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2005年12月、初めて1人で渡った釜山で「次は韓国高速鉄道KTXに乗るゾ」っと誓ったのですが、割と早く韓国高速鉄道KTXに乗るチャンスが巡ってきました。<br />母と妹と祖母と韓国に行ったのです。私だけ離脱して乗り鉄してました。<br /><br />今はなきノースウエスト航空にも乗ってます。<br /><br />私のホームページで公開していた旅行記ですが、管理がめんどくさくなり閉鎖してしまいました。4トラで再公開するにあたり、若干内容を修正しています。

アジア高速鉄道訪問記 韓国KTX編

14いいね!

2006/03/26 - 2006/03/29

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旅行記グループ アジア高速鉄道訪問記

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TX-1000

TX-1000さん

2005年12月、初めて1人で渡った釜山で「次は韓国高速鉄道KTXに乗るゾ」っと誓ったのですが、割と早く韓国高速鉄道KTXに乗るチャンスが巡ってきました。
母と妹と祖母と韓国に行ったのです。私だけ離脱して乗り鉄してました。

今はなきノースウエスト航空にも乗ってます。

私のホームページで公開していた旅行記ですが、管理がめんどくさくなり閉鎖してしまいました。4トラで再公開するにあたり、若干内容を修正しています。

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  • 成田国際空港、第一旅客ターミナル。4階、出発ロビーです。<br /><br />今回の旅は営業最高速度300km/h、日本の500系新幹線と並びアジア最速(当時)の高速鉄道、韓国のKTXに乗りに行きます。

    成田国際空港、第一旅客ターミナル。4階、出発ロビーです。

    今回の旅は営業最高速度300km/h、日本の500系新幹線と並びアジア最速(当時)の高速鉄道、韓国のKTXに乗りに行きます。

    成田空港第1ターミナル 空港

  • 出国手続きを済ませ、搭乗口23番ゲートにやってきました。<br />定刻18:00発、ソウル仁川空港行きのノースウエスト航空7便(NW7便)に乗り、韓国を目指します。<br />コンチネンタルとの共同運行便です。<br /><br />この頃は深い関係であった両社ですが、後に提携関係を解消し、それぞれ別のアラアンスになりました。そしてノースウェスト航空はデルタ航空に吸収され、コンチネンタル航空もユナイテッド航空に吸収されて、今は無くなってしまいましたね。

    出国手続きを済ませ、搭乗口23番ゲートにやってきました。
    定刻18:00発、ソウル仁川空港行きのノースウエスト航空7便(NW7便)に乗り、韓国を目指します。
    コンチネンタルとの共同運行便です。

    この頃は深い関係であった両社ですが、後に提携関係を解消し、それぞれ別のアラアンスになりました。そしてノースウェスト航空はデルタ航空に吸収され、コンチネンタル航空もユナイテッド航空に吸収されて、今は無くなってしまいましたね。

  • NW7便とCO5007便のシップは、ノースウエスト航空のエアバスA330-200型機です。

    NW7便とCO5007便のシップは、ノースウエスト航空のエアバスA330-200型機です。

  • 滑走路16Rから離陸しました。飛行時間が短いため、機内ではすぐに機内食が配られます。<br /><br />このノースウエスト航空はアメリカの航空会社です。機内の公用語は英語で、放送も英語→韓国語→日本語の順番に行われます。

    滑走路16Rから離陸しました。飛行時間が短いため、機内ではすぐに機内食が配られます。

    このノースウエスト航空はアメリカの航空会社です。機内の公用語は英語で、放送も英語→韓国語→日本語の順番に行われます。

  • シップは順調に韓国への飛行をしています。<br />お待ちかね、機内食の時間です。シートポケットに機内食のメニューが入ってないと思っていたら、選択の余地無く機内食(っーつか、お弁当箱)が配られました。<br />中身は、手巻き寿司です。

    シップは順調に韓国への飛行をしています。
    お待ちかね、機内食の時間です。シートポケットに機内食のメニューが入ってないと思っていたら、選択の余地無く機内食(っーつか、お弁当箱)が配られました。
    中身は、手巻き寿司です。

  • 定刻より45分早くソウル・仁川国際空港に着陸しました。<br /><br />現地ガイドに案内され、車に乗りホテルに向います。<br />機内食では少々足りなかったため、ホテル近くのミニストップで軽くオニギリを調達します。レジの横のケースの中に、焼き鳥があったため〝イゴ ジュセヨ(これください)〟と言うと‥ <br />〝コレ カライですよ〟と、日本語で言われてしまいました。

    定刻より45分早くソウル・仁川国際空港に着陸しました。

    現地ガイドに案内され、車に乗りホテルに向います。
    機内食では少々足りなかったため、ホテル近くのミニストップで軽くオニギリを調達します。レジの横のケースの中に、焼き鳥があったため〝イゴ ジュセヨ(これください)〟と言うと‥
    〝コレ カライですよ〟と、日本語で言われてしまいました。

  • どこも街も朝の光景は変わりません。地下鉄の通勤ラッシュに巻き込まれながらやってきたのはソウル駅。朝日のまぶしい階段を駆け上がります。<br />まずは、観光案内所に行き、日本のJR東海ツアーズ東京支店で買ったクーポン券を〝KRパス〟と引き換えます。

    どこも街も朝の光景は変わりません。地下鉄の通勤ラッシュに巻き込まれながらやってきたのはソウル駅。朝日のまぶしい階段を駆け上がります。
    まずは、観光案内所に行き、日本のJR東海ツアーズ東京支店で買ったクーポン券を〝KRパス〟と引き換えます。

    国鉄ソウル駅

  • ソウル駅の3階、KTX専用改札口です。これから乗る列車は、9時00分発 KTX7号 釜山行きです。<br />毎時00分にソウル駅を出発する列車は、列車番号に若番が与えられた速達列車です。<br />この辺の事情は日本と同じです。

    ソウル駅の3階、KTX専用改札口です。これから乗る列車は、9時00分発 KTX7号 釜山行きです。
    毎時00分にソウル駅を出発する列車は、列車番号に若番が与えられた速達列車です。
    この辺の事情は日本と同じです。

  • 15分前に改札が開きました。階段を降りると、ガラス張りの明るいホームが広がっています。

    15分前に改札が開きました。階段を降りると、ガラス張りの明るいホームが広がっています。

  • こちらが韓国の高速鉄道、KTXです。<br />日本の新幹線は編成中の車両に電動車(モータのある車両)がある動力分散方式ですが、KTXは先頭と最後尾の電気機関車に牽引される動力集中方式です。

    こちらが韓国の高速鉄道、KTXです。
    日本の新幹線は編成中の車両に電動車(モータのある車両)がある動力分散方式ですが、KTXは先頭と最後尾の電気機関車に牽引される動力集中方式です。

  • 1編成は機関車を含めて20両で、全長は387メートルです。現在、KTXの車両は46編成あり、12編成がフランスのアルストム車製、34編成はアルストム社との技術提携により韓国ロテム社で製作されています。

    1編成は機関車を含めて20両で、全長は387メートルです。現在、KTXの車両は46編成あり、12編成がフランスのアルストム車製、34編成はアルストム社との技術提携により韓国ロテム社で製作されています。

  • このKTX7号は、ソウル駅が始発ではなく、ソウルの北側の幸信駅からやってきます。<br /><br /><br />KTX7号は、定刻よりやや遅れてソウル駅を後にしました。 

    このKTX7号は、ソウル駅が始発ではなく、ソウルの北側の幸信駅からやってきます。


    KTX7号は、定刻よりやや遅れてソウル駅を後にしました。 

  • これは、天井からぶら下がっているテレビです。これに、停車駅や現在の速度が表示されます。先ほどまで、Windows2000の起動画面が出てました。この後、画面がフリーズしてしていたりしてて‥‥調子悪いんですね

    これは、天井からぶら下がっているテレビです。これに、停車駅や現在の速度が表示されます。先ほどまで、Windows2000の起動画面が出てました。この後、画面がフリーズしてしていたりしてて‥‥調子悪いんですね

  • 今日の朝食はこちら、駅前のファミマで買った太巻きです。飲み物は、安全ラインを見てリプトンを買いましたが、非常にまずかったです。<br />それからその下、〝BBB カタカナハングルを使おう〟と、書いてあるガイドブックがありますが、これは前回の韓国旅行で、高速船の船内で買ったガイドブックです。この後、随所で大活躍してくれます。

    今日の朝食はこちら、駅前のファミマで買った太巻きです。飲み物は、安全ラインを見てリプトンを買いましたが、非常にまずかったです。
    それからその下、〝BBB カタカナハングルを使おう〟と、書いてあるガイドブックがありますが、これは前回の韓国旅行で、高速船の船内で買ったガイドブックです。この後、随所で大活躍してくれます。

  • 列車は、竜山駅の先でトンネルに入り、ソウル近郊を一気に抜けます。その後、半地下構造の光明駅を通過して、255km/hに達したところでトンネルを抜けました。<br />只今、最高速度の300km/h(を、少々オーバーした速度)で走行しています。

    列車は、竜山駅の先でトンネルに入り、ソウル近郊を一気に抜けます。その後、半地下構造の光明駅を通過して、255km/hに達したところでトンネルを抜けました。
    只今、最高速度の300km/h(を、少々オーバーした速度)で走行しています。

  • KTXの高速区間は、ソウル~大田と大田~大邱に分かれています。<br />先ほど、東大邱駅で半分以上の人が降りて車内は閑散としています。東大邱より先は在来線区間を走ります。最高速度300km/hを誇るKTXも、在来線区間では130km/hに制限されます。

    KTXの高速区間は、ソウル~大田と大田~大邱に分かれています。
    先ほど、東大邱駅で半分以上の人が降りて車内は閑散としています。東大邱より先は在来線区間を走ります。最高速度300km/hを誇るKTXも、在来線区間では130km/hに制限されます。

  • 出発から2時間半ほど、見覚えのある町並みが見えてきました。まもなく、終点のプサンに到着します。

    出発から2時間半ほど、見覚えのある町並みが見えてきました。まもなく、終点のプサンに到着します。

  • 釜山駅前から地下鉄に乗り2つ目の駅、南浦洞駅で降ります。

    釜山駅前から地下鉄に乗り2つ目の駅、南浦洞駅で降ります。

  • 再び登場〝濟州屋〟です。前回の韓国旅行で立ち寄ったこの店の味が忘れられずに、またやって来ちゃいました。

    再び登場〝濟州屋〟です。前回の韓国旅行で立ち寄ったこの店の味が忘れられずに、またやって来ちゃいました。

    済州家 (南浦洞店) 地元の料理

  • アワビお粥です。<br />ここは、日本のガイドブックにも登場している有名店です。<br />〝おばちゃん、ウマイね~〟 もちろん、また来ます。

    アワビお粥です。
    ここは、日本のガイドブックにも登場している有名店です。
    〝おばちゃん、ウマイね~〟 もちろん、また来ます。

  • 釜山駅にはバスに乗って戻ります。<br />釜山のバスには、漢字が併記されているので非常に便利です。釜山駅と書かれたバスが来たので、カードリーダーに非接触ICカードであるハナロカードをかざして、バスに乗り込みます。

    釜山駅にはバスに乗って戻ります。
    釜山のバスには、漢字が併記されているので非常に便利です。釜山駅と書かれたバスが来たので、カードリーダーに非接触ICカードであるハナロカードをかざして、バスに乗り込みます。

  • 狭い市場の中を、バスは猛スピードで駆け抜けます。

    狭い市場の中を、バスは猛スピードで駆け抜けます。

  • プサン駅に戻ってきました。再びKTXに乗り、ソウルを目指します。

    プサン駅に戻ってきました。再びKTXに乗り、ソウルを目指します。

    釜山駅

  • 帰りの列車はKTX20号です。このKTX20号は、停車駅の多いタイプで、最速2時間34分のところをたっぷり3時間かけてソウルに向かいます。<br />釜山を出発すると、亀浦駅 密陽駅 東大邱駅 大田駅 天安牙山駅 光明駅 ソウル駅の順に停車します。通過する駅は竜山駅だけですが、竜山駅はKTX湖南線のターミナル駅なので事実上、各駅停車です。 

    帰りの列車はKTX20号です。このKTX20号は、停車駅の多いタイプで、最速2時間34分のところをたっぷり3時間かけてソウルに向かいます。
    釜山を出発すると、亀浦駅 密陽駅 東大邱駅 大田駅 天安牙山駅 光明駅 ソウル駅の順に停車します。通過する駅は竜山駅だけですが、竜山駅はKTX湖南線のターミナル駅なので事実上、各駅停車です。 

  • KTX20号は、定刻通り釜山駅を出発しました。<br />釜山港はコンテナ取扱量、世界3位です。車窓にはたくさんのコンテナが広がっています。

    KTX20号は、定刻通り釜山駅を出発しました。
    釜山港はコンテナ取扱量、世界3位です。車窓にはたくさんのコンテナが広がっています。

  • KRパスでは、追加料金を出して一等車に乗ることもできます。せっかくなので乗ってみることにしました。釜山駅からソウル駅まで9000Wです。客室乗務員が乗っていてジュースがサービスされると聞きましたが‥‥。<br />結局、ジュースの姿を見ることはありませんでした。

    KRパスでは、追加料金を出して一等車に乗ることもできます。せっかくなので乗ってみることにしました。釜山駅からソウル駅まで9000Wです。客室乗務員が乗っていてジュースがサービスされると聞きましたが‥‥。
    結局、ジュースの姿を見ることはありませんでした。

  • 一等車のシートは、全てのシートが進行方向に向くように回転できます。<br />日本では、進行方向に向って座るのは当たり前のことですが、このKTXの基本となったフランスのTGVなど、ヨーロッパにはそのような発想がありません。

    一等車のシートは、全てのシートが進行方向に向くように回転できます。
    日本では、進行方向に向って座るのは当たり前のことですが、このKTXの基本となったフランスのTGVなど、ヨーロッパにはそのような発想がありません。

  • 高速区間を300km/hで駆け抜けています。日本の新幹線と違って防音壁が無いため、不思議な感じがします。<br /><br />先ほど、天安牙山駅に停車している時、反対側の本線を釜山行きのKTXが通過していきました。300km/hの迫力は、すごいですね。

    高速区間を300km/hで駆け抜けています。日本の新幹線と違って防音壁が無いため、不思議な感じがします。

    先ほど、天安牙山駅に停車している時、反対側の本線を釜山行きのKTXが通過していきました。300km/hの迫力は、すごいですね。

  • ソウル近郊区間では地下鉄線と並んで走ります。<br />韓国では例え地上を走っていても、通勤電車の事を全て地下鉄と言います。<br />日本の地下鉄東西線も地上区間が多いのと同じです。

    ソウル近郊区間では地下鉄線と並んで走ります。
    韓国では例え地上を走っていても、通勤電車の事を全て地下鉄と言います。
    日本の地下鉄東西線も地上区間が多いのと同じです。

  • 韓国人はトイレの中でタバコを吸い、新聞を読む習慣があるらしく、非常に長いんです。ソウル駅に着く直前、KTXの中で〝差し迫った状況〟になり、ソウル駅のトイレに駆け込みました。<br />で、よくよく見るとトイレに、こんな掲示が‥‥本当にこんな使い方していいのでしょうか?

    韓国人はトイレの中でタバコを吸い、新聞を読む習慣があるらしく、非常に長いんです。ソウル駅に着く直前、KTXの中で〝差し迫った状況〟になり、ソウル駅のトイレに駆け込みました。
    で、よくよく見るとトイレに、こんな掲示が‥‥本当にこんな使い方していいのでしょうか?

  • ソウル駅から地下鉄に乗り、明洞駅を目指します。<br />電車の車体には、〝KORAIL〟と書かれた韓国鉄道公社のロゴが入っていますが、KRパスは使えません。先ほど窓口で買った非接触ICカード〝T-money〟で改札を抜けます。

    ソウル駅から地下鉄に乗り、明洞駅を目指します。
    電車の車体には、〝KORAIL〟と書かれた韓国鉄道公社のロゴが入っていますが、KRパスは使えません。先ほど窓口で買った非接触ICカード〝T-money〟で改札を抜けます。

  • 明洞の町並みです。

    明洞の町並みです。

  • 今日もソウル駅にやってきました。これから一番上の緑の表示、8時35分発のセマウル1031号に乗ります。

    今日もソウル駅にやってきました。これから一番上の緑の表示、8時35分発のセマウル1031号に乗ります。

    国鉄ソウル駅

  • こちらがセマウル号です。KTXが誕生するまでは韓国を代表する列車で車内も豪華です。ステンレスの客車に緑の帯、その前後には機関車がついています。<br />ちなみに、〝セマウル〟より〝セマウロ〟の方が正しい発音だと思いますが、なぜかセマウルと呼ばれています。

    こちらがセマウル号です。KTXが誕生するまでは韓国を代表する列車で車内も豪華です。ステンレスの客車に緑の帯、その前後には機関車がついています。
    ちなみに、〝セマウル〟より〝セマウロ〟の方が正しい発音だと思いますが、なぜかセマウルと呼ばれています。

  • ソウル発、馬山行きの〝セマウル〟です。馬山とは、昨日行ったプサンの近くの街ですが、今日は時間が無いため、途中の大田まで乗ります。

    ソウル発、馬山行きの〝セマウル〟です。馬山とは、昨日行ったプサンの近くの街ですが、今日は時間が無いため、途中の大田まで乗ります。

  • セマウルは漢江鉄橋を渡っています。<br />昨日のKTXもそうですが、車内放送は、韓国語、英語、日本語、中国語の順に流れました。これがまた、非常に丁寧な放送なのです。外国語で放送するのは、次の停車駅だけでいいと思いますが‥‥

    セマウルは漢江鉄橋を渡っています。
    昨日のKTXもそうですが、車内放送は、韓国語、英語、日本語、中国語の順に流れました。これがまた、非常に丁寧な放送なのです。外国語で放送するのは、次の停車駅だけでいいと思いますが‥‥

  • 水原までは地下鉄1号線と併走して走る複々線区間が続きます。

    水原までは地下鉄1号線と併走して走る複々線区間が続きます。

  • このセマウルには、日本では数少なくなった食堂車が連結されています。先ほど、ソウル駅に向かう地下鉄の車内で空腹で気持ち悪くなりながらも持ちこたえ、この食堂車に辿り着きました。まだ、ランチにはちょっと早い時間ですが、注文したのは〝韓国風ランチボックス〟です。

    このセマウルには、日本では数少なくなった食堂車が連結されています。先ほど、ソウル駅に向かう地下鉄の車内で空腹で気持ち悪くなりながらも持ちこたえ、この食堂車に辿り着きました。まだ、ランチにはちょっと早い時間ですが、注文したのは〝韓国風ランチボックス〟です。

  • 日本も韓国も同じ農耕民族です。広がる車窓は日本とまったく同じ農村風景が広がります。

    日本も韓国も同じ農耕民族です。広がる車窓は日本とまったく同じ農村風景が広がります。

  • 大田で〝セマウル〟を降ります。

    大田で〝セマウル〟を降ります。

  • なにしに大田まで来たかと言うと、セマウルに乗りに来ました。2時間ぐらい適当に走って、またソウル駅に戻る丁度いいセマウル(そんな無意味な列車あるわけ無いけど)が無いため、こんな見ず知らずの街に降り立ちました。<br />ここで折り返してソウルに戻ります。<br /><br />この駅で、2回も年配の韓国人に話しかけられました。向こうも、まさか日本人だとは思わずに道を尋ねてきます。もちろん説明できるわけはありません。BBBの〝私は日本人です〟と書いてある部分を見せると、日本語で〝すいませんでした〟と帰ってきます。韓国で分からない事があったら、年配の方に日本語で尋ねるようにしています。

    なにしに大田まで来たかと言うと、セマウルに乗りに来ました。2時間ぐらい適当に走って、またソウル駅に戻る丁度いいセマウル(そんな無意味な列車あるわけ無いけど)が無いため、こんな見ず知らずの街に降り立ちました。
    ここで折り返してソウルに戻ります。

    この駅で、2回も年配の韓国人に話しかけられました。向こうも、まさか日本人だとは思わずに道を尋ねてきます。もちろん説明できるわけはありません。BBBの〝私は日本人です〟と書いてある部分を見せると、日本語で〝すいませんでした〟と帰ってきます。韓国で分からない事があったら、年配の方に日本語で尋ねるようにしています。

  • 帰りは、急行列車に相当する〝ムグンファ〟でソウルに戻ります。<br />例え、ハングルが読めなくても、フラップボードの一番左の項に表示してある列車番号で種別が可能なのです。二桁の番号がKTX、1000番台がセマウル、1200番台~がムグンファです。そして、日本と同じで奇数が下り列車(ソウルから遠ざかる列車)、偶数が上り列車(ソウル方面に向う列車)です。<br />列車番号の文化は、文字の壁すら打ち破るのです。<br />さて、私が乗るのは11時6分発、ムグンファ1204号です。ここでは、一番右の項に6分遅れと表示してありますが、実際は11分遅れてきました。

    帰りは、急行列車に相当する〝ムグンファ〟でソウルに戻ります。
    例え、ハングルが読めなくても、フラップボードの一番左の項に表示してある列車番号で種別が可能なのです。二桁の番号がKTX、1000番台がセマウル、1200番台~がムグンファです。そして、日本と同じで奇数が下り列車(ソウルから遠ざかる列車)、偶数が上り列車(ソウル方面に向う列車)です。
    列車番号の文化は、文字の壁すら打ち破るのです。
    さて、私が乗るのは11時6分発、ムグンファ1204号です。ここでは、一番右の項に6分遅れと表示してありますが、実際は11分遅れてきました。

  • こちらが、その〝ムグンファ〟です。<br /><br />この様に、機関車に引っ張ってもらうタイプの列車は折り返しの際、機関車を反対側に回す〝機回し〟が必要になり、手間がかかります。踏切は未だ手動で、鉄橋の横には河川の状態を監視する小屋があり、中には人が居ます<br />自動車や液晶テレビが自前で作れ、300km/hで高速鉄道が走る国の鉄道産業として、あまりにも近代化が進んでいない様に感じます。

    こちらが、その〝ムグンファ〟です。

    この様に、機関車に引っ張ってもらうタイプの列車は折り返しの際、機関車を反対側に回す〝機回し〟が必要になり、手間がかかります。踏切は未だ手動で、鉄橋の横には河川の状態を監視する小屋があり、中には人が居ます
    自動車や液晶テレビが自前で作れ、300km/hで高速鉄道が走る国の鉄道産業として、あまりにも近代化が進んでいない様に感じます。

  • 田園地帯を走る京釜線の車窓には変化がありません。まだ新しい高架橋が見えてきました。これはKTX高速線です。

    田園地帯を走る京釜線の車窓には変化がありません。まだ新しい高架橋が見えてきました。これはKTX高速線です。

  • 後ろの席には、軍服を着た私と同い年くらいの兵士が座っています。韓国の男子には兵役の義務があり、多くの人は、大学2年終了時に入隊し、陸軍で26ヶ月、海軍で28ヶ月、空軍で30ヶ月の兵役期間を終えて学生に戻ります。<br />もし今、再び朝鮮戦争が始まった場合、私は〝外国人〟として、ジュネーブ条約により保護され、韓国を脱出すればいいだけですが、彼は戦地に送り込まれるかもしれません。<br />私の生まれた国が、戦争も兵役も無い平和な国である事を、これほどまでに実感したことはありませんでした。

    後ろの席には、軍服を着た私と同い年くらいの兵士が座っています。韓国の男子には兵役の義務があり、多くの人は、大学2年終了時に入隊し、陸軍で26ヶ月、海軍で28ヶ月、空軍で30ヶ月の兵役期間を終えて学生に戻ります。
    もし今、再び朝鮮戦争が始まった場合、私は〝外国人〟として、ジュネーブ条約により保護され、韓国を脱出すればいいだけですが、彼は戦地に送り込まれるかもしれません。
    私の生まれた国が、戦争も兵役も無い平和な国である事を、これほどまでに実感したことはありませんでした。

  • ソウルの少し手前の駅、永登浦駅で〝ムグンファ〟を降ります。<br />客車列車らしく、ゆっくりと出発していきました。

    ソウルの少し手前の駅、永登浦駅で〝ムグンファ〟を降ります。
    客車列車らしく、ゆっくりと出発していきました。

  • 永登浦駅より、地上を走る地下鉄1号線に乗りやってきたのは、新吉駅です。この地下鉄、関東では3月17日で引退した日本の103系電車と良く似た車両に乗り、涙が出そうになりました。<br />調べてみたら、日本の技術協力によって建設された地下鉄だそうです。<br /><br />ちなにみ、この写真のKTX編成は昨日、KTX7号として私をプサンに運んだ第7編成です。

    永登浦駅より、地上を走る地下鉄1号線に乗りやってきたのは、新吉駅です。この地下鉄、関東では3月17日で引退した日本の103系電車と良く似た車両に乗り、涙が出そうになりました。
    調べてみたら、日本の技術協力によって建設された地下鉄だそうです。

    ちなにみ、この写真のKTX編成は昨日、KTX7号として私をプサンに運んだ第7編成です。

  • 新吉駅の急行線を〝ムグンファ〟が通過していきます。この機関車のエグゾーストは超大音量で、心臓まで響きます。<br /><br />このホームで1時間ほど列車の写真を撮り、KTXの他にも〝セマウル〟や〝ムグンファ〟さらには地下鉄線の車両を採取したので長居は無用です。そそくさ撤収します。

    新吉駅の急行線を〝ムグンファ〟が通過していきます。この機関車のエグゾーストは超大音量で、心臓まで響きます。

    このホームで1時間ほど列車の写真を撮り、KTXの他にも〝セマウル〟や〝ムグンファ〟さらには地下鉄線の車両を採取したので長居は無用です。そそくさ撤収します。

  • 後に放火されて全焼する崇礼門です。

    後に放火されて全焼する崇礼門です。

  • ソウル駅から北に500mほど、京義線の西小門踏切りにやってきました。<br />京義線自体は至って普通の近郊線ですが、この先の高陽にはKTX高陽車両基地、水色には水色客車・機関車事務所があり、本数や種類が多く楽しめる踏切です。<br />京義線は、北朝鮮との軍事境界線を挟む非武装地帯の手前、民間人統制区域内の都羅山駅まで伸びていて、その先は北朝鮮側と連結工事中です。<br /><br />ソウルも人口集中により、従来では敬遠されていた北側への住宅地開発がすすみ、京義線も沿線人口が増え日々通勤に利用される近郊区間となりました。南北が対峙する微妙なパワーバランスの下で運行される鉄道に、人々は何を思いながら、この鉄道を利用しているのでしょう?

    ソウル駅から北に500mほど、京義線の西小門踏切りにやってきました。
    京義線自体は至って普通の近郊線ですが、この先の高陽にはKTX高陽車両基地、水色には水色客車・機関車事務所があり、本数や種類が多く楽しめる踏切です。
    京義線は、北朝鮮との軍事境界線を挟む非武装地帯の手前、民間人統制区域内の都羅山駅まで伸びていて、その先は北朝鮮側と連結工事中です。

    ソウルも人口集中により、従来では敬遠されていた北側への住宅地開発がすすみ、京義線も沿線人口が増え日々通勤に利用される近郊区間となりました。南北が対峙する微妙なパワーバランスの下で運行される鉄道に、人々は何を思いながら、この鉄道を利用しているのでしょう?

  • 踏切りをゆっくりと〝回送 ムグンファ〟が通過していきます。日本の踏切りと違って、必要の無い部分には遮断幹が設置されていません。

    踏切りをゆっくりと〝回送 ムグンファ〟が通過していきます。日本の踏切りと違って、必要の無い部分には遮断幹が設置されていません。

  • この踏切りは、列車の運転士にとっても交通量の多い要チェックポイントなので、列車はゆっくりと通過していきます。この踏切りの近くには信号があり、踏み切りは手動なので遮断機を器用に操作して、少しでも車を通過させようとしています。。<br />この踏切りには、KTXを見に来ました。アジアの混沌とした光景の中に、ヨーロッパ製のKTXが通過するミスマッチが見たかったんですが、残念ながらKTXは来てくれませんでした。

    この踏切りは、列車の運転士にとっても交通量の多い要チェックポイントなので、列車はゆっくりと通過していきます。この踏切りの近くには信号があり、踏み切りは手動なので遮断機を器用に操作して、少しでも車を通過させようとしています。。
    この踏切りには、KTXを見に来ました。アジアの混沌とした光景の中に、ヨーロッパ製のKTXが通過するミスマッチが見たかったんですが、残念ながらKTXは来てくれませんでした。

  • まだ眠い目をこすりながらホテルを後にしました。今は、旅行会社が手配した車で京仁高速道路を走り、空港へと向っています。<br /><br />この仁川国際空港が開港してから5年に経ちました。開港前日に着工したアクセス鉄道、仁川国際空港鉄道ですが、ほぼ完成していて一部区間では架線が張り終わり、あと半年もすれば習熟運転が始まるでしょう。やはり慣れない旅行者にとって、空港までのアクセスがバスと言うのは不安です。

    まだ眠い目をこすりながらホテルを後にしました。今は、旅行会社が手配した車で京仁高速道路を走り、空港へと向っています。

    この仁川国際空港が開港してから5年に経ちました。開港前日に着工したアクセス鉄道、仁川国際空港鉄道ですが、ほぼ完成していて一部区間では架線が張り終わり、あと半年もすれば習熟運転が始まるでしょう。やはり慣れない旅行者にとって、空港までのアクセスがバスと言うのは不安です。

  • 仁川国際空港は、シンガポールのチャンギ国際空港や、香港のチェクラプコック国際空港と並び、アジア有数のハブ空港です。〝ハブ空港〟とは、自転車のスポークの様に各地から航路が集中している空港の事を言います。<br />今、アジアでは激しいハブ空港争いが始まって、空港の24時間運用は当たり前の時代になっています。設備が貧弱で運用時間が短く、それでいて使用料の高い東京・成田空港は、もはや失格です。<br /><br />セキュリティエリアの中に入ると、免税品店が豊富で、さらに種類も豊富です。さすがに、オランダのアムステルダム・スキポール国際空港のように自動車は売ってませんが‥‥<br />欠点は価格が高い事と、軽食できる場所が少ない事です。

    仁川国際空港は、シンガポールのチャンギ国際空港や、香港のチェクラプコック国際空港と並び、アジア有数のハブ空港です。〝ハブ空港〟とは、自転車のスポークの様に各地から航路が集中している空港の事を言います。
    今、アジアでは激しいハブ空港争いが始まって、空港の24時間運用は当たり前の時代になっています。設備が貧弱で運用時間が短く、それでいて使用料の高い東京・成田空港は、もはや失格です。

    セキュリティエリアの中に入ると、免税品店が豊富で、さらに種類も豊富です。さすがに、オランダのアムステルダム・スキポール国際空港のように自動車は売ってませんが‥‥
    欠点は価格が高い事と、軽食できる場所が少ない事です。

  • 再び登場、ノースウエスト航空のエアバスA-330型機です。このNW8便は東京・成田を経由してシアトルまで行く便です。<br />A330-200型機の航続距離は12500kmで、成田から約7700km先のシアトルまで太平洋を越えて直行することが出来ます。<br /><br />ところで、このシップの後ろに広がる広大な土地では第2期拡張工事が始まっています。現在、完成しているランウェイ2本(15R/33L 3750m×60m、15L/33R 3750m×60m) に加え、さらに3本目のランウェイ(最終計画は4本のランウェイ)、旅客ターミナルと駐機場が整備されます。

    再び登場、ノースウエスト航空のエアバスA-330型機です。このNW8便は東京・成田を経由してシアトルまで行く便です。
    A330-200型機の航続距離は12500kmで、成田から約7700km先のシアトルまで太平洋を越えて直行することが出来ます。

    ところで、このシップの後ろに広がる広大な土地では第2期拡張工事が始まっています。現在、完成しているランウェイ2本(15R/33L 3750m×60m、15L/33R 3750m×60m) に加え、さらに3本目のランウェイ(最終計画は4本のランウェイ)、旅客ターミナルと駐機場が整備されます。

    仁川国際空港 (ICN) 空港

  • 隣のスポットからはThai Sky Airlinesが出発していきます。シップはロッキードL-1011トライスターです。<br /><br />このトライスターは、私が初めて乗った飛行機です。<br />トライスターを見たのは、この時が最後でした。

    隣のスポットからはThai Sky Airlinesが出発していきます。シップはロッキードL-1011トライスターです。

    このトライスターは、私が初めて乗った飛行機です。
    トライスターを見たのは、この時が最後でした。

  • ランウェイ33L、つまり北向きの滑走路から離陸しました。ソウルは北朝鮮との軍事境界線まで60キロ程度しかありません。<br />シップはそのまま北に向って一直線。まぁ、アメリカの航空会社なので、何かあっても多分、大丈夫でしょうが‥(笑)←でも、実はこの時、ホントに笑えなかった。

    ランウェイ33L、つまり北向きの滑走路から離陸しました。ソウルは北朝鮮との軍事境界線まで60キロ程度しかありません。
    シップはそのまま北に向って一直線。まぁ、アメリカの航空会社なので、何かあっても多分、大丈夫でしょうが‥(笑)←でも、実はこの時、ホントに笑えなかった。

  • 機内食はサンドです。

    機内食はサンドです。

  • さて、シップは機首を南に反転させ、そろそろ日本海上空を飛行している頃です。雲の上を飛んでいるので、場所がわかりません。手元のボタンで画面をナビゲーション機能に切り替えてみると‥‥ 

    さて、シップは機首を南に反転させ、そろそろ日本海上空を飛行している頃です。雲の上を飛んでいるので、場所がわかりません。手元のボタンで画面をナビゲーション機能に切り替えてみると‥‥ 

  • こんな感じです。着実に日本に向っています。

    こんな感じです。着実に日本に向っています。

  • 伊豆大島のほうから関東の南側をぐるりと回り、九十九里浜側から成田空港のワンウェイ34Lに進入します。<br />13時03分、強風にあおられながらも無事に着陸しました。 

    伊豆大島のほうから関東の南側をぐるりと回り、九十九里浜側から成田空港のワンウェイ34Lに進入します。
    13時03分、強風にあおられながらも無事に着陸しました。 

  • 第4サテライトにスポットインしました。このシップは。これからシアトルに向かいますが、私の旅はここで終わりです。<br /><br />今回の旅は、初めて外国で乗り鉄をするコトができました。次は台湾高速鉄道の1日も早い開業を心待ちにしています。<br /><br />この時に心待ちにしていた台湾高速鉄道は開業し、2008年3月に乗るコトができました。後に、ユーロスター、マレー鉄道、上海リニア、アセラエクスプレス等と、世界の鉄道に乗る私が、初めて外国で乗り鉄旅行をした旅行記でした。

    第4サテライトにスポットインしました。このシップは。これからシアトルに向かいますが、私の旅はここで終わりです。

    今回の旅は、初めて外国で乗り鉄をするコトができました。次は台湾高速鉄道の1日も早い開業を心待ちにしています。

    この時に心待ちにしていた台湾高速鉄道は開業し、2008年3月に乗るコトができました。後に、ユーロスター、マレー鉄道、上海リニア、アセラエクスプレス等と、世界の鉄道に乗る私が、初めて外国で乗り鉄旅行をした旅行記でした。

    成田空港第1ターミナル 空港

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