アルゼンチン縦断旅行その２－ビーグル海峡とペンギンツアー

2016/12/19 - 2016/12/29

この日は、Piratourが催行するビーグル海峡とペンギンツアーに参加しました。

エリア ウシュアイア(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルアルトアンディノの朝食会場は最上階にあります。

朝食場所からの景色はとてもいいのですが雨が降っています。かなり心配。

一通りのものは揃っていて、ホットミールはスクランブルエッグがありました。

piratourがウシュアイアで唯一ペンギンがいる島に上陸できるツアーを催行しています。料金はとても高め（1人165米ドル）ですがかなり人気とのことで事前に予約しておきました。指定された時間にツアーの事務所に行きこのバッジをもらい、さらに指定された船に乗るように言われます。
piratourのペンギンツアーはウェブサイトでは往復ともバス移動の半日ツアーとなっており、今回はビーグル海峡クルーズと組み合わさった一日のツアーでしたが、我々のニーズとちょうど合っていたので時間を有効活用できました。

乗船前には港湾事務所？のようなところで入港税のようなものでしょうか、20ペソを現金で支払います。

この船に乗りました。他のツアー客との混載になりますが、すでに多くの人が乗船していてすぐに出発しました。集合時間が合っていたのか非常に疑問です・・。

ウシュアイアの町を背に出発します。青空も見えてきました。

出発して10分もしないうちに何かが見えてきました。さらに近づくと・・。

ビーグル水道 海岸・海

おびただしい数の海鳥が。ここがコロニーとなっていて口に巣の材料を加えて飛んでいる鳥をたくさん見ることができます。

一見するとペンギンのようにも見えてしまいます。

さらに東進していくと生臭い匂いが・・・。

オタリアのコロニーです。ボスのオス1頭にメスが15から20頭くらいいるとのこと。子どものオタリアもいてとても可愛い動きをしていました。

このような狭い岩場にも。

エクレール灯台、その周囲には・・

エクレール灯台 建造物

また海鳥のコロニーが、よく見るとオタリアが紛れ込んでいます。

さらに東進し、後ほど上陸するマルティージョ島に。ペンギンが波打ち際でまったりしています。この後ハーバートンで私たちのツアー参加者は下船します。

ツアーでは2班に別れて順番に島に向かいます。環境保護域ということで一度に上陸できる人数を制限しているそうです。ガイドの方がどの言語がいいかを確認し、スペイン語圏の人も英語で問題ないということで、結局説明は英語のみになりました。我々の班が先に島に行くことになり、小さい船に乗り換えます。上陸場所にはすでに数頭のマゼランペンギンが・・。

ツアーガイドからは3m以内に近づかないように言われましたが、少し近づいてもまったく逃げる様子もありません。

海外線に沿って歩いていくと一頭のキングペンギンが・・。旭山動物園で冬季に散歩するペンギンですね。

何を考えているのでしょうか・・。でもこの島でキングペンギンが見られる機会は多いそうです。

この頃には青空も広がってきました。

ここはジェンツーペンギンのコロニー。このペンギンは小石などを集めて巣を作ります。

よく見ると小さなヒナが見えます。

ここにも違う個体が。別のキングペンギンが紛れ込んでいました。どうしたものでしょう。

遊歩道を進んでいくと、マゼランペンギンのコロニーに。遊歩道のすぐ脇にこんな穴が・・。手を伸ばさなくても触れる距離に巣穴があります。しかも逃げません。マゼランペンギンはこのように穴を掘って巣を作ります。こんなところにあると踏んでしまいそう・・、当然のことながらツアーガイドからは遊歩道内を歩くように言われます。

まったり・・

子育ての時期なのでしょう。

どこを見てもヒナ（すでに大きいですが）と一緒にいる姿を見られます。
１ｍくらいの距離で巣穴が見れます。場合によっては遊歩道のすぐ傍に巣穴があり、ペンギンがのぞいていることに気づいてビックリ！ということも。

カメラ目線

見渡す限りペンギンが点在・・。

巣にいるのは狭そう。

気づくと100枚以上写真を撮っていました。約1時間の滞在ですが大満足です。とても名残惜しいですが島を離れます。

ハーバートンに戻り1時間半ほどの自由時間、カフェテリアで手作りケーキとコーヒーを昼食に。この間に第2班が島に行ったようです。このカフェテリアでは持ち込みのお弁当等を食べても良いようでした。他にレストランもあります。

集合場所の博物館に向かう道すがら、こんな可愛い一行？が・・。

両班が合流し、この博物館に。

ハーバートン牧場 サファリ・動物観察

一見すると普通の一軒家みたいですが・・。

中に入るとこの地域にいる野生生物の骨が展示されています。スペイン語と英語の班に別れて説明を聞きます。ここで展示されているものは捕獲したものでなく、自然死したものの骨だということを強調されていました。ツアー客はペンギンを見た後で少々お疲れ気味という感じでした。

時期はクリスマス前、ツリーが飾られていましたが、よく見ると骨もぶら下げてあります・・・。

最後はパタゴニアの強風を物語る写真ポイントへ。強風によってこのように木が曲がってしまいます。

自然が作り上げた芸術作品です・・。

大満足のツアーを終え、一度ホテルに戻り、ホテルのスタッフの方に紹介された海辺のシーフードのレストランへ。前日に前を通りかかったときは満席のようでしたが、一番乗り！まだ誰もいません。

ボトルワインを注文しましたがとてもお手頃価格でした（日本円で1000円台）。

寒かったのでまずスープ。ぱっと見はあまり良くないかもしれませんがこれが美味。思ったよりも具が多くボリュームがあります。魚介もたっぷり入っており、これだけでお腹一杯になるかも。

このパエリアは絶品でした。具材が豪華だからなのか、スペインで食べたよりも美味しかったような…見た目より量があるので、二人で分けてもいいかも。

このエビの一皿も濃厚で美味しかった。
ただ頼みすぎました～。こちらも大満足！

とても濃密な一日を過ごしました。