
2014/06/07 - 2014/06/09
3位(同エリア4件中)
かいさん
ニューヨーク滞在中の旅行記です。いよいよ帰国前最後の旅行となってしまいました。
目的地はナンタケット島とマーサスヴィンヤード。
ニューヨークとボストンの間に位置するリゾート地で、その立地特性から都市部のお金持ちの避暑地となっています。
距離的にはそれほど遠いわけではないのですが、ニューヨークからのアクセスが不便で、電車、バス、フェリーだと乗継ぎが多くて時間がかかるので、えいやっと飛行機で飛びました。
ナンタケット島はその昔は捕鯨産業で栄えましたが、市民戦争以降は衰退し、その後避暑地としてサマーハウスが次々と建てられました。
薄墨色の建物が並ぶ町並みが美しいことから「グレー・レディ」と呼ばれています。
実際に行ってみると思った以上にシックで美しく、すっかり魅せられてしまいました。
マーサスヴィンヤードは、オバマ大統領が夏のバカンスを過ごす場所として知られています。
ナンタケット島よりはちょっと庶民的なリゾートですが、両地のライバル意識は強く、観光だけでなくスポーツなどあらゆるシーンで火花を散らしているそうです。
こちらはカラフルな家がかわいらしい街並み。
ここまで来たら本当はケープコッドにも行きたかったし、飛行機の時間の関係で2泊といっても2.5日間くらいだったので駆け足旅行でしたが、似ているようで雰囲気の異なる2つのリゾートを満喫できました。
- 旅行の満足度
- 5.0
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まずはナンタケット島から入りました。
こちらは捕鯨博物館。
内部は見学しませんでしたが、ここが出発場所となっているウォーキングツアーに参加しました。 -
Main Stには立派な建物が並んでいて、解説を聞きながらそれらの建物を見てまわります。
こちらのギリシャ復古様式の白亜の建物はHadwen House。捕鯨油とロウソク業で財をなした実業家の邸宅です。 -
Union St、Orange St、Pleasant Stなど南北にのびる通りにはひたすらグレーの建物が並んでいます。
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どれも似たように見えるけど、建物の正面と側面で外壁の色が違ったり、同じグレーでも年代によってトーンが違ったりします。
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うろこのような壁の模様が凝っています。
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ドアをパステルカラーやビビッドカラーに塗ってアクセントにしたり、玄関先や窓辺をお花やオブジェで彩ったり、船で使うランプを玄関灯にしたり、どの家も工夫を凝らしています。
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海辺のリゾートらしくて爽やか。
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本当に統一感があって美しい町並みで、そこかしこで思わず足を止めてしまいました。
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こんなバルコニーで風に吹かれながらのんびりするのは最高だろうなー。
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屋根の上についている風見鶏も、クジラ、人魚、船などこの土地らしい形のものが多く見られました。
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町の中心はレンガ造りの建物が多いです。
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少し足をのばすと、灯台があったり。
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ビーチがあったり。
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風車があったり。
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ナンタケット島の名産品といえばバスケット。
ナンタケット・バスケット博物館にはクラシックな年代物から現代的なアレンジを加えたものまでさまざまなバスケットが展示されていました。
もとは悪天候などで漁に出られないときに捕鯨船の上で漁師たちが暇つぶしに作ったのが始まりで、蓋をつけたり象牙細工を施したりして、だんだん芸術作品として昇華していったそうです。
町にはおみやげ用から本格的なものまでたくさんのバスケットが売られていますが、高級品は編み目が細かく整然としていて、ため息が出るほど上品で洗練されているのですが、ちょっと手が出ないお値段がついています。買える値段のものは品質もそれなりで、結局購入には至らず。 -
もうひとつの名産品がスクリームショー。
クジラの歯や骨に彫刻を施したもので、非常に高価です。 -
町の中心からMain Stを東に進んで行くとストレートワーフ。
ここからハイアニスやマーサス・ヴィンヤードなどへのフェリーが出ています。 -
ハイシーズンと呼べるのは真夏だけで、この時期はまだ本数が少ない。1日1便しかないフェリーでマーサス・ヴィンヤードに向かいます。
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ナンタケット島からフェリーでマーサス・ヴィンヤードにやって来ました。
マーサス・ヴィンヤードにはいくつか町があり、いちばん古くて大きいのはエドガータウン。 -
捕鯨全盛期に船長たちが競うようにギリシャ復古様式の建物を建てたため、上品で優雅な白の家並みが続いています。
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ゆったりとした敷地に建つ家の向こうには海も見えて、開放的な雰囲気。
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ショップやレストランの並ぶ通りもどことなく優雅。
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観光のメインとなる町はオークブラフ。
港にはレストランやショップがひしめき合っていて賑やかでした。 -
空港や他の町との間を結ぶバスのターミナルとなっているオーシャンパーク。
一面芝生のだだっ広い空間で、目の前には海、広場のまわりには装飾過剰気味な家々。 -
そしてさらに装飾過剰な家々が集まっているのがトリニティパークです。
ジンジャーブレッドハウスと呼ばれる、その名のとおりお菓子の家のようなメルヘンチックなパステルカラーの建物が並んでいます。 -
メソジスト派の人たちがサマーキャンプを行うために大きな公園にテントを張って集まったのが始まりで、そのうちテントが木造の家に発展していったそうです。
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真ん中にはタバルナクル(野外劇場)があり、そのまわりを囲むように色とりどりの家が並んでいます。
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こちらのコテージミュージアムは内部見学できます。
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驚いたのがその規模の大きさ。写真で見たときはせいぜい10軒程度だろうと思っていたのですが、とんでもない。
広場の周囲だけでなく、そこからいろんな方向に延びる何本もの道にもぎっしりとお菓子の家が詰まっています。 -
1軒でもかなりくどいのに、これだけ集まっていると圧巻でした。
自分で住むにはちょっと…ですが、かわいらしいし、観光客としてはこの過剰さは見ていて楽しかったです。
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