2017/04/28 - 2017/05/08
8位(同エリア87件中)
ハンマークラヴィーアさん
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今年のギリシャ旅行で最後に訪れた年は、ギリシャ第2の人口を擁する都市テッサロニキ。
この街は、何度かギリシャが誇るテオ・アンゲロプロス監督の映画で登場したことがあると記憶しています。
街の人もあんな感じで無口なのかな~と想像していたら、実ににぎやかな大都市でした。
たった一泊しかしなかったのが、本当に残念なくらい居心地がいい街でした。
関心のある方は、イスタンブールを経由してギリシャ発着便のどちらかに上手く組み込んでみると、きっと思い出深い旅になりますよ~
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エクスペディア
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-
午後5時前、テッサロニキ・マケドニア国際空港へ到着。
ターンテーブルから荷物をとり忘れてゲートをくぐった後、思い出して中へ戻ろうとすると「ヲイコラ待たんか!」と止められてしまいました。当然か。 -
無事荷物を回収してバスを待つの図。
市内へは78番のバスで2ユーロです。 -
国内を移動する人もたくさんいますね。
日本で言うと大阪的ポジションですからね。 -
アナウンスされるバス停の名前がイマイチよくわからんので、グーグルマップを頼りに下車。
中心部っぽいですね。 -
テッサロニキのセンター街、アリストテルス広場。
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なるほど待ち合わせ場所、憩いの場所として大人気なわけです。
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老若男女たまってます。
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すぐ目の前が海って言うのがいいですね。
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この辺は、めぼしいホテルがだいたい徒歩圏内という使い勝手の良いエリアです。
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今回お世話になるカラーズ・セントラル・ラダディカ。
エクスペディアで予約。
スタッフの感じも内装も凄く好みなんですが、エアコンがないのと、すぐ真下が超ウルトラド級の繁華街で午前3時ごろまで笑い声が聞こえてくるのがちょっとネックかな・・ -
日の高いうちに行ってみよう!と思って足をのばしたテルマイコス湾。
恋人たちの憩いの場所。
聞こえてくるのは9割方ギリシャ語。 -
10代くらいの子たちが思い思いに遊んでいます。
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波が穏やかで、いつまでも時間を忘れてだべっていたい感じ。
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ちなみに夜一人で来るのはやめた方がいいでしょう。
まったく危険な感じはないんですが、そこかしこでエナジーほとばしる若鶏たちがアハンウフンしてます。
ギリシャ人って世界で一番スキンシップが好きな国民とどこかで読んだような気が・・・ -
この時点でだいたい午後6時半ごろ。
遠出をする気はないので、テルマイコス湾をぐるっと回ってホワイトタワーへと。 -
一人で入っていくのは多少気が引けます。
日が高いうちに、ワインやビールを傾けながら湾をオカズに一杯やるのが最高ではないですか。 -
テルマイコス湾をてくてく歩いてくと、見えました。テッサロニキのシンボル、ホワイトタワー。
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テッサロニキ版、巨大な「ハチ公前」状態?
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ヴェネツィア人が築造し、オスマントルコ支配時代に牢獄として使われていたという、ギリシャにつきものの歴史を背負った建物。
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入場は4ユーロ。中はすっかり観光シンボルとして修繕を重ねています。
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テッサロニキの歴史絵巻もあり。
読んでる人はあまりいませんが・・・・ -
この時間に来ると、光の加減で見晴らしも実にいいんです。
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夕陽に照らされたテルマイコス湾とテッサロニキの街並み。
午後7時半くらいです。感覚狂いますね・・・ -
この夕陽は観光客を惹きつけずにはおかないでしょう。
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イベント船のような船も止まっています。
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この辺りは、確か映画「霧の中の風景」で巨大な手が海中から引き上げられるカットの背景でしたかね・・・
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トルコから近代ギリシャへの変遷に興味があれば、展示物もゆっくり見て言ってください。
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この地を訪れた以上ご挨拶はしておかないといけません。
尊敬する政治家の一人であるマケドニア出身のアレクサンダー大先生。 -
ホテルのスタッフに「おすすめのレストランあります?」と聞くと3つ教えてくれました。
「ここはスゴイぞ。ゴチソウしかないんだ」と語っていた、フルッティ・ディ・マーレ。 -
いろいろな料理がありますが、伝統的なギリシャ料理というよりは、地中海料理という括りがしっくりくるかもしれません。
何と、メニューで1人前コースというのをハッケン。
試しに頼んでみることに。 -
スープとサラダ。
口にしてビックリ。日本だったら5000円くらい取られるんじゃない?というくらい、コクのある魚のスープ。 -
サラダも野菜の歯ごたえ、ドレッシングともに文句なし。
特筆すべきはメインの魚のフライと米粒型パスタ。
焼き加減、味付けともサイコー。
量がやや少ないせいもありますが、ギリシャに来て初めて「もっと食べたい!」と思わせるディナー。
日本だったら1万円くらいとられそうな味でした。
(主観なので、期待ハズレでも怒らないで下さい笑)
会計はグラスワインとビールを入れてチップ込で21ユーロ。 -
ホテルでもらった割引券があったので、系列のカラーズホテル1Fのバーで食後の1杯を。
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飲み足りないな~と思ったのでもう1軒行こうかなと思ったのですが、昼に食べ残したパンが大量にあったので、ビールとワインをもってテルマイコス湾へ。
暗闇の中でラブラブビームがさく裂していました。 -
突如道路でバイクの爆音が鳴り、けたたましいサイレンを鳴らしてパトカーが出動。
港内で楽しんでいた若い子たちが嬌声を上げます。
あれ、暴走族ってギリシャにもいるのかな? -
道路はあっという間に大渋滞。クラクションの嵐。
この合間を花火をもった若者たちが大合唱。 -
渋滞でイライラしてクラクション鳴らしてるのかと思ってよく聞いたら、車が鳴らすクラクションはすべてファンファーレになってます。
すれ違う観光客に聞いたら、クラブチームかギリシャ代表かが何かのスポーツ(たぶんサッカー。よく知らんので・・・)で何年かぶりに優勝したらしい。
道理で・・・ -
先ほど出動したパトカーはいちおー道路中央に陣取ってますが、クラクションに対してクラクションでファンファーレ鳴らしたり、花火もって合唱する若者に爆笑しながらさらにあおったりしてヤリタイ放題。(笑)
そういえば、地元球団が何十年かぶりに優勝した時も町が狂乱状態になったのを思い出しました。
思わぬとこでギリシャ人の面白い一面を見たような気がしました。 -
翌朝。昨夜のなんかのメデタイイベントのせいか、外は4時ごろまで人がワイワイバールにたむろってました。
ホテルに朝飯はないので、近くのカフェへ行ってとりあえず朝食を。
テッサロニキといえば、余裕があれば食べてほしい。有名なペイストリーがあります。
「ツレキ」と「ムポウガッツァ」(だったと思う)
ツレキは5ユーロくらいで「ムチャだろ」というぐらいバカデカイチョコレートパンが来ます。
「ムポウガッツァ」はクリームの詰まった小型のパイ。アツアツをグリークコーヒーダブルと合わせてどうぞ。
写真は取りあえず第一弾としてシンプルにオリジナルペイストリーを。 -
アリストテルス広場。運動会をしていました。
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今日は正真正銘、ギリシャをあとにする日。
テッサロニキから日帰りで行ける可能性があるのは、ペラの遺跡かヴェルギナの遺跡。
どちらもバスを乗り継いでいくので、国際線押したら怖いなーというのと、もう遺跡は十分見たよな・・と思ったので、ここは無難に街歩きを楽しむことに。
10ユーロでホップインバスツアーがあるので、オープンエアで街を観光。 -
このバス、使い勝手はあまりよくないです。
止まる場所は事前に決まってますが、乗り場が凄くわかりにくい。
一度降りると、次に来るバスは40分~1時間後というのもネック。
降りて観光した場所がイマイチだった場合、時間をつぶすのがちょっとメンドー。 -
止まる場所は、有名な観光スポットばかりです。
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テッサロニキはこういう街並みが多いですね。
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有名なスポットまでの距離と、消費カロリー目安まで書いてくれています。
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最初に降りたのは、シティツアーバスが停まる地点でもっとも北にあるビザンティン帝国時代の城壁。
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高さは思ったほどはないですね。
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城壁はもちろん車でくぐれます。
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城壁の裏側は普通に民家。
この辺は、どこでもありがちなんですかね。
観光客エリアを過ぎたら普通に生活空間が広がっているという。 -
ここにも簡易カフェがあります。
人の集まるところ、カフェありといった感じです。 -
ここから見えるテルマイコス湾もなかなか雰囲気があります。
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ギリシャ人の修学旅行?遠足?風景。
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城壁は思ったほどの高さはなかったです。
とはいえビザンティン帝国時代の面影を残した貴重な文化遺産。 -
城壁は、結構広い範囲に残っています。
じっくり見たい人は、30分くらいはとって足を延ばしてみましょう。 -
城壁を見る角度によって、いろいろな建物が周辺にあって、けっこう飽きないです。
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城壁上の見張り台には上がることは出来ない仕様です。
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戻ってきたホップインバス。
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次の目的地は中心部へ。
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テッサロニキで気になったのは、観光客や地元の人でにぎわっている活気は凄いんですが、とにかく空きビルが多い!
中心部でも半分以上空室があったり、バラック化してるビルもたくさん。 -
ローマ軍勝利を祈念してガリレウス皇帝のために建てられた凱旋門。
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凱旋門の周りには、名前も知らない教会もたくさん。
入ってみると、無料でお菓子配っていました。
しれっと参加しようかな、と思いましたが、ギリシャ正教徒ではないので、雰囲気だけ見せてもらうことに。 -
ロトンダ。ガリレウス皇帝の霊廟としてつくられたようですが、オスマントルコ時代に尖塔が立てられモスクとして使われはじめたという歴史があるようです。
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なるほど。やはりイスラム建築の影響を受けていますね。
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かわいい侵入者。
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敷地内には遺跡があり、発掘状態が詳細に説明されています。
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内部はなかなかの存在感。奥に見えるのが皇帝を祀った十字架。
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天井のフレスコ画も、いい状態で残っています。
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入場は4ユーロ。
一度見ておく価値はあるでしょう。 -
人出が出てくると、中心部の散策はやはり楽しいです。
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ガリレウスの凱旋門からパナギア・ハルケオン教会へ行く途中にあるディスカスティリオン広場。
・・・広場名は分かるんですが、えーとどちらさん?? -
歩いていけるホップインバスの立ち寄り所の一つ、パナギア・ハルケオン教会だったと思いますが、クローズでした。
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中央市場もせっかくなのでみていくことにしましょう。
この辺は見どころが集まっています。 -
ホテルのスタッフのおすすめその2、モリボス。中央市場に近いエリアにあります。
開店前から行列ができているので期待が高まります。 -
最終日の食べおさめということで、自家製ギロを。
量が多すぎて完食できないという屈辱を久しぶりに味わいました。無念。
ワインも頼むつもりでしたが、これまでのパターンで気温の高さで午後フラフラになることがわかっていたので、ここでいったんお会計。 -
午後2時すぎ。残った時間で見ることができるもの・・・ということで、またまた無難にビザンティン文化博物館へ。
あまり知識もないのによく美術館に来るな・・・とわれながらあきれますが(笑) -
いつものようにモザイク画。
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コイン好きな人ってまわりに一人二人いますよね。
コイン好きな人がギリシャの博物館を回るとどうなっちゃうんでしょうか。 -
ビザンティン時代の住居を模したもののようです。
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人物が誰かは不勉強で分からないのですが、ビザンティン帝国時代に遺されたと思われるイコン。
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同じくビザンティン時代のイコン。
これまでに見てきた古代ギリシャのイコンとは明らかに異なります。 -
当時の聖職者の衣装。レプリカかと思うくらい保存状態がいいですね。
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ビザンティン帝国時代のマップのようです。
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その後、道路の反対側にあるテッサロニキ考古学博物館へ。
こちらはゼウスによって天を背負わされることになったタイタン族の神、アトラス -
港の像では台座の位置が高すぎてよく見えなかったのですが、マケドニア王国の支配者アレキサンダー大王のご尊顔。
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これはアポロンだったような気がするんですが・・・急いでいたので自信がない・・
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保存状態の素晴らしい像も数多くあります。
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たぶん展示では「イシス」と読めたんですが、エジプトの女神のイシスなのかな本当に?
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午後4時が近づいてきたので、テッサロニキの教会の中でも有名なアギオス・ディミトリウス教会へ。
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地下の聖堂へ続く階段もあります。
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モザイク画もそうですが、柱が目を引きますね。
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教会内部は確かに思わずため息が出るほど広いです。
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存在感を放つイコン。
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お土産を買うと、スタッフが「どこから来た?」とニコニコ。
日本からだというと、嬉しそうに日本語であいさつ。
やっぱり珍しいんでしょうかね。 -
ローマ時代のアゴラ。こういうのが中心部にも散らばっています。
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デカい荷物をもっていい加減疲れたので、午後6時には空港に向かって出発。
結果的に6時半にはつき、出発まで3時間弱時間をつぶすことになりました。 -
さようなら、テッサロニキ国際空港。
今度来るときは、ペラやヴェルギナも訪問したいです。 -
帰りのイスタンブール行はかなりチェックインに時間がかかりました。
空港内で食事をしてたら、結局搭乗予定時間までほとんど間がなし。 -
帰りも1時間強の時間で、イスタンブールまで。
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午後10時過ぎのイスタンブール。
テッサロニキの空港で食事し、機内食のパニーニも食べたのでお腹いっぱい。 -
帰りもぶらぶら。アタテュルク国際空港。
帰りは結構日本語を耳にしました。 -
行きの便の経由の時に全部見たかな?と思っていたら、まだ見ていないエリアありました。
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搭乗ゲートが全く違う方向へ進むことになりますが、行きには目にしなかった売店などもたくさん。
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帰りは記念に、手持ちの1000円札を数枚、トルコリラに両替。
またイスタンブールはいつか利用したいですし。 -
空港のカフェテリアで「トルココーヒー飲みたい」というと、ここへ行け、と。
要するに完全にグリークコーヒーですナ。
(*歴史はトルココーヒーの方が早いそうです) -
約11時間ほどの空の旅の果てに、夕方ころつきました、仁川国際空港。
しかし長かったなぁ~ -
ちなみに、テッサロニキ空港では「航空会社がTKとOZで違うから荷物は大阪までは運べない。ソウルまでだ」とチェックインカウンターで言われました。
で、仁川につくと、自分の名前を書いたプレートを持った航空会社のスタッフがいました。
声をかけると、「イスタンブールからですね?荷物は大阪まで運びますよ」とのこと。
アシアナ航空の乗継カウンターに発券のため行くと、「大丈夫。大阪まで運びます」と再度太鼓判。
よかったよかった。ちょっと不安だったのです。 -
去年の旅行のときも空港で見ました、カルテット。
聞きほれてしまうくらい美しい音色でした。 -
夕方なので、搭乗口付近で何か食べたいな・・・と思い散策。
-
行きには早々にコンコースに移動したため入ることができなかった、ターミナルのフードコートへ。
韓国料理らしいのがラインナップされているこちらに決定。 -
ギリシャではほとんどコメが出なかったせいで久しぶりに食べる喜びもひとしお。
一番好きな韓国料理、ユッケジャン定食。
ビールが進む! -
右から2番目の店がおススメです。
-
帰りはアシアナ航空初利用。
座席は思いのほか広く、けっこう快適。
年末にはベトナムに行こうと思って既に予約したのですが、これなら文句なさそう。 -
午後9時過ぎにやっと着いた関空。
ここで、最初に決めた旅程を関空ーイスタンブール便消滅に伴い変更した余波が思わぬところにありました。
午後9時25分。特急はるかはまだ最後の1便がありますが、新大阪から住所地までの新幹線は新大阪到着時には既に最終便が出てしまっているため乗継チケットは購入不可!
こ、こ、これは・・足止め決定!!! -
午後10時26分のはるかで新大阪まで。
さあ、これからどうするべきか・・・
明日の仕事には間に合わないぞ~ -
新幹線がなく、馴染みのない新大阪で一夜を過ごすことに。
この時間では知り合いの家に泊まるのもためらわれる・・・
まさか最後の最後に落とし穴があるとは。トホホ。 -
今晩のおやど(笑)
世界に誇るインターネッツ・カフェ。 -
今夜のワタクシのネドコ。
ううっ・・・・ -
お腹が空いたので西中島の方に歩いて行ったらたまたま見つけた、豚骨にこだわりのあるこってりスープのラーメン屋。ウマい・・・・しみる・・・ -
夜が明け、ほぼ寝てない状態ですが何とか新幹線で大阪をあとにすることができました。
最後までシマラナイ旅行記ですいませんでした。
内容はちょこちょこ書き加えるかも?
読んでくださった皆さん、またどこかの旅行記でお会いしましょう!
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