前川國男とミュシャに会いに行く

2017/05/21 - 2017/05/22

新国立美術館で開催されている ミュシャ展　知っている人も知らない人も絶対見に行くべきだろう　という言葉に心が動いた
ミュシャは特に好きな方ではない　画家というより挿絵とかきれいなポスター画家のイメージ
見ないと分からないし　行ってみよう！　 久々にひとりで１泊２日で行ってきました

５月２１日
（飛行機）仙台空港→成田空港→（JR）東京→武蔵小金井駅（バス）→江戸東京たてもの園

レム六本木泊

５月２２日
新国立美術館
六本木→大門→成田空港→仙台空港

エリア 東京

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: ANAグループ JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

急に決めた旅行

なぜか 飛行機を予約してしまいました

移動には結構時間がかかった

仙台空港を8:05に出発して武蔵小金井駅には12時30分少し前に着きました

武蔵小金井駅 北口

ここから 西武バスに乗り小金井公園西口で下車します

歩いて5分で江戸東京たてもの園に着きます

ビジターセンターです

光華殿を改装して使用しています

入場料は大人 400円

チケット売り場の左側にはコインの戻ってくるコインロッカーがあります

江戸東京たてもの園 美術館・博物館

見学前に 東ゾーンにある 食べ物処 蔵 で昼食です

江戸東京たてもの園 美術館・博物館

人気の日替わり弁当とあいもりうどんは売り切れです

店内には 陶器や蜂蜜などが販売されています

この日 30度を超える暑さだったけど

前回 美味しいと記憶していたので かき揚げうどんにしたのですが

ちょっと 違った

まずはセンターゾーンの前川國男邸へ

ここへ来るのは3回目です

前川國男氏の建築は 好きです

江戸東京たてもの園 美術館・博物館

玄関を入ったところ

前方には書斎が見えます

左側の特徴のある扉の向こう側が居間です

吹き抜けの居間

前川國男氏の写真

犬を飼っていたらしく 床が傷だらけで

現在あるものとは違うらしい

応接セット

居間からの眺め

昭和17年に建てられた

戦時下で物資のない時代 30坪程の住宅ですがゆったりとしています

書斎

この部屋に何があるのか 4人程いて ずっと撮影している

書斎側にあるトイレ

寝室手前にある バスルーム

台所

寝室

寝室から台所を見る

居間から 特徴のある扉を見る

前に来た時はゆっくり見れましたが

今回は 絶えず 見学者が何組かいて 写真を撮っています

外からの眺め

13:30から ボランティア ガイドの無料案内があります

集合場所のビジターセンター前のエントランスホールへ行きます

案内してくださったボランティアの方は 超ベテランの小泉さん

10人程のご一行

途中で抜けるのもOKです

江戸東京たてもの園 美術館・博物館

センターゾーンからご案内

ここが デ・ラランデ邸

所有者が何回か変わり 最終的にカルピスの創業者三島氏が住まわれていたそうです

なので ここのカフェのメニューにミルクカルピスがあります

西ゾーン

八王子千人同心組頭の家

式台付きの玄関があります

火入れ

ボランティアさんのお仕事だそうです

茅葺き屋根の建物には必要なのですね

藁葺き屋根の庇が美しい

なんか ステキです

センターゾーンにある 旧自証院霊屋

休日のお天気の良い日には 扉を開けるのだそうです

今日も開いていました

高橋是清邸 西川家別邸 会水庵 はつながって建っています

三井八郎右衛門邸に比べると 質素ですが こちらの方が好きです

東ゾーン

消防署の望楼上部

村上精華堂

化粧品店

イオニア式の柱でモダンです

鍵屋という 居酒屋さん

店内にはお品書きも

子宝湯です

お寺のような建物で 贅沢な作りです

昔の銭湯に こんな籠 ありましたよ

使ったことあるある

懐かしい 缶詰が並んでいます

ここは 小寺醤油店だったかな？

五右衛門風呂

万徳旅館の内部

大和屋本店

乾物屋さん

東ゾーンのここら辺は 看板建築が多いです

武居三省堂

文具店です

千と千尋の神隠しのモデルと言われている 引き出し

三省堂の名前は論語からとったのだそうです

丸二商店

荒物屋さん

銅が使われて いい感じに緑色です

ガイド案内はここでおしまい

少しオーバーして約1時間20分でした

万世橋交番

中に 小さな宿直室もあります

皇居正門石橋飾電燈

伊達家の門 左側に番所もありました

道に敷いてあるレンガにレンガ製造会社名が付いています

高橋是清邸

2階へ

ガラスの切り方がモダン

ガラスのゆらぎも眺めを素敵にしてくれます

畳に目がいく

長いよ

ここにいた ボランティアさんが 床の間の中で 畳を切ってはいけないのだと

説明してくれました

畳の縁も

柄合わせしています

素晴らしい

滞在2時間30分
全部を見るとしたら 3時間くらい 必要だと思います
全部で30邸 7haあります 設計者が分かっている建築は3邸（前川國男邸とデ・ラランデ邸と小出邸）
ミュージアムショップを覗いて 帰ります

今日宿泊するレム六本木

六本木駅から徒歩1分 新しいホテルです

レム六本木 宿・ホテル

室内に飲み物を置いていないので

ここから選んでと言われる

シングルルーム ベッドは日本ベッド

ベッドの隣にマッサージチェアーがあります

わーい 足がパンパンでした

洗面 シャワー室 ガラス張りで 広く感じます

朝食は1800円です

パンもシリアルも一般的なものはあります

魅力的に見えないのは私のチョイスが悪いだけです

美味しいですよ

スイーツ コーナー

美味しそうに見えるでしょうか

翌日 ミュシャ展へ
チケットは事前にネットで購入済み
ホテルから徒歩で10分くらいだったので
9時20分頃には着きました

新国立美術館 博物館・美術館・ギャラリー

すでに チケット売り場に行列
草加彌生展 とミュシャ展の入場を待つ列もそれぞれできていました
それでも 50番目くらいにいたと思います
スタッフが 今日は混雑が予想されるので早目に開場しますとアナウンス

ネットのアドバイスを参考に
中に入って 音声ガイドをお願いし
まずは 写真の撮れるブースで 写真を撮り
そして お土産ショップへ行き 図録等を購入してから回りました

撮影OKのブース

絵の大きさが分かると思います

ロシアの奴隷制度廃止

パトロンの要請で描いたそうです

スラブ菩提樹の下でおこなわれているオムラジナ会の誓い

オムラジナとは愛国心に燃える団体だそうです

左側に描かれている男性が右手を挙げる仕草がナチスの敬礼に似ていたので

問題になったそうです

プラハ市に寄贈されましたが 右側の二人の人物は絵の具が塗られず未完成です

ミュシャの息子イジーがモデルだとされている

ミュシャの娘ヤロスラヴァがモデル

イヴァンツェの兄弟団学校

じっと見つめるこのパターン 多いですよね

若者は 若い頃のミュシャだそうです

聖アスト山

天使

スラヴ民族の賛歌

ミュージアムショップで売られていた 複製画 けっこう売れています

ショップの会計に並ぶ列です

入場を待つ人

草加彌生展も見れたらと思っていましたが この列を見て

諦めました

東京は暑かった

この旅行記へのコメント （6）

• ぐれーぷふるーつさん 2017/06/28 09:05:04

  江戸東京たてもの園

  アタムさんの旅行記をみて、
  
  江戸東京たてもの園に行ってみたくなりました。
  
  建物があるだけ、という認識でしたが、
  
  前川国男邸を見てみたくなりました。
  
  ミュシャは私も行きましたが、圧倒されました。
  
  そしてこの人は天才だともいました。
  
  

  アタムさん からの返信 2017/06/28 14:51:19

  RE: 江戸東京たてもの園

  ぐれーぷふるーつさん
  旅行記を見ていただき ありがとうございます
  交通は少し不便ですが 是非行って見てください
  好みもあるでしょうけど
  前川邸は華美な装飾はなく さっぱりしていて センスがあり大人っぽい
  落ち着く空間を感じます
  わたしは これだけを見に 行っても惜しくないのです
  
  
  アタム

• Minty Pinkさん 2017/06/11 17:28:09

  ミュシャ展、行きたかったです。

  はじめまして。
  
  　大型連休に、『バベルの塔展』との組み合わせを迷った末、『大エルミタージュ展』の方にしてしまったのですが、ぶらぶら美術館を見て「あ〜！ミュシャにすれば良かったー！」と後悔の嵐。（エルミタージュ展も良かったですけどね。）その後はもう休みらしい休みもなく、『スラヴ叙事詩』はおうちに帰ってしまいました。（巡回じゃないですよね？）
  　なんと、写真撮影可のスペースもあったのですね。よいものを見せていただきました。ありがとうございました。
  

  アタムさん からの返信 2017/06/11 18:21:07

  RE: ミュシャ展、行きたかったです。

  Minty Pinkさん
  こんにちは
  人が多いのは予測していましたが それ以上でした
  改めて ミュシャのファンの多さを実感しました
  絵画の写真が撮れるのは 良かったです
  図録と違って 斜めから見た感じも記録できましたし
  Minty Pink さんの美術鑑賞の旅行記を楽しく拝見させていただいています
  これからもよろしくお願いします

• わんぱく大将さん 2017/06/02 01:30:17

  いいもの見て来られましたね

  アタムさん
  
  この実行力、いいですね。おかげでいいものを見て来られましたね。
  昔の日本建築って、やはり湿気を念頭においてるのか、風が通るように、窓がどこも大きいですね。　ミシャ展、この人の多さにはまいります〜。
  
  　大将

  アタムさん からの返信 2017/06/02 15:42:41

  RE: いいもの見て来られましたね

  わんぱく大将さん
  
  本当ですね
  方角、日当たりと景色も考えていますよね
  木造もまた 良いものだと思いました