2016/10/27 - 2016/11/02
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Weiwojingさん
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今回のセブ旅行ではカオハガン島以外はビーチへ出かけるということもなく、セブ・シテイでの滞在を楽しんだ。どこに行っても、いつもの例のごとく、専ら美術館や博物館巡りを楽しんだが、市内にはかなり美術館や博物館が多く、行くことが出来ないところもあった。いずれも次回を期したいと思う。
今回訪問した施設は次の通リである。いずれも興味深く、セブ島の歴史や文化を知るうえで、大いに参考になった。
1.オスメニャ記念館 ( 第二次大戦中、日本軍の侵攻に抵抗した政治家オスメニャを顕彰した記念館 )
2.セブ・シテイ博物館 ( 本来はRizal Memorial Libray & Musuem と言 い、セブ市が運営している博物館 )
3.スグボ博物館 ( 元刑務所だった建物を利用した博物館で、内容が大 変充実している。必見の価値あり )
セブ島に来られた時は、美しいリゾート地で楽しむのもいいが、少々時間を割いてこうした美術館や博物館を訪ねるのも興味深いものと思う。
- 旅行の満足度
- 4.5
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第二次世界大戦中、日本軍に抵抗し亡命政府を樹立して、その中心的な人物であったセオジオ・オスメニャ(1878~1961)を顕彰する「オスメニャ記念館」を見学した。
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記念館入り口前にオスメニャの銅像が建つている。彼はフィリピン第3代大統領を務めた人物としても知られている。
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この方がオスメニャで、晩年の写真である。
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ここはオスメニャがかつて住んでいた邸宅跡で、館内はほとんどその当時のまま忠実に再現してある。使用していた家具や貴重な書籍などが展示されている。
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ダイニング・テーブルの上には、オスメニャが読んだ本や雑誌が置かれている。
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部屋の隅の方にはこのような家族専用のテーブルもある。
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この方は・・・・? 「マッカサー・ルーム」という部屋の前に置かれているので、マッカーサーその方である。
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マッカーサー・ルームの中に置かれている車はアメリカ製のキャデラックで、オスメニャが常用していたものと思われる。
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次に訪ねたのは「セブ・シテイ博物館」( 正式には「リサール記念図書館&博物館」と言うようであるが )で、クラシックな建物が大変美しい。
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1階が図書館で、2階が博物館になっている。図書館をのぞいてみたが、時間があれば調べ物をしてみたかった。今回はそこまで考えてはいなかったので、残念ながら2階へ移動した。
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2階に上がると、博物館と言うよりはギャラリー風で、たくさんの絵画や写真が展示されていた。何人の方が忙しそうに動き回っていて、展覧会の準備をしているようだった。
一人の人に尋ねると、明日から展覧会が開かれるので、その準備をしている最中とのことで、もしよろしければ明日お越しくださいとのことである。しかし、明日は移動するので来ることができない旨を伝えると、では今ご覧になつてもいいですと言われて、早速見せていただいた。 -
今回見せていただいた展覧会は”Figures, Still Life, & Nature”と言うものであった。小規模であるが、心温まる展覧会で、スタッフの方々が忙しい中をいろいろ説明してくれた。
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展覧会は絵画を中心に、現代フィリピンの代表作を集めた風な展覧会である。
この作品は
タイトル:”Bajeo”
作 者 :Arnel Balda -
作者・タイトルともに不明。
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タイトル:”Candle Sellers”
作 者 : Jonathan Abellana -
タイトル:”Ifugao Tribal Woman”
作 者 : Benz Flores -
タイトル:”Entrance”
作 者 : Efren Enolva -
タイトル:”Vegetable Vendor”
作 者 : Luther Calicano Ⅱ -
タイトル:”Santo Niyo”
作 者 : Jerson Carlo -
もう一つ訪れたところは「スグボ博物館」で、ここが内容・展示共に一番充実していた。
ここで興味を覚えたのは、博物館としてだけでなく、ここがかつては刑務所として使われていたことである。 -
中庭を中心に大きく広がる敷地は、ここがかつて刑務所であったことを示すものだと言える。
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灼熱の太陽に照らされた広場は歩くのさえままならないが、右端の方に何やら人物像のようなものが見える。
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この人物はどなたか分かりだろうか。ロシアのトルストイで、一体この博物館と何か関係があるのだろうか。
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博物館の中を歩いていると、あちこちに昔の刑務所の面影を伝えるこのような塀も存在する。
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博物館の展示室。古代から現在に至るまでの歴史ガ紹介されている。
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日本との関わりを示す展示品がある。
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20世紀初頭の女性のファションが紹介されている。
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今回この博物館を訪ねて初めて知ったことがある。それは第二次世界大戦の折、日本軍がセブ島を侵攻し、それを防ごうとしたアメリカ軍と壮烈な戦いが行われたことである。
もちろん、フイリピン各地で激戦が行われていたことは知っていたが、ここセブ島でも行われていたことは全く知らなかった。 -
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セブ市内では峻烈な戦いが行われたようである。
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日本人ならば、次の写真と共にこの写真はご存知ですね。日本史の教科書で必ず出てくるものである。
アメリカの戦艦ミズーリ号甲板で行われた降伏文書調印式の模様である。 -
署名をしているのは重光蔡外務大臣で、後ろで外相のシルクハットを持っているのは加瀬俊一秘書官である。
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博物館内には土産物屋と小さなカフェがある。土産物屋にはこれといって大したものはなかった。
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カフェでは見学する時間が長かったので、終えた時にはかなり空腹を覚えた。そこでこのようなサンドウィチとコ―ヒーを頼んだ。
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カフェにはこのご夫妻が切り盛りしていて、しばらく話をする機会があった。2人とも日本の美術に関心があるそうで、陶器を集めているそうだ。スマートホンで所有しているコレクションの写真を見せてくれた。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 横浜臨海公園さん 2016/11/14 14:37:41
- 戦艦ミズーリ号甲板上の光景
- Tamegaiさま、こんにちは。
驚くほど古い写真が出て来たので驚きました。
白黒写真は戦艦ミズーリ号甲板上での降伏文書署名式で、日本人で署名されているのが、当時の重光葵外務大臣、横で重光外務大臣のシルクハットを持っているのが加瀬俊一秘書官です。
フォートラベルで此の写真を見るとは思っても見ませんでした。
横浜臨海公園
- Weiwojingさん からの返信 2016/11/14 21:13:21
- RE: 戦艦ミズーリ号甲板上の光景
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横浜臨海公園様
これらの写真は第二次世界大戦時のフイリピンとアメリカ、日本の3者の状況を紹介する
展覧会で得た写真です。他にもたくさん写真はあるのですが、あまり状態のよくなものが
多いので、紹介は出来ませんでした。
今回紹介した戦艦ミズリー号甲板上の降伏文書署名式の写真は日本人だけでなく
アメリカでもよく知られているものなので、フイリピンでもいろいろな博物館で見かけます。
フィリピンでは、他のアジア諸国以上に日本との戦争時の資料や記念碑が博物館等で見ることできます。これは悲惨な体験を経験したフィリピンの事情によるものと思います。
これからもこうした資料を 4travel で紹介したいと思います。
興味を持っていただき、ありがとうございました。
Tamegai
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