フィンランド旅行記 2日目

2016/12/23 - 2017/01/02

毎年恒例となったフィンランド旅行。今年はヘルシンキ市内にアパートメントホテルを借りて、のんびりとクリスマスを過ごすことにしました。（途中エストニアにも1泊しました）
大晦日のフライトで帰国する予定でしたが、航空会社がストライキ。思いがけず独立100年のメモリアルイヤーの幕開けにも立ち会うことができました。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 旅行の満足度: 4.5

到着翌日はクリスマスイブ。フィンランドでは24日から26日までほとんどのお店がクローズし、公共交通機関も運休します。スーパーマーケットも例外ではありません。朝一番でヘルシンキ中央郵便局に併設するKマーケットへ食材の買い出しに出かけました。（アパートから徒歩5分圏内の系列店は、滞在期間中ずっと閉まっていました。）

充実のハムコーナー。北欧の人にとって豚は幸運の印、特別な存在なのだそうです。クリスマスには自家製の豚ハムが食卓を盛り上げます。

宗教的な理由や嗜好で豚肉を食べることができない人はこちら。クリスマスシーズンになると、国内のカフェやベーカリーのショーケースに並びます。中央駅へ向かう途中、オールドマーケットホールに寄り道して購入しました。老舗カフェEkbergのナポレオンもあわせてゲット！

オールド マーケット屋内市場 市場

初めてフィンランドを旅行した際に知り合った友人とはその後も交流が続き、昨年は夏冬2度もお宅にホームステイさせていただきました。滞在中も一人旅のわたしを気遣い、頻繁に連絡をくれる優しいご夫婦です。写真はトゥルク市長によるクリスマス平和宣言の一場面。中世から続く伝統の儀式で、その模様はフィンランド全土にテレビ中継されるのだそう。友人が教えてくれました。

午後はヒエタニエミ墓地へ行きました。フィンランドでは、クリスマスイブに家族や友人のお墓を訪れる風習があるのだそう。それぞれの墓石には（防風用のカバーがついた）蠟燭が灯され、お花やクリスマスのリースなどが飾られていました。
ヘルシンキ市内から墓地までは、当日運行の乗合バスで移動しました。ベビーカーを押した家族連れや、老夫婦、地元の人たちで車内は鮨詰め状態。年長者が乗り込んでくると誰彼かまわず自然に席を譲ります。
肩を寄せ合いながら揺られること15分。人影まばらなヘルシンキ市内とは対照的に、広大な敷地内は既に大勢の人で賑わっていました。
停留所･運行時間等の詳細は、フィンランド国鉄VRのサイトで確認しました。クリスマス休暇中の運行情報は、12月10日前後にアップされるようです。