クリスマスのパリを歩く②ホテル・カロン・ドゥ・ボーマルシェ

2016/12/23 - 2016/12/30

マレに泊まりたくてあれこれ探した末、一目ぼれしたプチ・ホテル。クラッシックな内装も、雰囲気も、スタッフさんも、そして朝食も素晴らしくて、パリの旅で一番の思い出となりました(笑）

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

パリ市庁舎から３分くらいの立地のいいホテル。リヴォリ通りからヴィエイユ・デュ・タンプル通りに曲がって右側3件目くらい。マレエリア、サンルイ島、シテ島は歩いてどこでも行かれるし、メトロのHoel de ville駅は1号線が通っているのでパリのどこへ行くにも便利。
ホテルのサイトから予約しましたが、ダブル又はツイン前払い5泊で755ユーロ。年末に近い28日だけはちょっと高かったようですが、それ以外の日は1泊135ユーロのようでした。前払いすると3泊以上はオランジュリー美術館かセーヌ川クルーズのチケットを人数分くれます。6泊以上は両方です。

内装はこんな感じで、こてこてに見えますが、壁がクリーム色で明るくて居心地がいい部屋です。パリらしくあまり広くはありませんが、ベッドの両脇にクローゼットがあるので最初にスーツケースの中のものをだして整理すると、スーツケースを広げる必要もなく、使い勝手もよかったです。

ベッドはこざっぱりしています。ダブルで小さく見えますが、小柄な日本人には十分。エアコンとオイルヒーターがありましたが、オイルヒーターだけで十分暖かく、洗濯した小物もオイルヒーターにかけておくと、翌朝には乾いていて便利でした。

通りに面した部屋だったので、こんな小さなバルコニーもついています。朝食を部屋に運んでもらうこともできるので、夏だったらここで朝食、というのも気持ちよさそう。

洗面台の後ろはバスタブとシャワー。クラッシックなホテルなので期待していなかったのですが、熱い湯もたっぷり出て、毎晩温かいお風呂にはいれました。
タオルも毎日清潔なものと取り換えてくれますが、少々硬いので顔を拭くには持参したほうがいいかと思います。
このタオルの硬さだけが唯一の欠点だと思えるくらい、ほかには不満なかったです。

クリスマスだったので、メッセージカードと近くのショコラトリーのボンボンショコラがおかれていました。
このショコラトリー「EDWART]は小さなショップですが、新進気鋭の若いショコラティエが熱くショコラを語ってくれて、楽しみなお店です。昨年のサロン・ド・ショコラで入賞したそうで、ニッカウヰスキーの「余市」を使ったショコラも目玉の一つでした。

地下のダイニングでは7時30分からお昼の12時まで朝食がいただけます。

クロワッサン、フィセル、クロワッサン・オ・ショコラとヨーグルト、パテ、チーズ、半熟卵、キウイ、たっぷりのコーヒー又はマリアージュ・フレールの紅茶とたっぷりのミルクがついて13ユーロ。写真は一人分です
とても量が多いので私たちは1人前をシェア。飲み物だけを追加3.5ユーロで頼めます。新聞もニューヨークタイムスやフィガロが置いてありました。

ここのパンはちかっくのパン屋さんのものだと思いますが、クロワッサンはバターの香り高く、フィセルは素朴な粉の味がよく、パリで食べたパンの中で一番おいしかった。

このティーセット、形もかわいらしく使いやすいので、買えませんか？と訊ねたところ、昔に作ったものでとても高価なもの、もう作れないので申し訳ないけれど…とのことでした。
滞在中あちこちでこの形のポットを探してみましたが、見つかりませんでした。

午前中はいつもフロントにいらした素敵なムッシュー・フィリップ。私たちの名前も覚えてくれました。とういうのも、同じ名字の方が、もう20年も毎年こちらにお泊りだそうです。羨ましいよ～。
最後に「私にはここがパリで一番好きな場所」といったら「僕もだよ」「また来年！」といってくれましたが、来られるかな～要介護のおばあちゃんがどうなるか(涙）