2016/09/18 - 2016/09/18
4494位(同エリア6775件中)
ぎんちよさん
念願の初イタリア!
ローマ人の物語を読み始め、古代ローマの歴史に興味を持ってからずっと行ってみたかった国です。
今回の旅行の日程は下記通り。
■9/18-21 ローマ、ティヴォリ
■9/22-24 ナポリ、ポンペイ、カプリ
■9/25 ローマ
遺跡巡りということで、ローマとナポリ周辺を巡りました。
9/18
Domus Aurea ネロの黄金宮殿
皇帝たちのフォロ(ネルヴァのフォルム、アウグストゥスのフォルム、トライアヌスの市場)
カピトリーニ美術館
トレビィの泉
スペイン階段
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
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Domus Aurea 入り口。
コロッセオ隣の公園の中にあります。 -
Domus Aurea(ドムス・アウレア)
ネロの黄金宮に入ってすぐのところ。ヘルメット着用でガイドに案内してもらいます。
入り口は超地味なのに、天井が高く奥も深いです。ここは人数制限があり、要予約。修復&発掘中のため、期間限定で公開されていたようでした。
このDomus Aureaは、ローマ帝国第5第皇帝ネロが、64年の大火事によって焼野原になっていた土地に建設させたものです。その際、元々この地に住んでいた人たちは強制的に追い出されたため、この大火事はネロによって意図的に起こされたのだと批判されました。そこでネロは、この火事はキリスト教徒によって引き起こされたものだと反発、ローマに住むキリスト教徒を迫害したことで、キリスト教が普及する後世では暴君として有名になってしまいました。
公邸、私邸、公共浴場等を兼ね備えた巨大なDomus Aureaは、ギリシア芸術をこよなく愛したネロが、首都のローマもギリシア風にしたいと願い作らせたものだと言われています。壁に描かれたモザイク画や、ギリシアから持ってこられた数多くの美術品は、ラファエロ等、後世の芸術家たちへ多大な影響を与えました。
ネロの自殺以後、未だ建設中であったDomusは徐々に忘れ去られていき、更には104年の火災に遭った後、その敷地にはヴェスパシアヌス帝建設のAnfiteatro Flavio(コロッセオ)やティトゥス浴場などが建てられました。現状残っているのは一部(220m x 70m)ですが、コロッセオのほうまで続いていたとは、本当に巨大な宮殿だったということが伺えます。あの有名なラオコーン像(バチカン美術館所有)も、ここDomus Aureaから見つかったものです。
2000年も昔(日本は縄文時代)に作られた、こんなに巨大で、丈夫で(ローマンコンクリートで作られている)、美しい宮殿(今は剥がれてしまっているが、当時は色鮮やかなモザイク画が描かれていたり、大量のギリシア彫刻が置いてあったらしい)にいるなんて、タイムスリップしたみたいでとても感動的でした! -
ドムスアウレア内の地図。未だ発掘途中。
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写真だと見にくいですが、何かのレリーフが残っています。
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こちらも壁に鮮やかな色彩が残っています。
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メインの回廊?一番天井が高い場所で5mくらいはあったかな。
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この床は発掘された当時のまま。
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光を上手く取り入れられる設計になっています。
どことなくパンテオンの作りに似てるような。 -
ドムスアウレアのツアーは大体1.5時間。事前に予約をする必要がありますが、内容はとても充実していました!ガイドは英語、イタリア語、スペイン語、フランス語の中から選べます。
小腹が空いたので、初の本場ジェラート!
味は甘すぎてイマイチ・・・お店によって当たり外れがあるらしいですね。 -
次の目的地、カピトリーニ美術館へ向かう途中にあった皇帝たちのフォロ。
こちらはネルヴァのフォルム。この人からローマ帝国最盛期の五賢帝時代が始まりました。 -
アウグストゥスのフォルム。ブルータスと対戦したフィリッピの会戦前夜に、この戦いに勝ったら神殿を捧げると祈った、マルス神への誓約を果たすために建立されました。
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かつては食糧を供給する150ものお店が入っていた、トライアヌスの市場は一番綺麗に残っていました。トライアヌスによる一連の建造物は、ダマスカスの建築家アポロドロス設計とのこと。
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トライアヌス市場の隣には、ダキア戦役を物語る円柱が建っています。こちらはレプリカだですが、とても美しい彫刻により、トライアヌスが如何にダキアを征服したのかが時系列で描かれています。ローマ人の物語でも、他にダキア戦役を記した記録がないため、塩野七海がこの円柱の絵を用いて、説明していましたね~。
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カピトリーノ美術館の広場。
中心には、有名なマルクス・アウレリウスの騎馬像が置かれています(こちらはレプリカで、本物はカピトリーノ美術館の中にあり)。その堂々たる姿は、五賢帝の最後を彩るに相応しく、とても美しかったです。馬も今にも動き出しそうな迫力で、毛並みまで繊細に描かれています。馬と言えば、16世紀に信長が南蛮(欧米)からの贈り物の馬を見てその大きさに感動したと言われていますが(その当時の日本の馬は、今のポニーサイズだった)、その時代から1500年前のマルクス・アウレリウスの馬は明らかにポニーよりでかいと思いました!(脚も長いし)
写真は逆光のため、上手く撮れず。。。 -
カピトリーニ美術館に入って直ぐのところにある、コンスタンティヌス帝の彫刻。
現在では一部しか残っていないが、顔だけでも人の身長くらいはある大きさでした。
カピトリーノ美術館は、地上3階、地下1階だが、ワンフロアが北と南に分かれていて南北間が繋がっているのは地下一階だけです。周る場所はかなりありました。 -
マルクス・アウレリウスのレリーフ1
凱旋式の光景? -
マルクス・アウレリウスのレリーフ2
蛮族から許しを請われている皇帝? -
ハドリアヌス帝のレリーフ
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マルクスアウレリウスの息子、コモドゥス。父親にそっくり。彫刻がとても繊細でした。ヘラクレスを真似ているのか、ライオンの毛皮をかぶっています。
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ローマ誕生神話に登場する、オオカミの乳を吸う双子のロムルスとレムス。
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カピトリーニ美術館二階からフォロロマーノをパシャリ。
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皇帝の間。
歴代のローマ皇帝たちの彫刻が展示されています。 -
カエサル(レプリカ?)
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左下はヴェスパシアヌス帝?
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ハドリアヌス帝
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イタリアは美術館・博物館は写真NGの箇所は基本ないので、旅行者としては有り難いですね。
カピトリーノ美術館はトータル4時間くらいでしょうか。もう少しじっくりみたいところだったけど、いい加減に疲れたので(ただ歩くよりも、美術館のように、歩いたり止まったりするほうが疲れるらしい)、名残惜しくも次の場所へ。予定ではトライアヌスの市場でしたが、疲れていてこちらはパスし、王道のトレビの泉へ。 -
トレビの泉は1762年完成。ゴシック様式でポセイドンとその息子トリトンがモチーフになっています。デザインはベルニーニという説もあるが、ニコラ・サルヴィ(?)のものとの定説。
予想以上に観光客でごった返していたので、さくっと見てとっとと退散しました(^^;
後ろ向きで泉にコインを投げるともう一度ローマに帰ってこれると言われていますが、誰もコインは投げていなかったような。。後ほど暗くなってからまた前からを通りましたが、ライトアップされている方が綺麗でした。 -
ライトアップバージョン
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トレビの泉近くには美味しいレストランやジェラテリアがたくさんあるので、ジェラートのリベンジで評価の良いところへ寄ってみました。ヨーグルトともう一個の味は忘れましたが、美味しかった!少し前に食べたものとは全然違いました。ただやはり甘いので(特にミルク系)、たくさんは食べれません。アイスは水と思っていましたが(笑)、見た目以上にお腹に溜まります。
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修復中のスペイン広場。柵があり、階段には入れません。
目の前のコルソ通りがブランド街になっていて、アジア人を中心に観光客で賑わっていました。
試しにフェラガモの店舗を覗いてみましたが、正規店にも関わらず日本価格の半分ほどで売られてました!
写真の通り雲行きが怪しいが、この後スコールがドーっと降った。
(今回の旅行中雨が降ったのはこのときだけ) -
ディナーは評価高めのパスタのお店へ。
Ristorante Fontana di Venereは、かなり小さい通りに面していました。外からお店の中は見れないので、どんな雰囲気かはわかりませんでしたが、取り敢えず入ってみることに。お腹はジェラートのせいであまり空いていなかったんですが・・・
内装はびっくりするほどのお洒落さで、テーブルのセットもワイングラスが3つ並び、ナイフフォークもきっちり揃えてあります。お客さんの層も欧米人夫婦が多く、こんなお洒落な場所に一人で入ったことを少々後悔しましたw
テキトーに海鮮のパスタを注文。(通常はコースで頼むようなお店でしょうが、単品でもいけた!)料理を待っている間(イタリアはゆっくりなので、料理が出てくるのが遅い)、なんだか肩身が狭い思いでしたが、このパスタが超超超おいしい!!!今回の旅行で食べたなかで、1番か2番ってくらい美味しかったです!!!お腹は空いていませんでしたが、あまりにも美味しかったので、完食。麺がモチモチしていて、ソースも日本人好みの味でした!。リストランテだったが、そんなに高くなく、水と合わせて18ユーロくらいでした。おススメです★ -
順番が前後してしまいますが、この日のランチはアッラビアータ!(Arrabiattaとは怒っているという意味)
イタリアに来て初めて食べたパスタ。
コロッセオの目の前という、観光客しか絶対来ないだろうなぁと思われるお店でしたが、味はこちらも美味しかった!
アルデンテ加減がたまらない。 -
22時になりお店を出て、テルミニへ向かいました。バスで向かおうと思いバス停で待っていましたが20分待っても来ません。仕方なく疲れているのに徒歩で向かうことに。歩いても25分くらいなので、最初から歩いておけばよかったですね。。
テルミニのスーパーは24時まで空いているので、翌日の朝ごはんを調達へ。9月はぶどうのシーズンらしく、安くて美味しそうなものがたくさん並んでいました。あとは乳製品大国イタリアだけあって、ヨーグルトの種類が半端ない!
ヨーグルトはあまり好きではないですが、折角だから試そうと買ったら、スーパーフレッシュで美味しかったです!
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