佐賀県・長崎県、二つの名湯を巡る旅。雲仙温泉

2016/12/17 - 2016/12/18

二日目は長い間訪れたいと思っていた長崎の平和公園と長崎開港後に来住した商人グラバーの旧邸があった敷地に、長崎市内に残っていた歴史的建造物を移築して整備したグラバー園を訪れました。夜は嬉野温泉と全く泉質の異なる雲仙温泉に泊まりました。

エリア 雲仙(長崎)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: ANAグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

原爆に依って一瞬の内に破壊された爆心地近くにあった刑務所の礎石。爆心地から約４００ｍ離れた地点に作られた平和公園の中に保存されていました。

鉄筋が爆風に寄ってねじ曲がっています。

水を求めて亡くなった少女の詩を刻んだ石碑と噴水の間から後方に見える平和の像。

平和公園から望む稲佐山。

平和公園近くに在る爆心地公園。投下された原爆の中心地と思われる地点に黒い石碑が建てられています。この地点の上空５００ｍで原爆が爆発、周囲を一瞬の内に廃墟と化してしまったのです。
当時は草木も生えないと言われていたそうですが、今では周囲は緑に覆われ当時の悲惨な姿は何処にも感じさせない平和な場所になっていました。しかし、この場所で悲惨な最後を遂げられた方々を思うと胸が痛くなりました。

爆心地公園の地下には今でも原爆に寄って破壊された瓦礫が埋もれています。その一部が見られるようになっている場所がありました。

爆心地から数百メートル離れた場所にあった槇とサツキの植木、焼け残れた理由はあったのでしょうが奇跡としか言えないようです。

南山手地区に１９５９年に竣工した国宝の大浦天主堂。

フランスから取り寄せたマリア像「日本之聖母」が門前に設置されています。

大浦天主堂から徒歩で数分の場所にあるグラバー園の入口。エスカレーターを乗り継いで園内最高地点まで登れます。

最高地点に移築されている旧三菱第二ドックハウス。三菱重工業長崎造船所第2ドックのそばに船員の休憩宿泊施設として建てられた建物。

旧三菱第二ドックハウス、ベランダから見た長崎港全景。

世界遺産に登録されたジャイアント・カンチレバークレーンが対岸に見えました。

グラバー邸応接室付近の外観。

温室側から見たグラバー邸。

雲仙地獄を目の前にして建つ今晩の宿。昨夜の美肌の湯「嬉野温泉」は透明のナトリウムを多く含む重曹泉でしたが、雲仙温泉は雲仙地獄から噴出する白濁した硫黄泉でした。
泉質の全く異なる温泉を堪能しました。