2015/06/09 - 2015/06/10
30位(同エリア109件中)
クッキーさん
マーストリヒトは要塞都市としても栄え、かっての街は城壁で囲まれていました。
町の周りには、市壁が3重に残っていると聞いては、追っかけせざるを得ません。
旧市街そのものが小さくまとまっているので歩いて廻るのにちょうどいい街でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
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マーストリヒトは要塞都市としても栄え、かっての街は城壁で囲まれていました.
マーストリヒトの城壁沿いと周辺の街並みは、趣のある散歩コースとなっていると聞いて、城壁の追っかけ開始。
おそらく聖母教会の脇から。 -
町の周りには、市壁が3重に残っています。
3番目に古い、つまり一番新しい城壁は 1516年のもので リエージュの君主司教領時代のものです。
今歩いているのが その城壁?
マース川沿いの城壁の上を歩き、 -
この階段から一旦下りると・・・
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城壁の内側へ。
一帯は 中世の面影を色濃く残しています。 -
すぐ脇にあるのがヘルポールト(地獄の門)の表示。標識の左から入れるようになっており、入った記憶はかすかにあるのですが・・
旧市街の南に位置するこの門は 1229年から2世紀に渡り防衛の門として使用されました。
中世の都市は、街を城壁が囲み、限られた城門からしか出入りが出来ませんでした。
昔ペストが流行し、ペストにかかった人はこの門から外に出し、二度とこの城壁内には戻れなかったことからヘルポールト(地獄の門)と呼ばれています。
1229年建造の城壁門はオランダで最も古いそうです。 -
地獄門の表(城壁の外側)から。
当時は門の正面に、ペスト患者を隔離したペストハウスがあり、門を一旦出たら二度と城内には戻れなかったそうです。
そのことからヘルポールト(地獄の門)と名付けられたそうです。
門の内側は石畳の小路。 -
ヘルポールトと見張り塔。
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現在はこの一帯は公園となっていて、かつての面影は全くありません。
大砲を備える堅牢な城壁と 城壁に囲まれた旧市街が垣間見えます。 -
見張り塔?
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ヘルポールトの左手に残る城壁と見張り塔。
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城壁と見張り塔。
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ヘルポールトを振り返って。
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城壁内を流れる水路沿いにあるという水車小屋は この近くだと思うのですが、結局見つけられませんでした。
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芝生公園側の見張り塔。
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再びヘルポールト。
多分 水車小屋はどこかなと、うろついていたんでしょうね。 -
聖ピーター通りからトンクルス通りまで長く続き、イェーカー川に沿って部分的に残る城壁は、2番目に古い城壁であり 13世紀から16世紀にかけて築かれたものでやはり石造です。
外側には堀が造られ散歩道になっているらしいのですが、
ヘルポールトから続く この辺りが その城壁なのかどうか? -
別の角度から。
中世までのオランダ各地では国家という組織は存在せず、宗主はいるものの実質的には個々の街が自衛権や独立権を持っていました。そのため街自体を城壁でぐるりと囲むのが中世オランダにおける防衛形式でした。 -
マーストリヒト大学?
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芝生の中に 城壁の基礎のようなものが点在しています。
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Lang Grachtje通りでしょうか?
この通りに残るのが おそらくマーストリヒトで一番古い城壁。 -
Lang Grachtje通りに沿って続く城壁。
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くり抜かれた穴が 数々の戦乱の舞台でもあった中世都市の面影を彷彿とさせます。
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石畳の小路と城壁だけを見ていると まるで中世を歩いているかのよう。
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中世の戦闘のレベルでは この高さの城壁で十分だったのでしょうかね。
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雑草に侵食されている城壁は この辺りで再び寸断されていました。
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城壁の向かいには Lang Grachtje通りの表示。
この辺りが 残された城壁の端っこでしょうか。 -
カフェが並ぶ広場辺りを見て 引き返します。
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ここに住んでいる方達にとっては、普通の光景かもしれませんが、城壁フェチにとっては堪えられない散策でした。
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惜しむらくは ところどころの補修材が雑なことと 小路沿いの家並みが現代風なこと。
同じ道を戻るのも 芸がない話ですが、 -
古い城壁を堪能しながら引き返します。
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防御に適した高い山もない田園地帯 城壁の中で生活していた中世の人たちに思いを馳せながらも メキシコとの間に築かれようとしている壁や かつてのベルリンの壁を思います。
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この市壁近辺には、壁の中の町に水を引いた時の小さな運河が残されています。
今でも沢山の水が水路をたどって壁の中に流れ込み、その水は水車などで現在も利用されているそうです。
ここでようやく その小さな運河の一つを目にすることができました。 -
Verwerhoek通り?
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来た時とは違う通りを歩いているような気がしますが、戻るべき方向は間違えていないはず。
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素敵な小路。
こちらの建物もレンガ造りですね。 -
街角の教会。
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城壁巡りの出発点に戻ってきたようです。
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そこを超えて、城壁の門をくぐります。
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外側は 公園になっています。
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城門を外側から。
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城壁。
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城壁の外側は 堀になっています。
5つの頭(De Vijf Koppen)という城壁。
1638年、スペインに再び侵略されることを恐れたオランダ総督は、スペインに寝返ったオランダ人5人の頭を切り落とし、市壁の上に並べて置いたことからこの名前が付いたそうです。
こういった他国からの侵略を多く受けてきた歴史を知ると、マーストリヒトが 単にオランダの一都市だというだけでなく 様々な文化の混じり合った融合的なヨーロッパの街なのだとわかります。 -
再び城壁の中に戻ってきました。
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ヘルポールト近くの階段から 再び城壁の上を歩いてみます。
こちらの小路も石畳です。 -
城壁上の小路から。
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ちょうど下りる階段があったので、この辺で城壁巡りは終了。
1時間余り歩いたかしら? -
城壁の中に戻り、石畳の道を。
石造りの街角に映える緑が 目に優しく感じます。 -
5時ごろ 一旦ホテルに戻ってチェックインします。
マルクト広場の奥にあるシティ・センター・ホテル・マビ・マーストリヒトです。 -
フロントの奥に、
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荷物預かり室があります。
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スタンダードシングルルームを予約していたのですが、通されたのは こんなにも広いファミリールームでした。
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狭いよりは広い方が良いのですが、無駄に広い空間です。
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バスルームも広いです。
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アメニティも4人分あります。
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美食の街と云われても、やはり一人ではレストランに入る気がせず、最後の選択は デパートの最上階のフードコート。
屋台のようなコーナーがいくつかあり、そこで食事を注文するビュッフェスタイルです。
選んだ食事は7,9ユーロ。 -
店内の食事コーナーです。
一人で食べている女性もいて、気軽に食事ができました。 -
店内の様子。
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食事を終えて、デパート内を歩いていたら目に飛び込んできたのは 巨大マカロンです。
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食事をしたデパートV&D。
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デパートの前のワッフル屋さん。
街歩きの頃には 人であふれていた店先も もう閉店の様子。 -
レンガ造りの建物や石造りの建物に囲まれた一角のオープンカフェは 賑わい始めています。
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客待ち顔の一角。
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たくさんのカフェが立ち並ぶプラティール通りは 緩やかなカーブを描いています。
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この先がフレイトホフ広場。
まだ7時前。テーブル席が少しずつ埋まっていっています。 -
雨が降っても安心ね。
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マース川近くの建物。
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木組みの家。
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ヘルポールトからすぐの所に歩行者専用のホーヘ橋があります。
その橋の上からの一枚。 -
旧市街を。
フロイトホフ広場の方向ですね。 -
これも城壁の名残?
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マース川の上流方向。
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聖セルファース橋。
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夕暮れ時までいたいけど、日が長いというのは、こういう時には不便です。
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明朝は早いので ホテルに戻りましょう。
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7時半過ぎです。ホテルに戻って休むには早すぎますね。
マルクト広場で一杯。 -
8時前のマルクト広場です。
今日は一日よく歩きました。 -
翌朝6時過ぎにホテルをチェックアウト。
早朝のマルクト広場では、マルシェの準備中。 -
聖セルファース橋の袂に彫られている像は聖セルファースですね、きっと。
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前日にも見たマリア像。
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駅に戻る途中の街。
夏至近くのこの時期ですから、マーストリヒトの街の様子がわかっていれば、この辺りのホテルの方が良かったかもしれません。 -
朝日に輝いて鮮やかな色合いです。
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駅まで戻ってきました。
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屋根の形は オランダ風といっていいのかな。
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早朝の駅構内。
チケットを買っているのですぐにホームに向かいます。 -
マーストリヒト~アムステルダム間は25ユーロで、発券手数料が1ユーロです。
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一路 アムステルダムに向けて出発です。6:58発。
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車窓から。
高い山は全く見えませんね。 -
マーストリヒトを出て2時間近く。
いかにもオランダ、といった風景です。 -
車窓から。
酪農の国、オランダ。 -
線路と並行して走る道路を走る自転車。
ももんがあまんさんは こんな道を走ったのかしら? -
自転車でパーク&ライド?
それとも 自転車通勤でしょうか?
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