男鹿旅行記(ブログ) 一覧に戻る
目覚めたのは秋田県沖ぐらいか?朝7時頃、窓からキラキラと輝く朝陽が、まどろみの顔をくすぐる。ふと窓の外に目をやると、眩しいばかりの海と青空が広がっていた。<br /><br />そして、冬になると荒々しい日本海に入ったというのに、今日の波は穏やかで優しい。これが日本海か?とあっけにとられるほどだ。<br /><br />とは言え、これが21時間もの長時間の快適なクルージングを楽しむには重要不可欠な要素だ。この波が大荒れだったら、船旅が天国から地獄になっていただろう。<br /><br />実はこの航路、数年前から乗りたくて計画を練っていた。いつ乗るのが楽しいか?・・・冬は前述の通りだし、そして夏から秋は台風で大荒れどころか欠航になる可能性もある。ゆえに最もリスクが少ないだろうと見込んだのが、この時期の乗船であった。<br /><br />

新日本海フェリー「すいせん」乗船記3(苫小牧東→敦賀)

22いいね!

2017/05/05 - 2017/05/05

133位(同エリア512件中)

0

8

船尾唯智

船尾唯智さん

目覚めたのは秋田県沖ぐらいか?朝7時頃、窓からキラキラと輝く朝陽が、まどろみの顔をくすぐる。ふと窓の外に目をやると、眩しいばかりの海と青空が広がっていた。

そして、冬になると荒々しい日本海に入ったというのに、今日の波は穏やかで優しい。これが日本海か?とあっけにとられるほどだ。

とは言え、これが21時間もの長時間の快適なクルージングを楽しむには重要不可欠な要素だ。この波が大荒れだったら、船旅が天国から地獄になっていただろう。

実はこの航路、数年前から乗りたくて計画を練っていた。いつ乗るのが楽しいか?・・・冬は前述の通りだし、そして夏から秋は台風で大荒れどころか欠航になる可能性もある。ゆえに最もリスクが少ないだろうと見込んだのが、この時期の乗船であった。

  • 朝食をとるためのレストランは朝8時からと遅めの営業だった。男性中年客が「腹減った~。早くしてくれよ~。」とぼやきながら、列を成して営業開始を待っていた。昨夜の苫小牧出航が深夜と遅いことも理由なのだろうか?<br /><br />レストランに入ると、進行方向後側がガラス張りになっていて眺望はすこぶる良い。レストランの開放感は全国のフェリーでもトップクラスだろう。

    朝食をとるためのレストランは朝8時からと遅めの営業だった。男性中年客が「腹減った~。早くしてくれよ~。」とぼやきながら、列を成して営業開始を待っていた。昨夜の苫小牧出航が深夜と遅いことも理由なのだろうか?

    レストランに入ると、進行方向後側がガラス張りになっていて眺望はすこぶる良い。レストランの開放感は全国のフェリーでもトップクラスだろう。

  • 新日本海フェリーのレストランはカフェテリア方式である。好きな品を一品ずつとり、その価格の積算分をレジで支払う。<br /><br />写真は洋セット(サラダ付)500円+ご飯大盛り250円+味噌汁100円で計850円也。<br /><br />フェリーのレストランはどこも総じて高い。しかしフェリーの雰囲気を味わいながら食べられるのは格別、という考えで、自分は財布の中身をあまり気にせずに喜んで食べている。<br /><br />出費が嵩む、というならば、レストランを利用することなく、乗船前に食材を買って持ち込むという手もある。

    新日本海フェリーのレストランはカフェテリア方式である。好きな品を一品ずつとり、その価格の積算分をレジで支払う。

    写真は洋セット(サラダ付)500円+ご飯大盛り250円+味噌汁100円で計850円也。

    フェリーのレストランはどこも総じて高い。しかしフェリーの雰囲気を味わいながら食べられるのは格別、という考えで、自分は財布の中身をあまり気にせずに喜んで食べている。

    出費が嵩む、というならば、レストランを利用することなく、乗船前に食材を買って持ち込むという手もある。

  • しかし、このゴージャスなレストランの雰囲気。何回も言うようだけど、全国のフェリーではトップクラスです。一回は経験しないと勿体無い。<br /><br />乗船前に食材を持ち込むのはいいけど、せめて一回は利用してみて下さい。<br /><br />後で、私のオススメメニューを教えます。

    しかし、このゴージャスなレストランの雰囲気。何回も言うようだけど、全国のフェリーではトップクラスです。一回は経験しないと勿体無い。

    乗船前に食材を持ち込むのはいいけど、せめて一回は利用してみて下さい。

    後で、私のオススメメニューを教えます。

  • 船内には現在位置を示すモニターもあります。<br /><br />南行きの場合、秋田県沖からはダイレクトに能登半島の先を目指すため、スマホの電波は能登半島の先に達するまで、7時間は入りません。

    船内には現在位置を示すモニターもあります。

    南行きの場合、秋田県沖からはダイレクトに能登半島の先を目指すため、スマホの電波は能登半島の先に達するまで、7時間は入りません。

  • 朝食取った後は風呂に入る。<br /><br />なんと!室内の風呂の他に、露天風呂があった。入ってみると、顔は強烈な冷たい風で寒い、身体は熱い(笑)<br /><br />このフェリーは1000km近い長距離を21時間かけて走る。つまり平均時速50km弱。フェリーでは俊足を誇る部類ゆえ、顔に当たる風が強烈なのは当然。<br /><br />そして風呂にはサウナがある。デトックス&amp;サウナ好きおじさんには嬉しい(笑)露天風呂や室内の風呂には8人ほどいたが、サウナは貸切状態。いや~、冷えた顔も一気にほてり、いい汗かきました。

    朝食取った後は風呂に入る。

    なんと!室内の風呂の他に、露天風呂があった。入ってみると、顔は強烈な冷たい風で寒い、身体は熱い(笑)

    このフェリーは1000km近い長距離を21時間かけて走る。つまり平均時速50km弱。フェリーでは俊足を誇る部類ゆえ、顔に当たる風が強烈なのは当然。

    そして風呂にはサウナがある。デトックス&サウナ好きおじさんには嬉しい(笑)露天風呂や室内の風呂には8人ほどいたが、サウナは貸切状態。いや~、冷えた顔も一気にほてり、いい汗かきました。

  • 長時間航路に対応すべく、甲板には乗船に連れてきた犬を遊ばせるエリアもある。<br /><br />更に緊急時に対応すべく、ヘリコプターを発着させるスペースまで確保されている。<br /><br />うーん、20時間を超える長時間の航路のフェリーは奥が深い。

    長時間航路に対応すべく、甲板には乗船に連れてきた犬を遊ばせるエリアもある。

    更に緊急時に対応すべく、ヘリコプターを発着させるスペースまで確保されている。

    うーん、20時間を超える長時間の航路のフェリーは奥が深い。

  • 風呂からあがり、10時になると客が慌ただしくなる。<br /><br />船内放送で北行きの僚船「すずらん」とすれ違うと言うのである。客は、レストラン前のデッキ、またはプロムナードに次々と集まり、その瞬間をカメラに収める。<br /><br /><br />そして、その邂逅を終えた後は10時半からビンゴゲームをカフェ前でやるとの放送。今度はカフェ前に大勢の客が大移動する。船員さん達がビンゴカードを配っていた。<br /><br />ビンゴゲームの賞品は一等が当日船内で利用できる商品券2000円分。その他賞品も多数あったが、主に新日本海フェリーのグッズだった。<br /><br />総勢20人は当たるので確率はいいが、GWだけに敵となるライバル客多し。結局、何も当たらなかった(笑)<br /><br /><br />

    風呂からあがり、10時になると客が慌ただしくなる。

    船内放送で北行きの僚船「すずらん」とすれ違うと言うのである。客は、レストラン前のデッキ、またはプロムナードに次々と集まり、その瞬間をカメラに収める。


    そして、その邂逅を終えた後は10時半からビンゴゲームをカフェ前でやるとの放送。今度はカフェ前に大勢の客が大移動する。船員さん達がビンゴカードを配っていた。

    ビンゴゲームの賞品は一等が当日船内で利用できる商品券2000円分。その他賞品も多数あったが、主に新日本海フェリーのグッズだった。

    総勢20人は当たるので確率はいいが、GWだけに敵となるライバル客多し。結局、何も当たらなかった(笑)


  • 更にビンゴゲームとは別に、クイズ大会もあった。船内のあちこちにクイズの問題が掲出され、それを見て専用の用紙に回答を記入し、フロント前の箱に投じるもの。<br /><br />14時が回答締切りで、抽選で3人に新日本海フェリーのグッズが当たる。当選者の名前は15時半にフロント前に名前が掲出される。<br /><br />クイズの問題は、鹿児島から来た余所者にはなかなか難題だ。スマホをいじって「カンニング」しようとしたが、電波が届かないのでダメでした(笑)<br /><br />この南行きの場合、14時回答締切というのがミソですね。この後、能登半島沖で電波をキャッチしたが、その時は14時を回ってました(笑)<br /><br />で、結局これもはずしました(笑)<br /><br /><br /><br />このように、長時間のフェリー旅でもできるだけ飽きないように、船内での催しは多彩でした。新日本海フェリーさんのそのサービス努力に脱帽。<br /><br />(続く)

    更にビンゴゲームとは別に、クイズ大会もあった。船内のあちこちにクイズの問題が掲出され、それを見て専用の用紙に回答を記入し、フロント前の箱に投じるもの。

    14時が回答締切りで、抽選で3人に新日本海フェリーのグッズが当たる。当選者の名前は15時半にフロント前に名前が掲出される。

    クイズの問題は、鹿児島から来た余所者にはなかなか難題だ。スマホをいじって「カンニング」しようとしたが、電波が届かないのでダメでした(笑)

    この南行きの場合、14時回答締切というのがミソですね。この後、能登半島沖で電波をキャッチしたが、その時は14時を回ってました(笑)

    で、結局これもはずしました(笑)



    このように、長時間のフェリー旅でもできるだけ飽きないように、船内での催しは多彩でした。新日本海フェリーさんのそのサービス努力に脱帽。

    (続く)

この旅行記のタグ

関連タグ

22いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP