2016/08/29 - 2016/08/29
23位(同エリア106件中)
コクリコさん
ランの旅行記が長くなってしまいそうなのでカテドラル(大聖堂)の内部、主に「自由学芸」が描かれている薔薇窓を中心にの旅行記にしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
-
もう一度ランのカテドラル、ノートルダム大聖堂の全容の写真。
西正面です。 -
正面向かって右側の扉口から入ります。
-
聖堂内に入ったとたん不思議な気持ちになりました。
何と言って良いか上手く言えませんが気持ちがとても良かったのです。
不思議だと思ったのですが、聖堂の内陣はフランスでは珍しい平面構成なのだと後でわかりました。
目の前すっとステンドグラスが見えて不思議でした。 -
美しい正面の薔薇窓。
でも今回の旅行で重要なのはこのステンドグラスではなく。 -
「自由学芸」が描かれている北側翼廊のバラ窓。
「ラン大聖堂は学問の殿堂・・・これ自身が謹厳な学者のような姿をしている」とエミール・マールに言わしめた象徴のような素晴らしいステンドグラスでした。
「自由学芸」は正面扉口(北扉の上の飾りアーチ・弧帯)に彫られ、内陣のバラ窓に描かれています。
「シャルトル大聖堂の学校は十世紀末から眩いばかりの光を放っていたが・・・ランの学校はシャルトルの学校とほとんど同じ位有名であった。」
とエミール・マールは書いています。
ランの薔薇窓に描かれた8つの学芸+真ん中の「哲学」は扉口よりはっきり見ることができます。
薔薇窓も全て女性で描かれています。
そういえば、学問は全て女性形ですね♪
(興味のある方はシャルトル大聖堂扉口の七学芸はwizさんの旅行記で、オーセール大聖堂の自由学芸はももんがあまんさんの旅行記でご覧ください。) -
中心に描かれているのは「哲学(あるいは知恵)」
胸に梯子がかけられ、頭の上に雲がかかり、左手に大杖、右手に開いた書物、その下に閉じられた書物。 -
「哲学」の真上から時計回りに、
「修辞学」 -
「文法」
文法の足もとには子供が座っています。 -
「弁証法(理論)」
-
「天文学」
扉口に彫られた「天文学」同様空(球)を見上げている女性で描かれています。 -
「算術」
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「医学」
-
「幾何学」
-
「音楽」
音楽の女性も鐘を鳴らしていますね。
以上です。
最近の日本の大学はリベラルアーツが軽んじられていて直接経済効果に繋がる勉強が重んじられています。
利益ばかりを追い求め過ぎると心は荒廃するのではないでしょうか。
私はこの薔薇窓だけ見れば満足なのですが、ざっと大聖堂内歩いてみました。 -
西正面扉口の薔薇窓。
パイプオルガンの上にあります。 -
薔薇窓だけ拡大して撮りました。
これも美しい薔薇窓です。
ステンドグラスはほとんど13世紀当時のものだそう。 -
ジャンヌ・ダルクに捧げられた礼拝堂。
-
黒い聖母子像。
-
十字架と茨の冠と祈りの言葉が捧げられています。
どなての祭壇でしょうか、、司祭様の一人の祭壇? -
内陣の柱の人面彫刻。
いつ顔が面白く思って撮るのですが高所にあるため思うように撮れず。 -
最後にもう一度入口から内陣を撮りました。
他にも美しいステンドグラスがありましたが、自由学芸(リベラルアーツ)をテーマにしたパラ窓中心の旅行記でした。
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この旅行記へのコメント (4)
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- wiz さん 2017/05/27 19:16:59
- 最も抒情的な聖堂
- コクリコさん、Bonsoir!
ステンドグラスの「自由学芸」良いですね♪
ステンドグラスは工芸的でもあるけど、絵画的でもあるから、色があって、彫刻より視覚的には分かりやすい部分がありますもんね!
でも、最近は、もっとプリミティブな文様的なものに興味があったりして(コクリコさんにも話していたかもしれないですけど、この間、ヴェラnonnaさんとも話していて、柳宗玄氏著の「西洋の誕生」がツボにはまりました~)。
けっこう前に読んだ馬杉氏の本で、ランの聖堂は、「ゴシック大聖堂の中で最も抒情的な聖堂」、「全体は女性的な優雅さをたたえている」、「まず圧倒されるのは、高さではなく、祭室のある東へと向かう水平的な動きである」、「国鉄の駅を降りるとはるか遠く正面の小高い丘に大聖堂の塔が見えてくる」などと表現されていて、気になりはじめた聖堂でした。 その中でも、一番印象的だったのが「最も抒情的な聖堂」というフレーズが耳に残っていたのでした。
そうそう・・ コクリコさんのラン旅行記を読んで、私も「ロマネスクの図像学」「ゴシックの図像学」のランの部分読みなおしました! たしかに、マールが書いている「エリュトライのシビュラ」のありそうな部分をネットの写真などで拡大して確認してもいまいちよく分からなかったです。 ちょっとモヤモヤ^^; 「ロマネスクの図像学」には、ランの預言者劇のことが書かれていましたね~、その預言者劇の流れで、次にポワチエのノートルダム・ラ・グランド教会の話が続いていましたね!
wiz
- コクリコさん からの返信 2017/06/03 14:41:33
- RE: 最も抒情的な聖堂
- wizさん、merci beaucoup!
> ステンドグラスの「自由学芸」良いですね♪
> ステンドグラスは工芸的でもあるけど、絵画的でもあるから、色があって、彫刻より視覚的には分かりやすい部分がありますもんね!
アーキボルトの「自由学芸」は高所にあったので見えにくかったです。
写真撮って拡大して見てやっとわかったという。
その点ステンドグラスのはすぐわかるし色彩的にも綺麗。
それに全然古く見えなくて驚きました。
> でも、最近は、もっとプリミティブな文様的なものに興味があったりして(コクリコさんにも話していたかもしれないですけど、この間、ヴェラnonnaさんとも話していて、柳宗玄氏著の「西洋の誕生」がツボにはまりました~)。
柳宗玄氏の「西洋の誕生」はまだ読んでいないので図書館にあるか見てみようかな。
ヴェラnonnaさんはヴェズレーにいらしたのでしたよね!
私、ちゃんとまだ見てないかも。
> けっこう前に読んだ馬杉氏の本で、ランの聖堂は、「ゴシック大聖堂の中で最も抒情的な聖堂」、「全体は女性的な優雅さをたたえている」、「まず圧倒されるのは、高さではなく、祭室のある東へと向かう水平的な動きである」、「国鉄の駅を降りるとはるか遠く正面の小高い丘に大聖堂の塔が見えてくる」などと表現されていて、気になりはじめた聖堂でした。 その中でも、一番印象的だったのが「最も抒情的な聖堂」というフレーズが耳に残っていたのでした。
馬杉さん、そうおっしゃっていたのですね。
「最も抒情的な聖堂」! そうかもしれないです。
ゴシック独特の華麗さは少なかったけれど、なんとなく心が落ち着くような気持ちがしました。
馬杉さんのゴシック本は家にないのでこれも図書館で探してみます。
パリから日帰りで行けるゴシック大聖堂はたくさんあるので、滞在期間が短いならやはりシャルトルやアミアンの方がお薦めですが、ランもなかなか良いぞ〜です。
> そうそう・・ コクリコさんのラン旅行記を読んで、私も「ロマネスクの図像学」「ゴシックの図像学」のランの部分読みなおしました! たしかに、マールが書いている「エリュトライのシビュラ」のありそうな部分をネットの写真などで拡大して確認してもいまいちよく分からなかったです。 ちょっとモヤモヤ^^; 「ロマネスクの図像学」には、ランの預言者劇のことが書かれていましたね~、その預言者劇の流れで、次にポワチエのノートルダム・ラ・グランド教会の話が続いていましたね!
wizさんも確認できずにモヤモヤでしたか。
ポワチエのノートルダム・ラ・グランド教会の旅行記まだUPしてなかった!
wizさんの旅行記が充実してて、ももんがあさんのがそれに続いていたためもう旅行記書いた気分になっていました。
ポワチエもなんかしみじみとしていて良かったですよね。
-
- ももんがあまんさん 2017/05/23 00:06:01
- ラン・ラン・ラン・・
- 今晩は、コクリコさん。
とても楽しみにしていた、ランの大聖堂の旅行記・二編、拝見しました・・・この大聖堂、なかなか優れものですね・・・シャルトルほど豪華絢爛と言うわけでは無さそうですけど、同じ初期のゴシックとしては、サンスの大聖堂とか、オーセールに比べても、負けてないですね、特に、保存状態は、ずっと優れてるようですね。
珍しい、牛さんのガーゴイルも面白いし、フランスの五大ゴシック大聖堂には入れてもらってないですけど、これは見る価値ありですね・・・近くの、アミアンの大聖堂は、いつかもう一度、見てみたいと思ってるので・・・最初の頃に見た大聖堂で、印象は強いのですけど、まだ慣れなくて、細部はあまり良く見てないのです・・・その時にでも、合わせてみようかな等と考えてます・・・でも、ランの名物、世界で唯一とかいう乗り物には、全然興味ないですけど・・ハハ・・ワタクシは、あまり、先進的な人間じゃないし、過去のことだって、人は殆ど解ってないと考えるタイプ・・・あんまり、あわてて進むと、ロクなことにならないような・・ハハ・・ハイテク時代に乗り遅れた人間の、負け惜しみですかね・・?
日本の国立大学では、最近、文部省や政権の圧力で、文学や哲学などの、文科系学部を廃止せよとの動きが有るとか・・・ほんと、人間から、考える能力を奪おうとしているかのようで、いやな時代です、正気とは思えない・・・まあ、思惑通りにはいかないと思うけど・・・文科系より、理科系の人間の方が、意外と論理的で実証的で、リアルに物事を考える基礎が出来ていたりもしますからね・・・同じ文化系なら、法学部とか経済学部なんてのは、やめたほうが良いかも・・?・・屁理屈ばかりこねる奴とか、利権あさりばかりの、ろくな代議士がいない・・ハハ・・
ではまた、次も楽しみにしてます。
by ももんがあまん
- コクリコさん からの返信 2017/05/26 15:18:56
- RE: ラン・ラン・ラン・・
- ももんがあまんさん、Bonjour!
Laon旅行記のUPが大変遅くなってしまい思い出すのが大変でした。
> とても楽しみにしていた、ランの大聖堂の旅行記・二編、拝見しました・・・この大聖堂、なかなか優れものですね・・・シャルトルほど豪華絢爛と言うわけでは無さそうですけど、同じ初期のゴシックとしては、サンスの大聖堂とか、オーセールに比べても、負けてないですね、特に、保存状態は、ずっと優れてるようですね。
初期のゴシックとしてはシャルトルやサン・ドニの方が観光地的にも有名だし建物自体も素晴らしいですが、ランもパリから日帰りできる興味深い町でした。
> 珍しい、牛さんのガーゴイルも面白いし、フランスの五大ゴシック大聖堂には入れてもらってないですけど、これは見る価値ありですね・・・
塔の上の牛たちはなかなか良いですよ。
等身大なのではないかしら、下から見上げても立派でした。
正面向かって左側の扉口のさらに上にあるアーキボルトに彫られた「自由学芸」とバラ窓の「自由学芸」が必見ですね!
特にバラ窓は当時のままの姿で良く残されているので見やすくて面白く見られました。
>近くの、アミアンの大聖堂は、いつかもう一度、見てみたいと思ってるので・・・最初の頃に見た大聖堂で、印象は強いのですけど、まだ慣れなくて、細部はあまり良く見てないのです・・・その時にでも、合わせてみようかな等と考えてます・・・
私もアミアンに行った頃はかなり前なので細部はあまり良く見ていないです。
今ならもっとちゃんと見たのに。
ももんがあまんさんがアミアンをまた訪れる機会があったら近くのランお薦めです。
今回雨と帰りの列車の時間を早めたため見なかった「緑の窪地から大聖堂を見上げる」を
実現して欲しいです。
ヴェズレーのサント・マリー聖堂を見上げるほどは迫力ないかもしれないけれど、木村尚三郎先生が「アクロポリスの丘のパルテノン神殿」と頷いたランの丘ですもん。
>でも、ランの名物、世界で唯一とかいう乗り物には、全然興味ないですけど・・ハハ・・ワタクシは、あまり、先進的な人間じゃないし、過去のことだって、人は殆ど解ってないと考えるタイプ・・・あんまり、あわてて進むと、ロクなことにならないような・・ハハ・・ハイテク時代に乗り遅れた人間の、負け惜しみですかね・・?
ランはフランク王国の昔からポマまで楽しめますよ〜
それに夜は大聖堂全体に「自由学芸」の光のショーが見られるし見所が多いのですけれど、パリからの日帰りだとゴシックの大聖堂だけでも有名なシャルトル、ランス、アミアン、ブールジュがあり、サン・ドニ、サンリスまで見るとどうしても後回しにされますよね。
> 日本の国立大学では、最近、文部省や政権の圧力で、文学や哲学などの、文科系学部を廃止せよとの動きが有るとか・・・ほんと、人間から、考える能力を奪おうとしているかのようで、いやな時代です、正気とは思えない・・・まあ、思惑通りにはいかないと思うけど・・・文科系より、理科系の人間の方が、意外と論理的で実証的で、リアルに物事を考える基礎が出来ていたりもしますからね・・・同じ文化系なら、法学部とか経済学部なんてのは、やめたほうが良いかも・・?・・屁理屈ばかりこねる奴とか、利権あさりばかりの、ろくな代議士がいない・・ハハ・・
哲学は重要科目ですけれど私を含めた日本人の思考では無理かも。でも無くして欲しくないです。
理系も数学のようにお金にならない科目は軽視されていますよね。
数学も文学も哲学も芸術も美しいけれどお金にならない・・・今の日本の大学はアメリカに留学した経済学者、法学者が幅をきかせていますね。
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