みちのく三大桜名所めぐり：（２）角館武家屋敷通り

2017/04/25 - 2017/04/25

桜前線を追いかけて東北「みちのく三大桜名所」へ出掛けました。

岩手県北上展勝地に続き、２ヶ所目は秋田県の角館です。
武家屋敷通りの枝垂れ桜と桧木内川のソメイヨシノを一緒に楽しむことが出来ました。
角館の桜まつりは、４月２０日～５月５日です。

今回の三大桜スペシャルの旅行記は、
（１）北上展勝地(岩手県）
（２）角館武家屋敷通り（秋田県）
（３）弘前公園（青森県）
の３部に分けて作成します。

エリア 角館(秋田)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 観光バス 新幹線
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

角館　桧木内川沿いのバス駐車場　１３:５０頃

多くの観光バスが駐車しています。
バスで北上展勝地から約２時間（トイレ休憩１回を含む）で到着しました。
JTBの旗を持っているのは、この後行くお店の方です。

武家屋敷通りの入り口

角館は、〇十年前に来て以来２度目です。
前回は夏でしたので、桜を見るのは初めてです。

武家屋敷通りの入り口にある「くら吉」

観光バスのお客さんは、ここに案内されて、試食をさせてもらえます。
旅行会社とお店がタイアップしているのでしょうね。

くら吉 角館本店 グルメ・レストラン

武家屋敷通りの枝垂れ桜

深い立木と、重厚な屋敷構えで知られ小京都といわれる角館町は、元和６年(1620)角館地方を領していた芦名義勝によって造られたもの。

武家屋敷通りの枝垂れ桜

武家屋敷通りの枝垂れ桜

「これでもか」と言わんばかりに枝垂れています。
外国人には絶好の記念撮影ポイントですね。

武家屋敷通りの枝垂れ桜

武家屋敷通りの枝垂れ桜

武家屋敷通りの枝垂れ桜

角館の町づくりは、現在の古城山（城址）を北端として、南に向けて3本の道路を設置し、これを中心に造ったとされます。

町の中央部、市役所のある広場は”火除け”と呼ばれる場所で、幅２５ｍの防火空地が東西に延び、北側の武家町（内町）と南側の町人町（外町）を区分しています。
町が造られた当時（元和6年）には、武家屋敷２５０戸、町家４２０戸あったそうです。
明暦２年(1656)に芦名氏絶滅後、佐竹北家が入部し秋田藩の所領としては一門筆頭の城下町を形成。
以来390年余、町の形は大きく変わっておらず、特に武家町（内町）は、道幅から曲がり角一つまで、そのまま残っているそうです。

武家屋敷　石黒家の門（見学有料）

佐竹北家の用人を勤めた家柄。

石黒家 名所・史跡

武家屋敷　石黒家の玄関

武家の格式を示しながら簡素な佇まいを呈しています。

時間の関係もあり、こちらの見学は止めて、
青柳家を見学させてもらうことにしました。

石黒家 名所・史跡

角館歴史村・青柳家の蔵

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　薬医門

万延元年、藩への貢献が認められ特別に許された青柳家の薬医門。
上級武士にしか許されない格調高い造り。

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家（見学有料）

３０００坪の敷地に寄棟萱葺屋根の母屋、薬医門、蔵、塀などで、
武家屋敷の建築様式を今に伝えます。

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　母屋の出入口

約２００年前の建築のままに、玄関には厄除けの意味を込めた鬼板や懸魚等で意匠を凝らしてある。

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　母屋の内部

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　武器蔵

青柳家のルーツを伝える貴重な武具や江戸時代からの文献が納められています。

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　武器蔵

家宝である六十二間小星兜、五輪塔旗印、藤原高真による秋田郷土刀などが展示されています。

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　武器蔵に展示されている着物

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　庭に咲くカタクリの花

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　解体新書記念館

安政３年（1774)、日本最初の本格的な西洋医学の翻訳書「解体新書」の附図を描いたのが、角館出身の武士で青柳家の親戚にあたる小田野直武。

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　庭に飾られる小田野直武像

平賀源内に師事、秋田蘭画を擁立し、解体新書の挿絵を描きました。

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　庭にある神明水

裏山の源太寺山から庭園内の池に数百年絶え間なく流れ込む沢水。

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　秋田郷土館

雪国ならではの頑丈な造りの農家を移築。

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　秋田郷土館

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　秋田郷土館

昔の農家の暮らしぶりを今に伝える。

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　秋田郷土館

角館の伝統工芸「イタヤ細工」と「桜皮細工」の実演などもあります。
写真の「束きつね」は、バラバラにすると６匹のキツネになります。
２００年前の子供のパズルでしたが、最近では、箸置きとして「使われています。

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　秋田郷土館

「お宝なんでも鑑定団」に出てきそうな、
骨董の食器類も販売されていました。

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　秋田郷土館

蓄音機やレコードのコレクションも展示されています。

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家の庭に咲く花「ショウジョウバカマ」

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　樺細工の店

桜の皮を使った工芸品。
皮を剥がれた桜の木はどうなるのか気になって、
お店の方に尋ねたところ、「再生するから大丈夫」だとのこと。

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　武家道具館

青柳家に代々伝わる文献書籍、押絵、焼物、絵皿などが展示されています。

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　ハイカラ館

アンティークコレクションが展示されています。

青柳家 美術館・博物館

角館歴史村・青柳家　ハイカラ館

古いカメラのコレクションも展示されています。

青柳家 美術館・博物館

角館・武家屋敷通り　青柳家の前

武家屋敷通り　角館樺細工伝承館の玄関前の枝垂れ桜

武家屋敷通り　角館樺細工伝承館の玄関前の枝垂れ桜

武家屋敷通り　角館樺細工伝承館の枝垂れ桜

結婚の記念撮影をするカップルも見られました。

角館樺細工伝承館 美術館・博物館

武家屋敷通り　角館樺細工伝承館の脇の枝垂れ桜

武家屋敷通り　角館樺細工伝承館の脇の枝垂れ桜

武家屋敷通り　樺細工伝承館前の広場に展示されていた山車

北部丁内若者の山車の正面（左）と後側（右）
毎年９月７～９日に開催される角館のお祭りで曳かれる山車。
山車と山車をぶっつけあう勇壮なお祭りとして人気があります。

武家屋敷通り　樺細工伝承館前の広場の桜

武家屋敷通りの枝垂れ桜

角館さとくガーデンの横にいた看板犬「武家丸」

秋田犬のオス、平成２６年７月生まれだそうです。

角館さとくガーデン 専門店

武家屋敷通り　樺細工伝承館脇の枝垂れ桜

満開の枝垂れ桜が楽しめました。

武家屋敷通り　樺細工伝承館脇の枝垂れ桜

原宿竹下通りと同じくらいかな？
凄い人ですね。

武家屋敷通り　樺細工伝承館脇の枝垂れ桜

角館　武家屋敷通りで売られている秋田名物「ババヘラアイス」

ババさんが、ヘラでバラの花のように作ってくれるシャーベットです。
記念に食べてみましたが、あっさりしたシャーベットでした。

桧木内川堤防の駐車場前の桜並木

桧木内川堤防駐車場前の桜並木

桧木内川駐車場前の桜

桧木内川駐車場前の桜並木

桧木内川駐車場前の桜並木

桧木内川堤の桜並木

バスガイドさんの話では、二日前はほとんど咲いていなかったソメイヨシノが、
一気に咲き揃ったとのこと。
ラッキーですね。

桧木内川堤の桜並木

国の名勝指定を受けている２Kmの桜のトンネル。

桧木内川堤の桜並木

桧木内川堤のスイセン

桧木内川堤の桜並木

桧木内川堤の桜

陽射しに輝く川面と桜の花

桧木内川堤の桜並木

桧木内川堤の桜並木

武家屋敷通りの枝垂れ桜と桧木内川堤のソメイヨシノが一緒に楽しめたのは超ラッキーでした。

１６：００出発、この日の宿となる安比高原のホテルまで約２時間の移動でした。

（つづく）