2015/08/18 - 2015/08/18
23位(同エリア586件中)
エンリケさん
2015年夏休みのスリランカ旅行5日目。
この日は今回のスリランカ旅行のハイライト、スリランカを訪れる旅人なら誰もが訪れるであろう、セイロン島のほぼ中心部、世界遺産のシーギリヤ・ロックへ。
父王を殺してこの自然の要塞に引き籠った5世紀の狂王、カッサパ1世が見た景色はどんなものだったのか・・・灼熱の中の岩登りに挑戦です!
<旅程表>
2015年
8月14日(金) 成田→バンコク→コロンボ
8月15日(土) コロンボ→アヌラーダプラ
8月16日(日) アヌラーダプラ→ミヒンタレー→アヌラーダプラ
8月17日(月) アヌラーダプラ→ポロンナルワ
○8月18日(火) ポロンナルワ→ダンブッラ→シーギリヤ→ダンブッラ
8月19日(水) ダンブッラ→キャンディ
8月20日(木) キャンディ→ピンナワラ(象の孤児園)→キャンディ(ペラヘラ祭)
8月21日(金) キャンディ→コロンボ→ゴール
8月22日(土) ゴール→コロンボ
8月23日(日) コロンボ→バンコク→成田
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 1.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
8月18日(火)
早朝6時、ポロンナルワの宿“Rock Cascade Home Stay”をチェックアウトし、オールドタウンの時計塔南側にあるバス停からダンブッラ行きの路線バスに乗り込みます。
この日も若い車掌は乗客を拾う際に“ダンブッラ、ダンブッラ、ダンブッラ”と行き先を早口言葉のように連呼。
まあ分かりやすいアナウンスだこと(笑)。 -
7時過ぎ、バスはポロンナルワから1時間ちょっとで終点であるダンブッラの新市街に到着(運賃は90ルピー=約85円)。
これまで、コロンボ・アヌラーダプラ間のバスの所要時間が5時間、アヌラーダプラ・ポロンナルワ間が3時間だっただけに、あっという間に感じます。 -
この日はダンブッラ近郊にあるシーギリヤ・ロックの登頂を優先させ、石窟寺院で有名なダンブッラの観光は後回し。
まずは重い荷物を置きに、キャンディ方面バス乗り場のすぐ近くの脇道を入ったところにあるこの日の宿、“Sujatha Tourist Rest”へ。
Booking.comで予約したけっこう部屋数の多い地元の名士の屋敷のようなゲストハウスで、宿泊料は朝食なし、エアコンなし(ファン付き)で1泊16.5USD又は2,025ルピー(約1,880円、支払いは現金のみでカード不可)。
さすがにこの時間帯、部屋には入れませんでしたが、宿を経営するご一家は快く荷物を預かってくれました。
それにしても、ダンブッラはメインストリート沿いこそ近代的な街並みですが、一歩脇道に入ると、舗装もされていない農村のような原風景が広がっていて、何ともおもしろいものです。 -
7時20分、メインストリートに戻ってきて北部方面バス乗り場でシーギリヤ行きのバスを待っていると、スリーウィーラー(トゥクトゥク)の運転手たちから、“今日はelection day(選挙日)だからバスはない。シーギリヤ・ロックまで往復で3,000ルピー(約2,800円)でどうだ?”との売り込みが。
何人も声をかけてくるので多少不安になりながらも、ポロンナルワからダンブッラへのバスだって運行しているのだからと根気強く待ち続け、ついに7時50分、シーギリヤ行きのミニバスが到着。
朝から強い日差しの下、30分待ちましたが、スリーウィーラーの運転手たちの口車に乗せられなくてよかった・・・。
スリランカは概して外国人観光客に親切なお国柄なのですが、さすがにスリランカ一の観光スポットであるシーギリヤ・ロック周辺には、交通関係従事者を中心に、外国人観光客から金を巻き上げようとする輩が存在するのですね。 -
そしてシーギリヤ行きのミニバスは8時にダンブッラのバス停を出発。
ここで半分程度埋まった車内をよく見ると外国人はわたしだけ・・・。
うーむ、外国人観光客は交通費をケチらずスリーウィーラーを使うのが習わしなのかな・・・。
ちなみにダンブッラでの待ち時間に流しのスリーウィーラーにシーギリヤ・ロックまでの片道の運賃を聞いてみたところ、いちばん安かったのは800ルピー(約750円)でした。 -
8時30分過ぎ、車掌から“シーギリヤ・ロックはここだ”と言われ、未舗装の赤土が露出する一本道の入口で降ろされます(運賃は50ルピー=約50円)。
何も見えないのが不安ですが、この道を真っ直ぐ行けば“あの”有名な岩に着くのか・・・。 -
赤土の道は案外長く、8時45分、10分ほどかかって、ようやく遺跡入口のチケットオフィスに到着。
このあたりになると、周りには観光バスやスリーウィーラーなどでやってきた欧米人がたくさん。
早速わたしもチケットを買い求めますが、シーギリヤ・ロックへの入場料はなんと3,750ルピー又は30USD(約3,500円)。
昔、チップ用に大量に購入したUSDの消化先にはなりましたが、それにしてもボッタくり価格だよなあ・・・。 -
さて、これから先はシーギリヤ・ロックへの一本道の園路を歩いていきます。
しかし、今までどこにいたのか、周りは欧米人だらけ。 -
左右に目を向けると、こんな人工的な四角い穴の跡が。
地図を見ると、“王の沐浴場”(Royal Bathing Pools)とのこと。王の沐浴場 史跡・遺跡
-
そのまま道を進んでいくと・・・木の陰の向こうに見えてきました。
ついに、あの・・・。 -
シーギリヤ・ロックです!
ジャングルの中から突如現れたような、一度見たら忘れられないシルエット・・・早朝からのカンカン照りの中、逆光にはなってしまっていますが、それにしてもすごい存在感です。古代都市シギリヤ 史跡・遺跡
-
強い日差しで水などすぐに蒸発してしまいそうなこのあたりにも、貯水池か沐浴場のような四角い池が。
これだけの大きさの池に水を貯められるということは、この宮殿が建てられた5世紀当時、しっかりした水道設備が備わっていたということなのでしょうね。 -
シーギリヤ・ロックへの道を再び歩んでいきます。
・・・それにしても暑い。
この灼熱の気候下で直射日光を遮るものがなく、9時前からすでに汗だくです。
シーギリヤ・ロックに登る人は帽子、サングラス、タオル、それに荷物にはなりますが水分補給用のペットボトル(これが大事)必携です。 -
9時、10分ほど歩いて、巨大な岩のすぐそばまでやってきました。
この巨大な岩の下にレンガで形作られた四角い台座が残る場所は、かつて石窟寺院や僧院があったところ。
このシーギリヤ・ロック、一般には5世紀の父殺しの狂王、カッサパ1世(Kassapa Ⅰ、在位:477~495年)が王都アヌラーダプラから移り住むために築いた城として知られていますが、その前後は、古代スリランカの巨石信仰の伝統よろしく、石窟寺院や僧院として使われていました。 -
さて、これからは山登りならぬ岩登り。
欧米人観光客の後に続いてわたしも階段を登っていきます。 -
こちらの巨石を削って屋根にしたような穴の跡は、発見者の名を採って“Deraniyagala Cave”と呼ばれている洞窟。
解説板によると、カッサパ1世がここに居城を築く以前に造られた僧の住居で、壁面にはシーギリヤ・ロックのような女性のフレスコ画の痕跡があるとのこと。 -
ここにも洞窟の跡が。
シーギリヤ・ロック、巨大な本体だけでなく、その周りの岩々も様々な由来があって、考古学の宝庫という感じですね。 -
少し登ってきて9時20分、次はこの巨石に挟まれた階段の道を通っていきます。
崩れないと分かっていてもスリルある道ですね。 -
まだまだ階段は続きます。
・・・もうこのあたりで全身汗びっしょりで、喉がカラカラ。
バカなことにシーギリヤ・ロック登山を甘く見ていて、持ち物に水を用意してきませんでした・・・。
水を飲みたくてもこれまでの登山道のどこにも水を売っていない・・・。
それでも、これから先どこかの休憩所で必ず水を売っているはず、という甘い期待を胸に、上への階段を登っていきます。 -
シーギリヤ・ロックの側面に見える赤みがかった人工の壁のようなものは、有名なミラー・ウォールか・・・。
-
9時30分、階段を登り続けて30分近く経過、岩の中腹までやってきました。
日陰には入っていますが、相変わらずの汗だく状態です。
ここから見える景色は一面緑のジャングル。
よく登ってきたな~という感です。 -
この先はこんな鉄骨のらせん階段を登っていき、あの“美女のフレスコ画”=“シーギリヤ・レディ”が描かれている回廊へ。
-
そして階段を登り切ると・・・来ました、このシーギリヤ・ロックの中でもいちばんの目玉、オーバーハングした岩肌に漆喰を塗って描かれたという、シーギリヤ・レディたちです!
シーギリヤ レディ 洞穴・鍾乳洞
-
そのシーギリヤ・レディたちにズームアップ。
ところどころ漆喰がはがれ落ちてはいるものの、その色彩の鮮やかさはとても1500年以上前に描かれたものとは思えないほどです。
(もしかしたら最近修復のために上塗りされたものなのかもしれませんが・・・。)
*シーギリヤ・レディは2016年以降全面的に撮影が不可となっています。わたしが訪れた2015年8月はフラッシュなしでの撮影が可でした。 -
こちらの女性は手に持っているお花の色も鮮やか。
シーギリヤ・レディはその色遣いから花と一緒のポーズがよく似合いますね。 -
長い年月のうちに変色したのでしょうか、緑の顔をした女性はその色のせいか、どこか阿修羅像のように見えます(笑)。
いや、美しい花をお盆いっぱいに持った優しい女性なのでしょうけれども・・・。 -
こちらはシーギリヤ・レディとしてよく紹介されているフレスコ画。
いずれもきゅっとしまったボディに出るところがちゃんと出ていて、スタイルが非常にいいですね(笑)。 -
こんな鮮やかな、しかも美女ばかりのフレスコ画は、スリランカの古代・中世の遺跡の中でもかなりの異色です。
このシーギリヤ・レディ、5世紀後半に、王族出身の母を持つ弟モッガラーナ(Moggallana)に王位継承権を奪われるのを恐れた平民出身の母を持つ兄カッサパが、その王位を簒奪し、殺してしまった父王ダートゥセーナ(Dhatusena)の霊を鎮めるために描かせたものと言われています。
そんな極限状態のもとで当時の技術を結集して描かせたものだからこそ、どこにもないものができ、それを理解する人々に守られこうして現代まで残って、我々を感動させることになったのでしょう。 -
美女たちは、かつては500人ほどがこのシーギリヤ・ロックのあちらこちらの壁に描かれていたそうですが、現在はこの10m程度の回廊の壁にわずか18人が残るのみ。
残っているものでも、自然にはげ落ちたのか、それとも誰かが意図的にやったものなのか、こうして顔の部分が削られているものもあります。 -
中にはこんな黒人の特徴を示している女性の絵も。
ちゃんと解明されれば、当時の古代シンハラ王朝が遠くアフリカの国とも交易を行っていたことが分かって、古代史上のロマンが広がっていくのでしょう。 -
王妃でしょうか、立派な冠を被ったこんな高貴そうな女性もいますね。
-
こちらの女性も肌の色が濃いですが、顔つきはシンハラ人のように見えますね。
-
もう1人、肌の白い美女をおまけでパチリ。
これで現在残る18人のうち15人と、フレスコ画のあまりの素晴らしさに我を忘れて撮りまくってしまいました。
観光客が増大して通路が混雑するためなのか、それともフレスコ画を傷めるフラッシュを焚く輩がいるのか、おそらくはその両方なのでしょうが、2016年からシーギリヤ・レディは全面撮影禁止になってしまったのが残念ですね・・・。 -
以上でシーギリヤ・レディの見学は終了。
登ってきたらせん階段を下って、次のスポットへと進みます。 -
続いてやってきたのが、外からも見えていたこの“ミラー・ウォール”(Mirror Wall)。
レンガの上に漆喰を施し、さらに大量の卵の白身と蜂蜜、石灰を混ぜ合わせたものが上塗りされ、当時はピカピカに磨き上げられてまさに“鏡”のような光沢を放っていたそうですが、今はただの“黄色い壁”といった感じです。
このミラー・ウォール、実は5世紀末にカッサパ王の栄華が終わって放棄された後の6世紀から13世紀にかけての落書きが有名とのこと。
カッサパとモッガラーナ兄弟の興亡の叙事詩や、シーギリヤ・レディの美しさを称える詩などが彫られているとのことで、学者たちの間では、落書きとはいえ、古代シンハラ語やシンハラ文字の発展の推移を知る貴重な資料として大切に扱われているそうです。 -
眼下にこんな区画された建物の跡を見ながら、岩の側面に設けられた通路を進んでいき・・・。
-
10時、“ライオンのテラス”(Lion Terrace)と呼ばれる少し開けた広場のようなところに到着。
次の階段の入口にあるライオンの足がリアルで、思わず“おおっ”とうなってしまいます。
ここを登れば頂上なのですが、階段には大勢の観光客が列をなしており、少し休憩が必要・・・。
しかし、ここで休もうとするも、灼熱の太陽を遮るもののない炎天下の状況。
しかも、何かしら売店があると思ったものの、周囲には何もなく、テラスの片隅には空っぽになったペットボトルの山が形作られているのみ・・・。ライオンテラス 史跡・遺跡
-
こんな炎天下でも、地元のつわものは日傘も差さずにせっせと修復作業。
そんな中、大きなペットボトルをもっている地元スリランカの観光客(ガイド?)らしき人がいたので、そのペットボトルはどこで手に入れたのかダメもとで聞いてみると、“シーギリヤ・ロックの中ではどこにも売っていない”との返事が。
絶望的な状況に呆然としていたら、その男性が、“よかったらこれを飲んでもいいぞ。ただし、口をつけずに上からこうやってな”と、ふたつ持っていたペットボトルのうちひとつを渡してくれました。
まさか、思ってもみなかった事態にその男性に対して大感謝です!
いやあ、前日のポロンナルワの夜の出来事もそうでしたが、スリランカの人って本当に親切ですね。 -
テラスの端の方にあるなけなしの木陰に入り、ペットボトルの水を大事に飲ませてもらいます。
まさにこれまでの人生でこんなに水がうまかったことはないといっても過言ではないくらいの美味しさ。
半分くらい飲んだところでキャップを締め、“ボホーマ・ストゥティイ”(シンハラ語で“どうもありがとう”)とその男性にお返し。
本当に大感謝です。
これで、あと少し、頂上まで登りきる気力ができました。 -
休憩後の10時15分、再びシーギリヤ・ロックに挑みます。
いざ、ライオンの強靭な爪の間の階段を通ってGO!・・・と思ったら、中国人の若者グループが絶好の場所で大撮影会。
何度もポーズをとっては撮影を繰り返し・・・わたしもこの位置で写真が撮りたかったのですが、一向に終わる気配がないので、諦めて先へ進むことにしました。
本当に、中国の方々って、自分の写真に対するこだわりがどの国の人々よりも強いですよね。 -
頂上へは、岩に突き刺さったこんな細い階段を登っていきます。
-
振り返ると、まだ中国人の若者たちが階段の入口あたりでスタンバっているのが見えますね(笑)。
-
階段からは緑のジャングルも見渡せます。
・・・だいぶ高いところまで上がってきました。 -
階段をゆっくり進み、10時25分、ついにシーギリヤ・ロックの頂上へ。
いざたどり着いてみると、頂上は建物の遺構らしきものはあるものの、なんだか発掘現場のように雑然とした石と赤土ばかりが目について、たいしたことない感じ・・・。
灼熱の暑さでまいっているせいもあるのか、感動もいまいち沸き起こってきません・・・。シーギリヤ ロック 自然・景勝地
-
熱中症になりかけながらも苦労して登ってきたのに、この程度の景色しか見られないのかと疲れがどっと出てきましたが、狂王カッサパ1世が造り上げた世界遺産のシーギリヤ・ロック、まだまだこんなものではないはず。
力を振り絞って重い足を動かし、レンガの壁を乗り越えて、頂上のテラスを奥へと進んでいきます。 -
すると、頂上の中央部には王宮のかたちに整えられた、こんな遺跡然とした区画が。
微妙に段差もつけられて、この位置から見える奥の大自然の景色の美しいこと!
陽が射すと赤土に光が反射して、頂上全体が周囲のジャングルから浮き上がってキラキラと明るく輝いているようです。
いやあ、この場所に立って初めて、汗びっしょりになりながらも諦めずに登ってきた甲斐があったと実感します・・・。 -
どの国の観光客も、このテラスの端に腰掛けて、頂上から見える景色を堪能。
わたしと同じ思いなのでしょう。
・・・それにしてもみんな汗びっしょり。 -
遺跡の奥から見えるのは、こんな古代と変わらない風景。
・・・遥か昔の5世紀、このシーギリヤ・ロックを居城とした父殺しの狂王カッサパ1世は、王都アヌラーダプラから遠く離れたこの自然の要塞に引き籠って、毎日どんな思いでこの景色を眺めていたのか。 -
父王から王位を奪って18年後の495年、カッサパ王はこの場所で南インドに亡命していた弟モッガラーナの軍勢を見ることになります。
避けられなかった兄弟対決、最初は自然の要害を生かしたカッサパ王が戦いを優位に進めますが、人望はすでに弟のもの。
そのうち弟が優勢に転じ、岩の上で逃げ場もなく観念した王は自害。シーギリヤは陥落します・・・。
戦いが終わって新たに王位に就いた弟モッガラーナは、当然のごとくアヌラーダプラに復都。
シーギリヤ・ロックは僧たちに寄進され、王都としての歴史はカッサパ王一代で幕を閉じることとなります・・・。 -
頂上の一角にはこんなプールも。
いつか復讐にやってくる弟にビクビクしながらも、時には王らしく、雄大な景色を眺めながら王宮の美女たちと水遊びを楽しんだのでしょうね・・・。 -
このあたりは建物の土台が残っており、王宮や兵舎などの建物があったと思われる場所なのですが、この角度から見ると、マチュピチュの段々畑(アンデネス)を思い起こさせます。
【ペルー紀行(4) マチュピチュの段々畑(アンデネス)】
http://4travel.jp/travelogue/10593350#photo_link_22955469 -
しかし、こちらの角度からは分厚い城壁が目立ち、この王宮が田畑に囲まれた平和の宮殿ではなく、戦時を想定した城塞として造られたものだということがよく分かるようになっています。
-
シーギリヤ・ロックの頂上はさすがに太陽に近いだけあってほかのどこよりも暑く、歩き疲れた観光客たちはこんなわずかな木陰に集まって一休み。
-
頂上をぐるりと回って時計を見ると10時50分。
こんな疲れたのに、まだまだ正午前なのですね・・・。
下を見ると、ジャングルの中に朝方歩いてきた一本道がくっきり。
シーギリヤ・ロック、大満足の世界遺産でした。
このまま脱水症状にならないうちに下山し、午後はダンブッラに戻ってこれまた世界遺産の有名な石窟寺院を観光です!
(灼熱と豪雨、そして笑顔のスリランカ旅行5日目後半~ダンブッラ観光に続く。)
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この旅行記へのコメント (4)
-
- mistralさん 2017/01/16 09:33:25
- 灼熱の中で。
- エンリケさん
mistralです。
いつもご訪問、投票もいただきありがとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
シーギリヤ・ロック、私でも知っている地、の旅行記
楽しませていただきました。
お写真からも伝わってくるほどの、灼熱の中
お水なしで頂上までたどり着かれたエンリケさんの
頑張りのおかげで
絶景の数々と、美女たちを拝見できました。
いつか行ってみたいです!
それにしても貴重なお水を差し出して下さった
現地の方、優しいですね〜
旅先で出会う優しさの数々に感謝ですね。
mistral
- エンリケさん からの返信 2017/01/21 21:07:23
- まさに“冒険の旅”ですね。
- mistralさん
こんばんは。こちらこそいつもご訪問ありがとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
スリランカの旅は、灼熱の暑さあり、独特の遺跡あり、優しい人々との出会いありで、まさに“冒険の旅”といった感ですね。
海外旅行経験が長くなるとたいていのことには驚かなくなりますが、スリランカの旅は毎日が新たな発見と感動の連続でした。
治安もいいし、まさにヨーロッパや東南アジアなど、特定の地域の旅に飽きた方におすすめの国ですね。
季節を選べば灼熱の気候も少しは緩和されると思いますので、mistralさんもぜひいつの日か、感動がいっぱいの国、スリランカを訪れてみてください!
-
- 川岸 町子さん 2017/01/13 00:02:37
- 大変お疲れさまでした。
- エンリケさん、おばんでした☆
いやぁ〜〜、ドキドキしながら拝見しました!
ミネラルウォーター無しで、あの岩山を登るなんて、なんて過酷なんですか\(◎o◎)/!
大量の汗とのことですが、熱中症にならず、安心しました。
私が訪れたのは1月で、アクエリアス持参でも暑かったです。
どうして水を売る所が無いのでしょうね?
飛ぶように売れるはずなんだけどな?
そんな時に、優しく手を差し伸べてくれるスリランカの皆さん(@⌒ー⌒@)
自分が同じような状況で、そのような事が出来るのかどうかと感じます。
忘れがたい思い出になりましたね。
前日にも同じような事がおありでしたが、二日続けてとは、素晴らしい事です!
エンリケさんの醸し出す雰囲気が、優しい人を呼ぶのでしょうね!(^^)!
シーギリアレディの撮影ができなくなったとのこと。
しっかり管理しづらい、あれほど高い場所で維持していくのは難しいことなのかもしれません。
同じような状況が、今後あちこちでありそうかも?
正直写真を撮りたいけど、遺跡や文化財の保存も心配です。
私はシーギリアロックまでは、小さめの地元のバスで、帰りはリキシャ―を利用しました。
そんな事も思い出させて頂き、ありがとうございました!
町子
- エンリケさん からの返信 2017/01/14 21:32:13
- スリランカの旅は意外なことばかりで楽しいですね。
- 川岸 町子さん
こんばんは。シーギリヤ・ロックの旅行記にご訪問ありがとうございます!
シーギリヤ・ロックの遺跡内には食べ物はおろか水さえも一切売っていないとは、シーギリヤ・ロック登頂を甘く見ていました。
アヌラーダプラやポロンナルワの遺跡地区ではところどころに水分を補給できる売店があっただけに、その常識で臨んだらたいへんなことになってしまいましたね・・・。
それでも、そのおかげでスリランカの方の優しさに触れることができ、これはこれで得難い経験ができたかなと思います。
アヌラーダプラ、ポロンナルワ、シーギリヤとも、遺跡のすぐそばには大きな貯水池があるだけに、現地の方々は水の大切さを分かっているのでしょうね。
> シーギリアレディの撮影ができなくなったとのこと。
> 同じような状況が、今後あちこちでありそうかも?
> 正直写真を撮りたいけど、遺跡や文化財の保存も心配です。
観光客が増えてくると、遺跡の保護も心配ですが、素朴で優しいスリランカの人々も、先進国の商業文化に触れて変わっていってしまうのかなと、少し残念な気持ちになりますね・・・。
> 私はシーギリアロックまでは、小さめの地元のバスで、帰りはリキシャ―を利用しました。
わたしはダンブッラまでは意外な手段で戻ることになりました。
それが何かは、次回の旅行記を楽しみにしていてください!
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