2017年GW 韓国 SRTとセマウル号で行く全羅北道・全羅南道 鉄道の旅(6)最後のセマウル号編）

2017/05/02 - 2017/05/07

2017年のゴールデンウィークは韓国か台湾か悩みましたが、最後に乗りたい列車があったので韓国にしました。今回はマジェットさんのKORAIＬ PASSで巡る木浦・ソウル・釜山　〔セマウル特急に会いに行く旅〕の影響がものすごく大きく自分も最後にセマウル号（セマウルホ）に会いたい、乗りたいと思い今回の旅を計画しました。マジェットさんの旅行記をパクってしまいました、どうぞお許し下さい。
また昨年12月に開通した水西高速鉄道SRT（Super Rapid Train）のSRT専用区間も乗車でき、おいしい物を食べながら緊迫した朝鮮半島情勢の中たのしい旅行ができました。

計画にあたっては、引っ越し等でバタバタしていてすっかり列車の予約をするのを忘れ、乗る予定だったセマウル号のチケットが満席で予約できないというとんでもない状況になりましたが、結果的には早朝発のセマウル号が予約でき、予想もしていない最高のスケジュールとなりました。

2017年のゴールデンウィークは韓国か台湾か悩んだすえ、最後に乗りたい列車があったので韓国にしました。初めに乗車するのは、昨年１２月に開通した水西高速鉄道SRT（Super Rapid Train）のSRT専用区間も乗車でき、おいしい物を食べながら緊迫した朝鮮半島情勢の中たのしい旅行ができました。

計画は昨年12月にルートを決めていましたが、4月広島への転居でバタバタしすっかり列車の予約をするのを忘れてしまいました。、乗車予定（龍山→益山）だったセマウル号のチケットが満席で予約できなくなりましたが、益山から早朝発のセマウル号の空席があり、益山→龍山（ソウル）まで乗車する事ができました。たぶんこれが最後のセマウル号KTXが開通する前、セマウル号の最速列車はソウル8時発→プサン12時10分着で444､3キロを所要時間4時間10分で結んでました。表定速度は107ｋｍ/ｈ（セマウル1号 停車駅は太田駅 東大邱駅で444,3kmを4時間10分初めのスケジュールより理想の工程で旅がはじまりました。

第6回は益山から「セマウル号」に乗ってソウル（龍山駅）まで乗車の旅です。今回は乗り鉄の方しか受け入れられないかもしれませんが、最後まで見ていただければ幸いです。
マジェッドさんの旅行記「KORAIL PASSで巡る木浦・ソウル・釜山（3/5）　〔セマウル特急に会いに行く旅〕　木浦→益山→ソウル」を見て
自分も最後に絶対に乗りたいと思い立った旅。マジェッドさん本当にありがとうございました。
そして、とのっちさんの「2017乗熱大陸！韓国中国香港を鉄道で巡る旅！vol.2（京釜線特急「セマウル号」に乗る忠清南道天安市編！）」同じ乗り鉄の内容での旅行記を拝見させていただきましてありがとうございました。
それでは、最後の「セマウル号」出発進行！お付き合いください。
全日程　　◎は今回紹介する旅行記です。
第1日　2017年5月3日（水）
　　　　博多（8:30分発）　ビートル　釜山（11:35分着）
　　　　釜山（13:30分発）SRT156　水西（15:56分着）
　　　　明洞で夕食　その後、大学路へ

第２日　2017年5月4日（木）
　　　　水西（10:20分発）SRT607　光州松汀（12:20分着）　　　　　　　　　社稷公園（サジッコンウォン）

第３日　2017年5月5日　(金）
　　　　光州松汀（8:17分発）KTX505で木浦（8:54分着）
　　　　
第４日　2017年5月6日　(土）
　　　　木浦（8:00分発）SRT654　益山（9:12分着)
　　　　益山（9:43分発）KTX781　全州（9:58着）
　　　　全州（18:16分発）KTX781 益山（18:34分発）

第５日　◎2017年5月7日（日）
　　　　益山（6:10分発）セマウル1152号　龍山着（9:43分着）
　　　　龍山（10:30分発）　KTX123　釜山（13:09分着）
　　　　釜山（15:50分発）　ビートルJF447　福岡（18:55分着）

写真は（上）今回乗車した最後の「セマウル号」
(下) 始めて乗車した1989年当時の「セマウル号」

エリア その他の都市(韓国)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

2017年5月7日（日）
益山（イクサン）駅
今回の旅行のメーンイベントです。

楽しみにしていたセマウル号（真ん中の緑色）に乗車します。
益山　6時10分発
終着　龍山（ヨンサン）は9時43分着です。

セマウル号のチケット

時刻表
益山（イクサン） ６時１０分発　龍山（ヨンサン）９時４３分着
群　山（グンサン）６時３１分着
長　項（チャンハン）６時３９分着
舒　川（ソチョン）６時４５分着
熊　川（ウンチョン）７時０１分着
大　川（テチョン）7時１５分着
廣　川（クヮンチョン）７時３２分着
洪　城（ホンソン）７時４４分着
禮　山（イェサン）７時５９分着
新禮院（シルレウォン）８時０５分着
温陽温泉（オナンオンチョン）８時１８分
牙　山（アサン）８時２６分着
天　安（チョナン）８時３１分着
平　沢（ピョンテッ）８時４９分着
水　原（スウォン）９時１０分着
永登浦（ヨンドゥンポ）９時３４分着
龍　山（ヨンサン）９時４３分着

昔の先頭車ではなくなってしまったのは残念ですが、車内に入れば「セマウル号」の世界が広がります。

１号車　特室（グリーン車）この車両に乗車します。

２号車　カフェ車

３号車　３号車から７号車まで一般室

４号車　一般室（イルバンシル）

５号車　一般室（イーバンシェリ）

６号車　一般室

７号車　一般室（イルバンシル）

８号車　一般室（イルバンシル）

最後は電源車、ムグンファ号カラーはご愛敬。

セマウル　ヨンサン←イクサン　このサボ（サインボード）いつまで見れるのかなぁ。

長い楕円形の窓もセマウル号の特徴。

一般席（普通車）の紹介です。

このシートピッチの広さ。この席はグリーン車（特室）ではありません。普通車（一般席）のシートです。

リクライニングの角度も深くレッグレスト（手前側のシート）を使えばほとんど横になったような感覚です。

レッグレストとフットレストを装備　これも普通車の設備です。　　　

シートリクライニングとレッグレストのボタン　　

昔は食堂車が連結されていましたが、時代の流れか「セマウル号」でも廃止されてカフェカーとなってます。

次は特室（日本のグリーン車）です。

見た目は、普通車と色の違いだけで大きく特室と一般室の差はほとんど感じられません。
それだけ一般室が豪華な事ですね。

一般席より僅かですがシートピッチは広くなってます。リクライニングの角度もさらに深く、座るとフルフラットシートのような感覚です。夜行列車だったらぐっすり眠れそうです。

こんなに倒れると後席の人に気を使い全開で倒せられないかもしれません（笑）

６時１０分　益山駅を出発。

セマウル号は天安までは湖南線ではなく長項線経由なので太田（西太田）は通りません。

初めの停車駅　群山（グンサン）6：30分到着

長項駅（ジャンハン）6時39分着

舒川駅（ソチョン）　6：45分着

熊川駅（ウンチョン）7時01分着

大川（テチョン）駅　7時15分着

廣　川（クヮンチョン）駅 ７時32分着

洪　城（ホンソン）7時44分着

禮山（イエサン）駅 ７時59分着

新禮院(シルレウォン)駅　８時05分着

温陽温泉(オナンオンチョン)駅　８時18分

牙山(アサン)駅　８時26分着

ＫＴＸの天安牙山駅と接続駅です。

ＫＴＸの天安牙山駅

天安(チョナン)駅 ８時31分着

平　沢(ピョンテッ) ８時49分着

水　原(スウォン) ９時10分着

永登浦(ヨンドゥンポ) ９時34分着

漢江を渡ります。

以前、この歩道橋で「セマウル号」の写真を撮りました。

2017年3月 JINエアーで行く韓国・ソウル 美味しい物を食べよう！(前編）
http://4travel.jp/travelogue/11224830

龍山駅が見えて来ました。
「セマウル号」いままで、いろいろな思い出ありがとうございました。
特に初めて乗車した赤いセマウル号の思い出は今でも強く残っています。

9時43分着終着駅　龍　山(ヨンサン)駅に到着した「セマウル号」
これが、最後の「セマウル号」になると思うと寂しい気がします。

「追記」
セマウル号は2018年４月30日に引退しました。
長い間韓国の人はもとより日本の鉄道ファンからも愛されていたセマウル号。
本当にお疲れ様でした！

龍山(ヨンサン)駅

龍山駅 10時30分発　プサン駅行き　KTX123
KTX湖南線の始発駅は龍山駅　KTX京釜線の始発はソウル駅と決まってましたが
SRTが開通し、初めて龍山駅発プサン駅行きKTXに乗車しました。

KTXの特室（グリーン車）

シートはリクライニングするタイプのシートではなく座面が前に出るタイプ

手前のシートは座面を前に出した状態です。座面が少し前に出ています。
しかし、シートバックはほとんどリクライニングしていません。
3列シートでシートの幅は広いですが、「セマウル」号の一般室のシートと
比べても雲泥の差です。

KTX123号

プルコギ弁当の昼食

プサン駅に到着します。

13時9分　プサン駅に到着。

改築中のプサン駅

入口のエスカレターが撤去されてます。この跡地に何が出来るのだろう。

韓国最後の食事は、konomiさん絶賛のデジクッパのお店「ポンジョンテジクッパ 」
並んで食べるのは初めてですが、イチ押しのお店なのでGW韓国最後の食事はこのお店でしめる事にしました。

普通のデジクッパより透明度があるようなスープ。
ところが並のデジクッパではありません！

このお店のすごい所は、アミやコチジャンなどで味をととのえなくても、とても美味しい。やさしい味です。一口そのままの味をご賞味する事をお勧めします。

他のお店ではアミ（塩味）は入れて食べますが、このお店のデジクッパアミは入れません。ニラを少し加えただけで食べられます。

新しくなった釜山港国際旅客ターミナル。
釜山駅から近く徒歩でも行けるのでとっても便利になりました。

15時50分発　ビートルJF447便で福岡・博多へ

ビートルで福岡に帰ります。
ここまで長い時間かかってしまいましたが、最後まで訪問いただきましてありがとうございました。

2017年GW 韓国 SRTとセマウル号で行く全羅北道・全羅南道 鉄道の旅 (1)ソウル編　https://4travel.jp/travelogue/11240540

最後にセマウル号の思い出の写真を3枚掲載します。

ソウルから釜山まで初めて乗車した赤い先頭車のセマウル号
1989年9月　釜山駅にて撮影

(思い出の写真）

ソウルから釜山まで初めて乗車したセマウル号
1989年9月　釜山駅にて撮影

思い出の写真

セマウル号のチケット

2003年12月21日乗車　ソウル10:00分発　プサン14:25分着