2016/04/29 - 2016/04/29
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fuchiさん
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ハンブルクの旅も最終段階。訪問できるとは思わなかった醸造レストラン・グレイニンガーで、この旅でトップレベルに美味しかった魚料理をたべ、港町ハーフェンシティを観光し、ついでにオヤツのシュパーゲルズッペを堪能。北海小エビ入りでこちらもシーフードを満喫した。
そのあとはショッピングモールや教会をかるく徒歩で回りつつ、
ハンブルク中央駅に帰投し、次の街に行くICEを待った。
ハンブルクでの2泊3日は、ビールやグルメをかなり満足いくレベルで堪能できて、大変充実した時を過ごすことができた。
渡独から1週間がたち、ビアライゼもいよいよ後半戦に突入する。
- 旅行の満足度
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 徒歩
-
ハンブルクは港町で、しかもアルスター港と海をつなぐ運河が幾本もつながっているので中心部は水路が多い。
水辺ギリギリのビルがすごく気になる。 -
13:00
オリジナル・ビールを醸造している醸造レストラン、グレイニンガーに到着。
事前調査では開店は18時からで夜だけの営業との情報で訪問を諦めていたのだが、店頭に貼られた張り紙をよく見ると、地下のケラーでランチ営業の特別メニューを出しているということに気付いた。 -
グレイニンガー地下ケラーの入口。ダンジョンに入るみたいでワクワクする。
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階段を下りると、奥に奥に続く、レンガの壁のトンネルがあった。低い天井に醸造用銅ポットの照り返しが移っているのが何とも不思議な風景。
サラダビュッフェのコーナーもある。 -
メイボック醸造中との看板。残念ながら訪問日は4/29なので、5/1解禁のメイボックは飲めなかった。
この、太ったシェフ人形いい表情してるな。 -
トイレを探すついでにトンネルを探索するが、グレイニンガーのケラーは驚くほど長く、かなり奥のほうに行かないとトイレにたどり着けなかった。周りを見回しながら進むと、酔っ払いの絵のディスプレイや、大きな樽の中に作られた個室、まだ片付けられていない肉の塊が盛りつけられたテーブル(パーティー後?)、などなど興味深い物がたくさん目に留まった。
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いくつかに仕切られたスペースごとに、大小のテーブルが並んでおり、この洞窟の収容人数はかなりの物。
洞窟の最奥は上への階段があり、ブロックの正反対から地上に出ることができる。 -
壁にはこうした、何に使うのかよくわからないオブジェが飾られている。
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あらためて適当な席につき、ビールと料理を注文する。
席から洞窟を眺めていると団体の客がぞろぞろと奥を目指して入っていった。
待ち時間で今後の計画を立てようと思ったが、さすが地下、携帯の電波が入らない。 -
スタッフのシャツにはグレイニンガーのロゴ入り
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グレイニンガーピルス。
色はブラウンから琥珀色で少し濁っている。カラメルモルトの香りがあり、苦味はほのかで甘みが強い。後を引くチョコリキュールみたいな、あるいは小麦風味もあるのでクッキーのような感じの味わい。
色・味からして明らかにピルスではないんだけどなあ。メニューやコースターにピルスと記載しているから仕方がない。
スタイル的にはドゥンケルケラーもしくはドゥンケルツヴィッケル(ブラウベルガーと同じく)だと思う。 -
本日のランチ
Heilbuttschnitte auf Linsengemuse, dazu Dillkartoffeln
(北海オヒョウのソテーとレンズ豆・ディル風味ジャガイモの付け合せ)
これがとんでもなく当たりなランチだった。
オヒョウは脂がのっていてトロトロで肉厚。食べるのに苦労するぐらいに柔らかい。バターの風味とカリッとあげられた表面が香ばしい。
少し甘酸っぱく歯ごたえがある味付けをされたレンズ豆と魚の脂がばっちりマッチしている。
味付けは普通のバターと塩味なのに涙が出るほど美味しい。フィッシャーマンで食べた鰈に比べ、。値段は1/2以下なのに確実においしい。
じゃがいもと豆、ジャガイモと魚の組み合わせもいい。シンプルなのに飽きが来ない。ジャガイモはすごくなめらかでシルキー、バターの味とディルの香りがこれまた良い。
ボリュームも満足できるサイズ。
ビールとの相性は、悪くは無いけど、比較的どっしり目のビールなので、普通のピルスのようなもっと軽くドライでフレッシュな味の方がこの料理には合っていたと思う。 -
グレイニンガーのブロック反対側の入口。
ここは地下レストランの珍しさと料理の味とコストパフォーマンスで、おススメしてもいいレストランだ。 -
グレイニンガーから、観光名所の出島・ハーヘンシティに渡る。
ハーヘンシティに向かう橋の入口には、2体の兵隊の像が飾られている。 -
ハーヘンシティに至る橋からのパノラマ
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外観が統一された建物がずらっと並んでおり壮観。
遠くに見えるトゲトゲした建物は、海に張り出すように作られている建築中のビル。 -
運河沿いに並ぶ赤レンガのクラシックな外観の建物と、運河にかかる橋。
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焦がした玉ねぎの香りと牛肉の焼ける匂いを振りまいていた、ハンバーガ屋台。散歩してお腹を減らしてから買おうと思ってたら、すぐに店じまいをしていて食いそびれてしまった。
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赤レンガの建物と近代的なビルが混在するハーフェンシティ。
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海に向かう運河には、船がたくさん停泊中
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マストを貼った帆船も多い。
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ハーヘンシティの、海に面した最先端で工事中の、奇抜なデザインのビルディング。これはエルプフィルハーモニー・ハンブルクというコンサートホールらしい。
夜に海岸から見れば、きれいなイルミネーションが見えたはずだ。 -
ハーフェンシティをうろうろしているとレストラン通りを発見。
寿司・刺身があるので日本料理店?かと思ったら中華点心も出している。名前からすると中華よりかもね。 -
気になるレストランHafenhungerを見つけたので、ハーヘンシティを1周した後に入店した。
具体的には、入口に書かれたシュパーゲルズッペの説明が気になったのだ。 -
ビールはドゥックシュテインを注文。ちょっと普通のドゥックシュテインではない様子。
Duckstein opal pilsner
草のようなホップの香りと、生っぽい生臭さの香り、味はかなり甘く酸味はあまりない。カラメルっぽい苦味が少しある。すっきりはしているが味が濃い。香りがよくてセッションIPAみたいな印象で、たしかに昨日飲んだドゥックシュテインとは違う。
温くなるとドゥックシュテインのはベリー系の香りに変化したのでますますIPAっぽい。 -
Spargel Suppe mit NordseeKrabben(北海クラブ)
クラブということで蟹肉入りのシュパーゲルズッペを予想していたのだけど、ドイツ語ではクラブはカニの意味もあるけど小エビの意味もあるらしい。要するに小型甲殻類全般をKrabbenと称するようだ。今回のシュパーゲルズッペに入っていたのは小エビ。大きさが小さいので見た目すごく虫っぽい。しかし味がとても濃く、かみしめると旨味と甘みが出てきて、シュパーゲルのクリームスープと合う。
ただしドゥックシュテインのホップの風味と合わせると生臭みが出て合わないかもしれない。 -
観光用のセグウェイ多数発見。これで観光名所を見てまわるようで、年配の観光客が乗り方の練習をしていた。
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ハーフェンシティを後にして、まだ時間があるのでハンブルク市内観光を続ける。
ちょっと見慣れない形の尖塔を備えた教会が通りの向こうに見えた。 -
Uバーンのラーツハウス駅に移動。奥に市庁舎が見える。
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市庁舎の前にある大型ショッピングモール ユーロパッセージ。
観光名所でもあるので、入口には大道芸人もいる。 -
ユーロパッセージの1Fであるヨーロッパギャラリーに、イタリアのジェラート店舗が出張店を出していた。サバイオーネ味のジェラートを購入。
ザバイオーネは黄身の味が濃くて、マルボーロみたいな味。かかっているチョコ味も合わせて、甘く濃厚。 -
ユーロパッセージの特徴的な形状を360度カメラで撮影。
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ユーロパッセージを後にして、ハンブルク中央駅を目指す。
中央駅に向かう通りは高層ビルだらけなんだけど、その合間にクラシックな赤レンガの教会がところどころある。
ビルに隠れて遠くからは見えないので、歩いていると、ぬっと視界に入ってくる印象。
これはHauptkirche Sankt Petriかな -
こちらも高層ビルに囲まれている教会、Hauptkirche St. Jacobiを真正面から撮影。
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てくてく歩いていると香辛料屋を発見した。大変多くの種類のスパイスが店内に並んでおり、スパイシーな匂いが充満している。量り売りをしているようだ。
抹茶とかもスパイス扱いなのか取り扱いがあるが、Tennoとかいう名前のブランドとか許可取ってるんだろうか・・・ちょっとなあ。
また、多様なスパイス砂糖も取り扱っており興味深い。 -
ハンブルク駅前にあるメンケベルグ通り沿いの広場。たくさんの人であふれている。
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15:30 大通りから地下を通って、ハンブルク中央駅到着。揚げドーナツ屋台が地下通路にあった。
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中央駅にあった、謎の白鳥模様の人形。すごいセンスだ。
中央駅のロッカーでスーツケースを回収しようとしたが、鍵が開かない!
6時間で4ユーロだったのだが、ほんの30分ほど超過してしまったようだ。追加料金の4ユーロを投入しなければならないが、小銭が手元にない!慌てて小さなケーキを買って両替を行った。ハンブルク中央駅 駅
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出発時間まで、電車の中で食べる軽食を物色する。
ある中華スタンドではパック寿司があった。まあ安めな値段かな?しかしマグロ、サーモン、カニカマアボカド巻き、魚卵マヨ和えキュウリの軍艦、と、あまりハンブルク特有の素材がないので購入は控えた。ワサビが山盛りの塊で盛られているのが面白い。
前の前の電車が10分遅れたが、ケルンいきのiceはほぼ時間通り到着した。しかし、ICEにしてはなんだかボロい印象の電車だった。 -
16:15 電車乗り込んだが空き席がなかなかない。どうにか端っこに予約がない席を発見して座る。隣の予約席に老夫婦が座ってきたのだが、自分が降りるのが後の駅だったので、窓際の席と入れ替えてもらった。
駅員が回ってきてなにやら質問されるが、疲労して頭が働かず質問の意味がわからない。前に座ってた美人のメガネ女子が親切にも英訳してくれ、飲み物を注文を受けに来たと判明した。食堂車から届けてくれるらしい。
18:10 荷物の整理して余裕が出来たので、駅スタンドで買ったケーゼトルテを食べる。200円くらいなのにずっしり重い。チーズ層にはレーズンが入っていて全体的に甘すぎない甘酸っぱさ。生地のところがしっとりして解ける口当たり。買ったコーヒーと一緒にエナジー補給を完了した。
次の目的地、デュッセルドルフまであと少しだ。
ビール累計 56種/20.4l
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この旅行記へのコメント (2)
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- fuchiさん 2016/12/28 02:03:01
- とんちゃん健康一番さんへの返信
- とんちゃん健康一番さんへ
こちらの旅行記情報がなにがしかのお役に建てたのであれば幸いです。
ドイツ旅行を楽しんでください。ただ治安にはお気をつけて。私も7月のミュンヘンテロでトラぶりました。
さらにアドバイスコメントを追加するなら、グレイニンガー以外でもドイツは多くの醸造所レストランがありますが、どれもレベル高いです。観光ガイドに載ってるレストランはハズレのケースもありますが、醸造所付きレストランは料理も当たりの確率が非常に高いと認識しております。ディナーやランチを決めるときは醸造所をまず探すのがお勧めです。
また、ハンブルクでの食材ですが名物とされるショレ(鰈)とり、Heilbutts(オヒョウ)のほうが脂がのってて美味しいと思いました。
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- とんちゃん健康一番さん 2016/12/27 13:23:30
- お邪魔させて頂きます。
- fuchiさんhe
お邪魔させて頂きます。
【醸造レストラン、グレイニンガー】
とても気になります♪
来年の5月にドイツへ行く予定なので、
足を運んでみたいと思います。
お店の雰囲気も素敵ですねぇ☆
素敵な情報を拝見させて頂きました。
また、ゆっくりお邪魔させて頂きます♪
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