軍威での聖堂ステイ、最終日

2016/10/01 - 2016/10/03

慶北道にある軍威というところへ2泊3日の日程で行ってきました。
参加したツアーでは聖堂に宿泊し、周囲の観光をしながら聖堂でも時間を過ごしました。
お寺での就業体験をするテンプルステイには何度か参加していますが、今回は初の聖堂でのステイ体験。
とても新鮮でしたね。
韓国ではキリスト教や仏教などが日々の生活の中に入り込んでいるので特別な感じではなく、日常生活の延長にあるのが特徴的だと思いました。

エリア その他の都市(韓国)

２泊３日のソウルステイ(聖堂での体験プログラム)も後半となり、最後の晩餐となりました。
この日は信者の方が経営している食堂からの差し入れということで、豪華なメニューがこれでもかっ！と並んでいました。

プルコギやチャプチェなどの韓国料理はもちろん、タコのお刺身やサラダなどバリエーション豊富なメニューで目移りしてしまいます！
この頃になるとだいぶツアー参加者同士も仲良くなってきているので、それぞれおしゃべりにも花が咲きます(笑)

おいしく楽しい夕食の後は聖堂へ集まって、夜のプログラム開始です。
前夜と同じように歌を歌ったり、ゲームのように手拍子を合わせたりと笑顔がこぼれる時間です。

そしてシスターのお話。
プログラムの中でそれぞれが心に抱えている不安や問題、悩みなどに関しての話をすると、思い出したかのように周囲からすすり泣きが聞こえてきます。

みなさん、顔には出さないけど、やっぱり大なり小なり悩みがありますよね。
妻であったり、母親であったりそれぞれの役割があるため、なかなか表に出したり、それを打ち明けたりすることが出来ない状況の中で自分自身、自分のことを考える時間は心の奥にあったものを引き出したようです。

お祈りをしたい人は前に行き、自由にお祈りをします。
もちろん全員がお祈りをしなくても大丈夫なので、お祈りが不要な人や宗教が異なる人達は見ているだけでした。

最後に聖書の一説と思われる言葉をカードにしたものが一人一人に渡され、この日のプログラムは終了。
その後も心のつかえがとれたからか、みなさんなかなか宿舎には戻らず、食堂で遅くまでお話をしていましたね。
いろんな意味で時には｢吐き出す｣ということもしなくてはいけないなぁと思った夜です。

聖堂で迎えたソウルステイ３日目の朝。
前夜の雷雨がウソのように明るい空となりました！
なんだか清々しくて気持ちの良いスタートです♪

こちら聖堂に併設された私達が宿泊したロッジです。
中は合宿所のように４～６人ぐらいにわかれて泊ることが出来るオンドル部屋が並んでいます。
シャワーとトイレの数が部屋の割に少なかったのですが、比較的みなさん譲り合いでとくに困るようなことはなかったですね。
布団も新しくてきれいだったので安心して眠ることが出来ました＾＾

朝起きて集合時間までは朝の散歩です。
みなさん、前日の夜遅くまで語り合っていたようですが、それでも早起きをして早くもお散歩を終わらせていた人もいましたよ！
私ものんびり30分ぐらいお散歩タイムを確保しました。
やっぱり自然の中は空気もきれいだから、散歩も気持ちがいいですね～

朝ごはんです。
シスター達の手作りジャムでトーストを食べたり、敷地内で栽培している新鮮な野菜や果物が並ぶ食事も残りあと１回と思うと惜しいですね。
他の参加者達からも次々に同じような発言が出てきて、爆笑！

ソウルステイ最後のプログラムでは｢伝えたいこと｣を色や道具を使って表現するということでした。
３～４人ぐらいのグループにわかれ、グループごとに｢伝えたいこと｣を作り上げていきます。

私のグループでは夜空に輝く満点の星空とクリスマスツリー、それとビリヤードを表現しました。
クリスマスが近いということもあって、みんながわくわくできるような、そして家族や大事な人と過ごす時間を大事にしたい、ということと、空は国境もないので誰もが同じひとつの空を見ている、ということを込めた作品です。

それぞれのグループの作品を見て周ります。
各グループ様々な意図が込められていて、これがなかなか深かったんですよーー。
韓国の人の表現力というのはかなり高度なんじゃないかと思います！

午前のプログラム、そして今回のソウルステイの全工程が終わり、とうとう昼食、最後の食事となりました。
私だけでなく、参加者のみなさん、ここの食事が大好きだったので名残惜しそうです。

私も心残りのないようたくさん食べようと思い、朝ごはんもしっかり食べていたけどご覧のようにてんこ盛り～(笑)

こうして初の聖堂プログラム体験が終わりました。
後はソウルへ戻るのみ～

今回お邪魔した軍威の聖堂はかなり開かれている感じだったので、聖堂だから、シスターだけだから....といった気負いもなく、林間学校のような時間でした。
正直聖堂で行われているミサなどに参加したわけではないので、あまり知識は増えていないけど、それでも個人的に持っていた、伝統的(古い)、閉鎖的といったイメージは払しょくされたと思います。
やはり何事にもチャレンジして自分の目で見ることが大事ですね。
韓国ではとくに外国人がチャレンジできるものが多いので、私もその恩恵に預かって、韓国ならでは、外国人だからこそ体験出来るものにどんどんチャレンジしたいと思いを新たにしました！