ダイヤモンドに目が眩み…お宮さんを責めてはいけませんよ、貫一さん。今までで一番キョーレツな組み合わせの、２展覧会。

2017/06/14 - 2017/06/14

最近展覧会は安く入場券を買うようになって、１日に２つ行くことは減ったのだけれど、今回はこの組み合わせも面白いだろうと思って、出かけることにしました。
大阪と京都間の昼得切符で行こうと思ったので、京都の友達とは11時に京都駅で待ち合わせ、先に駅京都の河鍋暁斎展に行きます。東京で若者に大人気（草間彌生と河鍋暁斎）とネットか新聞かで見ていたので、期待していたのです。予想以上に、素晴らしい！もはや、浮世絵ではないです…動物・人物の動きを一瞬に切り取ったかのような、今にも動き出しそうな表現力。
その後が大変。食べる時間がゆっくり取れないから、駅の最上階のベンチで買っておいたサンドイッチを食べることにします。店に行って買う時間も、もったいないのです。ところが、食べかけていた京子さんのパンを、トンビか何かの鳥が、攫っていった！テレビで２週間ほど前に見たけれど、まさか京都駅で…私は帽子を被っていたから大丈夫だったのかな？ともかく、ケガはなくて良かったです。残りは、テレビで見た対策、日傘を広げて見えないように食べました。
急いでバスに乗ります。初めて待たずに乗ることが出来ました。
国立近代美術館に行って、ジュエリー展を見ていたけれど、長い行列ができていて全然前に進まないのです。誰かが、人のことを気にせずに、ゆーっくり見ているのでしょうか？３０分は待たされたように思います。
ところで、どちらの展覧会も、平日なのに人がいっぱいでした。ジュエリーは特に、若い女性がたくさん来ていました。
宝石を見ることはそれほどないけれど、伊勢の真珠島に行ったような気になるかと思ったら何の何の～～。頭がクラクラするほど、輝いているのです。貫一お宮の話ではないけれど、宝石に目が眩むってホントにあることなんだと悟りました。欲しいなんて思うような、小ぶりなのはあまり無いですけどね。ちょうど、３月に東京の庭園美術館で見た、並河靖之の七宝も少し展示してあって、充実していました。
帰りもバスに早く乗れて、昼得切符で帰ることが出来ました。今回は、行列がひどかったのか、宝石の煌めきに毒されたのか、珍しく疲れました…
ともかく、どちらも見応えがあったのは確かです。これほど対照的でワクワクする組み合わせの展覧会も、そう無いと感じました。「また一緒に展覧会に行きましょう」と別れて、次の展覧会の入場券を安く買おうと物色しています。
そうそう、この２つを観るときは、暁斎を先にすることをお勧めします。順番を逆にしていたら、ジュエリーだけにしたでしょう。それほど人の心を奪うのです～

エリア 下鴨・宝ヶ池・平安神宮(京都)

馬が走っている絵は、今にも走り出しそうでした。考えてみたら、昔は動いている動物の写真を撮るなんてできなかったのに、どうやって瞬間の絵を描いたのでしょう？どれも、写真を切り取ったような動き、それと構図の斬新さ。東京で人気があったのは、当然だと思いました。

どう見ても、マンガ本。昔の人も、マンガが好きだったのねと思いました。
それから、春画があったのには、ビックリ。小さいせいか、あんまりエロっぽく感じなかったけれど～（要するに、小さくてよく見えなかったのです）

「みんなの邪魔をして長く見ていたのは、男の人」って京子さんが言ってました。「土日祝日の行列は、この４倍近い」って学芸員の人が言ってました。
イランのファラ王妃のティアラのレプリカもありました。
展示方法も、面白かったです。裏から見ても、宝石でした！
どっちも、見て損はありません。スゴい体験をした気分になった１日でした。
旅行記をご覧いただき、ありがとうございます。