東京ビッグサイトで「国際航空宇宙展」を見る

2016/10/15 - 2016/10/15

今回7日間東京滞在の間にいくつか面白いものを見たが、これはそのひとつ。航空宇宙関係のことは昔から関心があり、あれこれ見てきたが、今回の展示も面白かった。東京ビッグサイト自体には初めて内部に入ったが、広大な敷地で、ゆったり展示物を見られるのがいい。

三菱、川崎、ＩＨＩなどの重工業部門を始め、普通の販売店などで見かけない航空宇宙関係の工業製品の展示や説明が見られるのが嬉しい。勿論、海外の大企業からの出品展示も多い。

今、話題の中心になるようなところは、模型であっても、流石に見物者も多く、質問等のやりとりも活発だ。三菱のステルス戦闘機を目指す実証機や自衛隊が購入するＦ－３５ステルス戦闘機の模型などは当然、人が集まっていた。韓国がしぶしぶ設置するサード・ミサイルの模型なども注目を引いた。三菱のロケット部門の展示は小さな模型だが、つい最近種子島で本物を見てきたばかりでもあり、各種のロケット開発の歴史がわかるように展示されていた。

今までに見たワシントンのスミソニアン博物館やロンドンの軍事博物館、航空博物館、科学博物館等の展示は、過去の本物がずらりと並ぶが、ここは、最先端の情報がゲットできるのが嬉しい。もっとも高度な科学技術は、常に航空宇宙関係に集約されてきた面が多く、科学の過去から現在までの歴史を知り、未来を予想するのは重要なことだ。科学技術に無知な軍人や政治家が国を操るようになると悲劇だ！敗戦国は必ずそういう問題点を抱えていることは歴史が証明している。我が国も例外ではない。勿論、大衆教育は大事だが、こういう展示は啓蒙効果が多いに期待できる。

最初は三菱の先進技術実証機の模型。

エリア 有明・新木場(東京)

• 旅行の満足度: 5.0

東京ビッグサイトに行く。りんかい線の国際展示場駅から歩く。帰りはゆりかもめ線に乗る。

東京ビッグサイト (東京国際展示場) 名所・史跡

川崎重工のヘリコプター。

機体の後ろから。

川崎のヘリコプターのギア・ボックス

エアバス社のヘリコプター

ロッキード社のＦ－３５ステルス戦闘機の実物大の展示用機。

Ｆ－３５の後方より。

下に潜り込んで撮影。

脚の蓋が開いており、その下から撮影。

Ｆ－３５の周囲は人だかりがすごい。

シコルスキーの救難ヘリコプターを三菱重工が生産。

次に説明

三菱のジェット旅客機ＭＲＪの模型。やっと来年ごろ、発売の予定。

ＭＲＪの機体内部の模型。

三菱のステルス戦闘機を目指した実証機Ｘ－２の模型。

中島飛行機の伝統をつぐSUBARU

一番下がサード・ミサイル。韓国が導入することになり中国を怒らせた原因のもの。

新しくスタートした防衛装備庁の展示もあった。

展示場を退出。