2016/11/06 - 2016/11/09
16位(同エリア91件中)
しんちゃんさん
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旅2日目。午前中は、仁田峠へ紅葉を愛で、午後は少し足を運んで、雲仙温泉の山裾、橘湾に面した海辺の温泉郷・小浜の街をぐるりと歩いてきました。
小浜の歴史は「肥前風土記」(713年)に記されているほど古く、1914年頃から次第に湯治場として利用されるようになったと言われているそうです。
橘湾を臨む海辺に25軒の旅館・ホテルが軒を連ねるほか、3軒の共同浴場
があります。
*******
2泊目の宿も1日目と同じ雲仙温泉郷。
雲仙⇔小浜間は往復約1時間掛かり、しかもバスの本数も少なく、結局、小浜滞在時間は2時間ほどしか取れない。
街歩きは当初無理かと思いました。
しかし、地元ツアーガイドさんのお陰で、効率良く小浜の見どころを周る事が出来ました。そして、食べたかった小浜チャンポンも食べることが出来ました(^^)/
心残りは立ち寄り湯に入れなかった事ですが、そこは次回の楽しみという事で…
*******写真は、小浜マリンパーク内にある日本一の長さの足湯施設「ほっとふっと105」です。日本一の熱量を誇る小浜温泉ならではの無料施設です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
13:40
バスに揺られ、雲仙から約15キロ離れた小浜にやってきました。 -
まずは、小浜バスターミナル向かいの小浜温泉観光案内所へ。
-
オバマさんもお出迎へ。
-
日本一 熱い町
そう(^o^) 小浜温泉は『湧出量×湯温』で求められる放熱量が日本一といわれています。
源泉温度は約105 ℃ 熱い町! -
小浜温泉観光案内所で地元ツアーガイドさんと待ち合わせ。
街案内の「小浜温泉ぶらぶら歩き」約1時間コースをネットで事前に申し込みました。
申込み締切は7日前まででした。
13:45 挨拶をして、早速ゴー -
海岸に何本もの湯煙が立ち上がる小浜温泉街。
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観光案内所並びの橘湾に面した、斎藤茂吉の歌碑が建つ夕日の広場。
たびたび小浜を訪れていた茂吉は、ここから見る橘湾の夕日がお気に入りだったそう。
碑には
「ここに来て落日を見るを常とせり 海の落日も忘れざるべし」と刻まれています。 -
地元の小学生が作った観光案内板です。
丁寧に手書きされ、見ていると心温まる思いがします。 -
ここ橘湾に沈む夕日は、日本一の美しさとも。
斎藤茂吉の歌碑のそばには、弘法大師像も佇む。 -
ジャカランダの木
紫の花が咲くジャカランダは、6月初旬から咲き始め、6月中旬頃には見ごろを迎えるようです。 -
橘湾の美しい景色が望める温泉街、ジャカランダ通りを進みます。
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海岸に何本もの湯煙が立ち上がる温泉街をはずれ、通りを1本山側へ入ります。
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温泉の情緒漂う湯煙の町らしい風景。
市内各所から高温の温泉(塩化物泉)がわき出しています。 -
10分ほど歩き、緩やかな坂の先に、小浜神社鳥居が見え・・・
-
ここにも地元小浜の小学生が書いた観光案内板。
やはり絵も入り分かり易く、すごく細かく丁寧に書かれています!
ありがとう。参考になりました(^^)/ -
小浜神社
その昔、温泉の力で庶民の病気を癒した「湯の神」が祀られ、小浜の人々に親しまれている氏神様。
再建されたもので、元小浜神社は、小浜城跡に建てられていました。
台風の被害を受け、この場所に再建されたそうです。 -
ガイドさんが戸を開けて中を見せてくださいました。
小浜神社、いつでも見られるわけでは無いのかな?・・・ -
拝殿の天井には、たった一夜で仕上げたと言われている、龍の絵がダイナミックに描かれています。
-
小浜神社にある、力士・玉垣之記念碑
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江戸時代、六代目の玉垣という名力士がいて小浜出身ということです。
説明文には、
「柏戸と共に横綱を許される土俵入りが行われることになっていたが、柏戸が参加しなかったので、義に厚い玉垣は遠慮して、横綱の土俵入りはしないで、大関のまま生涯を終えた。」と、書かれています。 -
元小浜神社のものという古い鬼瓦が、何気なく置いています。
野ざらしでいいのかな? -
雲仙市小浜公会堂
小浜に残る、歴史ある洋風建物です。 -
雲仙市小浜公会堂
-
温泉街から15分程歩いた裏通りは、雲仙岳山麓の山の香がしてきます。
そしてこの一帯は、コンコンと水が湧き出る名水地帯。
標識通りに進みます。 -
上の川湧水
小浜を代表する湧水スポット。
おいしい水と評判で、町外からも水を求める方が訪れるのだそう。 -
上の川湧水
雲仙地獄でのキリシタン殉教の秘話にも登場する、古い歴史を持つ湧水スポットです。
ガイドさんの話では、捕らえられたキリシタン信者が、この道を歩いて通り抜け、はるか遠く雲仙地獄まで連れて行かれ処刑されたそうです。
しかし、水一滴も与えられなかった悲話が残っています。 -
庄屋元跡
石垣の内側が、庄屋の屋敷だったそうです。 -
刈水(かりみず)鉱泉
小さなひょうたん形の水たまりに、ぼこぼこと泡をたてて湧く温泉。
ここは小浜唯一の冷たい温泉で、水温は、わずか30℃程です。 -
鉄分と炭酸分を多く含んでいます。
昭和初期には銭湯として利用されていたことも。
また、サイダーに似ているため、今は飲めませんが、かつては観光客に飲まれていたのだとか。 -
小浜神社跡
坂道を進んで右手に、古い階段が見えてきた。 -
小浜神社跡
取り壊された小浜城址に建てられた小浜神社は、台風の被害を受け、先ほど寄った場所に移転。 -
小浜神社跡
湯の神様がかつてここに祀られていたのです。
今は社も無く空き地になっています。 -
小浜神社跡の幹周り7mの大きなクスノキ。
この楠が歴史と自然の雄大さを想像させてくれます。 -
小浜町歴史資料館
島原の乱後、、小浜温泉の発展に大きな功績を残した本多湯太夫の邸宅跡。島原城の門を使っているそうです。
湯太夫とは温泉を管理する代官のことで、資料館には湯太夫の功績や小浜温泉の歴史などが展示されていますが、休館日でした。 -
歴史資料館横の緩やかな坂道を上がると、
小浜歴史資料館内にある小浜温泉の源泉棟が見える場所に。
櫓の上まで100℃近い温泉が自噴しています。
屋外には、足湯もあります。 -
ガイドさんから聞いた話では、明治28年までこの場所の下は浜湯があちこちで湧く海岸でありました。
本多湯太夫はその浜を埋め立て、海岸線を前に出し現在の温泉街の礎を築いたのだそうです。町の発展に貢献した無くてはならない偉大な人物です。
話を聞くと、またいっそう資料館を見れなくて残念に思います。 -
小浜歴史資料館のすぐ近く、豊後湯の跡。
初代の島原城主であった松倉重政も、わざわざ島原から湯治に訪れていたという温泉の跡。
さらに、下り坂を7、8分ほど歩いて・・・ -
小浜マリンパーク
広々と橘湾に面した広々とした場所に、豊富な湯量の魅力を体感できるスポット。
普通の足湯のほか、蒸し釜・湯棚・ウォーキング足湯・ペット湯があります。
左側←に、蒸し釜・湯棚があります。 -
小浜マリンパーク内にある、日本一長い足湯。
平成22年オープンの源泉温度105℃。105mの足湯です。
大勢の皆さんが長~い足湯で、思い々にリラックスされてる様子♪ -
小浜温泉の湯棚
100℃を超える豊富な源泉が湯棚を流れ落ち、立ち上がる湯けむりは豪快!
-
-
地獄の釜蒸し場
この地熱を利用して、海の幸、山の幸を高温の蒸気で蒸して食べることができます。
蒸し場は他でも色々なのを見ましたが、ここのは大きい!すごくて驚きます。 -
釜蒸し場
トウモロコシ10分
タコ 7分
アスパラ 3分
たまご 7~10分 など、色々な食材の蒸し時間が書いています。
一気に蒸し上がるので、どれくらい美味しいのか食べてみたい気もしますが、今回は、
小浜チャンポン食べることも目的の中の一つでもあり、写真だけ撮り立ち去ります。 -
食材は、釜蒸し場の向かいの店で売っている様です。
-
小浜温泉観光ガイドの会のYさんに出会え、楽しい1時間でした(^'^)
分かりやすい優しいお話し方で、本当にお世話になりました。
私達だけで周ったら、到底1時間では無理だったと思います。
きっとウロウロして何時間も掛かったでしょう。ガイド料は1人500円です。 -
小さな街ですが、見どころは沢山あった、温泉郷小浜の街でした。
最後に、小浜マリンパークで観光マップの写真を撮り、これにて終了。 -
Yさんからもらった、小浜ちゃんぽんマップを手に、さぁー食べに行きましょう♪
教えてもらった評判の良い店へ。休業日でした(-_-)
次に訪ねたのは、食べログでも見た評判の良い店へ。準備中(-_-)
バスターミナルの近くの店が帰りのバス時刻を気にしなくて安心という訳で、3軒目は・・・ -
西鉄バスターミナルビルの中にある「ニュー小浜」です。
探し歩いて3軒目で、やっと小浜ちゃんぽんを食べる事が出来ました(*^^)v
エビ、イカ、モンゴイカ(?)の海鮮と豚肉、野菜やメンマ、かまぼこなど具がどっさり。
スープは、片栗粉のトロミでは無い、少しトロッ~とした濃厚スープが麺に良く絡み、美味しく頂きました。 -
食べ終え時計を見ると、バス発車時刻まで30分。
湯けむり立ち込める温泉街を目にし、温泉に入らずに帰るのはすご~く残念ですが、30分ではバスに乗り遅れる恐れがあり入浴は取り止めました。
そして、15:46発のバスに揺られ、再び雲仙温泉へ。 -
雲仙温泉までバスで戻り、1泊目の宮崎旅館のご厚意で、青雲荘まで送って頂きました。
青雲荘は雲仙温泉郷の外れにあり、バスの便が悪くタクシーで行く予定でしたが、宮崎旅館の方から「旅館に送りますよ」と声を掛けて頂きました。
チェックアウト後も気にかけて下さり、ただただ嬉しく有難い。
そのサービス精神は、おもてなしが一流の旅館ならではです。
また一つ泊まりたい宿が出来ました。
車で15分、青雲荘に到着しました。 -
雲仙・小地獄温泉 国民宿舎の 青雲荘。
国民宿舎に宿泊するのは初めてで、国民宿舎というとどんな感じ?期待と不安が入り交じります。 -
玄関先の菊の花。1本枝にこんなに多くの花が咲いています。
思わず見惚れ綺麗だったのでパチリ。 -
青雲荘マスコットキャラクターのデン助。
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又もや一枚
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まず、チェクイン手続き。
そしてそのあとに「小地獄温泉館が現在工事中で休館」と、伝えられ。。。ガックリ。
小地獄温泉館は、青雲荘から約3分の外湯。
源泉直下にあるため、湧き出たばかりの新鮮な温泉がそのまま注がれているとHPで見て、
小地獄温泉館に入浴出来ることが決め手で青雲荘を予約。
最大の楽しみにしていたので、とても残念(-_-)zzz
-
気を取り直して撮影…エントランス
ゆっくりと寛ぐげそうな空間。 -
続いて、売店も1枚。
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部屋からの眺望
とても長閑な風景が広がっています。
写真が無いのですが、部屋は内装も綺麗で、ネット予約時にツインの洋室を選択。
和室なら布団の上げ下ろし等は各自で行う様です。
部屋にポット、お茶などは用意されていました。
しかし、旅館のような細かいサービスは国民宿舎なので一切ありません。
サービスを期待する人は民間の旅館に泊まったほうが良いかもしれませんね。 -
風呂上りの後の休憩室
森の中に居る様な感じで、雰囲気がいいです~ -
-
では、温泉へ。
温泉は内湯と露天風呂の2箇所。
それぞれ離れた場所にあり、まずは、明るいうちに露天風呂から入ります。 -
青雲荘は源泉からお湯を直接引いている源泉かけ流し。
源泉の温度は噴き出る瞬間は90度、空気に触れて65~70度となり、これを専用のパイプをつたって自然に人が入れる40~43度まで下げている湯です。
熱過ぎないので長く浸かる事が出来ました。
-
雲仙随一のにごり湯。
乳白色・弱酸性の美肌の湯。もう~ たまりません!(^^)! -
単純硫黄泉は付着物が多くなりやすい性質を持ち、湯船の淵もこの様に白く張り付いています。
匂いは、硫黄プンプン。正にTHE 温泉。
-
夕食時間。メニューは、
造り 鯛、かんぱち、タコ
八寸 合鴨、鰆照り焼き、いか塩辛、栗、こかぶ
白子入り茶碗蒸し
牛肉の陶板焼き
菊浸し木の子、シーフードグラタン、揚げ物、モズク、炊き合わせ
抹茶プリンまで・・・計13点 -
食事は量、味ともに満足。ホテルみたいに一品づつは出てきませんが、思い描いていた国民宿舎のイメージの内容ではなく、ホテルとあまり変わりなくて良かったです。
場所は雲仙の中心部からは少し離れていますがコスパがとても良いので、また機会があれば宿泊したいです。 -
朝食はバイキング形式
-
焼きたてパンが出ています。
サクサクで美味しかったです。 -
朝食を済ませ青雲荘での最後の入浴。
ここは内風呂の脱衣場。
入浴中の人がいたのでこの写真1枚だけですが、内風呂も、露天風呂と同じく源泉かけ流しで、同じ泉質の湯。
高い天井と大きな浴槽で、ゆったりできました。 -
そして、露天風呂。
お湯は 雲仙イチ!と書き込みを見ましたが、そうね!と頷けるほどの濃厚な硫黄泉。
温泉好きで特にパンチ効いた硫黄泉好きの私たちには最高!たまりませ~~ん!
内湯と露天風呂に5回づつ入り湯三昧、しっかり満喫しました(^^)/ -
出発前に、青雲荘周辺をちょっと散歩。
昭和の風が流れる風景。。のどかですね~ -
畑のそばの無人販売所。
ぐべ?とは、あけびのことでしょうか?
15分の散歩終わり。。。 -
リーズナブルに宿泊できる国民宿舎の青雲荘。温泉も食事も満足。
コスパがとても良いので、また機会があれば宿泊したいなぁー
チェックアウトして、エントランスで10時20分発のバスを待ちます。 -
難点は、バスの便が少ないことです。
-
島鉄の島原方面のバスが来ました。
3日目、これから島原観光を楽しむ予定です。
曇り空が少し気になりますが…今まで旅に出て滅多に降られることが無かったので、今日も大丈夫かと。。 -
こんな風景ともお別れです。
-
島原まで貸し切り状態の車中。
車窓から、50分間バス旅を楽しみます。
******続きは、
長崎雲仙・島原*3泊4日 2016秋旅 ☆5”城あり、湧水あり、温泉あり…島原散策”です。
最後まで、お付き合い頂きありがとうございました。
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