2016/11/25 - 2016/11/25
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ソウルの旅人さん
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大和東南部(桜井市周辺)を散策し、三輪明神大神神社に参拝し、三輪山に登拝してきた記録。
タイトル写真は大神神社大鳥居から望む三輪山。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
-
大阪・神戸方面から大和に行くには生駒を越えなければならない。
今日は現在最も利用されているるルートで行く。
阪神高速で松原方面に向かう。 -
松原インターから阪和道に入る。
-
阪和道から南阪奈道に入る。
この自動車道が出来て大和盆地南部に行くのが随分便利になった。 -
南阪奈道から見える二上山。
大和平野南部に行くには、以前は古道の竹ノ内街道を通って、二上山の南側鞍部の竹ノ内峠を越えて入ったものである。この自動車道もおおよそ、その街道をトレースしている。 -
南阪奈道の太子インター。太子とはもちろん聖徳太子のことで、案外知られていないが、太子の墓はここにある。推古天皇陵と言われている墳墓をはじめ6~7世紀の王陵が多数あり、大和・飛鳥訪問時に同時に訪れたものだが、自動車道が出来ると素通りになる。
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自動車道は竹ノ内峠の横をトンネルでくぐり、葛城にでる。
自宅から竹ノ内街道を走って行くと3時間近くはかかったが、この自動車道では1時間以内で葛城に到着する。 -
大和平野南部を一望に望むことが出来る絶好の景色であるが、車を運転しているので、ゆっくり見ることが出来ない。防音壁もジャマをしている。パーキングが欲しい。この道路は観光道路ではなく産業用途が主であるから難しいか。
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大和平野の東側の山々。
橿原まで高架道路になっており、地道に下りるとすぐ小房の信号である。右折すれば飛鳥に行く。今日は桜井方面なので直進。 -
次の三叉路信号を左折し、次の信号を右折すると一車線の古い道である。この名も無き細道は桜井まで一直線に伸びている。周辺が開けており、大和を感じる絶好のドライブ道である。
少し走ると藤原京跡に着く。大きな駐車場があるが、一台も停まっていない。
写真は藤原京跡の中心になる大極殿址の疎林。 -
疎林内に立つ石碑
上部が少しきれたが、「持統天皇文武天皇藤原京址」と記されている。 -
石碑の裏面に建立日が書かれている。
大正4年である。1914年だから100年前になる。
1930年代から発掘がはじめられが、その為に藤原京跡の主要範囲は開発が止められて、野原のままに放置された。だから、この周辺だけは広々としている。
藤原京跡はそれから延々発掘が続けられ、日本古代史を書き換えるような大発見が多い。(藤原京木簡など) -
大極殿址に立てられている立札。
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大極殿跡から南面して右側(西)を見れば、豪壮な畝傍山が見える。
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左側(東)を見れば香具山が優美な稜線を引いている。
香具山は山と言うよりは丘のように見える。 -
振り向いて後ろ側(北)を見れば、すぐそこに耳成山が見えている。
藤原京が大和三山に囲まれた大和の中心に作られたことが良くわかる。 -
大極殿から望遠で見た香具山
春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣干したり 天の香具山
街中はもちろん河川も海岸も建物も田畑も時間とともに大きく変る。風景は一変する。しかし、山岳だけはそのままの姿を留めていることが多い。持統天皇は藤原京大極殿のきざはしに立って、この景観を見て、あの和歌を詠んだのであろう。1400年前と同じ景色を見ることが出来る、日本の“まほろば”である。
【つけたし】
少し前に行ったソウル旅行での経験。
1920年頃のソウル南山が写っている朝鮮神宮の写真と、たまたま私が撮った写真に写っていた南山の山の形が全く同一であることを見つけた。朝鮮神宮は跡形もなく消滅しているが、その神宮の実存していたことが、山の形でリアルに再現されていた。 -
藤原京発掘現場
現在も発掘が行われている。100年近くになる大事業である。新しい発見が今後もあるだろう。 -
藤原京跡から大神神社までは車で10分程である。
大和盆地の東南に当たり、すぐ北には箸墓があり、纏向と呼ばれている初期大和政権発祥の地にあたる。 -
端正な山容である。
伝説と神話の世界であるが、この頂上には何があるのか、実際に見てみたいと思っていた。 -
鳥居と参道
清々しい。 -
石碑
-
玉砂利
金属製の熊手によって模様を付ける。はじめて見た。
この上を歩いて模様を乱すのは申し訳ない気持ちになる。 -
拝殿
神様が鎮座している正殿ではない。単に拝む為の場所なのである。
【神社案内より転記】
拝殿
当神社は三輪山をご神体とするために本殿がなく、拝殿を通して三輪山を拝む原初の神まつりの姿を留める。 -
拝殿
三輪山が『神』である。その山を遙拝する入口としての鳥居がこの拝殿の裏にある。その鳥居は『三ツ鳥居』と呼ばれ、特異な形状をしているので、是非見たかった。
【神社案内より転記】
三ツ鳥居
神の山・三輪山と拝殿を区切る場所に立つ。本殿にかわるものとして神聖視されてきた。
参集殿に申し込みをと記載されている。そう簡単には見られないであろうと思っていたが、一応参集殿に申し込んでみた。 -
三ツ鳥居(大神神社ホームページより転載。三ツ鳥居は撮影禁止である)
驚いたことに、参集殿の神職の方がすぐ受付され、「神域に入りますので、お祓いを受けて下さい」とおっしゃり、お祓いを受けたあと、拝殿の左側を通って裏側に出ると、横からであるが、写真の鳥居が見えた。
心が震った。
一度も見たことのない形であった。三つの鳥居が一つになっている。三つでありながら一つであり、一つでありながら三つである。案内くださった神職さんが「形状の特異性より最近デザインに用いられることが多くなり・・」とおっしゃっていた。実際にみると、なんとも不思議な形であり、神秘的で神々しい。500年前頃に作られたとのことである。
付記:
拝殿にて儀式がない時、多忙でない時は対応しますとのことであった。土・日曜日や儀式がある日は不可であることを付記しておきます。また、一切費用をお支払いしておりません。無料にて案内いただきました。 -
三輪山参拝登山受付にある狭井神社への道
参道の両横は薬木・薬草が植えられている。 -
狭井神社の参道脇にある磐座神社
石だけである。祠もない。
神が降臨、鎮まるのは堅固な岩(磐)の上である。 -
狭井神社
三輪の神様の荒魂をまつると案内書にはある。 -
狭井神社
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狭井神社の裏にあるご神水
ペットボトルを持った人々が行列を作っていた。 -
狭井神社の中にある三輪山登拝入口
ご神体である三輪山の頂上で神と出会うことができるか。 -
神社内に登拝を申込む社務所がある。申込みをすると三輪山参拝証と印刷された襷と案内図がわたされ、入山心得(神域であること)を繰返し伝えられる。勿論、撮影禁止。ホームページにも三輪山山中の写真は載っておらず、調べた範囲では写真の類いはない。
文章で伝えるしかない。 -
標高476㍍であるが、急坂の標示が多い様に、きつい登山道である。登り口に置いてある杖を持って上がったが、必携品だった。
飲食禁止(飲料水だけ可)であり、ゴミは一つとして落ちていない。
登っていくが、展望はまったくきかない。景色は見えない。
ベンチは皆無。座るのは土の上。
小さな滝があるところに休舎と記載された小さな小屋があるだけ。
中津磐座と記された処は岩石が散乱し、注連縄がはられている。
椎・樫の樹林がほぼ全体を覆っている。
頂上まで4Kmであるが、登りには1時間45分かかった。登りきった時はフラフラであった。
頂上直下に高宮神社(こうのみや)と書かれた小さな祠があった。人工物は滝の休舎とこの祠だけ。
そして、頂上には何があったか? -
頂上に磐があることは上の案内図にも書いてあるが、しかし予想は大きく外れた。
注連縄に囲まれた岩石が集中しているが、中央の岩でもそれほど大きくない。神が降臨する大きな磐を想像していたが、むしろ大小の岩石が沢山並んでいる場所といえようか。我々の祖先が想った神々はどんな姿であったのだろう。
裸足で一人で登拝している若い女性がいた。頂上では裸足の男性がパワーを感じるのは裸足でなければと廻りの人に解説していた。三輪山はパワ-スポットとして有名であるらしい。21世紀に神話が生きているいるとは嘆かわしい。 -
往復3時間の登拝はさすがに堪えた。
下りてきて、襷を社務所に返却し、暫く歩けなかった。
大和美の杜展望台からの大和盆地。
秋には雲間から陽がさす光景がよく見られる。三輪の神の降臨。 -
大和盆地
手前の鳥居は大神神社の大鳥居。
中央の山は耳成山。左側は畝傍山。遠方の右端は二上山。
雲に隠れている遠方の左側は葛城山。 -
時間は3時を過ぎたが、ここに来たら聖林寺に寄る。
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佇まいのよい山門
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風情のある扁額。
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聖林寺に来る理由はこのパンフレットに載っている十一面観音を見るためである。
仏像写真はどうしてこれ程までに実物との差異が大きいのか。このパンフの写真では、わざわざ見に行くほどとは思えない。しかし、実物をみると圧倒される。平日の遅い時間なのに、3組の参拝者があり、ナンバープレートは品川と浜松であった。それほどこの十一面は魅力があり、人気がある。
じっくり挨拶をした。
蛇足であるが、本尊である地蔵尊(上の写真)のゆるキャラ風風貌はお寺の環境と徹底的にミスマッチで笑う。こちらも一見の価値あり。 -
聖林寺本堂から見える三輪山。
夕日が当たっている箇所の上の暗い山が南から見た三輪山である。
あの十一面観音は大神神社の神宮寺であった大御輪寺にあった。明治の廃仏毀釈によって捨てられたこの仏像を、聖林寺の住職が可哀想なので持ち帰ったといわれている。 -
帰り道も同じ道を引き返す。
南阪奈道の大和側から見た二上山。古来より目立つ二つ並びの山容から多くの舞台になった山である。1400年前もこの姿であったのだろう。 -
大和から河内に抜ける竹ノ内トンネル。
竹ノ内街道を通らなくなったのは少し淋しいが、古代の風に吹かれた1日であった。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 熟年ドラゴンさん 2016/12/10 07:53:09
- 里山登山に行けますよ。
- 往復3時間の山登り、りっぱな里山登山です。
それだけ体力あればいろんなところへ登れますよ。
原チャリは高速通れませんが大和高田バイパスは通れますので南阪奈の出口あたりから使っています。ここは快適な高架道路でスーパーカブで80km出ました。馬力的にはもっとスピードは出せそうですが危険なことはしないドラゴンなので自重しています。
小房で降りた後左折して165号まで行ってしまうのですが、途中で東に入れば藤原宮跡だったのですね。今度行ってみます。
私は三輪山には登らなかったので狭井神社から檜原神社まで歩きました。
十一面観音のあるお寺は私も前に兄と行ったところかな? 興味がないので覚えていません。
今度、段山神社、多武峰あたりをご一緒に歩いてみませんか?
- ソウルの旅人さん からの返信 2016/12/10 14:50:20
- RE: 是非行きましょう
- > 水曜日ならいつでも行けます。12月なら21日、1月なら11・18・25日が候補になります。ドラゴンさんの予定と照合ください。厳冬期ですが、誰一人いない寒々しい多武峰も行ってみたいです。ルートはお任せします。
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