2017/05/05 - 2017/05/05
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よっちゃんさん
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5月5日(金)子どもの日
この時期にしか見られない熊本県の希少野生動植物に指定され、条例で捕獲が禁じられている「オオルリシジミ」に会いに行きたいと思ってドライブ旅をした。
絶滅危惧種の小型の蝶で阿蘇地方と長野県の一部にしか生息していないという貴重なチョウである。シジミチョウ科で、羽を広げた全長は約3センチしかない。環境省のレッドデータブックで絶滅の恐れが高い危惧1種に指定されている。
草原に生えるマメ科の「クララ」の葉に産卵し、幼虫は花芽を食べて育つという。野焼きや牛の放牧で草原を維持している阿蘇を象徴するチョウである。
自宅出発9:30→国体道路→熊本空港→県道28号線(西原村)→俵山トンネル→南阿蘇村(久木野・白水)→国道325号線→10:30ここから南へ約2km狭い山道をのぼる。
そこが以前から私が会いに行っていた草原である。ここにはクララが一杯生えていてオオルリシジミの生息地として、また見つけられやすい場所であった。 しかし、この場所への入り口には電気柵が設けられており入ることができなくなっていた。理由はこの先にある放牧場の牛の口蹄疫感染を防ぐためと記されていた。
仕方ないので阿蘇登山道の近くにあるキャンプ場の近くの草原で見られたというのが、昨年の熊日新聞に出ていたのでそこに行くことにした。ずいぶん遠回りになるが目的を達するためにはここへ行かねばならない。
そこで、途中で寄り道しながらまず以前から行ってみたかった「ルナ天文台」へ行く。ここは宿泊して夜に星空観測をするには絶好のところであった。緑が広がり子供の遊び場は広いし、遊具も設置してあった。この夏は孫を連れてここへ行こうと思った。10:30~10:50)今回は場所確認だけしてきた。
それから国道325号線から国道265号線に入り「根子岳」や「高岳」の眺めがよい「月廻り温泉」へ。11:00到着。ここでは以前から行ってみたかった近くにある「ラクダ山」へ登って行った。細いが道はきちんとあるので迷うことはない。遠くからしか眺めていなかったが、上に登ってみて貴重な山というのがわかった。すなわち阿蘇の噴火によるマグマが固まってできた山だったのである。阿蘇ジオパークの貴重な一部であることがわかった。面白かったのでついつい長くいて山の頂上付近まで行って下を眺めてきた。またここからの根子岳の眺めもすばらしかった。長く居すぎたのでここで昼食を食べた。
13:00→国道265号線→国道57号線(一宮)→阿蘇駅→県道111号線(阿蘇パノラマライン)→坊中野営場13:50到着)ここは夏目漱石の「二百十日」に出てくる場所で記念碑がある。この近くの草原にいるはずである。
ただ草原といってもそんなに広くはなくクララもあんまり生えていないのである。これではいないかなあと諦めていたらなんと見つかったのである。数は少ないが確かに瑠璃色の美しい羽根をもったチョウがせわしく飛び回っていた。ただ少し目をそらすとどこにいるのかわからなくなってしまう。
しかし今年も少ないが飛んでいるのが確認できてうれしかった。1時間近く見て回ったが数は数匹しかいなかった。生まれたての羽が完全でない赤ちゃんチョウも1匹見つけた。元気に育ってくれよと祈りながら見ていた。
目的を果たして家路についたが国道57号線は渋滞がひどく回り道をして二重の峠へと向かったが、途中で通行止めのところがありまだまだ地震の復興ができていないことを痛感した。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
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ルナ天文台と宿泊棟
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旧白水村当時の下水道の蓋「水の生まれる里」
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ルナ天文台の下の道
つつじの花がきれいだった -
ルナ天文台の案内板
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ラクダ山の岩肌
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ラクダ山の中腹から見た根子岳
阿蘇ジオパークの説明が書かれていた。
ラクダ山の岩石について。 -
月廻り温泉の食堂内から見た根子岳と新緑
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夏目漱石の小説「二百十日」に出てくる草原
この近くで漱石らは道に迷ったということである。 -
上の場所から北外輪山を望む
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ラクダ山の岩石の上から見た木の芽と根子岳
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同じ場所からワイド画面で撮影するとこのように見える
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これがラクダ山の岩石である。マグマが冷えて固まった岩。
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頂上付近の岩石
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中腹から見た岩肌と遠くに見える根子岳
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ラクダ山で見かけたチョウ
名前はわからないがシジミチョウの仲間だろうと思う
ラクダ山にもクララが生えていたのでひょっとしたらオオルリシジミがいるかなと思ったが見つけられなかった。クララは結構生えていたのでいつか来るだろうか? -
月廻り温泉の食堂の近くから見た新緑の木の葉と根子岳のコントラストが美しい
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月廻り温泉から見たラクダ山
このとがった山の上まではいくことができない -
やっと見つけたオオルリシジミ
動くとすぐに逃げるので写真でとるのは難しい。 -
クララに止まっているが羽は広げていない
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まだ羽を広げてもらえない
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やっと広げた羽
これが瑠璃色 -
やっと羽が見られたがすぐに飛び立ってしまった
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羽を広げたオオルリシジミ
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羽をつぼめていると模様が美しい。
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クララの蜜を吸っているまだ成虫になっていないチョウ
模様がはっきりしていない。 -
これも同じチョウで模様がついていない
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返り間際に見つけたが、望遠で写したのであんまりはっきりしないが、しっかりすみれの蜜を吸っていた。
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ここにもいたラクダ山で見たチョウと同じだろう。
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