2017/04/08 - 2017/04/08
6位(同エリア62件中)
れいろんさん
この日は大移動の日。
4泊過ごしたサルタから、ボリビアとの国境の町ラ・キアカへ、400kmをバス移動します。
時刻表上の所要時間は7時間。南米らしい長いバス旅です。
・・・ところで、ホテルでのチェックアウトが問題でした。
なんと、「支払いするだけなのに1時間近くかかった」のです。もし、飛行機やバスの時間が迫っていたらと思うとぞっとします。
フロントスタッフが、請求・領収書の作成に習熟しておらず、この作成に20分以上かかったうえ、請求金額には外国人は支払わなくていいIVA(税金)を含んでいて、そのことを指摘すると、「なんで、外国人はIVAを払わなくていいのか。不公平だ」と言い出したのです。
そんなことは、自分の国の政府に言えば良いじゃん!
なんで宿泊客に向かって言うの?
自分の理解不足を客にぶつけるなんて、最低のホテルマンですよ。
更に機械の不備だとかでクレジットカードが使えなかず、現金で支払いする羽目に。
たまたま、支払可能な現金を持っていたからどうにかなりましたが、4泊分って結構な金額なので、場合によってはATMに走らなければならないところでした。
ああっ、朝から腹立たしい!
サルタの Hotel Regidor 駄目スタッフのいる、残念なホテルとして、私の記憶に残りました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
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Hotel Regidor の料金表、この金額にはIVA(21%)が含まれています。
アルゼンチンでは外国人(居留者をのぞく)がホテルに泊まる場合、パスポートの提示など一定の条件を満たせば、IVA(税金)を払う必要はありません。
(ウルグアイ、チリなども同じ)
アルゼンチンでは、Hotel Regidor以外のホテルでも、IVAの免除制度を良くわかっていなかったのですが、私がそのことを言うと「ああ、そうだ。申し訳ないね。」と、すぐ新しい請求書に書き直してくれました。・・・これが普通の対応ですよね。 -
では、旅行記スタートです。バスターミナルへはタクシーを利用しました。
バスの切符には氏名、証明書(パスポート)ナンバーや国籍がタイプされているんですが、私の国籍がアルゼンチンになっていたので、切符を購入した窓口で確認したら「それは大問題だ!」と言われてびっくりしましたが、単なる冗談だったようです。
「あはは、嘘だよ。まったく問題ないよ~」と言われたのですが、ボリビアの国境へ向かうこの路線、途中で荷物検査があるとか聞いていたので、ちょっと心配です。
バスの座席は2階の一番前でした。 -
2-2の座席の一番右側です。正面と右側の窓が「自分の窓」なので、嬉しいのですが、壁側が斜めに内側に入っているので少し狭いです。
そうそう、荷物を車腹に預ける際には、5ペソを支払い「預り券(荷物引換券)」をもらう必要がありました。 -
さてさて、出発~。
時刻表上の乗車時間は7時間ということですが、どうなりますか。
隣の席も女性だったので快適です。
左の2本は彼女の足、右の1本が私の足です。 -
バスは幹線を逸れて、こんな道を快調に進んでいきます。
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高い所にアンデスの山々が見えました。
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フフイ州に入ってちょっと大きなバスターミナルに停車。
乗客の乗り降りも多く、手作りのお菓子やエンパナーダなどを売る人もバスに乗ってくるなど、バス旅心をくすぐります。 -
車窓から町の風景を。
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あれっ、電線に球形の「藻」のようなものが。
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苔玉みたいですね。
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こちらの電線にはずらーっと並んでいます。
綺麗な球形になっていないものもありますね。 -
再び幹線に戻って、ぐんぐん北へ向かって・・・。
西側にはアンデスの山並が続いています。 -
サン・サルバドール・デ・フフイのバスターミナル。
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フフイ州の州都、サン・サルバドール・デ・フフイの町の郊外にある大きなバスターミナルです。
フフイはウマワカ渓谷観光の起点となる町です。ちょっと泊まってみたかった。 -
サン・サルバドール・デ・フフイのバスターミナルを発ったバスはウマワカ渓谷に入っていきます。
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この旅行でウマワカ渓谷を観光するのを楽しみにしていましたが、ツアーで寄ったプルママルカの町が、思いのほか「観光地」だったので、このバスで通過するだけで了としちゃいます。
バスは南下するグランデ川にを縫うように走って行きます。 -
このバスはプルママルカの町へは入って行かず、国道9号線沿いの「プルママルカ入口」(52号線との分岐)に止まりました。
ウマワカ渓谷を走るバスにはいろいろな会社のものがあるのですが、どこの町のどこに止まるか確認しておかないと、思いもよらない場所で降ろされてしまいますね。 -
沿道沿いに青空マーケットが広がっていました。
停留所はないのですが、降りる人、乗り込む人がいます。
フリーライド区間と言った感じなのでしょうか。 -
2階席からお店を撮影。
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ウマワカ渓谷と言えば、フォルクローレの名曲「花祭り(El Humahuaqueno)」。
大好きな歌なので、ウマワカ渓谷には思い入れがありました。
今、そこを走っているんですよ。 -
【Llegando esta el carnaval quebradeno, mi cholita,
Llegando esta el carnaval quebradeno, mi cholita.
Fiesta de la quebrada humahuaquena para cantar
Erke, charango y bombo carnavalito para bailar 】
スペイン語の歌詞ですが、アクセントはなし、ニャの音は「n」にしています。 -
この地域は崖がいくつもの色を見せてくれて楽しいです。
ところで、このバス。サービスの1つなのですが、映画が放映されているんです。
そのモニター(テレビ)が私の頭の上にあって、音が大音量で流されているんです。 -
しかも、映画が古代エジプトを舞台とした戦争スペクタルものらしく(頭上にあるので、私には見えない。)、怒号や悲鳴、砲撃の音、「ラーのために」という叫び・・・。うるさい・・・。
メキシコやチリのバスだと、音声はイヤホンで聞くシステムなのですが、このバスは違うんです。う~~ん、景色に集中できないなぁ。
写真はマイマラ村のバスストップ(国道上)付近です。 -
バスはティルカラの町に入っていきます。
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道も広く、思っていたより大きい町です。
背後の切り立った崖が印象的。 -
バスターミナルも各バス会社のブースが並んでいます。
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ブエノスアイレスへの直行便もあるのですね。
何時間かかるのだろう・・・。 -
ティルカラの町のそばには、プカラ(Pucara de Tilcara) 遺跡という、プレインカの遺跡があるという事で・・・
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プルママルカほどではありませんが、この町も少しツーリィスティックですね。
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お洒落な壁の建物はツーリストインフォメーションみたいです。
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ティルカラの町を出て、再び国道9号線を北上します。
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次に国道から逸れたのは、ウマワカ渓谷の町「ウマワカ」に寄る時でした。
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以前は鉄道の駅があったみたいですね。
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ウマワカの町のバスターミナルは、南欧風の建物です。
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沢山のツーリストと地元の人が各方面へのバスを待っています。
バスに乗り込んできた売り子さん(おばちゃん)から、エンパナーダ(3個入り、25ペソ)を買いました。
これと持っているジュース&果物で遅いお昼ご飯にします。 -
ウマワカ渓谷へのツアーはこの町で折り返すとのこと。
既に、標高は2900mを越えています。 -
ウマワカの町を後に、ラ・キアカに向けて・・・
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バスは広い大地をひたすら走り・・
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更に高度を上げていきます。
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空が大きくなり、
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河畔は高層湿原のような感じになりました。
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褶曲した地層が美しい山肌。
ここは、アスール パンパ (Azul Pampa)呼ばれているエリアなのだろうか? -
車窓から。
山肌の褶曲が面白くて撮った写真ですが・・・ -
汚れた窓越しなので、綺麗に写りませんでした。
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どこまでも、どこまでも道は続いて。
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舗装が切れて、砂利道を進むところもあります。
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ここは、アブラ・パンパ (Abra Pampa)の町のようです。
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アブラ・パンパ (Abra Pampa)の町の先から西に分岐する道があるのね。
リンコナダ (Rinconada)ってどんなところなの?
帰国後、Googleマップを眺めると、茶色の大地の中に小さな町が認められました。 -
終点のラ・キアカはまだまだ遠いようです。
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リャマに注意!
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国道9号線と電線、国道に沿ってつづく線路の跡。
全て真っ直ぐに伸びています。 -
道の左右は、高地らしい風景が続きます。
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そして、この沿線にはところどころ集落があるんです。
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リャマを飼っているのですね。
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ペルーやボリビアの風景のようですが、これもアルゼンチンの風景です。
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国道9号線に沿ってずーっと続いている線路。
かつて南米に張り巡らされていた鉄道網のほとんどが、利用されなくなってしまっていて、もったいないなぁと思います。
(まあ、北海道も同じなんですが。) -
「 pumahuasi 」と町の名前の看板。
舗装工事中なのね。5分ほど停止させられてしまいました。 -
pumahuasiの町にある駅舎のあと。
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標高が高くなって、空が近いです。
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再び舗装された道になって・・・
ずっと心配していた荷物検査ですが、ラ・キアカから南下するバスに対してのみ実施されるようです。
ボリビアからの適法ではない物品などをチェックするためなのでしょう。 -
ついに、大きな町が見えてきました。
ラ・キアカ(La Quiaca)の町の入口です。 -
サルタのバスターミナルから出てから8時間!!
長かったです。 -
ボリビアとの国境の町ラ・キアカに到着しました。
預け荷物を受取る時に、また5ペソ支払いました。
地元の人の大荷物は無料みたい・・・。(他のツーリストも支払わされていました。)
ほらねっ、このように外国人だけの料金だってあるんじゃん。
ホテル・レヒドールのレセプション・スタッフ、やっぱり馬鹿ですよ。 -
今日の宿はBooking.comで検索した「Hosteria MUNAY」。
サルタから予約を入れました。
暗くなる前に到着できて良かったです。 -
ツインルームのシングルユース、朝食付きで、768ペソです。
少々高めの価格設定ですが、安心して泊まりたかったので、口コミも参考に選びましたが、朝食がとても美味しく、オーナー夫妻がとても親切で良かったです。 -
部屋にはバス(シャワーのみ)、トイレ付です。
母屋(レセプション&朝食カフェ)でのWIFIは無料ですが、宿泊棟では入りません。
レセプションではいつでも熱いお茶を出してくれます。 -
部屋の窓からは、教会の塔が見えます。
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夕方の空ですが、まだ、明るいな。
水と果物を買っておきたいので、オーナーに近くのお店を尋ねたところ、「果物を買うなら市場に行ったらいいよ。まだ、あいているから」と。
暗くなりつつある中、市場に出かけ、黄桃とマンダリンなどを買ってきました。
帰路は真っ暗になってしまい、心細かったです。 -
「Hosteria MUNAY」は食堂がありません。
オーナーに教えてもらった「地元の人たちに評判のいい食堂」にやって来ました。 -
アンデス風のお洒落な店内です。
ビール(35ペソ)と夜定食を注文しました。 -
スープとメインで70ペソ。安いです。
メインは鳥のローストとフライドポテトを選びました。
まず、メインが来て・・・ -
次にスープ。
ボリビアで地元食堂に入った時もこの順番で供されました。
骨付き肉とジャガイモが入ったスープはボリュームがありました。 -
食堂の名前は「LA COYITA」なのね。
庶民的で良かったですが、WIFIはありません。
向かいのホテル&レストランのシグナルが入るので、WIFIを使いたい人はそちらに行った方がいいかもしれません。 -
お料理は安く美味しく、お店の人も親切で満足満足。
この建物は警察署です。 -
夜の町の様子です。
国境の町ということで治安を心配していましたが、ラ・キアカは静かで平和な感じでした。 -
ああ、長い一日だった。
ベッドの上で思いっきり体を伸ばしたい。
ところが、この夜、私は一睡もできなかったのです。
それは、何故 ? → 続く。
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この旅行記へのコメント (4)
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- ムロろ~んさん 2017/07/14 20:07:23
- 特等席(^_-)-☆
- れいろんさん
こんばんは、ムロろ〜んです。
ボリビアとの国境の街へ行かれた旅行記を拝見しました。
バスの特等席に座れて羨ましいなぁって思いました。
眺めも良いし、前の席にリクライニングされないし、特等席じゃないですか(^_-)-☆。
眺めも日本では見られない風景を思う存分みられるので羨ましいなぁって思ったんです。
でも何時間か経つと私の場合飽きちゃうせいか、寝ちゃうことが多くて(^_^;)。
もちろん海外に来ているので風景を眺めたい気持ちもあるのですが…、疲れちゃうのです。
れいろんさん、ずっと起きていたのかなぁって思ったんです(^_-)-☆。
ムロろ〜ん(-人-)
- れいろんさん からの返信 2017/07/18 15:54:06
- RE: 特等席(^_-)-☆
- ムロろ〜んさん、こんにちは!
メッセージをいただいていながら、返信が大変遅くなりました。
申し訳ありません。
バスの2階席の一番前。本当にラッキーでした。
ムロたんが言ってくれたように「特等席」でしたよ。
北に向かうので、太陽を正面から受ける時間は、暑くてちょっときつかったのですが、車窓の眺めを堪能できたので満足!!
どうしても、南米はバスでの移動が中心になるのですが、このバスにはお湯と水のサーバーもついていたし、当然トイレもありました。
舗装してある道を走行している時は安定しているし、ストレスも少なかったです。
私も電車やバス、いつも寝てしまうことが多いのですが、この日はずーっと外をみていました。飽きることはなかったです。
れいろん
-
- ガブリエラさん 2017/07/07 14:20:43
- 続きが気になって・・・・・\(◎o◎)/!
- れいろんさん☆
こんにちは♪
私が大好きなバスの車窓を楽しむ旅♪
楽しく拝見しています!
バスって、一番歩いてるのに近い場所を走ってるので、なんだか好きなんですよ〜(*^_^*)
国内で移動する時も、まず「バスないかな?」って調べちゃいます♪
しかも、一番前って、特等席ですよね〜ヽ(^o^)丿
お隣も、女性でよかったですね♪
だがしかし!
ホテルは、ちょっとひどいですよね(>_<)
チェックアウトに1時間\(◎o◎)/!
聞いたことないです・・・。
しかも、れいろんさんのせいではないのに、外国人だけ免税されることへの不満をぶつけるなんて!!!
不満を言う前に、まずチェックアウトや請求書の作り方を勉強しなさい!って言いたくなりますね・・・。
最後・・・続きが気になって、私が眠れません(笑)。
アップ、待ち遠しいです!!!
ガブ(^_^)v
- れいろんさん からの返信 2017/07/08 19:21:09
- RE: 続きが気になって・・・・・\(◎o◎)/!
- ガブちゃん、こんにちは。
おっ、良いことを言いますね。
「バスって、一番歩いてるのに近い場所を走ってる」、その通りですよね。
町の中を走っている時は、生活も垣間見れて楽しいです。
と、言っても、8時間はきつかったです。もう、年なので。
この日のサルタのホテルのチェックアウトは最低でしたね。
時間がかかるだろうと思って、かなり早めに申し出たのですが・・・
アルゼンチンには、ホテルの請求・領収書に、身分証明書番号を書く必要があるのですが、くだんのレセプショニスタは「パスポートのどの部分がパスポート番号」かわからない。
更に、旅行記に書いたように税の制度を知らないし、自分が間違っているのが恥ずかしいのか、私に不満を言う・・・。
今まで他の外国人の支払いはどうしていたのかと不思議です。
ラ・キアカは標高が3400mを越えるので、高山病になっちゃいました。
ほとんど眠れないし、頭も痛くなってしまって辛かったです。
れいろん
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