2016/10/27 - 2016/11/02
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Weiwojingさん
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セブ・シテイから足を延ばしてバスで1時間半ほどのCARCAR(カルカル)へ出かけてみた。セブ市内から南方のリゾート地モアルボアルへの途中にあるこの街はスペイン時代の街並みや古い建物がたくさん残る、落ち着いた小都市である。
セブに出かける数日前に、旅行案内書を見ていたら、このカルカルのことが紹介されていて、初めて聞く名前であったが、歴史的に古い、由緒のあるところのようだったので興味を覚え、訪ねてみた。
訪れてみて、正に正解であった。街中に古い、由緒ある建物が点在し、それらを訪ねて、何カ所も中を見させていただいた。この街に大いに興味を覚えさせられた。
- 旅行の満足度
- 4.5
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セブ市内からバスを利用して1時間半ほどしてカルカルの街に入ると、様々な記念碑や彫像が立ち、他の都市とは全く雰囲気を異にする。歴史的ないわくのありそうな都市である。大いに興味をそそられた。
街に入ってすぐにロータり―があり、その中央にこのような記念碑が建っていた。 -
ロータリーにはさらに男女の銅像が4つあり、違う民族を表すような姿をしている。
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バスを降りると、先ずこのような建物が目に入った。かつて市長を務めたメルカド家の旧邸である ( Mercado Mansion と言われる )。現在、国のHeritage House ( 歴史的建造物 ) として指定されている。
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建物の全体が青い色をしていて、今ははげ落ちたところがあったりして、あまりきれいとは言えない。
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窓の周りの装飾が美しい。建設当時はさぞかし美しかったものと思われる。
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1階部分には商店や事務所などがあるが、どれも繁盛しているとは思えないような様子である。
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あちこちに存在する古い家の壁にはプレート(右端)が掲げられている。
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プレートには上にタカログ語で、下に英語で次のように、
”DECLARED A HERITAGE HOUSE BY THE NATIONAL HISTORICAL INSTITUTE 04 SEPTEMBER ”
と書かれている。 -
”Leon Kilat Monument”
これはスペイン軍に抵抗し、独立戦争に加わった Leon Kilat (1873~1898)の馬上の姿であるが、後に若くして暗殺された。 -
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この建物は市庁舎で、なかなか優雅な姿をしている。
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ホセ・リサール像がある教会前広場はよく整備され、市民の憩いの場となっている。
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ご存知ですね、この方を。スペインからのフィリピン独立を果たすため大きな役割を果たした革命の志士ホセ・リサールである。
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長年カルカルの市長を務めた Don Mariano A. Mercado ( 1877 ~1944 )の銅像が立っている。彼は市民に慕われ、『カルカルの父」とまで言われて、このような像が建てられたようである。
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Carcar Ciy Musuem (カルカル市博物館 )の優雅な建物だが、この日はあいにく閉館していて、内部を見学は出来なかった。
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博物館のベランダから見たアレクサンドリア聖カトリーヌ教会前広場とその教会の2つの美しい尖塔が見える。
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玄関部分の天井を見上げると、きれいなステンド・グラスがあり、光が当たり美しく輝いていた。
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博物館入口から見た隣の建物。
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博物館の隣には学校がある。
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アウグステイ修道院が1859年代に着工し、6年後に完成したアレクサンドリア聖カトリーヌ教会はビザンテイン建築しの影響を受けている美しい教会である。
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教会は残念ながら修復工事中で、入口がビニールで覆われていたり、足場が組まれていて、写真を撮るにはよい条件ではなかった。
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中に入ってみた。
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カルカルを訪れた日はちょうど All Saints Day で、日本のお盆と同じで、祖先のお墓を訪ねる日で、墓地や教会ではこのような風景がどこででも見られる。
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床に埋葬されたお墓にも花とろうそくが供えられている。
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教会の隣にこれまた由緒ありそうな建物があった。
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入口に Parish Convent とあり、修道院のようだ。
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2階から見た教会前の広場の様子。
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街の中心部に出ると、目に付くのは男たちがすることもなく、商店の前でたむろしていることである。フィリピンではどこででも目にする光景である。
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カメラを向けると、ひょうきんな2人がポーズをとってくれた。カルカルの人々は陽気だ。
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小さなトカゲガいた。最初気が付かなったが、何か動いているものがあったのでよく見たらトカゲだった。
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ある建物の2階に半裸の男性がいた。
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こちらでも日中はかなり暑いので、こんなところで涼をとっている人がいた。気持ちがよいだろうか。
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カルカルの街の様子。そんな大きな街ではないが、見たところなかなか活気のあるようだ。
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一般の住宅も伝統的な様式を取り入れていて、中を見させていただきたいくらいであった。
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街中には小さな教会もある。プロテスタントの教会と思われる。
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”Balay na Tisa”という看板が見えるが、これは1859年に建設された邸宅で、すでに150年を経て今なおカルカルで当時のまま唯一残されている歴史的建造物である。
ここを見学したいと探したが、最初なかなか見つからなかった。 -
Balay na Tisa の裏側になるが、実際は表側の道路に面した部分である。
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ここは Balay na Tisa の入口であるが、通常は一般公開はしていないようである。たまたまこの家の前まで来た時、家人が玄関先にいて、見学したい旨を伝えると、快く案内してくれた。
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中に入って驚いた。現在も人が住んでいて、普通に使用しているとのことだった。
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部屋の隅の方には古そうなアーム・チェアも置かれている。今も使われているようだ。
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テーブルの上には年代物の中国製の陶器がある。
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寝室は時々使われているようで、きれいに整えられている。
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ここは居間だろうか。
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1階部分を見させていただいたが、ここには水浸しになっていて、どうしたのか訪ねると、最近大雨が降り、なかなか引かないとのことだった。
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庭には植物が生い茂り、見たことがないような熱帯の植物がたくさんある。
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あちこちに物をたくさんぶら下げている家がある。
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軒先にこんなものがぶら下げられている。ビール瓶だろうか。風が吹くと、きれいな音色を響かせてくれるのだろう。
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ここは学校であるが、この日は祭日だったので、誰もいなかった。
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小さいながら市場もあり、時間があったのでのぞいてみた。
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市場の入口。
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市場を歩いていると、暇なのか女性たち手仕事をしながら、おしゃべりに暇がない。
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市場に入ってまず目に付いたのはレチョン(豚の丸焼き)で、この地の名物のようである。これまで何度も食べたことがあるが、脂肪分が多く、あまり好きでではない。
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魚売り場もなかなか繁盛しているようだ。
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カルカルは海のそばなので、魚も豊富だ。
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乾燥させた魚も多い。臭いが強烈だ。
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この女性が手にしているのはたばこの葉で、「これはマリファナよ。買ってみる?」と冗談を言い、笑い飛ばしていた。愉快なおばさんさんだ。
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売り子の前に置かれている食べ物は「パンシット」というもので、中国南部や台湾で見かけるビーフンと同じものである。
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カルカル名物の「チッチャロン」で、豚の皮を挙げたスナック風な食べ物である。このスナックはフィリピン中で見かけるが、ここが発祥地の洋だ。
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こちらもカルカル名物の「アンパオ」という米を揚げた菓子である。日本のおこしのような感じで、食べた感触は大変似ている。どちらも街のいたるところで売られていて、どこで買ったらいいのか迷う程である。
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カルカルは靴の製造地としても知られていて、「カルカル・シュ―・エキスポ」にはカラフルな靴が展示されている。
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街の商店を見て回っていると、ギター片手の青年が現れて1曲演奏し、何がしかのお金をもらっているようだ。
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これはココナッツの葉に包まれ、米の入ったスナックのようなものである。
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肉売り場は正に肉の塊がどんと吊るされ、壮観である。
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これは何だろうかおよく見ると、ブタの耳のようだ。小生はまだ食べたことがない。
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道路際では物売りがいて、通る車に向かってこの地の名物を盛んに売ろうとしてる。見ていると買う人はあまりいないと思っていたら、けっこう車を止めて買う人もいる。
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この街を走っているジプニーには他の街ではあまり見かけないようなタイプで、箱型の形をし、後ろに丸いラッパのようなものが付いている。
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