2017/01/04 - 2017/01/09
123位(同エリア1804件中)
masaさん
冬の旅行を探していたら、真冬のロシア旅行が格安で行けることが分かり早速申し込み!ただ、ロシアという国について全く分からず、まずはガイドブックでざっと調べてみました。自分の中のイメージは「寒い・怖い」だったのですが、美術館に食事と魅力的なものがたくさんありました。ビザが必要、ホテルでの滞在登録等、いろいろ面倒だと思ったけれど、今回はツアーなので楽チン!でも調べていくとビザも簡単に安く取れることが分かり、個人旅行でも意外と楽に行けるかもと思いました!
今までの旅行は個人旅行がほとんどだったので、ツアーだと自由がきかなくて疲れるかと思いましたが、本当にツアーで良かったです!!その一番の理由が「大寒波」が到来したからです。年末にロシアの天気を調べていたら、1月3日まではあまり日本と変わらない気温で拍子抜けだったのですが、出発日の1月4日から信じられない数字が続いていたんです。最高気温が‐25℃とか、最低気温が‐39℃とか・・・。なんと大寒波が来ているちょうどにぶち当たってしまったのです。慌てて新年早々防寒着を買いにユニクロへ行きました。超極暖のヒートテックから防風の暖パン、毛糸の帽子に厚手のモコモコ靴下、重ね着できるフリースなど色々買いました。それらの上にウルトラダウン、その上にフード付きのダウンコートを着ましたが、それでも耐えられませんでした!10分も外にいられません。さっと観光してすぐにバスに乗る。下手に外を歩き回っていたら死にます。中々できない体験でしたが、イメージ通りのロシアそのものでした!
その他にも日本とロシアの様々な違いに驚いたり、空港と航空機では信じられない体験もありました!でも、真冬の美しい街並み、観光客の少ない美術館等この時期にしか味わえない魅力もたっぷりで、忘れることのできない旅行です。
~旅行日程~
1月4日 成田→モスクワ乗継→サンクトペテルブルク
1月5日 エカテリーナ宮殿・サンクトペテルブルク市内観光
1月6日 エルミタージュ美術館
1月7日 サンクトペテルブルク→モスクワ モスクワ市内観光
1月8日 クレムリン観光 モスクワ→成田
1月9日 成田着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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今回もJAL便での出発。成田のラウンジで軽くお酒を飲んで、マッサージも受けてきました。ラウンジ内で無料で受けられるのですが、これが中々気持ち良かったです。
モスクワ行の滑走路はターミナルの一番奥で、初めて見るエリアをずいぶんと進みました。途中には吉野家なんかもありました。そして、定刻に搭乗したのですが、滑走路の混雑で40分程離陸できない状態が続きました。この日の便は乗客も少なめで、快適な空の旅を満喫。プレミアムエコノミーだったので、座席もゆったり、シャンパンも飲めて大満足!
ここまでは順調だったのですが、モスクワ空港に降りてからが大変。まず、入国審査がすごい混雑。皆さんきちんと並ばないので、満員電車のぎゅぎゅう状態。しかも次から次へと集団がやってきて大変。係員は素知らぬ顔。あまりの人の多さに、最後尾にいた人たちにようやく別のゲートを開けてくれました。運よくそちらに行けたので一安心したのですが、ここからがさらに長かったのです。実際降りてから入国できるまで2時間かかりました。入国審査一人に10分近くかけていました。顔をじっと見られて、パスポートはすべてのページを念入りに調べて、なおかつすべてのページを機械にかけていました。出入国カードにサインして半券をクリップでパスポートに止めておきました。これがないと出国できないので無くしてはいけません。 -
乗継ですが、一度荷物をピックアップして再度乗継便のS7航空に預けなおします。ここも長蛇の列だったのですが、団体窓口でチェックインできて一安心。ここから次の搭乗口に行くまでも結構時間かかりました。
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空港内は一見きれいに見えますが、殺伐としています。日本みたいに清潔じゃないんです。トイレなんかすべて鍵が壊れていました!しかも、空港なのにトイレに紙が流せなくて、においがきつかったです。
セキュリティーチェックはドイツのような両手を挙げてスキkャンするタイプでした。国内線ターミナルはすごい人であふれかえっていて、椅子もすべて埋まった状態!なんと、搭乗口に来たら遅延マークが出ていて、当初の予定から2時間近くの遅れでした。ようやく搭乗手続きが始まり通過すると、今度はバスに乗って飛行機まで行きます。空港内からすでに寒さを感じていたのですが、この満員御礼のバスを降りてからが大変!この時すでに-20℃、S7空港は通路1つに両側3列のため、一気に降りた人が飛行機に入るまでにかなりの時間を要しました。大量の手荷物を抱えた人が多いため、戸棚にしまうのに通路がふさがれてしまい、全然進まない!
髪の毛とか凍ります。帽子は必須です。寒い・痛いとかの問題でなく、脳を守らないと危険です。
あとロシアの空港では空港内に入るのにセキュリティーチェックがあります。まず入るのにも時間がかかるので、余裕をもって行くほうがいいです。それと、一歩中に入ったらもう喫煙できる場所はありません。喫煙は外しかダメです。ただ、トイレで吸っている人はいましたが、やめておいたほうがいいです。
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3時間遅れで出発したS7航空。この飛行機でとんでもない体験をしました。私が乗っていたのは後方窓際の席でした。とにかくすごい揺れだったのですが、疲れ果てて寝ていたんです。そしたら急に降下し始めて、「ああ、そろそろサンクトペテルブルクに着くのかな」と思って目を開けて窓を見てびっくり!「滑走路じゃない!」目の前に広がるのは、民家や雪と氷に覆われた大地。いやまさかと思っていたけれど徐々に近づいていく景色に、他の乗客も騒然としてきました。
「ああもう駄目だ」と思った時に急上昇でなんとか回避しましたが、その後も上昇と降下の連続。ロシア語のアナウンスが入り、よくわからないまま多くの乗客が心配そうに窓を見つめていました。着陸も直前まで機体が大きく揺れてすごい衝撃。そのとき乗客の歓声と拍手が鳴り響き、ああ生きていてよかったとほっとしました。
ツアーの方の話では、ボイスレコーダーにメッセージを残している乗客もいたようです。こんな体験はこりごりです。
くたくたの状況。これ個人旅行だったら相当しんどいです。サンクトペテルブルクからバスで宿泊ホテルに向かいます。ラドガというこじんまりしたホテルです。 -
ホテルの周りはほとんど人も歩いていません。ロシアでは公共の場での喫煙・飲酒が禁止です。ホテルも入口外の指定場所でないと吸えません。ホテル内は暖房でかなり暖かいですが、一歩外に出ると極寒。タバコを吸うために、フル装備の防寒着で出て、中に入ったら速攻脱ぐ!これをしないと室内で汗をかいてしまい、そのまま外に出ると汗が一瞬で凍り皮膚から血が出ます。それと、ひどいときは顔や口もマフラーで覆っていました。-30℃近くなると、息をするのがしんどくなります。そのまま外気を吸い込み続けると危険です。もちろん呼吸でマフラーが凍ります。
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施設は古いですが、広くて暖かくてまずまずです。ここのホテルもトイレで紙を流せません。あと一番驚いたのが水です。もともとソ連時代の水道管が現在も使われているので、錆のにおいがすごいです。お湯を少しためると茶色っぽく濁っていました。なので、必ずミネラルウォーターを飲みましょう。髪あらうとごわごわでした!
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ベットの向かいにはスーツケースも楽々広げられ、クローゼットも十分な広さがありました。冷蔵庫も広かったです。今日はもう寝たいところですが、近くのスーパーに出かけます。23時閉店のため急いで向かいます。
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寒い中しっかりと足を踏みしめて向かいます。地面は凍結しています。スーパーでは一通りのものが売られていました。少し郊外のため値段も安めでした。ちなみにロシアでは夜22時以降アルコールの販売が禁止されています。アルコールを見ていたら、店員さんにロシア語で「だめだよ」みたいなことを言われました。また、お酒は自宅か飲食店で飲むことになっているため、外で自由に飲むということもできません。
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スーパーでは総菜と水、ジュースやお菓子を少し買いました。レジ袋は有料なのでエコバックを持っていきます。ホテルのロビーで添乗員さんに会ったので、お酒が買えなかったことを伝えると、バーで販売しているというので、ビールを買って部屋で飲みました!ロシア語って面白い!
まあ、こんなこともあろうかと実は日本からワイン1本とおつまみを持参していました。ビールの後にワインと買ってきた総菜などで遅い夕食をとって就寝です。 -
翌朝の朝食はセルフスタイルです。種類は多くありませんがピクルス、ビーツにスメタナというサワークリームをかけるととてもおいしかったです。パンは堅めのものが多いです。私はドイツの固いパンが好きなので大丈夫でしたが、日本の食パンのようなものはありません。
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翌朝バスのエンジントラブルのため、出発が45分遅れました!初日からいろいろあったため、特に驚きもせずツアーの人と色々話をしていました。急遽代替のバスでエカテリーナ宮殿に向かいます。
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エカテリーナ宮殿
1724年ピョートル大帝の妃エカテリーナ1世のために建設。その後バロック様式、クラシック様式と改修された為、現在は両スタイルの建築様式を見ることができます。 -
エカテリーナ宮殿
入口はこちらです。バスを降りてからここまで来るだけで凍えてしまいます。雪は氷点下近くの暖かい時に降るそうで、-20℃とかになると降りません。天気もいいですが本当に寒いです。手袋をしていても感覚がなくなってくるので、写真を撮る以外は、ダウンのポケットに入れていました。
館内に入るともちろんたばこは吸えません。あとここも入り口にセキュリティー。しかも、一度外に出たら再入場はできないそうです。ツアーの場合だけかもしれませんが、お気を付けください。 -
エカテリーナ宮殿
中に入るとコートや大きな荷物はクロークに預けます。そして、いよいよ見学開始。まず出迎えてくれたのは、目覚める天使像。とても柔らかい表情でかわいらしいです。 -
エカテリーナ宮殿
階段を上った中央には立派な時計が埋め込まれています。時計をを彩る装飾も天使でした。 -
エカテリーナ宮殿
続いてきたのが大広間。大きな窓から差し込む光が金の彫刻に反射してまばゆく光り輝いています。パリのヴェルサイユみたいです。 -
エカテリーナ宮殿
広間の奥にはグランドピアノが2台並んでいました。こちらはスタインウェイ。 -
エカテリーナ宮殿
細部まで贅沢に金が使われています。ちょうど朝日が差し込むため本当にきらきらしていました。 -
エカテリーナ宮殿
こちらは食堂の間。黄色で統一された落ち着いた印象です。 -
エカテリーナ宮殿
先ほどの天使像の反対側にあるのが、眠れる天使像。 -
エカテリーナ宮殿
こちらの食卓で飾られている食器も一級品でした。細部まで見事に描かれていました。 -
エカテリーナ宮殿
部屋によって食器の柄も変化していていますが、すべて統一されています。 -
エカテリーナ宮殿
チェスもありました。 -
エカテリーナ宮殿
床の模様も時代によって変化しているようです。この床を傷つけないために靴にカバーをかけて入場しました。 -
エカテリーナ宮殿
天井にも美しい絵が描かれています。 -
エカテリーナ宮殿
途中琥珀の間を通り抜けますが、ここは撮影禁止です。別のお客さんが撮っていて係員に怒鳴られていました。琥珀の間は本当に一面琥珀です!
そこを抜けると、ドレスが展示してありました。壁の肖像画が見所です。 -
エカテリーナ宮殿
淡い緑で統一された部屋。こちらのテーブルコーディネートも見事でした。 -
エカテリーナ宮殿
ここでは、琥珀や民芸品も売っています。値段もそれなりですが中々良いものが多かったです。 -
エカテリーナ宮殿
凍てつく寒さの中、宮殿を後にします。ツアーだとゆっくり歩くので耐えられない。 -
エカテリーナ宮殿
でも冬の澄んだ空気と静かな時間が流れる神秘的な風景でした。 -
エカテリーナ宮殿
宮殿の塔も金で光り輝いていました。 -
宮殿から徒歩で昼食レストランに向かいます。その途中にはこんなマーケットが開かれていました。
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そしてレストランに到着!ドリンクの注文を済ませて一服しに外に来ました。ツアーでは移動中の喫煙ができないため、この食事時間の間に素早く済ませます。
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とてもかわいらしい店内で、暖炉もありました。ロシアの家庭にお邪魔しているような感じです。
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普通ドリンクは別途支払うのですが、今回はバスの整備不良のためドリンクがサービスされました。ビールの大を注文!
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右側が小グラスです。ロシアのビールもすっきりのど越し良くとてもおいしい!あと食事時には必ずミネラルウォーターがサービスされたので助かりました。観光中はトイレが心配なためほとんど飲みませんでしたが、夜の晩酌時にはとてもありがたかったです。
特にこだわりがなければいいですが、ロシアではドイツやベルギービールもよく見かけました。実際レストランでもドイツビールが出てきたこともあります。スーパーではビールは安いですが、イタリアのスパークリングなんかは、日本の3倍の値段がついていました。 -
まずは前菜として野菜のスープ。くたくたに煮込んだスープは甘みがあって美味しい!しかもここにスメタナを加えると少しマイルドになってまた美味しい!
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メインはペリメニ!もちもち生地にお肉が詰まっていて、本当に日本の水餃子!スメタナをかけて美味しい!ロシア料理日本人の口にものすごく合います。今回の旅で食べたものどれも美味しくてびっくりしました。
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デザートはクレープ。普段甘いものは食べないのでこのくらいで十分です。
この後午後からはサンクトペテルブルクの市内巡りです。
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