2015/06/15 - 2015/06/15
4位(同エリア15件中)
クッキーさん
ベルギー・リールは、アントワープの郊外にある 水路に沿って広がった小さな静かな町です。
中世の面影を色濃く残す建物や 世界遺産にもなっている鐘楼を持つ市役所に囲まれたグローテマルクト、リール生まれの時計造り職人ルイス・ジンメルが建てたジンメルの塔、世界遺産のベギン会修道院など 見所が集中しており、散策しやすい街でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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アントワープ5:57発、リール6:16着。
5時起床なんて、日本でならばまずないのですが、旅行の時には平気。 -
列車内は ごらんの通りガラガラです。
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リール駅は右側です。
駅前を左に出て、道なりに右に曲がると、旧市街の中心部に向かうメインストリート。
駅前に並ぶカラフルな建物。 -
左斜め前の道をますぐに歩いて行くと川?運河?
地図を見ると ネーテ川と運河でぐるっと囲まれている辺りが 旧市街のようです。 -
アントワープセ通りは しーんと静まり返っています。
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この辺りの建物のファサードはオランダ風。
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メインストリートをさらに歩き、
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駅から10分ほど歩くとグローテマルクトが見えてきました。
鐘楼を持った可愛らしい建物です。 -
広場の中心にそびえる市役所でした。
1369年に街の象徴として建てられた鐘楼は 18世紀の市庁舎とつながっています。
市庁舎の南面に i があるのですが、こんなに早朝では開いているはずがありませんね。
世界遺産に登録されている「ベルギーとフランスの鐘楼群」を構成する鐘楼には、「カリヨン」という楽器が備えられていると云われますが、この可愛らしい 御伽の国の塔のような鐘楼でも カリヨンが鳴らされるのかしら。 -
「鐘楼」とは町の中央にそびえる巨大な鐘塔のことで、中世ヨーロッパでは非常に重要な役割を果たしていました。他国に支配され、抑圧された中で生きることを余儀なくされてきた人々にとって、鐘楼を建てることは、「自由」を勝ち取ったことを証明することであり、また繁栄の証でもあったのです。
そして、自由と繁栄の時代を謳歌する人々にとって、鐘楼から奏でられる美しい音色は、明るい未来を象徴するものだったそうです。 -
グローテマルクトに面した 風格のある建物。
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ズーム。
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グローテマルクト。
人通りはほとんどありませんが、通勤のバスや車が走るので、注意が必要。
こんな時間に 能天気にカメラを構えている観光客は 他にはいません。 -
グローテマルクト。
こざっぱりと片付いた広場ですが、こんなにも静かだと、昨日のメッヘレンの賑わいが懐かしい。 -
グローテマルクト。
オープンカフェは、7時前だというのに もう準備が整いつつある様子。 -
グローテマルクト。
それぞれ立派なファサードですね。 -
市庁舎の反対側に何やら表示がある建物が見えます。
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肉屋のギルドハウスのようです。
右側の側面が、アントワープで見た 肉屋のギルドハウスの壁面とよく似ています。 -
肉屋のギルドハウス。
両側の対になった置物は獅子でしょうか。 -
もちろん開いているはずもないので 階段の奥を一枚。
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ここはまだグローテマルクト?
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多分グローテマルクトから見たどこかの通り。
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市庁舎の右側辺り。
グローテマルクトに面した建物を全て撮ったんじゃないかなあ、と思えるほどです。
この広場も、観光客で賑わう時間ならもっと違った光景を見せてくれそうですが・・ちょっと寂しげです。 -
市庁舎の右側の奥の通りを進んでいきます。
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こちらにも素敵な建物が立ち並んでいます。
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こんな建物が続きます。
もしかすると振り返って撮った一枚かも・・・ -
ネーテ川に面した建物です。
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広場から5分も歩かないうちにネーテ川まで。
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ネーテ川沿いの建物。
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ネーテ川沿いに置かれた花のスタンドが華やかです。
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さらに通りを進むと、建物の上方にこんな塔が見えてきました。
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あっという間に 聖グマルス教会まで来てしまいました。広場を出て10分もかかっていません。
地図の見方としては間違っていなかったようです。
ジンメルの塔を探して ネーテ川まで 引き返します。 -
海を思わせる店先。
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ベギン会修道院を探しているのですが・・・
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屋根の上をズーム。
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ネーテ川沿いに。
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なにやら由緒ありそうな建物が・・・ジンメルの塔のようです。
ジンメルの仕掛け時計は天文時計がはめ込まれた塔で、リール出身の時計作り職人、ルイス=ジンメルが5年の歳月をかけて時計を製作し、1930年にベルギー独立100周年を記念して市に寄贈したものだそうです。
塔はもともと14世紀のコルネリウス塔。現在はジンメル博物館が併設されており、ジンメルについてさらに詳しく知ることができるそうですが、こんな時間には開いているはずもなく。 -
ジンメルが制作したこの珍しい天文時計は今も変わらず動いています。
時刻を表す時計の周りをぐるりと囲むように12の計測器があり、これを見れば、時間や月日はもちろん、月齢、潮の満ち引き、星座など当時の生活に役立つものがすべてわかるようになっています。 -
これら全ては、重りによる一つの動力源から正確に動かされており、その仕組みは、塔の中で見ることが出来るそうです。コンピューターなど無かったこの時代に作られた 驚くべき作品。
ちなみに、この塔は、毎日正午に、片側の窓が開き、過去のベルギーの王様やリール市長の顔の絵が回りながら見られるのだとか。 -
ジンメルの塔のある広場のオープンカフェ。
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その先にあるのは 何やら由緒ある雰囲気の建物。
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ネーテ川の川辺に置かれたベンチには 恐れ多くて座れそうもないかも。
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ジンメルの塔を見つけたからには 次はベギン会修道院を見つけなくては。
羊飼いのモニュメントが目に飛び込んできました。
リールのシンボルはヒツジですって。 -
羊の群れの後ろにある Zuster Agnesというレストランでは 営業開始の準備中。
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そこから左手に眼をやると、ベギン会修道院の入口らしき場所を発見しました。
ここでもまた、入口をはっきり撮ることができずに終わりました。世界遺産とはいうものの、住居訪問ですから、どこかに気後れする気持ちがあったような・・・。 -
こんな早朝に入れるのかどうか分からないまま訪れはしたものの、入っていいものかどうかと訊く人もおらず不安だったのですが、入口は開いていました。
多分 右奥が 入口を内側から撮ったもの。
心持ち 足音も忍ばせて歩きます。 -
リールのベギン会は1258年に誕生。11の小路と162の家、中心に教会という中世のベギン会修道院らしい造りで造られました。
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ベルギー・フランダース地方のベギン会修道院は世界遺産に登録されています。
世界遺産の中で日々暮らすなんて どういう感じなんでしょうね。 -
こちらの入口は ネーテ川に沿った通りに通じているようです。
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中心にある教会は聖マルガリータ教会。
この教会の内装飾は見事で、太陽の光が窓から差し込む情景は圧倒的な美しさだそうです。 -
石畳に沿って。
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こちらは大通り。
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レンガ造りの建物は 集合住宅みたいです。
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リールのベギン会修道院は、都市型ベギン会建築のひとつの典型であり 現在では、敷地内ほとんどの建物が一般住居にあてられているそうです。
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白い壁に赤いバラが寄り添っています。
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小路沿いの小さな家々。
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右奥の門は、奥の小路に続いている?
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門を彩る植栽。
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同じようなところばかり撮っているような気がします。
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このような 人独りの往来がやっとの路地は、火事などの災害を最小限に止めるために設けられた「ワイシャツの袖」とよばれる小路だそうです。
ワイシャツの袖が細長いところから、そのような名前がつけられたのだとか。 -
補修が必要ですか?
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レンガ塀のその先。
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この右奥も外へ至る門。
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11の小路を行ったり来たり。
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早朝のせいか 人の気配があまり感じられません。
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ここがベギン会修道院だと思って見るせいか、壁の白さが目に染みるよう。
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こちらの入口も ネーテ川に沿った通りに通じているようです。
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同じところをウロウロ。
住んでいる方に 不審がられそう。
建物には生活や信仰に関わるものだけでなく、水場のように共同で使用される作業場も修道院内各所でみられます。 -
広い中庭を囲む アムステルダムのベギン会修道院とは違った造りでした。
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ベギン会修道院を どう出たのか記憶にないのですが、出た先に見えたのは おそらく牢屋の門。
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こちらが正面のようです。
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このすぐ先が市役所のようです。
グローテマルクトに続く この通りも素敵です。 -
グローテマルクトに戻ってきました。
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グローテマルクト。
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グローテマルクトのオープンカフェも 客を招く準備が整っています。
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アントワープセ通りを通らず、グローテマルクトから道を左に折れて、遊歩道を歩いてみました。
川沿いの遊歩道かと思っていたのですが、木々に囲まれた遊歩道でした。
木々がうっそうと茂っていて、日暮れ時などは ちょと怖いかも。 -
帰りには 多くの人達が通勤で行き交い 街は賑わい始めていました。
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リール駅。
わずか1時間半の滞在でしたが、訪れたかった所は全て見て回れましたから 大満足です。 -
アントワープ駅。
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アントワープ駅。
何度見ても 見飽きません。 -
アントワープ駅 構内。
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ホテルに戻って朝食です。
早朝から歩き回ったので、しっかりと食べられます。
器に入っているドライフルールがとても美味しくて 何度もお代わりをしてしまいました。
これだけの朝食を考えると、とてもコスパのよいホテルです。 -
この後 アントワープを離れブルージュに向かいます。
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