浦賀じゃなかったのね？ペリーさん。

2017/04/27 - 2017/04/27

久里浜へ所用で訪れる事がこのところありまして、前から気になっていたペリー記念館を覗く事にしました。
なんで浦賀じゃなくて久里浜にあるの？
その疑問が解けました。
態々行くところでも無いのかも知れませんが、三浦半島へお越しのついでにご覧下さい。
30分から一時間の時間調整や休憩にも便利かと思います。

エリア 横須賀(神奈川)

久里浜駅から川沿いに海の方へ向かうとペリーさんの名前を冠した公園があるとの事でついでに足を延ばしてみました。

ペリー公園 公園・植物園

そしたら、こんな立派な石碑があるで無いですか!?
あら、ビックリ。

お話が幕末の新大航海時代のお話ですので、足元にはこんなご説明石板も。

そうした航海の説明な為、大陸と沖縄の航路が分かり易く表現されていました。
こうして見ても沖縄のポジションが良く分かりますね。

石碑から海を望みます。
生憎の曇り空です。

久里浜海岸 自然・景勝地

石碑の裏面は何と、英文になってました。

そしてこちらがベリー記念館で御座います。

こじんまりとした可愛らしい建物です。

ペリー記念館 美術館・博物館

入口には当然ペリーさんの胸像があります。

こちらは交渉に当たった戸田伊豆守です。
予備知識が無くて、恥ずかしながらここで初めて知りました。

営業時間のご案内。
月曜日が休みとよくある公共施設のパターンです。
が、しかし、
周りに全く人がいません。

貸切状態の館内へ入りますと真っ正面に模型が御座います。

背景の陸地も含めてなかなかの出来栄えで御座います。

今の軍艦の大きさから考えると駆逐艦程度の大きさですね。
これで太平洋を超えて来るのですから、大したものですね。

二階へ上がる階段の壁面を利用して当時の？新聞が貼られています。
これが有りがちながら、結構面白く読めました。

こんな感じて艦隊出現の一方が！
しかも神奈川新聞です！

条約締結もリアルタイム、流石、神奈川新聞です。

何とまぁ、艦隊見物がブームになっています。
そう言えば、坂の上の雲でもその様な話が出ていたと思います。

この時期は蒸気機関が日本に入ったばかりですものね。
そりぁあ、珍しい訳ですよね。
私がこの時代の人で横浜に住んで居たら、見に行こうとすると思います。

とうとう、提督が上陸されました。

ちょっと順番が逆かも…。
モリソン号への攻撃の記事。

そう言えば、
数年前に東シナ海で某隣国の艦船が日本の護衛艦にレーダー照準を合わせて事件になりましたが、異国船打払令は、相手からするとトンデモナイ行為ですね。

漸く二階へ上がりました。
ちょっと薄暗い感じになっています。

こちらにもペリー提督の胸像が。

当時の紹介

何とペリー提督の生い立ちまで。

アメリカの各州成立の展示。
徐々に西へ侵略して行ったことが分かりますね。(敢えて現地の人の目線でコメントします)

ペリー艦隊の東京湾での行動

当時の様子を解説した絵

所謂、砲艦外交ってやつですね。

その時の三浦半島沖の展開図

提督以下、上陸の様子

同じく、この当時の海防の様子

ペリー提督の胸像の向かいには伊豆守の胸像。

当時のアメリカは鯨油を求めて日本へ来ました。
時代が変われば、人変わるで、今ではクジラを取ることに過剰反応してますが、ちょっと前までは油を取るためだけに鯨を殺して居たのですから、
…何も言えねえ…。

厚かましい人達かも…。

更に貿易のお話。

春に訪れたペリー記念館の編集をまとめるのを忘れていました。
偶々、8月15日にまとめていると同じ展示も少し違ったコメントになります。

丁度、お昼の黙祷の時間になりました。
少し話が混ざってすみません。

記念館に戻ります。
ご紹介出来る物も後僅か、
中央に鎮座する何故か薄っすらと青白いデスラー色の模型

当時の三浦半島の防御体制が描かれています。

何故薄暗いのか、
それはこちらの電灯による説明を際立たせる為で御座いました。

道や砲台が電灯表示されるのですが、個人的には好きですね。
…人によっては、チャッチ過ぎると思うでしょう…。

ちっちゃぁーいベランダ

真ん中に模型が有りまして、稍薄暗い感じになっています。どうしてそうしたライティングになったのか？
少し疑問です。

怪しげなライティングが素敵な二階でした。
兎に角、混み合わないのでのんびりと見学出来てこれはこれで有りかな、と思いますよ。

また、偶然8月15日にまとめた関係でコメントが混ざりまして失礼しました。
19世紀から20世紀はお互いなに侵略の歴史でしたが、21世紀こそは後世から平和の時代と言われるといいですね。

東アジアは物騒な国を抱えて居ますが、平和的な解決を切に願いつつ8月15日を過ごします。