2017/03/17 - 2017/03/29
116位(同エリア220件中)
neisanさん
- neisanさんTOP
- 旅行記62冊
- クチコミ54件
- Q&A回答99件
- 188,111アクセス
- フォロワー20人
リスボンからの日帰り旅行。午前中にオビドスを回り、鉄道・バスを乗り継いで旅の最後はサンタ・クルスの街へ向かいます。
サンタ・クルスは、かつて壇一雄が小説を執筆した街。彼が一人ヨーロッパの西端に流れ着き、どのような思いでこの作品を書き続けたのか、その片鱗にわずかでも触れることができるかもしれない。このことが旅の後半のハイライトになりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
オビドスの北東の門から坂を下り、反時計回りに城壁に沿ってポルトガル鉄道オビドス駅に来ました。周囲は全く人影がありません。
オドビス駅 駅
-
駅舎の入口は全て閉じられており、ホームへは道路から直接入れます。
それにしても人の気配がありません。この線区はローカル線のため、列車の運行密度も低く、この列車に乗れない場合は、バスを乗り継ぎかなりの大回りになります。 -
ホームの壁に装飾タイル。アズレージョですが、これは先程通ったオビドスの裏通りです。
-
駅舎の壁一面にオビドスの街が描かれています。鉄道がこの街への主なアクセス手段にならないのが残念ですね。
-
定刻を少し遅れて列車が入って来ました。車体は満身落書きだらけです。
-
車内はいたって人が少ない。しばくすると車掌さんがやってきてようやく切符が買えました。
-
40分でトレシュ・ベドラシュ駅に到着。サンタ・クルス行きのバスは定時運転で20分の乗り継ぎ。ここで数分の遅延です、しかもここからバスターミナルまで1㎞少々あります。
駅前でタクシーをつかまえればぎりぎり間に合うかと思っていましたが、駅前にそのタクシーの姿がない。近くの人にタクシー乗り場はここかと訪ねると、シー(イエス)との返事。
待つこと数分。現れたタクシーに、"アウトブス テルミナル"。これはスペイン語発音ですが、ポルトガル語のメモを見せる余裕はありません。
ありがたいことに、タクシードライバは英語で応対。無事トレシュ・ベドラシュのバスターミナルに到着。お釣りを受け取る時間ももったいないので、4ユーロ丁度を渡し、切符売り場の窓口を目指します。
サンタ・クルスまでの切符を買おうとすると、"On the bus"。バスの運転手から購入です。窓口の女性は3番プラットホームだよと教えてくれました。
-
バス乗り場の確認まで必死でしたが、結局まだ数分のゆとりがあり、ターミナルでトイレに寄ることもできました。
バスは市街で乗客を拾いながら西に向かいます。 -
バスは幹線道路に出て西に向かいます。
-
サンタ・クルスの街に入ってきました。
-
街の中央部を通り抜け海岸に出たところでバスを降りました。持参したタブレットのGPS情報を基に、壇一雄の文学碑を探します。歩くこと数分。
「落日を拾ひに行かむ海の果」
思ったよりも大きな文学碑が建てられていました。 -
この文学碑ができて25年。今でもここを訪れる人がいるほど、その作品には人を引きつけるものがあります。
-
文学碑の裏面です。
-
文学碑から海岸を眺めると・・・。またもや雨が降りそうです。
-
ついにまた降って来ました。
-
雨宿りの場所を求めて、飛び込んだのがどうもスイーツ屋さんのようです。お昼を食べようと思っていましたが、結局今日のお昼はタマゴタルト!
-
しばらく休憩してると雨が上がりましたので、次は檀一雄の旧居へ。
先程のお菓子屋さんから至近です。 -
プロフェッサ・ダン・カズオの名前が通り名になっています。
-
壇一雄の旧居です。文学碑の所で挨拶した地元の男性( ショーン・コネリー風)に、ここで再び顔を合わせ、この家だと教えて頂きました。旅行をしていると見知らぬ人でもいかに挨拶が必要かを痛感させられます。
男性曰く、「入口の壁に壇一雄が住んでいた家というプレートが付いていたが、取れてしまい。そのままになっている。」とのこと。
英語で話してくれよく分かりました。感謝! -
天気が回復し、再び海岸に。
-
シーズン・オフで閑散としてしていますが、現在はサーフィンのメッカの様子。かつての素朴な漁村も今はリゾート地です。
-
-
-
それにしても、ここの住人はどこに?
-
-
-
海岸通りです。夏になればかなり賑わいそうですが・・・。
-
-
なかなか洒落た家もありますね。住宅?ペンション?
-
そろそろバスで帰ることにします。海岸通りは一方通行のため、往路に降りたバス停と帰路のバス停は100mほど離れています。
-
定時よりだいぶ遅れてバスがやって来ました。
-
まずは、サンタ・クルスからトレシュ・ベドラシュへ戻ります。
途中山の上に妙なものが・・・。高射砲? -
トレシュ・ベドラシュのバスターミナルへ戻ってきました。ここから急行バスでリスボンへ戻ります。プラットホームは1番。切符もドライバーから購入です。
-
トレシュ・ベドラシュのバスターミナル。Google Street Viewからは見にくいですが、壁の中にターミナルがあり、無料トイレやカフェも併設しています。
-
無事リスボン行きのバスに乗り、市街地を抜けていきます。
-
高速道路に入り、さほど時間も掛からず、朝出発したカンポ・グランデのバスターミナルへ。このバスはメトロ駅の北側が終点です。
-
カンポ・グランデ駅からロッシオ駅にメトロで戻ります。リスボンの1日乗車券は24時間有効なので、ここでカードに24時間券をチャージすれば、明日の空港まで有効です。
-
ロッシオに到着。まだ明るいので、サン・ジョルジェ城に登り、市街を展望することに。
-
城跡に入るのに入場料?前回は自由に入れたような記憶ですが・・・。
ギリシアで始まった金融危機のせいで、ポルトガルも前回よりずいぶん物価が高くなったような気がします。
城跡に入らなくても、周辺道路から街並みを眺めようと山の中腹の道路をタブレットのGPS情報を頼りに歩いて行きます。
-
-
ビルの間から市街地が見えます。結構高い所にいるようですが、なかなか展望が開けません。
-
-
かなり見晴らしがよくなって来ました。マルティン・モニス広場の上までやって来ました。
-
そろそろ坂を下り、広場へと向かいます。空はまだ青いですが夕暮れが近づいています。
-
タブレットを頼りに最短ルートでメトロ駅を目指します。
-
振り返るとサン・ジョルジェ城が夕日で輝いています。街が黄金色に染まる一瞬ですね。
-
マルティン・モニスのメトロ駅に到着。ここからホテルに帰ります。
マルティン モニス駅 駅
-
-
メトロのサルダーニャ駅から徒歩数分でホテルに着きます。場所も分かりやすく快適なホテルでした。
ホテル ゼニット リスボア ホテル
-
リスボン最後の夜となりました。今夜もホテルのレストランでディナーを頂きます。レストランに出向くと、私のために席が用意され、ウェイターも覚えていてくれました。
一皿目はパイ料理を選びました。美味! -
二皿目はポルトガルの名物タラの料理を選びました。料理にずいぶん手間がかけてあり、これもなかなかのものです。
-
最後はフルーツの盛り合わせ。これだけ食べるともうケーキのような重いものは食べられません。
マドリードを起点にイベリア半島海岸を右回りに回る13日間の旅、まさに「落日を拾ひに行かむ海の果」を肌で感じる旅になりました。
今夜はゆっくり寝て、明日日本に帰ります。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
neisanさんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
-
ホテル ゼニット リスボア
3.22
この旅行で行ったスポット
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ポルトガル の人気ホテル
ポルトガルで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ポルトガル最安
488円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
52