スリランカ縦断自転車旅その8-ヌワラエリヤ周辺の山岳地帯からキャンディへ

2016/10/12 - 2016/10/28

今日はボラランダを出発してキャンディを目指します。

本当は昨日のうちにヌワラエリヤまで行くはずでしたが道を間違えてしまい到達できず。
なので、今日はヌワラエリヤは素通りしてその先のキャンディを目標に出発です。

エリア ヌワラエリヤ(スリランカ)

-10/18火-
ボラランダのホテルの窓からの景色。

ホテルの朝食。
275ルピー（200円）
もちろん紅茶も付きます。

９時に出発。

ボラランダからヌワラエリヤ方面へ行くにはB353とB48の二つのルートが考えられる。
今日は悪路は御免なのでホテルのおじさんに「どっちから行ったほうが走りやすいですか」と聞いたらB353の方だというのでそちらから行くことにした。

いったんボラランダの中心の交差点まで戻ってから北へ進む。

山の中なので坂は多いんだけど、平地には茶畑ではなくて畑が多く見える。

１時間ほど走ったところで眺めの良さそうな茶屋を見つけたのでティータイム。

紅茶を一杯注文したらパンも沢山出てきた。

これは好きなもの食べて食べた分だけお金を払うシステムかな？
と思ったので手前のロール状のパンを一つ食べてみる。
スリランカ風カレーパンといった感じのものでした。

紅茶は今回の旅で初めてのミルクティー。
インドのチャイの様にあまーくしてあって美味しい。

合わせて80ルピー（60円）

茶屋の窓からの景色。

ボラランダからヌワラエリヤまでは標高を700ｍほど上げて進めていくので登りが多い。

モスク。

今度はヒンドゥーの寺院。

これは仏教の寺院。

ヌワラエリヤの５キロくらい手前のシーサエリヤのあたりで何度かいちごの看板を見た。

ここの名産なのかな？と思っていたら売店があったのでちょっと買ってみる。

いちご一パックで200ルピーのと250ルピーのがあったので奮発して250ルピー（180円）のを購入。
500ルピー札で払ったら、「お釣りはチップかな？」なんて冗談を言うおちゃめなおじさんです。

パックは日本のイチゴパックの半分位の大きさだから日本で買うのと変わらないくらいの値段。

ちょっと走った先の眺めのいい場所で休憩しながらいちごを食べる。

正直なところ、粒も小さめで形もいびつだし、酸っぱくてたいして甘くもない。
それでもこういう状況で食べてるとなんだか幸せな気分。

休憩するときに自転車のハンドルに付けたカメラを止め忘れて動画が残っていた。

道端に座っていちごを食べるおかしなおっさんと訝しげな視線を送る通行人の図。

11時40分ヌワラエリヤに到着。

いかにも高原という景色。

湖の先には競馬場があって、

こっちはゴルフ場。
ヌワラエリヤはイギリスの植民地時代に避暑地として栄えた場所。

当時の遺産の競馬場やゴルフ場が今でも現役で残っている。

ヌワラエリヤを抜けて、Top passまで標高100ｍほど最後の登りになる。

霧が出てる。

なぜかこの辺はコーナーごとに八百屋が並んでいる。

トップパスは標高2000ｍほど。

そこからは急でつづら折りの下りが続く。
見渡す限りの茶畑の中の気分の良いダウンヒル。

下りの途中でラブーケリーティーセンター（Mackwoods Labookellie tea centre)があった。

ここは紅茶工場になっていて、中を見学したり、紅茶を購入したりできる。

今回は工場見学はするつもりはなかったけど、駐車場の先に見晴らし台があって、このあたりは自由に見学出来たので写真だけ撮っていくことにした。

谷を挟んだ両側に茶畑が広がっていて、谷には川が流れていて水の音も聞こえる。

ここも中国人の団体客。

スリランカを旅行していても現地の人に「中国人か？」と聞かれることがおおくて、実際に中国人の観光客が多い。

そのさきも茶畑はまだ続く。

さっきのティーセンターからさらに下った先に、ブルーフィールドティーガーデンズがあった。

こっちも工場見学など出来るらしいけど、ここもパス。

こっちの茶畑は比較的平坦に広がっている。

もうちょっと進んだ先にランボダの滝（Ramboda Falls)があった。

地図にはのってたけど、ガイドブックには紹介されていなかった滝なので、あることも忘れていた。

横にチケット売り場があって、490ｍ進んだ先にビューポイントがあると書いた看板が立っている。

490ｍくらいだったらすぐだからちょっと見ていくか。
入場料20ルピー（15円）払って、自転車をチケット売り場の裏に預かってもらう。

小さな滝の脇を抜けてすすむ。

490ｍといってもほとんどがこんな感じの足場の良くない急な登り坂で意外としんどい。

やめておけばよかったかな？

地面も苔むしていて滑りやすい所などもあって、ちょっとしたジャングル探検気分。

10分ちょっとでビューポイント手前までくる。

上と下に分かれてるのでとりあえず上から行ってみる。

見晴らし台があって、

その先は見事な滝。

ウィキによると落差は109ｍでスリランカで11番目の大きさらしいです。

これは来たかいがあったと思える美しさ。

もうひとつの下側のビューポイントへ。

正面の大きは滝の左手にも段々になった滝がある。

道路に戻って売店で補給。
今回の旅で何度かお世話になったKIKコーラ。

コカ・コーラとかは750ccで130ルピーくらいするけど、これは１Lで100ルピー（75円）とお買い得で味も遜色なし。

保冷袋に入れて持ち運んで、休憩のたびに取り出して飲んでました。

このあたりになると勾配もだいぶ緩くなってくる。

それでも茶畑はまだまだ続く。

三時半頃に通ったギャンポラの橋。

この辺りまで来ると交通量も多くなって、標高も500ｍくらいまで下ってきたので山岳の雰囲気はもう無い。

４時すぎに通った歴史のありそうな橋。

キャンディの数キロ手前からは渋滞も多くなってくる。

４時半にキャンディの街に到着。

宿は仏歯寺から少し離れたところのほうが安いところがあるかな、と思ったので、湖を挟んでで反対側の脇道に入ったところで見つけた。

New Starlight Guest House。
一泊1500ルピー（1100円）

私が泊まった部屋は写真の奥の左側。
斜面に建てられているので、半地下っぽい感じになってるので薄暗くて湿っこい感じ。

蚊が多いので蚊帳は必須。

ホットシャワーは無し。

ホットシャワー付きは2000ルピーと言ってました。

夕食を食べに出る。

向こうに見える建物あたりが仏歯寺だと思う。

やはり有名な観光地だけあって外国人観光客も目につきます。

さっきから雲行きが怪しいなと思っていたら大粒の雨が降り始めた。

折りたたみの傘を持ってきているにも関わらず、こういう時に限って宿に置き忘れてしまった。

慌ててショッピングモールに入ったら土砂降り。

モール内で夕食にして時間潰そうかとも思ったけど、やはりちょっと高いのでやめた。

雨も小降りになってきたので、仏歯寺方面に歩きながら食事するところを探す。

湖の横の通りから、一つ脇にそれた通り沿いのレストランの前を通る時に、お店のおじさんに呼び止められた。

「チキンライス安いから食べてきな」

店の雰囲気といい、おじさんの雰囲気といいなんとなく怪しい気がしたけど、なかなかいいお店が見つからなかったのでここに入ってみた。

チキンフライドライス。
180ルピー
コーラ40ルピー

おいしいかったです。

最初、客引きにあったときから「このオヤジぼったくるんじゃないか？」と、疑っていたんですが、完全な勘違いでした。
疑ってごめんなさい、普通にいいおじさんでした。

仏歯寺の入口。
６時までなのでもう閉まってます。

仏歯寺は世界遺産にも認定されている、スリランカを代表する見所なのですが、私としては、どうしても行きたいというほど優先度は高くなかったので、時間に余裕があったらいけたらいいな、と思っていたんですが、昨日道を間違えたのもあるので、今回の旅ではパスすることになりました。

７日目
走行距離　108.17km
走行時間　4時間56分
平均時速　21.9km
積算距離　624.46km

今日はスタートのボラランダが標高1280ｍでヌワラエリヤ2000ｍキャンディ500ｍという感じなので、前半は上り、後半は下りという感じでした。
この日はGPSのログを取り忘れたのでルートは大体です。