
2016/08/30 - 2016/08/31
171位(同エリア1048件中)
さくらいろさん
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8月21日から1か月間、ワンワールドの世界一周航空券で旅行して
います。
カナディアンロッキーをレンタカーで回った後は、ジャスパーから
鉄道旅です。
VIA鉄道 カナディアン号の2人用個室寝台でバンク―バーに向かいました。
寝台車には展望車(パノラマカー)やカフェ、夕食、朝食のレストランも
併設されています。
ロッキー山脈の森林地帯や渓谷の景色を眺めながらの快適な旅でした。
チケットはHPから予約しました。
Cabin for 2-discounted という(早期割引?)で1629.60カナダドル
(138,636円)でした。5月に予約。
HPは日本語で見ることができますが、予約画面は英語でした。
ただ、そのページの詳しい説明はHPに日本語でありました。
eチケットがメールで送られてくるので、それを印刷して持って
行きました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 100万円以上
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
フェアモント ジャスパー・パークロッジを
チェックアウトする日です。
チェックアウトまで時間があり、ジャスパーから
カナディアン号に乗るのも午後2時30分です。
午前中はのんびりすることにしました。
まずは朝食のためにジャスパーの町に向かいます。
川を越えて行きます。 -
ジャスパーの町に入る所には、こんな看板が
ありました。 -
前日に食事をした店の姉妹店(?)
「the other Paw bakery cafe」へ。
町は狭いので、すぐ近くです。 -
ショーケースが曇っていますが、中には
美味しそうなケーキが並んでいます。 -
こちらの店は奥にソファ席もあり広いです。
ただ、パンの種類は前日の店の方がたくさん
ありました。
イートインスペースで食事をします。
チキンサモサ、チーズスティック、クロワッサン
マッシュルーム&オニオンスープ、コーヒー。
約15ドルでした。
美味しい朝食でした。 -
ジャスパーの町にはコインランドリーが
ありました。
旅行者が朝から利用していました。
かなり広くて便利だと思いました。 -
色づき始めた木々がきれいです。
-
鳥たちも朝のお散歩。
道路をゆうゆうと歩いて行きました。 -
赤い実が朝日に輝いています。
8月の終わりですが、もう秋が近いです。 -
朝食を終えてパークロッジに戻って
きました。
少し散歩します。 -
湖を眺める特等席。
朝はあいていたので(人気席でいつも誰かが
座っています)座ってみました。 -
ボーベール湖を眺めるのも、もう最後です。
パークロッジ、とても良かったです。
できるなら長期滞在してのんびり過ごすのが
良いと思いました。 -
車の駐車場は敷地内にこんなスペースが
あり、そこに停めていました。 -
車に荷物を載せ、フロントでチェックアウト、
ジャスパーの町に向かいます。
乗馬を楽しんでいる人達が並んでいました。 -
ジャスパー駅のパーキングに車を停めて
カナディアン号のチェックインをしました。
午後2時30分に出発ですが、チェックインしたのは
12時頃です。
大きなトランクなどは客車内には持ち込めないので
ここで預けます。
1泊分に必要な物を手荷物にして、持っています。 -
駅舎内には待合室がありました。
まだ人が少ないですが、だんだんと集まってきます。
列車の運行は予定通りのようです。
走る距離が長いので、遅れることもあるようです。 -
時間があるので、町を散歩しました。
ジャスパーの町並み。 -
小さな町ですが、レストランや雑貨店、
いろいろな店がありました。 -
そして、またこの店にもやって来ました。
「the other」でなく「Bear's Paw Bakery」です。
いつも人がいっぱい。 -
列車内で食べるおやつを買いました。
ラズベリークリームスクエアケーキと
ナッツとチョコのマフィン、それに
レモネードを買いました。 -
ジャスパー駅です。
小さな駅でした。
この駅舎の前にAVISのカウンターがあるので
そこで車を返却しました。
返す時は簡単でした。
「ガソリンは満タンか」と聞かれたので
「日本のプランでは満タン返しではない」と
言うと、それでOKでした。
車のフロントガラスにかけてあったカナダ国立公園の
入場券を忘れずに取り出しました。
2年間は使えるので、忘れると残念です。 -
観光案内所のある公園、ここもきれいでした。
-
駅の待合室に戻ると待っている人が
増えていました。 -
列車が到着していました。
ジャスパーでは2時間ほどの停車時間があり
列車内の清掃などするようです。 -
列車が着いたのなら、と鉄ちゃんの夫は一番前の
車両の写真を撮りに行きました。
長い車両です。
往復にかなりの時間がかかります。 -
VIA鉄道は元カナディアン・パシフィック鉄道。
1881年から1885年にかけて東部カナダとブリティッシュ
コロンビア州の間に建設されたカナダで最初の大陸
横断鉄道です。 -
昔からカナダの鉄道は貨物輸送が主で、石炭や
穀物およびコンテナが半分以上です。
旅客部門は国が出資するVIA鉄道に統合されたの
でした。
カナディアン号は1955年から運行されていた
大陸横断旅客列車です。
1978年にVIA鉄道に引き継がれました。 -
現在はトロントとバンクーバー間を週3回(ハイシーズン)
それ以外は週2回運行されています。
トロントから乗ると3泊4日という長旅です。
こちらは最後尾のパークカーです。 -
長い車両です。
この車両は1954年製。
アルミ製で2階だて展望車付き。当時は豪華列車として
名をはせ、夫が子供の頃は鉄道雑誌などで憧れたとのこと。
当時の最新鋭列車も今ではアンティークとしても
有名になっています。 -
夫が長い車両の写真を撮りに行っている間、
私は待合室のこのボードのあるカウンターで
夕食の予約をしていました。
夕食は3回の時間帯に分かれるのですが、私達は
3回目の21:00からという用紙をもらいました。 -
列車に乗る時間が近くなり、たくさんの人が
待合室から外に出ています。 -
客室は一般車両の「エコノミークラス」と
寝台車利用の「スリーパークラス」があります。
スリーパークラスは開放寝台と1~4名の個室寝台が
あります。
エコノミークラスは指定席ではないので、順番に
乗り込んで席を選べるようです。
そのために並んでいる人達でした。 -
私達は2人用個室寝台です。
14時に乗り込んで14時30分に出発でした。 -
個室には洗面ボウルがあります。
使わない時にはカバーができるように
なっていました。 -
鏡もついています。
その上の棚にはシャワー用のバスタオルが
入った袋がありました。
各車両にシャワー室があり、自由に使えます。
今回はシャワーは使いませんでしたが。 -
トイレもありました。
個室内は広くはないのですが、コンパクトに
まとまっていました。 -
列車が出発すると、部屋にスタッフが
挨拶にきて説明をしてくれました。
その時にパノラマカーでシャンパンサービスが
あるというので、行ってみました。
スリーパークラスの料金にはダイニングカーでの
夕食、朝食、パークカーやスカイラインカーでの
ソフトドリンクやスナック、シャワールームの利用
などが含まれています。 -
パノラマカーはスリーパークラスの
乗客は自由に使えます。
個室にいるよりも見晴らしが良いので、気分よく
景色を眺められます。 -
シャンパンをいただきました。
ジャスパーで買っていたおやつも
持って来て、一緒に食べました。
何とも気持ちの良い時間です。 -
パノラマカーは窓が広いので、空まで
見えます。
天気が良いのが嬉しいです。 -
しばらくすると右手にムース湖が見えて
きました。
列車は湖岸を走って行きます。 -
ムース湖はフレーザー川の土砂によって
できた湖です。
長さ14㎞。
周りには多くの湿地帯があり、湿地帯を好む
ムース(大鹿)がよく現れるらしいです。
残念ながら、今回は遭遇できませんでした。 -
次々に景色が変わっていきます。
-
快適な座席で流れる景色を眺めています。
飽きずに眺めていられます。 -
列車はロッキー山脈に入り、森林地帯や
渓谷を抜けていきます。 -
ロブソン山が見える、と放送がありました。
-
乗客の皆さんがどこどこ、とカメラを手に
しています。 -
見事に見えました。
ロブロン山です。カナディアンロッキーの最高峰。
標高 3954mです。
幾重にも重なった地層に雪が積もった様子から、
先住民には「らせん状の道がついた山」と呼ばれて
いました。
北側は1年中氷層に覆われ、さらに1年の7割は
山頂が雲に覆われています。
山頂まで見ることができたら、とてもラッキーだと
いうのですが、そのラッキーに出会えました。 -
車窓には山や森が現れては消えていきます。
-
列車内を歩いてみると、カフェもありました。
スリーパークラスの乗客はコーヒーなどの
ドリンク類、フルーツ(りんご、バナナなど)
クッキー、ビスケット類が無料です。 -
こんなボックスに置いてあるので、自由に
取れます。 -
コーヒーとお菓子を座席に持ってきました。
-
まだまだ雪を抱いた高い山が見えます。
-
コーヒーを飲みながら、景色をずっと
眺めていました。 -
次に放送があったのは「ピラミッド滝」でした。
氷河を源とする滝で落差91m。
列車から見ることができて、その間、スピードを
落として走ります。 -
カナディアンロッキー越えが過ぎると、列車は
大森林原に降りて行きます。
展望車に乗務員が来て、現在の10ドル紙幣をかざし
「裏面に印刷されている景色はこの場所で、この列車の
絵です」と説明してくれました。
窓から見たのですが、景色はあまりに広大で写真には
入りませんでした。 -
スカイラインカーにも行ってみました。
こちらはエコノミークラスの乗客も自由に
座れます。
いつも満席でした。 -
スカイラインカーの窓からは長い車両が
見えました。 -
この車両の1階部分はラウンジになっています。
ゆったり座れるのですが、あまり人がいませんでした。 -
ダイニングカーです。
ここで夕食をいただきました。
3回に分かれて食事をします。
時間になると放送がありました。 -
私達の夕食は21時からの最終組でした。
前菜はスープ(トマトビスク)とサラダ。
サラダはコーンや豆が入っていて、和風な
ドレッシングでした。 -
メインはツナステーキを選びました。
胡麻の衣でミディアムで美味しいのですが、
味付けは薄かったです。 -
夫はラムチョップ。
写真が残念ですが、味は良かったそうです。
どちらもかなりボリュームがありました。
お酒は有料です。ワインを注文しました。 -
デザートはチョコレートケーキと
ラズベリーチーズケーキ。
食事のテーブルは4人席で、若いご夫婦と一緒でした。
2人ずつの席だと思っていたので、同席になると
思っていませんでした。
それで、心構え(?)がなく急に話ができなくて
挨拶くらいで食事をした感じです。
もう少し話をすれば良かった、と後で思いました。 -
食事をして個室に戻ると2段ベッドが
セットされていました。
壁から引き出して作ったのでしょうが
作るところを見たかったです。
私は上段です。
昔のJRにも寝台車があり、上の段が好きでした。
階段を上るのも楽しいです。 -
思ったよりも狭くありません。
落ち着く感じでよく眠れました。
21時からのディナーなので、個室に戻ったのは
22時半過ぎです。
それで、もうシャワーもしないで寝ました。
ゴトゴトと列車の揺れる音もしましたが、あまり
気になりませんでした。 -
さて、翌朝です。
6時頃に起きました。
朝食は7時からなので早めにダイニングカーに
行きましたが、もう満席でした。
隣のカフェでウェイティングリストに名前を載せて
待ちました。
そこで一緒になった方とは話をしました。
朝の挨拶は「昨夜は眠れましたか」でした。
私と夫は「よく眠れました」と言うと、そのご夫婦も
「私達も」とのこと。
その方達はトロントからずっと乗っていらした方なので
もう寝台車で寝るのは慣れているのでしょう。
ニューヨーク近くにお住まいで、私が「全米オープン
テニス」に行く話をすると、ご主人も毎年行っている
と言われて、その話で盛り上がりました。 -
30分ほどで名前が呼ばれました。
朝食は選べるので、私はコンチネンタル。
卵2個、ハム(orソーセージ)、ブラウントースト
とコーヒーにしました。
だんだん外も明るくなり、美味しい朝食でした。 -
夫はオムレツとホワイトトースト。
こちらも美味しかったそうです。
朝食テーブルで一緒になったご夫婦はロンドン近郊
からでした。
眠れましたか、という挨拶でしたが、その方達は
眠れなかったとのこと。
その方達もカナディアンロッキーをレンタカーで
回り、バンクーバーに3泊してアラスカクルーズを
する予定とのことでした。
私達が北米の後はイタリアに行くと言うと、ローマが
素晴らしいと話してくださいました。 -
食事を終えて個室に戻ると、ベッドは
片付けられていました。
パノラマカーに行き、外の景色を眺めましたが
雨模様です。
バンクーバーが近づいてきました。 -
もうすぐ駅に着きます。
-
バンクーバーに到着です。
予定では9時42分。だいたいその時間に着きました。
曇り空ですが、何とか傘はささずにすみます。 -
素晴らしい景色を眺めながらの列車の旅、
とても良かったです。 -
大陸横断鉄道の列車、お疲れさま。
-
駅舎内では荷物を受け取ります。
飛行機と同じように、ターンテーブルから
流れてきます。
少し時間がかかりました。 -
駅舎内です。
荷物を受け取るのに、40分ほどかかりました。 -
2014年にウィスラーに行った時にバスチケットを
買った窓口。
懐かしかったです。 -
駅の正面です。
ここから空港までタクシーにしました。
近くに地下鉄の駅もあるのですが、係員に聞いたら
乗り継ぎもあるし、荷物が多いならタクシーが良いとの
ことで、そうしました。
料金は32ドルでチップ込40ドルを支払いました。 -
バンクーバー空港に着きました。
ここからまた飛行機で移動します。
アメリカンでチェックインをします。
まずはフェニックス行きを確認。
14:29発なので時間は十分にありました。 -
カナダからアメリカへの入国もここでできます。
機械でパスポート、指紋、写真を撮り、その紙を
持って係に確認してもらいます。
それから手荷物検査を経て出発ゲートへ。
この時もアメリカンのラウンジは使えませんでした。 -
いよいよカナダともお別れです。
-
フェニックスに向けて出発します。
-
エアーカナダ機が並ぶのを眺めながら
飛び立ちます。 -
機内ではバドワイザーライトと温かいナッツで
落ち着きます。 -
食事は2人ともチキンを選びました。
皮なし胸肉のオリーブ風味煮、いんげんや
アスパラ、人参などが添えられています。
白ワインやコーヒーもいただきました。 -
空からカナダの大地を眺めています。
ここからフェニックスでの乗り継ぎを経て
ラスベガスに向かいます。
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