
値段も一本650円ぐらいで、気取らないお土産にぴったりです。 -
土佐日記は、ご存じ紀貫之の「土佐日記」から名前を取ったお菓子です。
綴じ本の形をした、この箱がいいんです。
妹が「子どもの頃、この箱を小物入れとして長く使っていた」と思い出話。
私も覚えてるよ~。
懐かしいので、それぞれ買い求めました。
添乗員さんも、この箱を愛用していたそうです。
みんな、子供の頃考えることは同じですね。
捨てるにはもったいない箱なんです。
中身はこしあんが入ったお餅で、お菓子自体も美味しく、お土産にもぴったりです。 -
讃岐のぶっかけうどん。
だし付きです。
こんぴらさんで食べた讃岐うどんが美味しくて、忘れられません。
家でも同じように天かすと刻み葱を入れ、レモン汁をかけて食べました。 -
そして一番のお土産はこんぴらさんの「幸福の黄色いお守り」です。
私たちにとって初めての四国旅行。
四国は海あり山あり温泉ありのすてきな所でした。
妹と2人、あーだこーだ言いながら観光した3日間、とても楽しかったです。
大歩危、高知城、四万十川、道後温泉・・・あちこち行きましたが、私が一番良かったのは金刀比羅宮です。
傷めている脚で石段を登り、やっと御本宮にたどりついた感動、やっともらえたご朱印と幸福の黄色いお守りは旅の良い思い出、宝物になりました。
楽しみにしていた8つの絶景のうち、鳴門のうず潮だけは満足できる絶景が見られませんでした。
これは将来におあずけとしておきます。
またいつの日か、見られることを願って旅行記を終えます。
(まるごと四国8つの絶景めぐり 終わり)
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 桜子さん 2017/11/19 09:37:50
- こんにちは!
- 妹さんとの四国絶景ツアー興味深く拝見しました!
私は30年前に家族旅行で金比羅さんに行きましたが、途中で
諦めて登るのをやめてしまい、母と祖母が戻ってくるのを
1人でお茶を飲みながら待った記憶があります。
私も「幸福の黄色いお守り」欲しいです!
来年1月に30年ぶりに1人で四国に行ってみようかと計画中です。
ニッキーさんの旅行記、参考にさせていただきました!
桜子より
- ニッキーさん からの返信 2017/11/20 23:45:07
- RE: こんにちは!
- 桜子さん、こんにちは。
お母さま、おばあさまが金比羅さんの階段を登られたのに、
若い桜子さんがあっさり諦めてしまわれたのですか(笑)?
でもでも、わかる気がします。
その頃は神社へお参りなんて、それほどの関心事でもなかったのでしょうね。
それより旅先で一人でお茶する方が魅力的だった頃。
でも、今回はぜひ本堂へお参りしてください。
階段を登りきった者だけが手にできる「幸福の黄色いお守り」。
喜びも倍増です〜。
途中までタクシーを使った私ですから、あまり偉そうなことは言えませんけどね。
お一人での四国旅行、いいですね。
どうぞ楽しいご旅行を。
ニッキー
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