メッシの故郷ロサリオでワールドカップ決勝アルゼンチン対フランス戦観戦

2022/12/18 - 2022/12/19

グループリーグから順調に勝ち上がったワールドカップのアルゼンチン代表。ほぼすべての試合をブエノスアイレスのパプリックビューイング会場で見続けたのでちょっと飽きてきて、決勝戦は場所を変えてメッシの故郷ロサリオに移動。初めて訪れた街で勝手がわからず試合自体はあまり追えませんでしたが、熱狂的な人々の反応や祝勝ムードは十分に感じることができました。

エリア その他の都市(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩

決勝戦の朝。４時起きです。

６時ブエノスアイレス発のバスで移動します。車内は冷房がききまくっていました。

ロサリオまでは所要４時間。

途中に大きな町はないので大草原の中を走ります。道はほぼ真っすぐでした。

ロサリオの街に入ったところ。アルゼンチンで３番目に大きな街ですが思ったより都会じゃなさそう。

ロサリオのバスターミナルは白亜の美しい建物でした。タクシーがなかなか来なくてやきもきした。ドライバーさんたちも決勝観戦モードに入りつつありました。

ロサリオ バスターミナル バス系

セントロまで行く他の客と相乗りしてホテルに到着。荷物を置かせてもらえるのは事前に確認していましたが、結局部屋に通してくれました。ありがたい。

Hotel Casa Allegra Art Suites ホテル

ホテルの人に、裏の通りで大きなテレビがあってみんなで観戦できるよと教えてもらったのですが、大きなレストランでした。青空の下で見たいのだ。新聞記事で調べた独立公園のパブリックビューイングに向かいます。

が、行っては見たものの公園への人の流れもなく、放送のアナウンスも聞こえて来ませんでした。ガセか。そこら辺のレストランで見るのもどうかと思うので、パラナ川沿いの国旗のモニュメントを目指します。

ときどききれいな建物が現れます。いい天気で日差しがブエノスアイレスよりも2割増しですが、ギリギリセーフな暑さ。

歩きながらスマホで戦況をチェック。メッシの１点目は人気のない街路で。あちこちから歓声が聞こえてきます。

モニュメントが見えてきたところでディ・マリアの２点目が。バルコニーに出て雄叫びを上げる親子も。優勝が見えてきました。

歴史的国旗記念塔 モニュメント・記念碑

歓声のする方へ歩いていきます。食べ物や応援グッズを売る屋台が並んでいます。

放送局のモニタで観戦する男たち。

オープンテラスのレストランに大きなテレビが２台あって人が集まっていました。ちょっと見づらいけどよしとしましょう。

いい天気です。青空の下で歓喜の瞬間を見届けたい。このまま勝って終わってほしい。

ハーフタイムに入りました。

近くのアパートのメッシの壁画。お願いしますお願いします。

放送局の中継車が並びます。

パラナ川。

チョリの屋台。そういえば朝から何も食べていない。

写真はほとんど動画からの切り取りなのですが、流し撮りしてるといろいろな人がカメラに映ってきました。

ブエノスアイレスで見てたときよりもくだけた雰囲気だったのは、パブリックビューイング会場じゃなかったのでアルコールOKだからか。

より観戦しやすいポジョションを求めてうろうろ。

もう一台のテレビがあちらに。

さて後半戦。勝ってはいるものの相手はフランスで気が気じゃありません。はよ終われー、の声があちこちから。

紙吹雪タイム。

紙吹雪タイムその２。

砂煙が上がるほどの応援。

そして延長戦へ。やめてくれー。

ジェットコースターのような試合展開に合わせてか、空もときどき曇ったり。

エムバペの反撃で静まるオーディエンス。相手にやられたとき、あー、とかうわー、とか決して言わないアルゼンチンの人たち。ひたすらシーンと塩反応なのです。

メッシの３点目。これで決まりだろうと思ったら、

エムバペ３点目。その場を離れる人も。

そしてとうとうPK戦。

キーパーのディブ君の神セーブで沸き、

アルゼンチンがゴールを決めて沸き、

これを決めれば優勝。

そして歓喜の瞬間へ。

ひとしきり喜びを爆発させたあと、続々と国旗モニュメントへ向かう人々。はじめは小さなグループそれぞれに喜んでいたのですが、モニュメントのもとに集結して、ついには歌声が一つになるまでの一連の流れは神がかっていました。

それまでアルゼンチン戦は16時からの開始が多くて試合が終わる頃には日が傾きかけていたのですが、決勝戦は白昼。よく晴れた青空の下での祝勝がアルゼンチンらしい。

とりあえず高いところに登る人たち。幸い亡くなった人はいないようですが、けが人は国内で何十人もいました。

セントロの方から続々と人が集まってきます。

神殿式の門。石造りでファサードの質感がドイツっぽい。

戦士たちへの奉燈。

このブリッジを渡って続々と人々が広場に集まってきます。

さらに人でいっぱいな広場。

記念撮影。前回の優勝を知らない世代ですね。

いったんホテルに戻って、動画から写真に変えようと思ったのですが、やっぱり動画のほうがおもしろいのでそのまま撮り続けます。5月25日広場。

門の前まで人でいっぱい。

アルゼンチンで写真を撮ってるとあるある。俺たちの写真を撮ってくれー、と言って撮るとご満悦でそのまま立ち去ってしまう。後で送ってくれとかSNS交換とかもなし。

あちこちで歌ったり踊ったり。

ちびメッシくん泡だらけ。このちょっといい香りのする泡スプレーが大会期間中あちこちで売られていました。

いきったおにーちゃんたちはとにかく脱ぎます。

ふり返るとこんなかんじ。

門のなかでは人々の声が響きます。

降りていきたいんですがもうすき間がありません。メッカの巡礼が思い浮かびました。またまたホテルに戻ります。レストランもカフェもほとんど閉まっていたので、開いているスーパーを見つけてとりあえずお腹に入れるものを手に入れました。

夕暮れ時になってまたまた帰ってきました。ちょっと人が減ったか。今度こそ広場に下りてみたい。

大合唱。アルゼンチンのナショナルチームの応援歌は何パターンかあるのですが、この大会にあわせて作られた La Mosca の Muchachos, Ahora Nos Volvimos a Ilusionar がいちばんメジャーでした。

今度はなんとか下りられました。動画を見返すとよくあんなところにとびこんで行ったなと思いますが楽しかった。

パラナ川のほとりまで行き着いたところで小さな花火が上がりました。

歓喜の歌声は夜遅くまで続きました。

スポーツなので勝ったり負けたりはあるのですが、今大会だけは途中で負けたけど健闘しましたではどうしてもおさまらないメッシのためのアルゼンチンのワールドカップ。最後勝って終わってほんとうによかった。

翌日。帰りのバスは予約していなかったので、思いつくまま街歩き。ホテルには朝食がついてなかったのでカフェを探しがてら。

ロベルト・フォンタナロッサ文化センター。

通りの角ごとにゴージャスな建物が。

５月２５日広場ふたたび。

広場に面して立っているロザリオのカテドラル。

今日は月曜日。昨日あんなに人が集まって大騒ぎしていたのが嘘のようです。

ゴミが目立ちます。清掃作業はこれから。

決勝戦前には数十メートルの大きな代表ユニフォームがつられていたのをニュースで見たのでそれを見に来たのですが、昨日の時点でもうありませんでした。

歴史的国旗記念塔 モニュメント・記念碑

タクシーでバスターミナルへ。ブエノスアイレス行きは頻繁に運行しています。

ロサリオ バスターミナル バス系

クリスマス仕様のターミナル。再び４時間のバス旅です。昨日の往路とは違って車内の冷房はそれほどでもありませんでした。