紅磡に泊る　13度目の香港

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2016/12/16 - 2016/12/19

10423位(同エリア19695件中)

#街歩き

エリア

香港(香港)

約１年ぶりにHKへ飛ぶ。

キャリアは10月のマニラ便に続きジェットスター。

ここ関空からの出国となると２年ぶりだ。

航空券は１ヶ月ちょい前に日程を決めたため既に各社セールは終了気味。

しばらく様子を窺ったがどこのキャリアも値が下がらず、中でも最安値のジェットスターを選択。

関空 ⇔ HK 往復手数料込みの２１７７０円。
冬休み前の若干OFF期になるのか機内は割り合い空いている。

オレは窓側の席で隣が空席だし楽だ。

その向こう通路側の男性が驚いたことにオレと同じ広東語の会話本を持ってるのが見えた。

そもそも英語が通じるHKで広東語を覚える必要はない。

なので自分以外でそんなマニアな物を持ってる人を初めて見てちょっと嬉しくなり声をかける。

「同じですね」

そこから親しくなったMさんとはウマが合ったようでHKに着くまでの4時間半ずっと話をして過ごす。

こんなに移動時間が短く感じたのは初めてだ。

これも何かのご縁てことで明後日彼が住んでる西貢で会う約束をして別れる。
午後８：３４．行程上やむを得ず香港国際空港のTravelexで両替え。

JPY ３００００円 → HKD １７４６

レート悪ううう
何回来ても旅の始まりはワクワクするな。

早速S１のバスに乗り東涌へ向かう。
久しぶりに東薈城２Fにある「三巡海南鷄飯」でチキンライスをと思ったが...

まさかの工事中...

唖然
時間も既に９時20分。

腹が減ったし適当に近くで開いてた「原味家作」て店に入る。

もう時間が遅いせいかイートインが出来ず注文した料理を持ち帰る。
そうは言ってもホテルまで持って行くのは時間がかかり過ぎるので東薈城前の広場のベンチに座り食う。

うっ...

まずぅ

ソーセージは臭いしご飯も炊き込みご飯か何かよくわからん味のしないパサパサめし。

スープも酷い味。

こんなもんに＄５９（日本円で９４０円）も払ったかと思うと腹立って来た...
おまけにクソ寒いし。

なんで外でコート着てこんな不味いめし食わなきゃなんないかな。

半分食ってゴミ箱にポイ。

機内でいい出会いがあったんで、勝手にこの旅はツイてると思い込んでたが全くそうじゃない。
バスに乗るために連絡通路を歩き向かいにある富東商場へ行くと、この時間でもお客がわんさか入ってるレストランが２軒もある。

がっくし...

とっととホテル行くぞ。

午後１０：００．富東商場のバス停からE２３番のバスに乗車。
午後１０：４０．紅磡の觀音街というバス停で下車。

この地区に足を踏み入れるのは初めてだ。

ここから徒歩５分ほどでホテルに到着。
午後１０：５３．今晩のオレの寝床「Bridal Tea House Hotel Hung Hom / 紅茶館酒店紅磡」にチェックイン。

宿泊代＄５００を支払うと向こうから「コンセントアダプターを持ってないならどうぞ」と言われ無料でレンタルする。
部屋は２３Fのスタンダードダブルルーム２３０２．

狭いとは聞いてたが...

やっぱし狭い

まぁ寝るだけだ。

ベッドはやや硬めだが問題のないレベル。

枕が意外と合う。

ベッドの横幅はいいんだが縦の長さが短い。

１７４cmのオレでギリだな。

無料飲料水、冷蔵庫、スリッパ、ドライヤーあり。

セーフティーはなし。

あとはロビーでしか使えないって聞いてた Free WiFi が部屋でも使えるのは Good news.

寝る前にスマホを弄る。
Nice view roomのリクエストどおり部屋の窓からはHKの夜景が見える。

見上げると高い所には月も出てる。

疲れてるけどRufusを聴いてから寝るとしよう。
一夜明け

午前７：００．起床
早起きは何ドルの得かわからんが早起きしたからにはHK恒例の太極拳をやりに近所の公園へ行ってみる。
機利士南路という通りを北へ向かって歩く。

HKは狭い場所だがこの紅磡という地区は今まで来たことがなかったので新鮮だ。

ただ道路に突き出た看板や小汚い雑居ビル、ウエルカムに二階建てバスと...

HKのどこにでもありそうな景色だけどね。
看板や洗濯物がないとこにかえって存在感を感じる雑居ビル群の前を通る。
地図上緑に塗られた場所を公園だと思い訪れてみるがそこはバスケのコートだったり、花壇だったり...

なんだこの辺り公園少ないな～
佛光街という通りを越えたところでようやく公園を発見。

何組かお年寄りが太極拳をやってる。

中からひとりでやってるおばさんの動きが良かったのでこのおばさんに弟子入りを申し出る。

「早晨！我係日本旅行客、可唔可以一斉打太極拳呀？ / おはようございます！ワタシは日本人旅行者です、太極拳をご一緒させてもらってもいいですか？」

と尋ねると快く受け入れてくれた。

おばさんはイヤホンをしながらなので音はオレには聴こえないが途中々で身体の動きと呼吸が合ってくるとやはり気持ちがいい。

終わった後お礼を言い写真を撮らせてほしいと言ったがNGだった。

上品な紅磡おばさん唔該哂！
差館里という通りを歩くと街の中に忽然と立派な廟が現れる。

ここが觀音廟かぁ
中へ入ってみるとたくさんの参拝客が線香をあげ祈りを捧げている。
廟の天井にはHKの廟でよく見られる渦巻き線香がびっしり。
香港一級歴史建築にも選ばれている觀音廟は１８７３年に建てられた由緒ある寺院。

第二次世界大戦の末期紅磡には造船所があったため連合軍の爆撃を受けたがこの廟は無傷で残り中に避難した人たちは助かったという話だ。
觀音廟を後にし寶其利街にある「文華咖啡氷廰」で朝めしを食う。
店内は混んでて相席をお願いする。

さて注文なんだが...

いつものことながらメニューがようわからん。

なので隣のテーブルに並んでる料理をチラ見しながら得意の「一様 / 同じ」注文。
なんとか注文を終えると左隣のテーブルに座ってる男性と目が合い「早晨！」と声をかけると向こうもニッコリしながら「早晨！」と返してくれる。

オレが日本人だと言うと彼は嬉しそうに自分が日本へ行った時の写真をオレに見せて来た。

彼はマラソンが趣味のようで２０１６年の神戸マラソンを走ったという。

まぁこれも何かのご縁てことで席を移動し彼と一緒にお互いの事を話しながら朝めしを食う。
朝めしの味は普通。

これでめし代は＄３６.

日本円で約５４０円。
知り合ったWさんと別れひとりホテルへ戻る。
午前１０：０５．「我想退房 / チェックアウトします」

そう言ってキーと借りたアダプターと支払いの明細書を渡す。

すると＄５００返って来た... ？

この時初めて宿泊代が現金精算ではなくカード払いだとわかる。

この＄５００は宿泊代じゃなくてデポジットだったってことか。

相変わらず英語の理解度が低いよな～
貴重品以外の荷物をホテルへ預け徒歩でMTR紅磡站へ。
これからの２日間はかなりオクトパスが活躍しそうなのでここで＄１００チャージしておく。
今日はこれからMTR西鐵綫に乗り天水圍で下車。

そこから「屏山文物径」と呼ばれるHKでも有数の古い集落や歴史的建造物が集中しているエリアを歩く予定。
午前１０：３１．８分ほど待って乗車。

ここ紅磡站は始発の駅に当たるので座席をキープできるのが利点。
列車に乗ると天井に付いてるモニターに安倍総理の顔が映し出される。

あ～　そういやプーチンが日本に来てんだな。

NEXT旅行記「屏山文物径坑頭村の丸屋根に広東人の誇りを見た」へつづく