開発前の民主化ミャンマーを見たい！　＃５　灼熱の太陽を浴びて輝くゴールデン・ロック！

2016/11/27 - 2016/11/27

ミャンマー旅行記の5回目です。
バガンから夜行バスでヤンゴンへ戻りましたが、ダウンタウンへは出ず、郊外のバゴーに宿を取り、灼熱の太陽を浴びて輝くゴールデン・ロックへ行きました！
麓のキンプン・ベース・キャンプから頂上まではトラックの荷台に乗って1時間弱かけて行きますが、噂通り、急勾配の山道を物凄いスピードで登っていくのでスリル満点。ドライバーがハンドル操作を誤れば命はないでしょう。
無事に帰ってこれてよかった。


□11/23　羽田→（シンガポール）→ヤンゴン（ダウンタウン・ダラ）
□11/24　ヤンゴン→バガン　　※空路移動
□11/25　バガン
□11/26　バガン→…　　※夜行バス移動
■11/27　…→（ヤンゴン）→（バゴー）→ゴールデン・ロック→バゴー
□11/28　バゴー→ヤンゴン（空港周辺）→（バンコク）→…
□11/29　…→羽田


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《開発前の民主化ミャンマーを見たい！　目次》

＃１　地球の歩き方を無視して歩くヤンゴン（ダウンタウン・ダラ 編）
http://4travel.jp/travelogue/11197093

＃２　ミャンマービールの飲み過ぎに注意！　＠バガン Part 1
http://4travel.jp/travelogue/11197517

＃３　「オニーサン、ウソツキ！」　＠バガン Part 2
http://4travel.jp/travelogue/11199909

＃４　ミャンマーでの朝ごはんは麺料理に限る！　＠バガン Part 3 ＋ ポッパ山
http://4travel.jp/travelogue/11200335

＃５　灼熱の太陽を浴びて輝くゴールデン・ロック！
http://4travel.jp/travelogue/11203127

＃６　バゴーには、ヤンゴンのシュエダゴォン・パヤーよりも高い仏塔がある！
http://4travel.jp/travelogue/11203130

＃７　親切なタクシーのおっちゃんと回るヤンゴン（ヤンゴン国際空港周辺 編）
http://4travel.jp/travelogue/11203132


【参考書籍】
○物語　ビルマの歴史　(著)根元敬
○アウン・サン・スー・チーはミャンマーを救えるか？　(著)山口洋一、寺井融
○ミャンマーの柳生一族　(著)高野秀行
○新聞では書かない、ミャンマーに世界が押し寄せる30の理由　(著)松下英樹
○未知なるミャンマー　(著)春日孝之
○ビルマの竪琴　(著)竹山道雄

エリア チャイティヨ(ミャンマー)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【旅行5日目：11/27（日）】

バガンを21:00に出発した夜行バスは、ほぼダイヤ通り、翌朝7:00にヤンゴンに到着しました。
想像以上にぐっすりと眠れました。

ただ問題は、バスターミナルに着くと思っていたのが、こんな何もない道のど真ん中で突然降ろされたことです。
バスターミナルからバゴーへ向かおうと思っていましたが、バゴーへ行きたいというと、ここからバゴーへ向かうバスはないと言う。
じゃあどうすればいいんだと聞くと、バスターミナルまでタクシーで行け、ただし10ドルだと言う。
なぜバガンから9時間も乗って24.99ドルなのに、目と鼻の先にあるバスターミナルまで10ドルも取られるのか…と、タクシー運転手やバスドライバーと押し問答になりました。
目が覚めて早々、いきなり幸先の悪い1日のスタート。。

結局、値下げ交渉もしましたが、バスターミナルまで行ってもバゴーまですんなり辿り着ける自信がなく、モタモタしているとこの日の目的地であるゴールデンロックへ行けなくなりかねないので、25ドルでバゴーまでタクシーで直行してもらうことになりました。

バゴーには格安のバックパッカー向けの宿がなく、Kanbawza Hinthar Hotelという、やや中心部から離れたホテルを取りました。
ミャンマーは全体的に宿が高めで、急ぐ旅だとちょっとした移動にもバスを使うことになるので、決してリーズナブルには旅ができない印象です。

ここはホテルというより、プチペンションみたいな感じでした。
部屋も清潔で、wi-fiが遅かったり突然停電したりしたのを除けば、快適に過ごせました。

しかし、バゴーからバスでゴールデンロックへ行きたいというと、そのバスは9:30が最終だと言う。
ヤンゴンでバスを降りてモタモタしていたうえに、バゴーまで1時間以上掛かり、ホテルに荷物を置いて少しゆっくりしてしまったので、相談した時点でちょうど9:30ぐらいでした。
地球の歩き方には、ヤンゴンからゴールデンロックへ向かうバスはバゴーを経由すると書いてありますが、実際にはノンストップの直通便が大半のようです。
結局、55ドルで終日タクシーをチャーターするハメになりました。ますます出費が増える…。。

カンボーザ ヒンター ホテル ホテル

タクシーなので、目的地まではただ乗っているだけです。
ぐっすり眠れたとはいっても夜行バスでの車内泊だったので疲れてはいて、タクシー車内では爆睡してしまい、気が付いたら到着していました。
バゴーから2時間ぐらい掛かります。

到着したのはキンプン・ベースキャンプという麓の町で、ここからはトラックに乗り換えてゴールデン・ロックへと移動します。

ターミナルには乗り場がたくさんありますが、どこが先に出るのかは明確には案内されておらず、人の流れを見ながら自分で判断して動くしかない感じです。

緑の看板には英語での案内が記載されています。

そういえば地球の歩き方には「トラックには屋根がなく、雨が降ってくるとずぶ濡れになる」と書いてありましたが、見ての通り、実際には屋根が付いています。
また、しっかり座席も用意されており、バックパックの荷物を持っていても乗れないことはない感じです。
ちょっとガイドブックの記載と実態に乖離があるのかなという印象。
一応、最新版を購入していったのですが、ここ1～2年で変わったかもしれません。

中に乗り込むとこんな感じ。カオスです。

運良く、一番奥の左端の席をゲットできました。
（車が横転すれば一番下敷きになるポジションなので、運が良いかは一概には言えないかもしれません。。）

ターミナルのすぐ近くには、動いている気配のない小さな観覧車がありました。

ここから約1時間掛けて移動です。

一番左端の席だったので、こういう写真を撮れます。

けっこう傾斜がキツい道を、かなりの猛スピードで駆け上がって行きます。
下手なジェットコースターよりもスリル満点です。

対向車とすれ違い。
どのトラックも満員。

あれ、このトラックは屋根がない。

そうこうしているうちに、到着しました。
1時間は掛からなかったと思います。

ゴールデン・ロック側のトラック乗り場付近はこんな感じ。

トラックを降りたら目の前にゴールデン・ロックがあるんだろうと勘違いしてましたが、ここから数十分歩きます。

この人たちはみんなあのトラックに揺られてやってきたのだろうか。

ゴールデン・ロックがなければ誰も来ないんじゃないかとすら思えるような山奥なのに、たくさんの人がいます。
人を動かす信仰心の力、観光の力というのはすごいなーと、改めて感じます。

山積みの果物類。

見るからにワイルドな食べ物も。

ハエが飛び交っていて、衛生状態が気になる。
そもそもいつ調理したものなのかすら、よく分からないし。

ようやく、寺院の入口に辿り着きました。

ゴールデン・ロックは、チャイティーヨー・パヤーの中にあります。

ゴールデン ロック (チャイティーヨー パゴダ) 寺院・教会

ドローンを飛ばすのは禁止です。

観光地とはいえ、あくまでも宗教施設としての機能が優先されます。

入口でサンダルを脱いでいるので、裸足で歩きます。

このゲートをくぐり…

ゴールデン ロック (チャイティーヨー パゴダ) 寺院・教会

この広場へ辿り着けば、ゴールデン・ロックはすぐそこです。

ただ、この広場のタイルはめちゃくちゃ熱く、昼過ぎに裸足で歩くのはやめた方がいいであろうレベルです。
マジで火傷しそうだった。。
日陰をあれほど真剣に探し求めて歩いたのは、初めてかも。

ゴールデン・ロック、見えました！

ゴールデン ロック (チャイティーヨー パゴダ) 寺院・教会

近くから見ると、こんな感じ。

今にも落ちてきそうなのに、落ちない。

ゴールデン ロック (チャイティーヨー パゴダ) 寺院・教会

裏に回ると、こんな感じです。
上座部仏教の信者でないと、近付くことはできない模様。
このエリアは柵で囲まれていて、入口にチェックする人がいて、入ってはダメだと言われました。

ゴールデン ロック (チャイティーヨー パゴダ) 寺院・教会

ゴールデン・ロックのすぐ向こうは開けた場所になっていて、遠くに山々が、そして広い青空が見えます。

ゴールデン ロック (チャイティーヨー パゴダ) 寺院・教会

広場の脇から違う方向へ降りてみると、こちらも参道になっているようで、道の両側に食事を取れる場所やお土産の店が連なっていました。

満足したので、ランチを食べて帰ります。
既に14時を回っていたはずですが、この時点で朝からまだ何も食べてない。

トラック乗り場からチャイティーヨー・パヤーまでの参道沿いに、食事を取れる店はたくさんあります。

ヒン以外も食べてみようと毎度思いつつ、結局いつも注文するのはヒンです。
トロピカルフルーツのジュースも付けて、300円ぐらい。
意外とジュースが高い。

なぜか日本語。
ゴールデン・ロックでは、あまり日本人は見かけなかったような気がしますが。
そもそも欧米系の観光客も見なかったので、来る時間をズラしていれば状況は全然違ったかも。

トラック乗り場付近に、トイレがあります。

ゴールデン・ロック側のトラック乗り場は、こんな感じ。

全ての乗り場に人がいますが、どこに並べば一番早くトラックに乗り込めるのか、さっぱりわかりません。

乗り切れない人が、他の乗り場に流れ込んで来るので、カオスでした。

他のトラックを2～3台見送って、ようやく乗れました。

帰りは混乱を防ぐためなのか、乗り場までは戻らず、ターミナルの前の道路沿いで降ろされます。

周辺にお土産を売る商店があったので、適当に散策。

木を使った工芸品を売る店が目立ちました。

スパイス？豆？を売る店も目立ちました。
全く同じものが数十メートル間隔で売られていて、果たしてこれで儲かるのだろうか？と思ってしまいましたが。

あの観覧車がある一帯は、Smile Worldという観光施設みたいです。

さぁそろそろ駐車場へ戻ってドライバーを探そう、と思ったら、目の前で突然声を掛けられました。
事前に予定として伝えていた時間通りにほぼ戻ってきたので、そろそろ来るだろうと思って待ち構えていたみたいです。
きっと、早くバゴーへ帰りたくてウズウズしていたのでしょう。

帰りの車内でも爆睡。
ちょっと目が覚めたときに撮ったのが、この写真です。
超ピンボケで、もはや写真として成立してませんが、夕暮れの時間帯であることはお分かりいただけると思います。
宿に着いた時には、すでに真っ暗でした。

夕食はホテル内の小さなレストランで取ります。

とりあえずミャンマービール。
注文した食事が全然出てこなくて、また2本空けてしまいました。
必ず2本目の途中でキツくなり、後悔するパターン。

カンボーザ ヒンター ホテル ホテル

このサラダがお勧めだとスタッフに言われ、確かに野菜を食べておいた方がいいとも思ったので、オーダーに応じましたが、こんな量が出て来るとは思わなかった。。
オーダーから40分以上待たされ、これを食べ切れないうちに、下の写真のカレーを持って来られてしまいました。

カンボーザ ヒンター ホテル ホテル

チキンのヒン（ミャンマー風カレー）です。

さすがこの辺ではハイランクに位置付けられるホテルのレストランだけあって、欧米人受けしそうな、上品な味付けです。
個人的にはもっとローカルチックな素朴な料理の方がいいなぁ。。

全てを食べ終わった頃には満腹で、ビールの酔いも手伝い、動けなくなってしまいました。
何もする気が起きず、部屋の電気を速攻で消灯して横になったまま、ミャンマー滞在最終日を迎えることになります。


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＃６　バゴーには、ヤンゴンのシュエダゴォン・パヤーよりも高い仏塔がある！　へ続きます。
http://4travel.jp/travelogue/11203130

カンボーザ ヒンター ホテル ホテル