2017/02/07 - 2017/03/10
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humpbackさん
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冬季にザトウ鯨に会いたくてマウイに来る。ハワイ諸島の海洋保護区サンクチュアリはハワイ諸島各島に設定されておりザトウ鯨もこの海域で丁寧にほごされてきた。そして年々増加し、ついにアメリカ海洋大気局は個体群の大半を絶滅危惧種のリストから除外したらしい。ハワイの個体群もその一つのようだ。かと言って鯨ウオッチングが野放しにされているわけではなく、しっかりしたルールのもとでおこなわれているのは以前と変わりはない。
モロカイ、ラナイ、カホラベェそしてマウイ4島に囲まれるこの海域は外敵も少なく安全で海の深さもあさいことから子育てするのに適しているなどの理由で全体で20000頭前後の鯨が訪れ、一度に3000頭以上がいるらしい。鯨ウォッチングはオアフ島、ハワイ島等でも行われているがマウイ島のウォッチングは群を抜いている。
この時期に毎年訪れ、10回以上クルーズボートに乗り、彼らの追っかけをするが、毎回違った興奮と感動を与えてくれる。自然の動物はやはり面白い。
また、ガイドのタカさんやさおりさんと会えるだろうか、それに他のツアーボートUltimateでキャプテンをしているレイチェルにマリオと親交を深めることができるだろうかも楽しみのひとつであろう。
さあ、今年も鯨たちの様々なパーフォーマンスを楽しもう。いざ出港。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 100万円以上
- 交通手段
- 船 レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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昔から長年利用しているラハイナクルーズのウォチングボート「Kaulana」がアーリィバードツアーから帰ってきた。
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定員は140名乗せれるそうである。
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我々は一回づつチケットを購入するのではなく、7回通しのパスを購入することにしている。当然その方が割安である。今年はかなり高騰していた。
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これがボーディングパスだ。
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ラハイナの桟橋を離岸して出港した。
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出港してすぐに船長が乗船中の規則(トイレの使用方法やライフジャケットの場所など)や鯨についての説明を英語で面白く紹介する。
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ツアー会社から予約した日本人が乗船していれば、続いて日本人ガイドのタカさんかさおりさんが日本語で説明するようになっている。
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タカさんの説明が始まった。
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港をでるとすぐに鯨と遭遇する。確率は100パーセントである。
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ブロー(潮吹き)は数メートルまで上がる。
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100ヤード以内には近づいてはいけないが、彼らから接近してくるのは問題ない。
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船上では鯨がでる舷側にツアー客は右に左にと忙しく動き回る。
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少し遠いが今年最初に目にしたブリーチだ。
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望遠でもこの小ささ。
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少し近くでブリーチした。
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これは近いが・・・・。
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着水時の波しぶきは派手だ。
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レイチェルやマリオが働いているアルティメイトのボートのようだ。
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ハーフブリーチだ。残念。
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不完全なブリーチ、惜しい。
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着水はどれもすごい。
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キャプテン ベッキー氏は夏はアラスカに行くらしい。操船が男勝りで素晴らしかった。
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迫力あるブリーチの連続写真である。
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ペクトラルフィンがよくわかる。
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背面ブリーチのように見える。
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着水の瞬間である。
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着水した。
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豪快なしぶきだ。
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タカさんは今年75歳になるらしい。週3回ほど乗船しているとのことで実に元気だ。
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本当は美しいテールの写真なのに。
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横からのテールである。
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テールアップしたのちクジラしばらく浮上してこない。
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ツアー客はじっと浮上をまつのである。ウォッチングは船の揺れとたたかいながら辛抱強く待つことから忍耐を伴うスポーツであるとスタッフの1人が言っていた。
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コンペグループが来た。先頭の雌一頭に数頭以上の雄がパートナーに選ばれようと決死の戦いをする。
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勝ち残った雄がパートナーとなり、アラスカまでの長旅をエスコートするのだが、交尾の保証はないそうである。
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ヘッドランチだ。他の雄に対して牽制しているのだろう。
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鯨たちはたまにドルフィン(スピナー)の群れと一緒にくる時もある。
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本来外道ではあるがツアー客は大はしゃぎで大歓迎する。
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今日は交流のあるレイチェルやマリオの会社のボートに乗ろう。マリオは非番らしい。
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レイチェルと記念写真をとりFBにアップしよう。
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ゾディアック型ボートはスピードがでるし、なにより鯨に接近しやすい利点がある。
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いい席を陣取れた。
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視線が水面上に近いためまた違った感覚になる。
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レイチェル操船のボートがいた。
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すぐそばで何かが起こっている。
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テールスラップのようだが、少しちがう。ペダンクルスラップだ。
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ペックスラップは胸鰭を海面に何度も打ち付ける行為であり、他の鯨を追い払う場合にも使うし、コミニケーションにもつかうとか言われている。
胸鰭は3~5メートルぐらいあるそうだ。 -
真っ黒なテールだ、テールの紋様は人間の指紋と同じで鯨の個体によってすべて違うらしい。
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ボートから見た西マウイの山々。雨期なので山が緑色に鮮やかだ。
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帰港時間だ。
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港に着いた客のひとりひとりがキャプテンに感動したお礼を話している。よい光景である。
また来ようと思う瞬間であろう。 -
船上での興奮に酔いしれた観客は酒場におもむき、その余韻にしたりながら酒を酌
み交わすし、至福の一時を過ごすのだ。
鯨にカンパイ、酒にカンパイ。 -
飲み過ぎだろう。
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