2017/01/21 - 2017/01/22
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アジア好きの晴れおじさんさん
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たまには夫婦で温泉に泊まりに行こうかと、まだ行ったことがなかった「伊香保温泉」に両毛線経由で向いました。
小江戸・栃木の街並みも、伊香保温泉の旅館街も、ともに風情があって歴史の厚みを感じましたが、偶然にも、バンチャン(山形弁でおばあさんのこと)との出会いが多い旅になりました。
お暇でしたら、御覧ください。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝寝坊の妻を急かして、何とか予定どおりに山形新幹線に乗車。
山形県内は1月半ばから降雪が多くなっていて、米沢市を通過する時は、あたり一面銀世界。 -
宇都宮で新幹線を降りて、在来線に乗り換えます。
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外は晴天で、雪が全くない別世界。関東に住む人が羨ましい。
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小山で、さらに両毛線に乗り換えて、最初の観光地の栃木駅に到着しました。
時刻は、午前11時。 -
駅舎内の案内所でマップを貰い、暖かい陽気の中を数分歩いたら、巴波川(うずまがわ)の遊歩道入口にたどり着きました。
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川を遡る方向に2、3分歩いたところで、鴨と一緒に下って来る遊覧船が見えて来ました。
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中々の絵になる光景。すかさずパチリ。
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橋のたもとが舟乗り場になっています。
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貸出し用の菅笠や、ちょん髷のカツラがあります。
でも、時間に余裕がないので、乗船は、またの機会にしましょう。 -
さらに川を遡った橋のふもとに、目的の塚田歴史伝説館がありました。
※左の建物ではありません。 -
川の左岸に沿って、いくつかの建物が建っています。
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さっそく入って見ます。
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一人700円の入館料を払って案内された蔵の中には、バンチャン(ばあちゃん)の人形と、それを眺めるジンチャン(じいちゃん)の人形がいました。
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いや、これは、もう人形じゃない!
実に精巧なハイテクロボット。三味線を弾きながら都々逸を歌い出しました。
口の動き、まばたき、人間と全く違いがありません。
テレビで見たマツコデラックスのハイテクロボットに匹敵する凄さ、あるいは気味悪さ。妻とともに感心しきり。 -
屋敷の奥に進むと、
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山車が展示され、手形のプレートに掌を合わせると、からくり人形が踊り出す蔵がありました。
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それから、これまたハイテクロボットが巴波川の民話を演じる蔵芝居などがあり、なかなか見応えがありました。
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栃木駅まで戻って、駅舎内の居酒屋でランチ。
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油淋鶏定食。これにセルフサービスのソフトドリンクと小盛りの生そばが付いて税抜き715円とは、リーズナブル。
ビールを飲みたいところだけれど、明るいうちは酒を飲まない「紳士」を貫きました。 -
新前橋駅で上越線に乗り換えます。
駅舎にSLのプレートが掲示されていました。 -
15時35分、渋川駅に到着。ここにもSLの書割。
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路線バスに揺られること30分弱。伊香保温泉に着きました。
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高台にあるので見晴らしが良いようです。
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口コミを参考にして、四階建ての老舗旅館「横手館」をネットで予約していました。
おお、これは、立派な建物だ。 -
そして、落ち着いた風情があります。
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玄関で出迎えてくれた仲居さんに、「こちらに、どうぞ。」とラウンジに案内され、ソファーでお茶をいただきながら宿泊者カードに記入しました。
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ここで、部屋係だという70歳前後の小柄なバンチャンにバトンタッチ。
大正時代に建てたという本館3階の「さくらの間」に案内されました。 -
中は、10畳の部屋に3畳半の控え室が付いていて、
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窓側に、広い板の間がありました。
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件のバンチャンから、歓迎の挨拶とともに足袋状のソックスをいただきました。さっそく履いて、古に思いを馳せます。
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大浴場から戻ったら黄昏時になっていて、大正ロマンが引き立ちました。
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食事は部屋食で、群馬すき焼きや、
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土瓶蒸しなど、豪華とまでは行かないけれど、そこそこ満足できる内容でした。
件のバンチャンとは、給仕してもらいながら、色々と世間話をしましたが、時々返事無しの場面がありました。後から考えると、少し耳が遠くなっていたのでしょう。やはり生身のお年寄りは、ハイテクロボットのようには行きません。 -
翌朝、目覚めて外を見ると、冠雪した山が朝陽に輝いていて、清々しさに拍手を打ちたい気分。
朝風呂に入って部屋に戻ると、これまた小柄でマスクをかけたバンチャンが布団をあげに来ました。
老舗旅館にはバンチャンがよく似合う。 -
チェックアウトして、まず有名な石段を登り切ったところにある伊香保神社にお参り。
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近くにある饅頭店に行列が出来ていたので、
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一箱お土産に買ったほかに、若い人に紛れて一個ずつ立ち食いしました。
出来立てホカホカで、昔ながらの素朴な甘さでした。 -
お土産品を物色しながら石段を降りていきます。ところどころ凍っているので、注意が必要でした。
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中ほどの「石段の湯」の向かいにある茶店で甘酒を飲みながら壁を見たら、「まいう」の石段(?)純一さんの色紙が飾ってありました。
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石段の麓に関所跡がありましたが、中には特に見るべきものはなし。
書割も振袖姿では、さすがにアラ還の妻に入れとは言えませんでした。 -
時間があればロープウエイで展望台に登りたいところでしたが、前日と逆ルートで両毛線に乗車して、富田駅で下車しました。
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「栗田美術館」と「あしかがフラワーパーク」がある観光地なのに、富田駅は無人駅で、コインロッカーもありませんでした。
伊香保温泉でお土産に買った14箱のお菓子を二人で分担して持ったまま、栗田美術館まで10数分間歩く羽目になりました。 -
栗田美術館は、期待に違わず広大で、お城のような門構え。
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紅梅の蕾が膨らんでいる庭を通って、
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本館や
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資料館や
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歴史館で、古伊万里や有田焼の膨大なコレクションをじっくり観賞させていただきました。
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16時30分からのイルミネーション点灯に合わせて、あしかがフラワーパークに徒歩で移動。途中、富田駅から歩いて来た数人の「バンチャン」グループと合流する形になりました。
今回は、何とも、バンチャンに縁があるようです。 -
陽が落ちるまでは、何ということもなかったイルミネーションですが、
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次第に輝きが増してきて、
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17時半を過ぎた辺りから、佳境に入ってきました。
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同上
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同上
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同上
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同上
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同上
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同上
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同上
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同上
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同上
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歴史とハイテクの融合を楽しんだ今回の1泊旅行。
巡り合ったバンチャン方に感謝を込めて、この旅行記を公開させていただきます。
完
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