2017/05/29 - 2017/05/29
1259位(同エリア17002件中)
ベームさん
5/29(月)、5日目。
今日はマドレーヌ寺院、オペラ座からシテ島界隈を歩き、ポンピドー・センターにある国立近代美術館を訪ねました。
写真はシテ島、最高裁判所とサント・シャペル。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ホテルの人に教えてもらってヴァヴァン近くの郵便局に行ったがクローズ。今日は月曜日なのになんでだ。
地下鉄ヴァヴァン駅前のカフェ、ル・ドームとラ・ロトンド。今日も暑くなりそうです。 -
地下鉄12号線でマドレーヌまで。モンパルナスのホテルに泊まっている時はこの12号線は良く利用しました。
マドレーヌ寺院からロワイヤル通りとコンコルド広場のオベリスク、ブルボン宮まで一直線。 -
マドレーヌ寺院。
1764~1842年にかけて建設。高さ30mの52本のコリント式円柱をもつ新古典様式のカトリック教会。
その名の通りマグダラのマリアに捧げられています。 -
ルメール作最後の審判の彫刻。
-
円柱の柱頭。
-
正面、青銅の扉。
-
-
大きな正面青銅の扉のレリーフです。
-
旧約聖書のモーセの十戒を表しています。
-
壮麗な堂内。
-
-
-
主祭壇。マグダラのマリアの歓喜。
-
マグダラのマリアとかしずく天使たち。。
-
主祭壇の天井。
-
外観からは分かりませんが、三つの円天井があります。
-
聖母マリアの婚礼像。
-
-
-
キリストの洗礼。
-
一駅ですが地下鉄8号線でオペラへ。
モビリス(地下鉄1日乗車券)を買ったのでどんどん乗ります。 -
オペラ座。
1875年、シャルル・ガルニエの設計で完成。ゆえにガルニエ宮と呼ばれる。
1989年にオペラ・バスティーユが出来るとオペラ公演はもっぱらそちらに移り、ガルニエ宮のほうはバレエ公演が中心となる。 -
同、側面。
内部は絢爛豪華な装飾で、ヴェルサイユ宮やルーヴル宮を凌ぐほどです。 -
オペラ大通り。
オペラ座からパレ・ロワイヤル、ルーヴルを結んでいます。オスマン男爵によるパリ改造計画で作られました。 -
ポン・ヌフ。
オペラ大通りのピラミッド駅から地下鉄7号線でポン・ヌフまで。 -
橋の袂にアンリ4世像があります。
ナントの勅令をだしプロテスタントの信仰の自由を認め、ユグノー戦争の一応の終結をもたらした。しかしこの勅令は1685年ルイ14世により廃止されます。
ポン・ヌフはアンリ4世に時代に建設されたものです。アンリ4世は今もってフランス国民に一番人気のある国王だそうです。 -
ポン・ヌフ。
新しい橋、の意味ですが1607年完成のパリで現存する最古の橋。 -
シテ島の先端を跨いでいます。
右はシテ島の一部ヴェール・ギャラン広場、左はセーヌ川の左岸。 -
川下方面。
-
下手のポン・デザール。
-
河岸のブキニストは開店前です。
-
シャンジュ橋の袂シャトレ広場のシャトレ座。
-
シャトレ座に向かい合うパリ市立劇場(もとサラ・ベルナール劇場)。
真ん中にサン・ジャックの塔、左にシャトレ広場の棕櫚の泉の塔。 -
シャンジュ橋から見たポン・ヌフ。
-
ポン・ヌフ。
-
コンシェルジュリーです。
4本の塔。右からボンベックの塔、銀の塔、セザールの塔、時計の塔。
508年にフランク王国を統一したクロヴィス1世はパリを首都と定め、パリ発祥の地シテ島を本拠地としました。いまの最高裁判所、サント・シャペル、コンシェルジュリー一帯です。 -
シャンジュ橋とコンシェルジュリー。
13世紀にルイ9世がサント・シャペルを建造し、14世紀にはフィリップ4世が王宮としてコンシェルジュリーを造営しました。 -
コンシェルジュリー、時計の塔。
14世紀後半にシャルル5世が王宮をほかに移した後は1934年まで牢獄として使われています。王宮から牢獄、まさに天国から地獄です。 -
華麗な時計です。当初は1350年ジャン2世/善良王が設置したもので、1585年アンリ3世のときに取り換えられています。
-
-
コンシェルジュリーの入り口。
目立たないので素通りしそうです。 -
パリ・ミュージアム・パスを持っていたのでつい入ってしまいました。もう何回か見ており陰惨な雰囲気があまり好きではないのに。
-
入ってすぐ、石段を降りると大きな「衛兵の間」があります。
-
イチオシ
衛兵の間。
-
-
牢番部屋といったところ。
-
独房。
-
-
-
-
-
女囚だけに散歩が許された「女たちの庭」。
-
獄中のマリー・アントワネット。
やつれているが気位の高い凛としたアントワネットを画家は描き出しています。 -
司祭の最後の祝福を受けるマリー・アントワネット。
-
牢屋から出されるマリー・アントワネット。
-
コンシェルジュリーから引き出されるマリー・アントワネット。
1793年10月16日。 -
ルイ16世の妹エリザベート。
国民の憎悪の的となるような行為は無かったようですが、ルイ16世の妹という理由で兄、義妹と同じく断頭台の露と消えました。
ルイ16世の2人の弟は早々と亡命し、王政復古時にルイ18世、シャルル10世となっています。
なおルイ16世はコンシェルジュリーには収容されていなく、タンプル塔からコンコルド広場に引かれていきました。 -
陰鬱なコンシェルジュリーから出ると外は明るい空が広がっていました。
最高裁判所とサント・シャペル。 -
パリ警視庁。
-
オルフェーヴル河岸。
-
オルフェーヴル河岸側のパリ警視庁。
メグレ警部が勤めていた所です。メグレシリーズを読んでいると、オルフェーヴル河岸のパリ警視庁、がよく出てきます。メグレはパイプを口にくわえながらセーヌ川をよく眺めています。昼にはドフィーヌ広場のカフェ・ドフィーヌからサンドイッチとビールを取り寄せていました。 -
サン・ミッシェル橋の向うにサン・ミッシェルの泉が建っています。
-
ノートルダム大聖堂前の広場。
長い行列が出来ているので中に入るのは止める。これももう何度も見ているからまあいいやの気持ちと体力、気力の衰えです。今回は凱旋門もエッフェル塔もオペラ座もまあいいや、の気持ちで外から眺めるだけでした。もっとも美術館だけは貪欲に見て回りました。 -
大聖堂の後ろに回ります。
-
北側です。
-
バラ窓の外側。
-
後から、この姿の方が変化があって美しい。
-
フライング・バットレス/飛梁もよく分かります。
-
-
アルシュヴェシュ橋。
-
アルシュヴェシュ橋からのノートルダム大聖堂。
いい眺めです。 -
シテ島とサン・ルイ島でセーヌ川は二筋に分かれるので川幅は狭くなっています。
-
-
トゥルネル橋と聖ジュヌヴィエーヴの塔。
サン・ルイ島に架かる橋です。 -
聖ジュヌヴィエーヴの塔。
パリの守護聖人。近くに聖ジュヌヴィエーヴに縁が深いパンテオン、サン・テチエンヌ・デュ・モン教会があります。 -
トゥルネル橋からのシュリー橋。
シュリー橋はサン・ルイ島の東端を跨いでおりセーヌ川に対し45度の角度で架かっています。 -
シュリー橋。
オスマン男爵のパリ大改造の一つとして1876年完成しました。ナポレオン3世は、橋は川に直角に架かるものだ、といって難癖をつけたそうです。橋からアンリ4世通り、バスティーユ広場まで一直線に見通せる景観をオスマンは考えたのです。 -
トゥルネル橋を渡ってサン・ルイ島に入りました。
高級アパルトマンが立ち並ぶ島です。 -
サン・ルイ・アン・リル教会。
サン・ルイ島のほぼ真ん中にあります。 -
ヴェルサイユ宮殿を手掛けたル・ヴォーにより1726年完成。
団体観光客がガイドの説明を聴いていました。 -
-
聖王ルイ/サン・ルイ(ルイ9世)像。
-
-
内陣。
-
-
ルイ・フィリップ橋とサン・ルイ島。
マリー橋の上から。 -
サン・ルイ島からマリー橋を渡りセーヌ右岸へ。
ブキニストが開店していました。 -
地下鉄7号線、11号線と乗換えランビュトー駅へ。
-
地上に出ると目の前にポンピドー・センターがその奇抜な姿を見せています。
-
入口は裏側にあります。
現代芸術愛好家のポンピドー大統領の首唱で造られ1977年オープンした総合文化施設。図書館、美術館、多目的スペースからなっています。建築目的、建物の外観には随分賛否両論があったそうです。エッフェル塔もルーヴルのガラスのピラミッドも同じでした。時と共に馴染まれていき名所にもなっていきます。
大蛇のように這い登っているのはエスカレーター。 -
0階(日本式では1階)のフロア。
-
-
ここに来た目的は5、6階(フランスでは4、5階)にある国立近代美術館です。
1914年以降の絵画が中心で、マチス、ピカソ、ドラン、シャガール、ブラック、カンディンスキーから現代の画家の作品が展示されています。 -
建物の外側に取り付けられたエスカレーターで昇っていきます。
-
-
上からはパリ市内が見晴らせます。
北、モンマルトル方面、サクレ・クール寺院。 -
東、遥か彼方にラ・デファンスの高層ビル、その右手前はサン・トウシュタッシュ教会と思います。
-
遠くにエッフェル塔。
-
目の下はジョルジュ・ポンピドー広場。
-
-
南、遠くにモンパルナスタワー、手前の塔はサン・ジャックの塔。その左にノートルダム大聖堂。
-
では国立近代美術館館内へ。
パリ・ミュージアム・パスで入れます。 -
アンリ・マチス(1869~1954):ぜいたく。
1907年。
なにが贅沢なのか分かりません。説明書きを直訳しているので、別の意味があるのかも知れません。 -
アンリ・マチス:ぜいたく、静けさと逸楽。
1904年。
これは分かるような気がします。金をまき散らすのが贅沢ではなく、こうゆう自然を享楽するのが贅沢なのでしょう。 -
アンリ・マチス:黒猫と少女。
1910年。 -
アンリ・マチス:装飾的な背景の前の人物像。
1926年。 -
アンリ・マチス:オレンジと裸婦。
1953年。 -
アンリ・マチス:窓際のヴァイオリン弾き。
1918年。 -
アンリ・マチス:王の悲しみ。
1952年。 -
アンリ・マチス:グレタ・プロツォルの肖像。
1916年。 -
アンリ・マチス:アトリエの画家。
1917年。 -
アンリ・マチス:オーギュスト・ペルラン2世。
1917年。 -
アンリ・マチス:ルーマニアのブラウス。
1940年。
マチスの絵の中で一番好きです。マチスの絵をこれだけまとめて観るのは初めてです。 -
展示室。
-
ナタリア・S・ゴンチャロヴァ(1881~1962):物を運ぶ女たち。
1911年。 -
ラウル・デュフィ(1877~1953):トゥルーヴィルのポスター。
1906年。
色彩の魔術師と云われ一応野獣派に分類される。 -
アンドレ・ドラン(1880~1954):タミーズの河岸。
1907年。
野獣派(フォーヴィスム)の指導者。 -
アンドレ・ドラン:2艘の小舟。
1906年。 -
ジョルジュ・ルオー(1871~1958):道化師。
1913年。
フォービズム(野獣派)の画家。 -
ジョルジュ・ルオー:傷ついた道化師。
1932年。 -
マルク・シャガール(1887~1985):ロシアとロバとその他のものに。
1911年。
変な題名ですが直訳するとこうなります。 -
マルク・シャガール:白い襟のベラ。
1917年。 -
アメデオ・モジリアーニ(1884~1920):ガストン・モド。
1918年。 -
ミカエル・ラリオノフ(1881~1964):秋。
1912年。
ロシア、アヴァンギャルドの画家。 -
ジョルジュ・ブラック(1882~1963):レスタック。
1906年。
ピカソと共にキュービスムの先駆者。 -
ジョルジュ・ブラック:レスタックの家々。
1906年。 -
ジョルジュ・ブラック(1882~1963):大きな裸婦。
1908年。 -
ジョルジュ・ブラック:ギターを持つ女。
1913年。 -
ジョルジュ・ブラック:テーブルクロスと脚付き器の上の果物。
1925年。 -
ジョルジュ・ブラック:ギターを持つ男。
1914年。 -
マリア・ブランシャール(1881~1932):ジャンヌ・ダルク。
1917年。 -
ゆったりした空間に少ない人。
-
パブロ・ピカソ(1881~1973):アルルカン。
1923年。
アルルカン:喜劇の道化役者。アルレッキーノ、ハーレクインとも。 -
パブロ・ピカソ:鳩と女。
1930年。 -
パブロ・ピカソ:ミューズ。
1935年。 -
パブロ・ピカソ:表敬奏楽/オーバード。
1942年。
朝、貴人とかやんごとない人の家の前で行われる奏楽のことのようです。 -
ワシリー・カンディンスキー(1866~1944):即興3.
1909年。
ロシア生まれ、ドイツで青騎士派を結成し活躍、フランスで没。抽象画の創始者と云われる。 -
ワシリー・カンディンスキー:灰色。
1919年。 -
ワシリー・カンディンスキー:赤い滲みのある絵。
1914年。 -
ワシリー・カンディンスキー:即興14。
1910年。 -
ワシリー・カンディンスキー:黒い弓で。
1912年。 -
ワシリー・カンディンスキー:コンポジション/創作9。
1936年。 -
ワシリー・カンディンスキー:規則的な堆積。
1938年。 -
ワシリー・カンディンスキー:とんがり、先端。
1928年。
カンディンスキーの絵をまとまって観るのはミュンヘンのレンバッハ美術館以来です。 -
ソニア・ドローネー(1885~1979):若いフィンランドの女。
1907年。 -
ポール・クレー(1879~1940):帆船のある港。
1937年。
クレーの絵は昨年スイス、ベルンのポール・クレー博物館でたっぷり見ました。 -
フランティシェク・クプカ(1871~1957):Jazz・hot NoⅡ。
1935年。
チェコの画家、カンディンスキーと共に抽象画の先駆者とされる。 -
ジョルジョ・デ・キリコ(1888~1978):Il Ritornante。帰還者?。
1918年。
イタリアの画家。 -
マックス・エルンスト(1891~1976)。
シュル・レアリスムの代表的画家。 -
クリスチャン・ショー(1894~1982):アノークールのジェノア伯爵。
1927年。 -
オットー・ディクス(1891~1969):ブリュッセルの鏡の部屋の思い出。
1920年。
鏡の部屋とはブリュッセルの売春宿のこと。
ドイツ、ダダイスムの画家。 -
草間弥生さんの作品もありました。
マイ・フラワー・ベッド。1962年。 -
ジョアン・ミロ(1893~1983):カタロニア人。
1925年。
スペイン、カタルーニャ出身。 -
ジョアン・ミロ:室内。
1923年。 -
キース・ファン・ドンゲン(1877~1968):マダム・ジェニー。
1923年。
オランダの画家。社会と風俗を写した官能的な肖像画を描く。 -
キース・ファン・ドンゲン(1877~1968):ニニ、フォーリー・ベルジュールの踊り子。
1908年。
今日はこれにて終了。ホテルに帰りぐったり。明日からはパリを離れブルターニュ地方を4泊5日で回ります。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
156