1999年6月3度目の韓国鉄道旅行

1999/06/25 - 1999/06/30

　昔の写真を整理していたら、1999年6月の韓国旅行の写真が出てきました。
　画像はあまりきれいではありませんが、当時の記憶がよみがえってきました。
　このときは、3回目の訪韓だったのですが、行きは職場の仲間と団体旅行、2日めからは個人行動で鉄道乗りつぶしといった内容でした。

エリア その他の都市(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: アシアナ航空

　初日は、職場の同僚と団体旅行、いくつかの観光地を回って、夕食は梨泰院の漢江に近い（近かったと思う）「田園ガーデン」というところでした。
　焼肉食べ放題、焼酎飲み放題、それでいて焼肉がむちゃくちゃおいしかった記憶があります。
　結構大きなお店でしたが、今も営業しているのでしょうか。
　もう一度行きたいお店です。

　翌日、職場の同僚と別れて個人行動に出ます。
　まず、ソウルから西大田へ向かい、西大田から大田行きの各駅列車に乗ります。
　実は西大田から大田へは1日に数本しか走っていません。
　その区間をわざわざ乗りに来たのでした。

西大田駅 駅

　こちらは隣のホームに停まっていた列車です。
　

　大田駅の駅舎です。
　現在は、↓こんな感じです。

http://4travel.jp/traveler/koreanrailfan/pict/21482343/

大田駅 駅

　大田駅の駅名標です。

　大田駅から忠北線で堤川駅にやってきました。
　この間の写真が見当たりませんでした。
　結構、景色がいいところも走っているのですけれどね。

　堤川駅の駅名標です。
　今度は、太白線に乗ります。

　甑山駅で下車します。
　現在は、ミンドゥンサン駅に改称されています。

　駅は少し小高いところにあります。
　駅からまちを見下ろす感じになります。
　そんなに大きなまちではありませんが。

　この階段を上って駅に行きます。

　この駅から旌善線が分岐しています。
　今回は、旌善線に乗りに来ました。

　甑山駅のホームです。

　これから乗る旌善線九切里行きの客車です。
　機関車プラスロングシートの客車2両でした。

　この機関車が牽引します。

　私が乗ってきた列車の次の列車を待って出発です。

　九切里行き列車は、一度太白方面に向かってから橋を渡り、そこからぐんぐん下がって90度Ｕターンして、堤川方面の線路としばらく並行して走ります。
　こちらも、車窓の写真は一枚も見当たりませんでした。残念。
　九切里駅に到着、この駅とひとつ手前のアウラジ駅の間は、数年前に廃止されてしまいました。

　九切里駅ホームからの写真です。
　現在は、九切里とアウラジ間、レールバイクで走ることができるようです。

　客車

　谷間の終着駅、なかなか趣があります。

　機関車を前後取替え作業が始まりました。

　九切里駅の駅舎です。

　現在も改修されて使っているようです。

　機関車が付け替えられました。

　折り返し甑山へ向かいます。

　6月とはいえ、九切里19:20発、だいぶ夕暮れが迫ってきました。
　車内はお客さんも少なく、こんなところで一人でいて大丈夫だろうかって、ちょっと心配になりました。（笑）

　甑山駅からピドゥルギ号に乗り、堤川へ向かいました。
　この列車は太白線の支線の咸白線経由でした。
　堤川駅から、夜行の江陵行きに乗りました。

　早朝の江陵駅に到着しました。

　小さな駅舎です。

　駅前の様子です。
　現在もあまり変わっていないのではないかと思います。

　折り返し、栄州方面行きに乗ります。
　正東津駅です。

　海に最も近い駅として知られています。

　道渓駅です。
　ここから三段スイッチバックに進みます。

　三段スイッチバックを進みます。
　羅漢亭駅で交換した江陵方面行き列車が下に見えました。

　この風景ももう少しで路線変更により、見られなくなるようです。

　

　桶里駅です。

　堤川方面への短絡線、太白三角線が右へ別れていきます。

　太白線と合流して栢山駅に到着です。

　鉄岩駅で下車します。
　大きな駅舎ですが、駅前は閑散としていました。

　鉄岩駅から太白線文曲駅へ移動します。
　この間のバスがあるのかないのかわかりませんでしたが、タクシーで移動しました。
　タクシーで文曲駅に着くと、駅にいたお客さんはびっくりしていました。（笑）
　太白線の列車は、ほとんど太白三角線を通って、東海・江陵方面へ向かうので、鉄岩へ向かう列車は1日1往復しかありません。その列車に乗るため、わざわざ文曲駅へやってきたのでした。

　文曲駅から鉄岩経由の栄州行きトンイル号に乗ります。

　栄州駅に到着しました。
　駅前広場はだだっ広かったです。

　栄州駅から、慶北線経由の釜山行きに乗ります。
　この区間も1日3往復（週末4往復）しかないローカル線です。

　この路線には、2007年にも乗りました。
　その時の旅行記は↓こちらです。

　http://4travel.jp/traveler/koreanrailfan/album/10156018/

　醴泉駅です。栄州からここまであまり街らしい街はありませんでした。

　龍宮駅です。

　この当時は、まだ運休だったかと思いますが、聞慶線が近づいてきて店村駅に到着です。

　金泉駅で下車しました。

　釜山行きムグンファ号です。
　私は、ソウル行きに乗りました。

　水原駅で下車します。
　ここから首都圏電鉄線・地下鉄乗りつぶし開始です。

　翌6月28日も、ソウル近郊の首都圏電鉄線・地下鉄乗りつぶしです。
　4号線・果川線・安山線を乗りとおし、当時の終着駅安山駅までやってきました。
　現在は、烏耳島駅まで延長されています。

　

　安山線のそばには、1995年に廃止された水仁線の跡を見ることができます。線路もまだ残っている区間もありました。
　一度乗りたかったですね。
　なお、水原から安山線方面へは、新しい水仁線が建設中です。
　また乗りに来ないといけませんね。

　次は、京仁線で仁川へやってきました。
　こちらは、2010年にも訪れています。

　http://4travel.jp/traveler/koreanrailfan/album/10475376/

　ソウル市内に戻り、今度は新村駅から郊外線に乗ります。
　陵谷ー議政府を結ぶ楽しい路線でしたが、こちらも廃止されてしまいしまた。

　郊外線の列車です。

　陵谷駅だったかな？

　京義線と別れ、ソウルの北側を走ります。
　高層マンションがすぐ近くに見えますが、この路線は使われていません。
　まるで、蜃気楼のようです。（笑）

　翌6月29日、夜行寝台で亀浦駅まできて、そこから昌原駅乗換えで鎮海線に乗りに来ました。
　時刻表には、鎮海駅の先、統海駅までの運転となっていますが、統海駅は海軍施設の中にあり、一般の人は行けないとのことでした。
　そのことは本で読んで知っていましたが、乗り過ごしたことにして統海駅まで来てしまいました。（笑）
　とても緊張した中で、唯一撮影できた駅名標の写真です。

　鎮海駅から一度馬山へ出て、それから釜山へ戻りました。
　釜山の沙上バスターミナルで降りると、こんなアーケードが、釜山地下鉄2号線西面駅ー湖浦駅が翌6月30日から開業するというお知らせでした。
　実は、この日6月29日に大邱地下鉄乗車をもって、韓国鉄道全線踏破の予定でした。
　それが、一日もしないうちにタイトル返上になるとは…30日には帰国する予定でしたので、どうにもなりませんでした。

　国鉄の沙上駅へ向かいます。

　少々時間があったので、密陽まで行ってみることにしました。
　このタイプのムグンファ号は、もう走っていませんね。

　密陽駅です。

　釜山駅に戻って、それから蔚山駅乗換えで慶州駅にやってきました。
　この区間、日中乗るのは初めてでした。

　慶州駅から浦項駅へ向かいます。

　浦項駅舎です。

　折り返し、今度は東大邱に向かいます。

　東大邱駅に到着しました。
　この時点で、韓国国鉄路線は全線踏破でした。

　続けて、大邱地下鉄に乗ります。
　このころは、1号線安心ー辰泉間が開業していました。

　地下鉄東大邱駅です。

　東の終着駅安心駅です。
　

　当時の西の終着駅辰泉駅です。
　現在は、1駅延長され大谷駅が終着駅です。

　この時点で韓国鉄道全線踏破です。
　1999年6月29日午後9時過ぎのことでした。
　翌30日には、釜山地下鉄2号線開業により、数時間でタイトル返上となったわけですが。

　再び、夜行列車でソウル駅へ戻り、翌朝京義線でムン山まで往復してきました。
　現在は、この区間も首都圏電鉄として電車が走っていますが、あの当時は、こんなに短期間に変貌を遂げるとは思いもよりませんでした。
　これで、5泊6日の第3回韓国鉄道旅行も無事終了、と言いたいところですが、金浦空港で帰りの航空便のリコンファームがされていないと言われ…。
　空席があったので、無事予定通り帰ってこられましたけれど、もし帰ってこられなかったら大変なことでした。