2015/06/08 - 2015/06/09
15位(同エリア68件中)
クッキーさん
美食の街・デュルビュイは 想像以上に小さな小さな街でした。
いつも気ぜわしく歩き回る旅のスタイルからかけ離れ、のんびりと優雅に過ごせました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ナミュール11:50発、Marloie12:27着。乗り換えてBarvaux駅まで。
初め リエージュ経由で行くのだとばかり思っていましたが、ベルギー国鉄で検索したら こちらのルートが表示されました。
前日にルクセンブルクから辿ってきたルートを戻る路線でした。
Marloie駅での乗り継ぎが不安で、ナミュール駅でしつこく訊いたのですが 教わった通り 列車が停まったホームのすぐ隣のホームから乗れたので 何の心配もありませんでした。
Marloie駅11:38発、Barvaux駅12:56着。 -
降り立ったBarvaux駅。
一人旅では 最も不安に駆られる光景です。一緒に降りた数少ない人達は皆 お迎えの車で駅を離れていきます。
デュルビュイ行きのバスもあるそうですが、こんな、町はずれの神社風の場所で 一人バスを待つのは嫌だと思い、タクシーの送迎を頼んでいました。周囲にはカフェの一つもない場所です。
タクシーはまだかな? -
女性ドライバーさんが運転するタクシーでデュルビュイに到着。
タクシーは15ユーロだったかな。翌朝の送迎もお願いしておきました。
ホテル デ コンテス デュルビュイ。 -
ホテルというより一般家庭のよう。
フロント。 -
シングルルームで67.5ユーロです。
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バスルーム。
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シャワーのみ。
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ナミュールで買った生キャラメルとチョコ焼き菓子。
今日のおやつです。
窓辺のテーブルに置いたままにしていたら 半分溶けかかっていました。 -
ホテルは橋を渡った所にあります。
川の対岸に見えるのは 聖ニコラ教会。
1632年に建てられ、後にリエージュの清修道派修道士によって増築されたそう。 -
その反対側には お城が見えます。
ウルセル伯爵城は 9世紀に起源を持つ、歴史ある古城。
17世紀まで要塞として使われた後に、ウルセル伯が居城に改築しました。木々に囲まれ、街を見下ろすように聳え立つ城はデュルビュイのシンボル。 -
デュルビュイの観光案内によく登場するカフェ La Vieille Demeure(ラ ヴィエイユ ドゥムール)で、
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一休み。
もしかすると、この一杯がランチだったかも? -
青空に映える お城のとんがり帽子。
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カフェの前に見えているのは ippniさんに教わったレストラン「Le Fou du Roy」。
ここで夕食をと 思っていたのですが、残念ながら この日は開いていませんでした。 -
とりあえずエネルギー補給もできたので街歩き開始。
観光客も三々五々そぞろ歩き。
1977年に周辺の自治体を併合するまでは、人口はたったの500人しかおらず、都市機能が揃っているという意味で世界最小の市でした。現在もデュルビュイというと、世界で一番小さな町である旧市街を指すことが多いようです。
現在の広域デュルビュイの人口は約1万人だそう。 -
石畳の細い小道の脇には昔ながらの石造りの家が立ち並び、中世の頃からほとんど変わらない町並みが現存しています。
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あちこちにカフェや雑貨店などがあります。
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個性ある飾りつけ。
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ちょっと怖い。
中世から今に伝わる建物が続く通りの風景と暮らしに魅せられ、多くの芸術家が移り住んでいるそうです。 -
これも木組みの家?
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デュルビュイを含むアルデンヌ地方はハム・ソーセージが名物だというので、それらしきお店に入ってみたものの、売られていたのは 丸ごと大きなハムばかり。
薄くスライスしてもらえたら買ってもいいかなと思って声をかけたら、冷たくあしらわれたので すごすごと退散。 -
街並み。
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左はレストラン「La Canette」
石造りの壁面に映える 緑のカーテン。 -
オー・フォワール広場の向こうの丘の上に見えるのは 展望台です。
広場を出発して丘の上の展望台まで行くミニトレインは 復活祭の休暇から10月までの週末(7月と8月は毎日)運行されるそうです。
歩いて行けそうな距離でもなく、さらには展望台も開いてなさそう、ということで、デュルビュイの街を一望することは あきらめました。 -
広場の入口辺りにもレストランを兼ねたホテル。
目に入る建物すべてがレストランじゃないかと思えるくらいです。 -
Le Sanglier Des Ardennes(ル・サングリエ・デザルデンヌ)は旅行者に特に有名な、格式高いホテルレストラン。店名の和訳は、【アルデンヌのイノシシ亭】だそうです。
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お城の中庭から。
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城の傍を流れるウルト川。対岸はトピアリー公園になっています。
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お城の中庭から。
外観しか写真がないのは、中には入れなかったせい。 -
河畔沿いを歩いてみます。
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河畔沿いの芝生公園。
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緑豊かな公園です。
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公園の端まで歩いてきたようなので階段を上がって、
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街の中心まで戻りましょう。
とはいっても ここまでわずか5分余りの散策です。
こちらの建物もおそらくホテルですね。 -
木組みの家。
壁面はレンガなんですね。 -
あっという間に広場に戻ってきました。
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ここにも木組みの家。
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オー・フォワール広場。
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広場の周りにはオープンテラスのブラッスリーやカフェ レストランが多く立ち並んでいます。
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広場点描。
午後3時頃、という中途半端な時間帯のせいか、どこのオープンカフェも寂しげですね。 -
こちらは休業中?
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le Clos des Recolletsの前にあるジャム屋さん「Confiturerie St.Amour」に行き当たりました。 事前リサーチでは13時半~18時営業、水曜休み だそうです。
見知った女優さんの写真がわかるでしょうか。
日本語表示まであります。 -
棚に並べられたジャムの瓶は壮観。
水色の布がついてるジャムには3種類のベリー系のものが入ってるそうで、お勧めのジャムだと聞いていたのですが、小さいスーツケースでの一人旅では収納量に限りがあります。
この頃、我が家では ジャムはほとんど食べなかったので 知人へのお土産にと 小さなタンポポジャムを2瓶買いました。 -
所狭しとジャムの瓶が並べられています。
ラベルも瓶に被せられた可愛い布も全て手作業で作られているそうです。 -
カウンター回り。
おじさんは とても気さくな方で、店内の写真も快く撮らせていただきました。
お外に出ては工事中の人たちとおしゃべりしていましたよ。 -
お店の外観。
ショップ巡りにあまり興味がないので 1時間程で街をくまなく歩いてしまいました。小さな街だとは知っていましたが、まさかここまでとは・・・
ジャムも買ったことだし、一度ホテルに戻って一休み。 -
河畔のベンチで本を読むのにも飽きたので、
5時過ぎ 少しでも高い所から街を俯瞰したくて、ホテルがある側のエ・アンブ通りを上ってみました。 -
これ以上上がっても 木々が邪魔をして 街が見通せません。
この辺りが限界のようです。
「世界で一番小さな町にある世界で一番大きなトピアリー公園」、というキャッチフレーズを持つ公園が手前に見えています。 -
坂道を戻りながら。
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エ・アンブ通りから見える お城。
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坂道を下り 再び橋を渡って、教会裏の通りから 泊まっているホテルの裏側を。
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河畔から見た 教会の裏側。
駐車場もしっかり整備されていました。観光客が多いせいでしょうね。 -
その左奥にある 褶曲した岩山。
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正面から。
見事に180度に褶曲しています。 -
ほとんど垂直に屹立。
デュルビュイの街に 過大な期待をし過ぎたのかもしれません。
逆に 自然が造りだした この褶曲した岩石のほうに感嘆しました。 -
手前の池に泳ぐお魚。
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中心街に引き返してきました。
大好きな石畳の写真がとても少ないのは・・至る所で補修工事が行われていたからです。 -
オー・フォワール広場。
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広場から。
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広場から。
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この坂道を抜けてBarvauxから来たんですね。
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お城からここまで5分余りしかかかりませんでした。
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芝生公園。
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お城の庭にも褶曲の岩石が見られます。
首を引っ込めた亀みたい。 -
美食の街・デュルビュイ、高級レストランが数多くあり、ベルギーならではの本格的な名物料理が楽しめます・・・などというフレーズを見たからには、さすがに部屋食という選択肢はなく、
7時を回った頃、夕食のために入ったのは Le Clos des Recollets というレストラン。
まだ早い時間のせいか、店内の客は少なめでしたが、食べ終わる頃には店内は一杯。 -
今夜はワイン。
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白アスパラには生ハムが添えられています。
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肉料理。
お肉は 少し筋張っていて やや硬め。味は好みでした。
サラダはドレッシングの味が美味しかった。
これで 35ユーロです。 -
食後のお散歩。
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橋を渡ってすぐの交差点辺り。
右に進んだところがホテルです。 -
ホテルを通り過ぎて 歩いてみます。
民家の間に B&Bのような建物も見かけました。 -
右側は こんな河畔です。
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こちらはホテルのよう。
もう9時近くです。ずいぶんひんやりしてきたことだし、ホテルに戻ります。 -
デュルビュイでは のんびり過ごそうと決めていたのに、早く目が覚めて、8時の朝食にはまだ時間があるので、街を一巡り。
手入れが行き届いていたホテルの中庭。 -
Le Clos des Recolletsとあります。
「ホテルとレストランは17世紀の住居を使用しており、多くの植物や花を鑑賞できる素晴らしい緑豊かなテラスがあります 。」という説明通り。 -
こちら側は・・・昨夜食事をしたレストラン Le Clos des Recollets でした。
右奥の壁沿いに置かれた 石のブロックは 道路の補修用です。
まだ夏のシーズンには間があるせいか あちこちで工事中。 -
石造りの建物には 緑の縁取りが本当によく似合います。
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こちらの通りにもしゃれた外観のレストランが。
まだ開いていないみたい。 -
街歩き。
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デュルビュイの街の見納めです。
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デュルビュイの地図ですが、全く必要がないほどの小ささでした。
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朝の聖ニコラ教会。
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橋の上の十字架も凜と。
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ホテルに戻っての朝食。
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品揃え。
2階のお部屋です。ちょっと山小屋風のお部屋。 -
タクシーの車窓からBarvauxの街を。
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Barvaux駅から。
無人駅です。前日のナミュールでチケットを買っておいたのは正解でした。 -
ナミュール駅で買っておいた バルヴォーからマーストリヒトまでのチケットです。
レイルパス 1回分を使用しているので3.5ユーロでした。 -
Barvaux8:56発。
通勤列車のようなローカル列車内にも電光掲示板があるので安心。 -
リエージュへ。
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リエージュ9:46着。
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超近代的な駅。
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ホームからリエージュの街並みを。
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この奥はトイレです。
年配の女性がしっかり料金を徴収。 -
こういう電光表示は、とても安心できます。
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乗り継ぎ時間は1時間弱なので、街歩きは無理。
駅前から垣間見るだけ。 -
こちらの駅で荷物を預けられたら、リエージュの街を回ることも考えたのですが、近頃では コインロッカーなどは選択できないと考えた方が良さそうです。
リエージュ駅前。 -
駅の全景。
帰国後しばらくして読んだ、司馬遼太郎の『オランダ紀行』にリエージュのことが書かれていました。
メグレ警部の生みの親、ジョルジュ・シムノンが生まれた街だそうです。
ナミュール、マーストリヒトと旅したのだから、その歴史的背景からも 訪れるべきだったと後悔しきりです。 -
駅の構内のカフェ。
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リエージュ10:40発。マーストリヒトまでは30分余りです。
ここはまだベルギーです。 -
車窓の風景。
まだ山並みが見えています。
再び列車で国境を越え、オランダ・マーストリヒトへ。 -
車内も記念に一枚。
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