2017/05/25 - 2017/05/27
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てぶケロトラベラーさん
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二泊三日で、ずっと行きたかった青森へ。
青森駅のホテルに連泊し、電車とバスを活用して、
恐山・十和田市現代美術館・青森県立美術館・ワラッセに行きました。
旅行の計画を立てるのは好きなのですが、青森は公共交通機関が少なめなので、次の電車(バス)は何時に来るのかな…と調べたら。
えっ!!4時間後―――!?と驚いたり、スケジュールには結構悩みました。
天気予報を見て、この日はここに行くと決めていたら、出発二日前に天気が大きく変化。
それまで曇りと晴れ予報だったのに、曇りと雨に…。
土壇場で計画を立て直しました。
楽しみにしていた旅行だからショックだったけど、それなら雨じゃないと撮れない写真を撮ろう!と気持ちを切り替えて楽しんできました。結果的に一日目に関しては、晴れより恵まれた天気になりました☆
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝7時5分の飛行機で青森へ。
小牧空港から飛行機に乗るのは小学生の時以来です。
その時は両親に手を引かれて行ったので全然記憶にないのですが、そんなに広くないのでどこにいけばいいのか迷うことなく快適でした。
セントレア(中部国際空港)はそこそこ広いので、よく場所を間違えて、エスカレーターで無駄に上がったり下がったりしてしまうんですよね~ -
愛知は生憎の雨。
チケットを発券して、荷物を預けたら、なんと青森行の便は条件付き飛行だと言われました。青森空港上空に霧が出ていて、着陸できるか不明なのだそう。
着陸不可の場合はいわて花巻空港か、名古屋空港に戻ってくるそうで、
名古屋空港にUターンは勘弁してくださいと願いながら乗り込みました。
FDAはカラフルでかわいい!
行きの便はシルバー、帰りはイエローでした。
青森に着くと、確かに霧が出ていて視界が悪い。
大丈夫かなと心配になりましたが、無事に定刻通りに青森空港に着陸できました。
青森空港はこじんまりとしていて、荷物を受け取りって外に出ると、すぐにバスターミナルだったので、予定より1本早いバス(青森駅行き)に乗れました。 -
青森の旅、一日目は恐山に向かいます。
青森駅のコインロッカーにスーツケースを入れて、青い森鉄道に乗ります。
切符の買い方が分からなくて、駅員さんに尋ねるも、早口の津軽弁で上手く聞き取れなかった。でもジェスチャーであっちだよというのは分かったので、そちらで無事切符を購入。 -
恐山は下北半島にあるので、青森駅からはちょっと遠いです。
青森駅から50分ほど電車に揺られ、別の電車に乗り換えてまた50分くらい。
最寄の下北駅からはバスに乗って恐山へ。
バスは1日4本しかなくて、下北駅着の電車の時間に合わせてダイヤが組まれています。
電車もバスも本数が少ないため、タイミングが悪いとホームでの待機時間がかなり長くなってしまう道のりでしたが、青森空港のバスに早く乗れたため、乗換えの待ち時間もほとんどなく、予定よりずっと早く恐山に着けました。 -
車窓から見える、むつ湾に癒される。
わたしが恐山のことを知ったのは小学生の時に見たテレビ番組で。
あまりに現実感がなさすぎて、てっきり物語の中の架空の場所だと思っていました。
なので大人になってから青森のガイドブックで発見したときはかなり驚いて、
いつか行ってみたいとずっと思っていました。 -
下北駅から恐山まではバスで40分ほど。乗客は外国人観光客2名とわたしのみ。
町中でいくつかバス停を通り過ぎた後、山道に入ります。
青森空港に霧が出ていたので、恐山も霧だったら雰囲気があっていいなぁと期待していたのですが、山奥に進むにつれ霧が深くなっていき、ドキドキ。気持ちが昂ります。
バスの車内では恐山の歴史や、少し不気味さを感じる童謡が流れ始めます。
エンジン音にかき消され、ほとんど聞こえなかったんですけどね。 -
山道で一度「冷水」というバス停で停まります。
ここの湧水は飲めば若返りの効果があるのだそうです。
飲む勇気がなく手に触れただけでしたが、冷たくて気持ちよかったです。
霧がいい感じだなぁ~ -
霧の中に佇む「恐山」行きのバス。
わたし以外の乗客はバスを降りなかったので、パパッと写真を撮って車内に戻りました。
バスは山の奥へと道を進み、車内に鼻を刺激する硫黄臭が流れ込んできました。
これはなかなか強烈な匂いだなと思い始めた頃、ついに恐山に到着! -
さぁ、ケロはどこにいるでしょう!?
-
答えは、ここ!
俗世と霊界を隔てる三途の川と、朱塗りの太鼓橋!!
この橋は悪人には針の山に見えて、渡れないと言われています。
写真だとあまりそう感じないけど、この太鼓橋は意外と傾斜がきつかったです。
わたしのようにどんくさい人間は気を付けないと、滑り止めに足を引っかけてゴロンゴロンと転げ落ちそう。
そして派手に転がり落ちても、一人旅なので誰も助けてくれないので、これ以上ない慎重な足つきで渡りきりました。
怪我しなくてよかったけど、へっぴり腰で橋を渡る姿は、傍から見たら滑稽な様子だったに違いない。
ところで、この写真を撮っていたら、「えっ…!三途の川!?」と驚く声が後ろから聞こえたので、思わず振り向いたら、50代くらいの男性が呆然と立ち尽くしていました。
「あの、ここは一体…。どういう場所なんですか?」と不安そうに聞かれたので、
観光客じゃないのかな??と少し戸惑いながら「ここは恐山ですよ」と答えたところ、
「えーーーっ!!恐山!!!」とひどく動揺して、あたふた(゚ロ゚;))((;゚ロ゚)
その様子を何も言えないまま見守っていたのですが、
「どうしよ…。ろくに調べずに走ってたらこんなところに来ちゃった…」と消え入りそうな声で呟いたあと、車に乗り込み、あっという間に走り去って行きました。
ずいぶん悲壮感を漂わせていたけれど、一体どこへ向かおうとしていたんだろう。 -
霧の中に太鼓橋があるのが見えるでしょうか。
バスは恐山の入り口そばで降ろしてくれますが、「三途の川」は来る途中の道にポツンとあるので、通り過ぎてしまうんですよ。
なので前の写真は、バス停から来た道を戻って撮りました。
宇曽利山湖から流出する正津川のことを三途の川と呼びますが、この三途の川は恐山菩提寺から500mほどのところにあります。
500m…。近そうで遠い、この微妙な距離。 -
日本三大霊場の一つである「恐山」。
霊場とは神社・仏閣などの宗教施設やゆかりの地など、古来より信仰の対象となっている場所のことで、「恐山」はあの世にもっとも近い場所と言われています。
入山料500円を払って入山。
「無間地獄」「金堀り地獄」「賭博地獄」など、恐山には136の地獄があり、この地獄付近には亜硫酸ガスが充満しているために強い硫黄臭があります。
恐山はとにかく硫黄の匂いが立ち込めていますが、わたしは地獄の辺りよりも駐車場付近の方が匂いを強烈に感じました。
人によってはガスで頭痛や倦怠感を感じるそうなので、マスクを用意しておくといいと思います。 -
霧にけぶる、山門前のお地蔵様。
お地蔵様の下では、カラフルな風車が回っていました。 -
お地蔵様が身に着ける「赤」にはいろいろな解釈があります。
-
幼子を表す言葉の「赤ちゃん」や「赤ん坊」には赤が付くし、赤は太陽を表し、生命の起源を意味しています。とても興味深いと思いました。
-
もうこの時点で、ついに恐山に来れたんだなぁと胸がいっぱいですが、
これから先に進みたいと思います。 -
時間は正午頃ですが、平日なので人はあまりいませんでした。
-
霧が立ち込める恐山はとても神秘的な雰囲気でした。
視界不良になるほどの深い霧ではなかったですが、少し離れた先には何があるのか全く見えず、歩む道は後にも先にも誰もいない。
そんな中で風車が回る音だけが響くのは少し怖かったですが、それ以上に感慨深いものがあって、立ち去りがたかったです。 -
荒涼とした大地と、地面を踏みしめる足音だけが続く静かな世界。
そこに風が吹くたび、カラカラカラ…という風車の音があたりに響いて、まるで違う世界に迷い込んだような錯覚を覚えました。 -
恐山のあちこちにある風車は輪廻の象徴であり、お花の代わりに供えるのだそうです。
風車は恐山の売店で販売しています。 -
奥に見える山には靄がかかっている。
そして、あちこちに石が積まれた「賽の河原」。
1つ積み上げては父親のため、2つ積み上げては母親のため…。
幼くして亡くなった子どもが泣きながら石を積む、賽の河原のお話は胸が締め付けられますね。 -
水子供養のお地蔵様に手を合わせていたら、突然鐘の音が響いて驚きました。
一体どこから聞こえるんだろうとキョロキョロしたところ、極楽浜の鎮魂の鐘でした。 -
極楽浜の「震災慰霊塔」。両隣には鐘があります。
-
恐山には、故人の面影を偲ぶ多くの人々が訪れると聞きます。
わたしも亡くなった父や祖父を近くに感じられたらという気持ちをもって行きましたが、霊的なものは特に感じませんでした。
恐山は神秘的で美しくて、少し淋しくて、懐かしさを感じる不思議な場所でした。
想像とは少し違っていたけれど、ここに来れて本当によかったと思いました。 -
ここは「宇曽利山湖」という名前のカルデラ湖。
湖の水は強酸性で、淡い青色で限りなく透き通っていました。
強酸性のこの湖にいるのは、酸性に対応しているウグイという魚のみだだそうです。
奥の山には靄がかかっていて、湖面との境目を限りなく曖昧する。
下北半島では「人は死んだら山に行く」と言われています。
ここはきっと死者の魂が集まる場所。 -
風が吹くと一斉に音を立てて回る風車と、宇曽利山湖の現実離れした美しさ。
その極楽浄土を思わせる美しさから、海ではないけれど、この場所は「極楽浜」と呼ばれています。
4時間ほど恐山に滞在しましたが、この極楽浜にいる時間が一番長かったと思います。
一度腰を落ち着けると、この場所は心地よすぎて動けなくなってしまう。 -
耳に残るカラカラカラという風車の音は哀愁を誘う。
呼吸をするように、回ると止まるを繰り返す。まるで生きているみたいだと思いました。 -
さて、そろそろ休憩しようかな。
この日のカメラの装備は、カメラ2台(ミラーレスと一眼レフ)にレンズ6本。
それだけでも重いのに、移動が長いため時間つぶし用のiPadと、ペットボトル3本をリュックに入れて担いでいたので、もうヘトヘト…。
この日は朝4時台に起きてずっと活動しているので、さすがに疲労感を感じました。 -
疲れた体に甘いものがほしくて、恐山のお食事処でぜんざいを注文。
きっと疲れていたからでしょうね、見た瞬間、お餅がちくわに見えました。
ぜんざい、とても美味しかったですよ。
60代くらいの女性の店員さんが、注文時に、ミニバッグから除くケロの手足を不思議そうにじっと見ていらしたので、バッグから取り出して見せたところ、一瞬目を丸くしたあと、かわいいーー!!!と大興奮でした。
「手袋をしているカエルなので『てぶケロ』という名前なんです」と説明したら、
注文を厨房に伝えるために戻る間、ずっと「手袋をしているから、てぶケロ…てぶケロ…」と、忘れないように心に刻むように復唱されていて、きゅんとしました。
年齢的に自分の母親世代になりますが、かわいらしい方だなぁと温かい気持ちになりました。 -
口コミなどで、恐山の所要時間はよく1時間ほどと紹介されていますが、途中分かれ道があったりするので、隅から隅まで回るとなればこの時間では絶対足りないと思います。
わたしは4時間近くいたけれど、写真を撮りながらだったので、もう少しゆっくり滞在したかったと感じたくらい見応えがありました。 -
荒涼とした大地が続く地獄と、美しい白浜の極楽がある恐山は、とても不思議な場所でした。ここで感じとったことは多すぎて、頭がいっぱいになって苦しくなったほど。
さて、名残惜しいですが、これ以上長居すると青森駅に着く時間が遅くなってしまうので、恐山をあとにします。 -
行きと同じ経路で青森駅に戻ります。
青森駅に着いたのは20時くらいで、もうすっかり暗くなっていました。 -
お腹はすいたけど、お店に入ってゆっくり夕食を取る元気はない。。。
コインロッカーからスーツケースを回収してから、何を食べようかなと考えながら青森駅付近を歩きました。青森駅にある複合施設に、テイクアウトできる海鮮丼があったのでホタテとネギトロ丼を注文。
フードコートで食べましたが、これがものすごく美味しくて感動。
ホタテも新鮮で、ネギトロも口の中でとろける美味しさで、食べきるのが惜しかったです。
ホテルは「ホテルセレクトイン青森」。青森駅から徒歩10分くらいでした。
重いスーツケースとペットボトル・朝ご飯・お土産(お土産は初日に買う派です)が入った袋をぶら下げながらの移動だったので、一刻も早く部屋でくつろぎたいと、急ぎ足でホテルに向かいました。
部屋は狭めだったけれど、安いのでそこは仕方がない。
ただ水回りと空調の調整が出来ない(部屋が非常に寒い)のが、かなりのマイナスポイントで、もうここには泊まらないな~と思いました。
明日も早起きのため早めにベッドに入りましたが、恐山でいろいろ考えたことを頭の中で整理できず、興奮のためなかなか寝付けませんでした。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ひろさん 2017/06/21 22:15:51
- ハイキーと霧の雰囲気が素晴らしい!
- てぶケロトラベラーさん こんばんは!
恐山、実は私も今度青森に行ったら訪れてみたいと思っていたので
この旅行記とても参考になりました。
自分が訪れたらがっかりする霧に風景も
それを生かして素晴らしい雰囲気が伝わってきます。
ハイキーの使い方がホント上手いですね。
三途の川原であったおじさん
なんかやましい事があったのでしょうか?
自分も意図してなかった場所があそこだったらと思うと
思わずおじさんの気持ちがわかる気がします(笑)
青森の下北
自分が行くとしたら仏ヶ浦とセットで行きたいなと思いますが
次回以降の旅行記を見て考え方が変わるかもしれません。
続きの旅行記も楽しみにしています
PS今回の旅行記、コメントが多かったのでてぶケロさんの
思いがよく伝わってきましたよ。
一人旅って慣れている方ですか?
- てぶケロトラベラーさん からの返信 2017/06/22 22:21:42
- RE: ハイキーと霧の雰囲気が素晴らしい!
- ひろさん、こんばんわ!
旅行記見てくださってありがとうございます☆
ひろさんにとっても恐山は気になる場所なんですね〜!!
ガイドブックなどには載っていない情報をなるべく書こうと心がけていたので、
参考になったと聞いて嬉しく思いました(*´ω`*)
ほんとですか!霧の恐山とてもよかったのですが、わたしの写真で果たして雰囲気を伝えられるだろうか…と思っていたので、安心しました〜☆
霧なんて普段あまり見ることができないので、写真を撮るのがとても楽しかったです!!
うっかり恐山に辿り着いてしまったおじさんは、その後無事迷わず帰れたのかなと非常に気になりました。
意図せずに来てしまった人にとっては三途の川は恐怖だったでしょうね〜(笑)
仏ヶ浦いいですね!ここもとても行きたかったですが、今回は電車移動なので諦めました。
ひろさんが青森に行かれるならレンタカーでしょうし、せっかく下北半島に行くなら合わせて行きたいですよね♪
どうもありがとうございます(*^▽^*)
最近は4トラベルを更新していなくて、覗くこともほとんどなかったのですが、
青森の旅は久しぶりにしっかり文章を書きたいと感じた旅行でした。
恐山にいる間、そして帰ってからも、頭の中を断片的な言葉がたくさん溢れて、絶えず流れていったので、これをまとめて旅行記にしたいなと思っていました。
実は宿泊を伴う旅行で、最初から最後まで1人の旅は初めてなんですよ!
たいてい向こうに友達がいて一緒に遊んだり、遠方の人と現地集合・現地解散になることが多いので。
淋しくなったりするのかなと思っていましたが、3日間楽しくてたまらなかったです。
1人旅だと、誰かと行動するより周囲を注意深く観察できるし、鋭く感じ取ることができていいですね!
てぶケロトラベラー
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