2016/10/14 - 2016/10/14
50位(同エリア604件中)
かっちんさん
北陸新幹線が金沢まで延伸し、身近になった北陸・若狭エリアを訪ねます。
JR東日本「大人の休日倶楽部」会員限定発売の「北陸フリーきっぷ」は、北陸新幹線・在来特急が利用でき、多客期を除き4日間有効、値段が22,000円です。
JR西日本エリアの富山・金沢・福井だけでなく、若狭の小浜まで行けるので、大変おトクなきっぷです。
今日は東京を朝一の金沢行き新幹線に乗り、福井の養浩館(ようこうかん)庭園、郷土歴史博物館の特別展「福井の仏像」、戦国大名朝倉氏の城下町だった一乗谷(いちじょうだに)の遺跡を訪ねます。
写真は山深い一乗谷駅に停車するローカル列車です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
朝一の北陸新幹線が入線
東京駅6:16発「かがやき501号」に乗り、金沢へ向かいます。 -
恐竜王国「福井」
金沢から在来特急に乗り換えて、福井に9:35に到着。
東京から福井まで3時間20分の早さ。昭和50年代の夜行急行「越前」は何と10時間20分弱かかっていました。
駅のベンチは恐竜教授に占領されています(笑) -
福井のうまいもん
とろろこんぶうどん、醤油カツ丼、おろしそば、ソースカツ丼などが名物。
お昼は何にしようかな? -
福井周辺の地図
養浩館(ようこうかん)庭園・郷土歴史博物館は、福井城址の北側に位置し、駅から徒歩15分です。 -
福井城址
内堀に沿って進みます。 -
御本城橋
右手に本丸があったところで、現在は県庁の建物があります。 -
武家の道
養浩館庭園のまわりの「武家の道」を進みます。 -
養浩館庭園東門
養浩館庭園は、福井藩松平家の別邸で、江戸時代には「御泉水屋敷(おせんすいやしき)」と称されていました。
観覧料は、歴史博物館+養浩館庭園が340円、特別展「福井の仏像」込みで600円です。 -
庭園の遣水(やりみず)
芝原上水からの水源を暗渠で隠したのち、遣水の滝口から溢れ出る清水は、砂利の汀(みぎわ)をもつ浅く幅広いせせらぎとなって池に注ぎ込みます。
芝原上水は九頭竜川から引き込んだ城下の飲料水でした。 -
回遊式林泉庭園と数寄屋造りの建物
-
水辺に季節外れのカキツバタ?
-
イチオシ
鯉も回遊しています
では、御茶屋の建物内を見学します。 -
御湯殿(おゆどの)
このお風呂は蒸し風呂です。
御湯殿の床板が手前に向かって傾斜しているのは、ここで使用した水を流すためです。 -
イチオシ
エメラルドグリーンの池と庭園(御月見ノ間より)
ここは雲窓の出書院です。
池に映ずる残月を見るための窓といわれています。 -
青く光る脇棚の袋戸(御月見ノ間)
青貝入の螺鈿細工(らでんざいく)が施されています。 -
イチオシ
雪吊りの庭園
植木職人が雪吊りの縄をかけて冬支度しています。 -
庭園でドングリ拾いをする園児たち
小さな袋にドングリがいっぱい入っていました。 -
御泉水公園の紅葉
西門を出て、隣の郷土歴史博物館へ向かいます。 -
舎人門(とねりもん)
博物館の建設に先立って発掘調査をおこなったところ、福井城の北の舎人門、外堀、石垣などが見つかり復元されています。 -
芝原上水の石組水路跡
福井城では地下水に鉄分が多く含まれていて飲み水に適さないため、遠く九頭竜川の水を取り入れて上水道を整備したのが「芝原上水」です。 -
特別展「福井の仏像」
郷土歴史博物館に入り、常設展と特別展を鑑賞します。
白山信仰の拠点となった福井平野とその周辺の里山には仏像が造られ、戦乱や廃仏の危機をのりこえて今なお敬われています。
特別展は、白山開山から平成29年が1300年になるのを記念し、白山と周辺に祀られている仏像を一堂に展示し、信仰の歴史を紹介しています。 -
赤い実
福井駅に戻ります。 -
昼食はミニかつ丼とそばセット
福井城址内を歩いていて見つけた県議会食堂です。
このセットで500円です。 -
ややっ、恐竜がビルを襲っている~
駅前広場には恐竜のモニュメントがいくつもあります。 -
福井鉄道の電車
2016年春に福井駅前電停を福井駅西口広場まで移設し、JRとの乗換えが便利になりました。 -
福井駅に戻ってきました
-
越美北線九頭竜湖行き
これからこの列車で一乗谷へ向かいます。
たった1両のディーゼルカーです。 -
まもなく一乗谷駅
福井駅から鉄道で16分のところです。 -
列車のお見送り
-
一乗谷周辺の地図
一乗谷集落は、鉄道と離れた一乗谷川沿いにあります。 -
一乗谷朝倉氏遺跡
まず、駅近くの朝倉氏遺跡資料館に入り、歴史などの事前知識を得ます。
朝倉氏遺跡は、福井市街の東南約10kmに位置する戦国時代の城下町の跡で、400年以上もそっくり埋もれて残されてきたことで有名です。
朝倉氏は応仁の乱での活躍をきっかけに一乗谷に本拠を移し、5代103年間にわたって越前の中心として繁栄し、京や奈良の貴族・僧侶などの文化人が下向し、北陸の小京都とも呼ばれました。
しかし、天下統一の刀根坂の戦いで1573年織田信長に敗れ、朝倉氏は滅び、城下町も焼討ちにあい跡形もなく燃え尽きてしまいました。
遺跡資料館は入館料100円。コインロッカーがあるので荷物を預けます。 -
トンボが舞う田んぼ
資料館から朝倉氏遺跡まで2.5kmの遊歩道を歩き始めます。 -
西山光照寺跡の石仏群
一乗谷最大の寺院だったところで、40体の石仏を中心に多数の石仏石塔が残っています。 -
紫色のアケビ
-
下城戸(しもきど)
谷が最も狭い地点に土塁が巨大石で築かれ、城門とされました。 -
平面復原地区
この地区には幹線道路が南北に走り、西の山際には多くの寺院跡があって、土塁、卒塔婆、墓地などが発見されています。
道路沿いには、大甕を並べた紺屋をはじめ、数珠屋、鋳物師、檜物師、刀研ぎ師などの職人の家や坪庭のある医者の家が建ち並び、町屋を形成していました。 -
犬のお父さん
ソフトバンクのCMでお馴染みのお父さんは一乗谷生まれなんです。 -
復原町並
ここでは、塀に囲まれた重臣の屋敷が山際に並び、計画的に造られた道路をはさんで、武家屋敷や庶民の町屋が形成されていた様子が再現されています。 -
武家屋敷の門
発掘された石垣や建物礎石をそのまま使い、柱や壁、建具なども出土した遺物に基づいて忠実に復原されています。 -
一乗谷川
一乗谷川を渡り、中の御殿跡、湯殿跡庭園、朝倉義景館跡へ向かいます。 -
朝倉義景館跡
第5代当主朝倉義景が住んだ館の跡で、6,500㎡程の敷地があり、三方は土塁と濠で囲まれています。
常御殿、主殿、会所、茶室、日本最古の花壇のほか、台所、厩、蔵などが整然と配されています。 -
イチオシ
唐門(表)
館跡の正面に建つ門で、豊富秀吉が朝倉義景の菩提を弔うために寄進したものと伝えられています。
門の表には朝倉家の三ツ木瓜の紋が刻まれています。 -
唐門(裏)
門の裏には豊臣家の五三の桐の紋が刻まれています。 -
川にアオサギ
遺跡資料館に戻ります。 -
駅近くの民家
屋根に煙出しが見えます。 -
イチオシ
山深い一乗谷駅に停車
タイミングよく九頭竜湖行きの列車の鉄道写真を撮ります。 -
イチオシ
青空のもとを軽快に出発
この後、福井を経由し、北陸本線で敦賀へ向かいます。 -
地魚料理「まるさん屋」
今日の宿は敦賀駅前のホテル東横イン。
その近くの居酒屋で夕食にします。 -
若狭湾名物の浜焼さば
1階は魚屋です。 -
おまかせ刺身盛り
2階の食事処で、新鮮な地魚を味わいます。 -
〆は越前おろしそば
大根おろしと削り節を載せたそばは、このあたりの名物です。
25年ほど前に一乗谷を訪れた時は、遺跡を発掘している最中で、今のように整備されていませんでした。
明日は小浜の秘仏巡りツアーに参加します。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
51