2015/06/07 - 2015/06/08
8位(同エリア51件中)
クッキーさん
ルクセンブルクからナミュールへ。
先にディナンを訪れたので、夕刻のシタデル散策となりました。
ナミュールは2つの川が交差する交通の要所のため、人口4万人という小さな街ですが、複雑な歴史を持った街です。
歴史は古く、シーザーの『ガリア戦記』にも登場するとか。
街歩きでは さまざまな表情を持つ建物に出会えました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
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ルクセンブルク8:10発。
ナミュールには10:10到着予定。
車窓から。 -
ルクセンブルクからナミュールまでのチケットは 34.6ユーロ。
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途中駅の車窓から。
駅舎も素敵。大きな町では 大体 教会の尖塔が見られますね。 -
車窓から。
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車内はガラガラです。
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この日は ルクセンブルクからベルギーへと国境を超えるので 国境がわからなくても雰囲気の変化が何か見られるかも、と若干の期待があったのですが・・・
ナミュールまで あと30分程。もうベルギーに入っているのかな。 -
小さな町の中心に立つ教会と、牧草地でまどろむ牛の群れ。
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定刻にナミュール駅に到着。
構内では10分程もたつきましたが(出口の方向が判別できず)、
確か この右にあるチケット売り場でベルギー国内のレイルパスと2日後に乗るバルボーからマーストリヒトへの乗り継ぎチケットを無事購入。
これで2日間の移動は確保できました。 -
レイルパス Rail Passとは、 購入日から1年間有効の10回券。どんなに長い路線でもベルギー国内一律料金で乗れます。1 等1 1 3ユーロ 、2 等74ユーロで販売されているものです。値上がりしていたのか、今回は76ユーロでした。
複数人数でも使用可だそうです。
乗車前にアルファベットの大文字で・曜日(略さないで)・日付(日/月/年(DD/MM/YY))・発駅、着駅を記入します。
修正は効かないので、書き間違えのないように、という説明も見かけましが、間違えてしまっても書き直しは大丈夫でした。
この日、ディナン~ナミュール間で早速使用したレイルパスと、バルヴォーからマーストリヒト間の乗り継ぎチケットです。乗り継ぎチケットの料金は、わずか3.5ユーロです。マーストリヒトはオランダなのに 如何にベルギーに近いのかが よく分かります。 -
ホテルは 駅の真正面にあるグランドホテル デ フランドレ。
ホテルをチェックし始めた頃は、部屋が空いていなかったのに、間近になった頃に調べてみると、空室があったので、こちらを予約し直しました。 -
まだ11時前だというのに チェックインだけでなく部屋に入れてもらえました。
スタンダードダブルルームで71.1ユーロでした。 -
バスタブがあるだけでもうれしいのに、かなり広めです。
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コーヒーメーカーもあり、とても役立ちました。
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ディナンへ向かうために駅へ。宇宙ステーションを思わせる駅の構内です。
右奥にはスタバもあります。この日の夕刻 夕食難民になりかけた時の救いの主になりました。 -
ディナンから戻って、ナミュールのシタデルへ行く気満々。
駅から徒歩15分程と聞いていましたが、ふとバスを待つ気になりました。
これが大間違いの選択。
まず、バス停がわからない。地元の人に訊いても、あっちだ、こっちだ、という具合で、ようやく駅のすぐ脇だと判明したものの、待てど暮らせどバスはやってきません。 -
で、この日は日曜日・・・バス停がわかったのだから、時刻もチェックすればいいものを、それを怠ったために 無駄に1時間余りも待つ羽目になりました。
今にして思えば、気疲れしていたんでしょうね。
その間、おそらく東欧からの家族連れのうち、小学生くらいの男の子に、しきりに話しかけられたり(当然、意思疎通はできず)・・・
一人旅では 朝 動き始めたらずっと歩き続けてしまうので 良い休憩時間になったんだと思うことにしましょう。 -
ようやく頂上まで行くバスに乗れたものの、ナミュールのシタデルはたいへん広い丘陵地帯の総称で、シタデルという停留所はなく・・・
シタデルという観光地がドーンとあるとばかり思っていたので、バスからおりても、単なる森の中で、右も左もわからないのです。
ついには 頂上にある遊園地のようなエリアに入り込んでしまい、おまけにそこのスタッフの手違いで チケットまで買う羽目になり(当然 拙い英語力でも 交渉して返金してもらいましたが)、おそらくシタデルのツアーには間に合わず・・・
諦めてしまったら潔く 辺りを彷徨いましょう。
シャトー・ド・ナミュールのお庭です。
宿泊客らしき人達が優雅にお散歩している姿を見かけました。 -
4つ星ホテル&レストラン『Chateau de Namur』は 丘の上に建ち、眼下にはムーズ川を望む格式ある古城ホテルです。
貧乏一人旅の身には 無縁のホテルです。 -
何なのかわからない塔も立っています。
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彷徨っているうちに やっとシタデルっぽい光景が。
野外劇場のようになっています。 -
で、表側に回るとさらに広い野外劇場が現れました。
どうやらシタデルの一番奥にいるようです。 -
古代風の立派な野外劇場のように見えますが・・・
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この前の広場は 広大な駐車場になっています。
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インフォメーションのような所で シタデルの全景地図をいただきましたが、英語表記がないので さっぱりわかりません。
左上に見えるのがシャトー・ド・ナミュールです。
スタッフの女性に教わった 下りていく道筋が↓
とは云っても シタデルに入るわけでもなく、公園内を単純に下りていくだけですから そう心配することはないかも・・・
とにかくこのシタデルの全貌がなにやらさっぱりわからないまま、適当に川の方向に向かって下ることにしました。 -
ナミュールは・・・
ベルギー第一の河川ミューズ河畔に発達した、ローマ時代からの交易の要衝地で、中世初期のフランク王国時代に城砦が建設され、城下町として繁栄してきました。
美しい2つの川に囲まれた街で、その便利な地形から、第二次世界大戦が終わるまで 絶えず争いの場となっていました。
古代にも城砦があったと記されていますが、現在の城址は17世紀のもの。
歴史は古く、シーザーの『ガリア戦記』にも登場するとか。 15世紀にはブルゴーニュに支配されるものの、17世紀にはスペイン領ネーデルランドその後、フランス、イギリス、オランダ(シタデル)やオーストリアなどとさまざまな国に併合されたそうです。
第2次大戦ではドイツ軍が間近まで迫りました。
今では、全体で8haもある広大な庭園になっているそうです。
この図の中で、「シタデル」って 一体どこだったんでしょうね。 -
上から見下ろすミューズ川は 静かにゆったりと流れています。
ミューズ川は フランス北東部を水源としベルギーを流れオランダで北海へ注ぐ川だそうです。
オランダ語ではマース川と云い この後訪れるマーストリヒトへ流れていく川です。 -
ナミュールの街並み。
家々の色彩に統一感があって美しい。 -
ナミュールは2つの川と山に囲まれた場所にあり、昔から地形的に「要塞」として重宝されてきました。古くはシーザー軍との戦いに備えて地元の人が砦を築いた歴史にまで遡るそうです。
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膨大な広い地域を 万里の長城みたいな城壁が入り組んで囲んでいるような造りですね。
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城塞っぽいですね。
教わった通りの道を進めているかしら? -
少し下流側の街並み。
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アップした街並み。
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入り組んだ城壁沿いに一般道が走っています。
さきほどの駐車場まで続くんでしょうね。 -
教わった標識も 無事発見。
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どこもかしこも城壁。ワクワクします。
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城壁の間から見えるナミュールの街並み。
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天気が良いせいか 夏草や兵どもが夢の後・・というほどの荒涼感はなく。
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城壁の あんな位置に ベンチまで置かれた素敵な広場が見えていますよ。
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長ーいトンネル。
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おそらく サンブル川方向の街並みです。
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アップで。
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存在感のあるデザインの建物は おそらく聖オーバン大聖堂。
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この坂道を 自転車でやってきた人もいるようです。
この光景だけを見ると、ここがまだ城壁内だなんて思えません。 -
ずいぶん下りてきました。見張りの塔?
下からは まだまだ高さがありますね。 -
カフェっぽい建物。
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ミューズ川。
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で こちらがサンブル川。
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坂道。
もし バスに乗るのを諦めて歩いて来たら 途中でくたびれて 野外劇場の所まで歩けなかったんじゃないかしら・・・とふと思いました。 -
モニュメント。
亀に何か意味があるのかしら? -
城壁フェチにとっては たまらない光景です。
結局 ツアーで回れるというシタデルとは一体どこだったのか わからないままに散策しましたが、ディナンのシタデルを見学できたので 良しとしましょう。 -
バスを降りて1時間半。ようやく城壁の下までたどり着きました。
もし歩いて上がれば 歩いて下りなければいけませんからね。バスの選択は 結果オーライとなったようです。 -
ミューズ川とサンブル川が合流する辺りの 橋のたもとにある建物。
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サンブル川の河畔。
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サンブル川に架かる橋の向こう側の建物は ナミュール考古学博物館
かつては精肉業者のギルドハウスだった場所に建つ、ナミュール州にかかわる考古学の資料を集めた博物館です。
外観はルネサンス・スタイルだそうです。 -
その橋の上から 振り返ってみたシタデル。
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どうやっても全景は1枚の写真に納まりません。
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考古学博物館からボン通りを北に歩いていくと、
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見えてきたのは アルム広場に立つ劇場(Namur Palais des Congres)。
その左に見えているのが 世界遺産になっている鐘楼。
ここからでは その全景がよく分かりませんが・・・ -
左の門をくぐっていくと、
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全景が こんな具合です。
ユネスコの世界無形遺産に登録されたベルギーの鐘楼群のうちの一つ。
聖ピエール教会の鐘楼としてあった物が 1745年の教会の火災によって、ナミュールの町の城壁の一部として1388年に建設された聖ジャック塔に移され、1746年から城壁の開門、閉門の時を鐘が告げていたのだそうです。
高さ20メートルの聖ジャック塔は14世紀の軍事的建造物の重要な遺産でもあるのだとか。
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どう歩いたものやら記憶にはないのだけど 劇場広場(Place du Theatre)に辿り着いたもよう。
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劇場広場から どこへ行くとのあてもなく さ迷い歩いて・・・
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もう7時近くですから、夕食はどうしようかと考えつつも、
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気の利いたレストランを見つける気概もなく、
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この辺りは 駅からすぐの、ちょっと気を付けなければいけない・・とか書かれていた通りのはず。
でも その通りに立つ建物は 雰囲気のあるものばかり。 -
その近くにあった 多分 ケバフ屋さんで買ったものが夕食になりました。
アフリカ系の人達が多く集まるお店のようでしたが、ケバフサンドを買うのを手伝ってくれました。 -
それと 日本から持ってきたスープ。
昼間、駅前に リーズナブルっぽい軽食のお店があるのを見ていて、これで夕食は大丈夫と安心していたのに、7時には全部のお店が閉まっていました。
観光地とは思えないような仕打ちですが、これも日曜日のせいかも。
この日一日 ビールを一杯も飲んでいないことに 今 気が付きました。
だから ナミュール駅で1時間もボーっとしていたんだ!!なんてね。 -
食後のデザートは ディナンで買い求めた焼き菓子。
しょうが味が効いていて ちょっと癖になる味で、旅行中に全部食べ切りました。 -
カーテン越しに見えているのはナミュール駅です。
この時刻は9時15分。
これだから 夏のヨーロッパ旅行が病みつきになります。 -
この日も早起きして ただいま7時20分。
この日の朝食が こちら。お見せするのもお恥ずかしい限りですが、一応 記録として残しておきます。
サンドイッチは昨日 駅のスタバで買っておいたもの。コーヒーは持参のドリップコーヒー。リンゴは どこで買ったっけなあ? -
ホテルをチェックアウトした後、荷物を預けて 街歩きに出かけます。
特にあてはないのですが、ロジェ通りへ向かいます。 -
多分 ロジェ通り。
トリップ・アドバイザーからダウンロードした地図を参考にして歩いているつもりなのですが・・その通りに歩けているのかどうか? -
ロジェ通り?
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アフリカ博物館。
アフリカの文化や歴史がわかる博物館です。芸術品や武器などの展示もあるそうです。 -
途中に見かけた教会。
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学生のような若者達が たむろしています。
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大学とか、カレッジっぽい建物。
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街並み。
どこが見所、という訳ではないけれど、旅先での街歩きは大好き。 -
ムーズ川の河畔からロータリー辺りを。
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シタデルでも見かけたような雰囲気のオブジェ。
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ムーズ川に沿って。
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サンブル川に架かる石造橋とシタデル。
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ナミュール考古学博物館。
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河畔のベンチで一休み。
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左下の階段からシタデルへ上れるようです。
あそこからは 下りてこなかったような気がしますが・・・ -
シタデル点描。
平和そのもののような 緑豊かなシタデルです。 -
シタデル点描。
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サンブル川を離れてポン通りを歩きます。
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再び アルム広場へ。
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アンジュ通り、クロワ通りと歩いてきて、サン・ルー通りにある聖ルー教会?
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近くで見かけた案内図。
ヴェジタブル・マーケットですって。
この辺りは 薄暗くてちょっと怪しげな雰囲気だったので、そそくさと退散して。 -
明るくて人通りの多い通りを歩きます。
この辺りは 昨日も歩いたような気がしますが・・・ -
素敵なランプの向こうにシタデルが見えています。
プレジタン通りから? -
再び アンジュ通り?
何の建物かわからないけれど 何か由緒あるような? -
アンジュ通りからフェール通り、サンジャック通りが交差する辺りで ようやく見つけた「E. de Hucorne:ウー・ド・ウコルヌ」というお店。
ここでしか手に入らないという ナミュール名物の生キャラメルを買い求めました。 -
街歩きと建物ウォッチング。
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街歩きと建物ウォッチング。
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街歩きと建物ウォッチング。
シタデルの方向に歩いているみたい。 -
ジョセフ・サントラン通りからもシタデルが見えています。
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方向はあっていたらしく、聖オーバン大聖堂に行きあたりました。
1559年に造られた ヨーロッパを代表するバロック様式の大聖堂です。のちに造り替えられたもの。敷地内にディオセザン博物館があるそうです。 -
街歩き。
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街歩き。
もうすぐ11時になります。ホテルに戻らなくては。 -
2時間の街歩きを終えて、
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ナミュールからデュルビュイへ移動します。
最寄り駅からは タクシーで行くほかなく、デュルビュイのホテルへ メールでタクシーの手配をお願いしてみたのですが、できないということで、不安を抱えたまま旅行に出たのです。
こちらのホテルのフロントで頼んでみたところ 快く引き受けて下さったので 安心してデュルビュイへ。
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