2016/06/29 - 2016/07/04
171位(同エリア1048件中)
まるなさん
そうだ、カナダに行こう!
相方の希望は、カナディアンロッキーとナイアガラの滝。
え?カナダって広いんだよ?カナディアンロッキーとナイアガラって、西と東じゃん?
そんな移動ばっかりの旅行、やだ。
の私の一声で、バンフ滞在のカナディアンロッキー観光となりました。
プータロー もとい 専業主婦のワタクシは時間とヒマだけはたくさんあるので、JTBのパンフレットの各ツアーの総費用を広告の裏に書き出して、比較検討。
結果「現地係員がご案内する ベストシーズンに大自然を体感する はじめてのカナディアンロッキー満喫コース 6日間」というツアーに決定しました。
で、毎度のことながら成田発。
しかも6時45分セントレア集合ということで、今回の旅行も前泊から始まりました。
6月29日 セントレア 7:45(NH0338) ⇒ 成田 8:55
成田 16:20(AC0010) ⇒ カルガリー 10:40 ⇒ バンフ
6月30日 「おはようバンフ」参加後、終日自由行動
7月1日 カナディアンロッキーとコロンビア大氷原観光
7月2日 ヨーホー国立公園とモレーンレイク観光(満喫プラン OP)
7月3日 バンフ ⇒ カルガリー 13:00(AC0009)⇒ 成田 14:20(7月4日)
7月4日 成田 17:00(NH0337) ⇒ セントレア 18:10
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 徒歩
- 航空会社
- エアカナダ ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- JTB
-
7月1日はカナダ・デーです。
カナダの建国記念日で、この日は各都市でお祭りがあります。
バンフでもパレードがあり、夜には花火も上がるそうです。
さて、そんなカナダ・デーの朝。
いいお天気です。
この日は総勢10名で、カナディアンロッキー観光に向かいます。
バスに乗って出発するときに女性二人組が、「いいお天気になってよかったね~。日本出るときはあまりいい天気予報じゃなかったけど。やっぱり私たち二人って最強の晴れ女だよね~」
その言葉、忘れるな・・・・・ -
バンフの街を抜けて、トランスカナダハイウェイでレイクルイーズに向かいます。
車窓から見るカスケード山。 -
ランドル山も向きが違うと違って見える。
-
ちょっと拡大。
-
バーミリオン湖が見えます。
バーミリオン(朱色)なんていうけど、青いじゃん?
この湖の底からは10箇所以上の温泉が湧き出していて、温泉と共に大量の鉄分を含んだ赤土が湧き出す場所があり、先住民はこの赤土を使って儀式時、顔に塗る赤い染料を作っていました。バーミリオン(朱色)の名前もこれに由来します
別府の血の池地獄みたいなもんかな。 -
アニマルオーバーパス。
読んで字のごとく、動物が上を通る橋です。
このトランスカナダハイウェイを作った時に、山の動物が道路に出てきて車に轢かれないように道路の両脇に柵を作りました。
でもそうすると動物の行き来がなくなり、血が濃くなってしまうので、動物が行き来できるように道路の下にアンダーパスを作りました。
でも、暗いうえに頭の上を車が走るので、思うように動物の行き来がありませんでした。
そこで、下がダメなら上でどうだと、道路の上に橋をかけました。
人間の匂いが付くと動物が利用しなくなるので、人間は通れません。
また山と同じような環境にするために木も植えられています。
メンテナンスもできるだけ少なくするように、丈夫に作ってあります。
今ではクマやオオカミのような大型動物も通るようです。 -
パイロット山。
地層が水平で、どこから見ても同じなため、目印に使われた山なんだそうで。 -
キャッスルマウンテン。
ジョンストン渓谷を過ぎて右側に見える、ロッキーを代表する山。茶色がかかった岩肌でまるで西洋の城のような姿をしている。天空に悠然とその頂を突き上げる姿は、荒々しさの中にもどことなく気品が感じられる。麓からは約7.5kmのハイキングコースがあり、間近で見上げるアングルも迫力。また、この辺りは昔、銀が採れると言われ、シルバーシティを形成していたが、今はその面影もなく、草原が広がっている。
(地球の歩き方より) -
ロッジポールパインの森。
手前にあるのは、動物が出てこないための柵。
この森、日本なら間伐の遅れた不健康な森ということになるでしょうね。
そしてこのロッジポールパイン、日本の杉、ヒノキなら30年ぐらいの大きさなんですが、これで120年ぐらいなんだそうで。
120年っていったら、カナダ建国当時からあるってことじゃん。
さて、このロッジポールパインは、ロッキー固有種の松の仲間です。
まっすぐに育つので、先住民たちがティピー(インディアンのテント)を作るのに用いました。
松かさは樹脂で固められていて、これは45度以上にならないと溶けません。
それじゃあ発芽できないじゃん。
はい。ロッジポールパインはちょっとやそっとじゃ増えません。
じゃ、どうしてこんな森になったか?
ロッキーの気温は山岳気候で、真夏でも気温が45度になることはありません。
でも、45度以上になる時があるのです。
それは・・・・山火事です。
山火事の原因は、落雷だったり、乾燥による自然発火だったり、蒸気機関車による煤が原因だったりと様々ですが、山火事が起こった時に地面が熱せられて松脂が溶けます。
え?でも火事になったら松かさも燃えちゃうじゃん?
はい。地表近くの松かさは燃えてしまいます。
でも、地中に潜った(動物に踏まれてとか、小動物が埋めて、とか)松かさが発芽するのです。
そうしてこのようなロッジポールパインの森ができるのです。
このロッジポールパイン、日の光が好きで、上に上に伸びて、下枝は枯れていきます。
下枝が枯れると、日の光が地面に届き、下草が生え他の広葉樹も成長します。
下層林の成長とともにロッジポールパインに日が当たらなくなり、やがて枯れます。
今のこの森もあと70年ぐらいでなくなるそうです。
これを「森林の更新」と言います。
「天然更新とちゃうんの?」(心の声)
まぁどっちでもええわ。
国立公園では、山火事も雪崩も自然現象だとして、燃えようが崩れようが一切人間の手は入れません。
それが森が更新していくのに必要なことだから。
日本なら、火事になったらそれ植林だ、雪崩が起きたらやれ治山だってやっきになるんだろうけどね。
ここでは自然の回復力に任せるみたいですよ。 -
見渡す限りのロッジポールパインの森。
このロッジポールパイン、日本では「米松(ベイマツ)」として輸入されています。
カナダ産なのに米(アメリカ)とは、これ如何に。
まぁ、北米大陸松で、ベイマツなんでしょうね。
木が生えているところまでが、森林限界。
森林限界とは、これ以上木が生えませんよ、という限界線。
これより上は上じゃなく、横に木が育ちます。
立山のハイマツなんかがそうですね。
這う松だから、「ハイマツ」。
考えた人は偉い! -
テンプル山。
-
山頂にあるのは、マクドナルド氷河。
そろそろレイク・ルイーズに到着です。 -
レイクルイーズに到着しました。
レイク・ルイーズの名前は、ヴィクトリア女王の4女でありカナダ総督ジョン・キャンベル夫人であったルイーズ・キャロライン・アルバータに由来している。アルバータ州の名前も彼女に由来している(wikiより)
湖の長さは全長約2.4km、水深は深いところで90m。
正面に見える山は、標高3,464mのビクトリア山(Mount Victoria)。そこから崩れ落ちるようにしているのが、ビクトリア氷河(Victoria Glacier)。
湖畔にはハイキングコースが整備されていて、湖を半周することができます。
針葉樹に囲まれたエメラルドグリーンの湖面と、湖に映し出されるビクトリア氷河とビクトリア山。大自然の絶景が融合した眺めは「カナディアン・ロッキーの宝石」といわれ、荘厳な姿を見せてくれる。
かつてこの湖は、先住民のストーニー族によって「小さな魚の住む湖」と呼ばれていた。1882年、カナダ太平洋鉄道の側線調査の測量隊として雇われていたトム・ウィルソンが先住民以外として初めて発見した。宝石のような美しさを持つこの湖に感銘を受けたウィルソンは「エメラルド湖」と名付ける。
それから2年後、ビクトリア女王の娘で、美しさと気品あふれるルイーズ・キャロライン・アルバータ王女の名にちなみ、改めてルイーズ湖と名付けられた。(地球の歩き方より) -
カヌーを借りることもできます。
-
カナダ・デーで観光客が多く、カヌーもたくさん出ています。
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この不透明なブルーは、氷河湖の特徴です。
氷河は岩肌を削りながら湖に流れ込みます。長い時間かけて氷河と一緒にゆっくり流れてきた岩は、細かい粒子になります。これをロックフラワー(岩の粉)と言います。
このロックフラワーは大変粒子が細かいので、水に浮かず、また沈みません。
(ダイビングでいうところの、中性浮力を持っている。)
細かいロックフラワーの混ざった水に太陽の光が当たると、水に溶けた粒子に光が乱反射して波長の短い青だけがはね返ってきます。それが私たちの目に青く見えるのです。
なので、湖の水が不透明な青色だからと言って、手ですくってもそこには透明な水しかありません。
また、このロックフラワーは氷河の源に行くほど多いので、上流に行くほど白濁します。
もう少し高いところから見ると、もっときれいなんですけど。 -
ビクトリア山とビクトリア氷河。
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そんなにたくさんあるようには見えませんが、氷河の厚みは30m以上あります。
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氷河は、根雪の上にまた雪が積もり、雪が積もり、雪が積もって自分の重さで雪が圧縮されて、その高さが30m以上にならないと氷河と言わないそうです。
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太陽の光が当たると、湖が青く色が変わります。
写真の四隅が黒いのは、お約束のケラレ。
フィルター二枚重ねだと、どうしてもこうなります。 -
カナダ人はカナダが大好きなので、カナダ・デーも大いに楽しむみたいです。
日本にもちゃんと建国記念の日(建国記念日、じゃないですよ)があるんだから、ハロウィンやイースターみたいな宗教的なお祭りばかりまねるんじゃなく、こういうことも見習えばいいのに。 -
ルイーズ湖から流れる川。
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日が高くなるとどんどん青くなっていきます。
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青い湖に、カナダのナショナルカラーの赤がよく映えます。
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せっかくなので記念撮影。
相方のパーソナルカラーも、赤。
でも、見てもらったわけではなく、勝手に赤が似合うと言ってるだけ。
たまに「シャア専用」とかいって、周囲を寒くさせています。
が、本人に自覚なし。
いいんです、本人が喜んで着ていたら。
目立つし、迷子防止にもなる。(私が) -
この人は自撮りで記念撮影。
振りかえればそこにシャトーレイクルーズがあります。
写真がなくて残念ですが、ここが本当の「森と~泉に~囲まれて~静かに眠る~ブルーブルー~ブルーシャトー」と、昭和なあなたなら絶対に歌います。
もちろん私は歌いました。小さい声で。 -
残念ながらここでの滞在時間が40分ほどしかないので、歌を歌ってないで急いで写真を撮ります。
これがツアーの悲しさですね。 -
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カナダ・デーの旗をもらったので、一緒に。
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今回の旅行の目的の一つに、「かっこいい帽子を買う」というミッションがあるんだけど、見つかるかな?
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もう見納めですよ~
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ネイティブの方がいました。
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本日のツアードライバーと。
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一日お世話になるミニバス。
ここでカナダ・デーの旗をもらったのは、どうやら私たちだけのようでした。 -
レイクルイーズ観光の次は、アイスフィールド・パークウェイを通って、ジャスパー方面に向かいます。
車窓からは氷河を頂いた山が見えます。 -
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前方に注意標識が出てきました。
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カナダの連休にあたるので、たくさんの観光客で渋滞中。
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ここで入場料の支払いをします。
すでにバンフに入る時に支払ってある(というか、ツアー客はツアー代金に込み)ので、通過します。 -
このアイスフィールド・パークウェイには見どころがたくさんあります。
ハーバートレイク。 -
氷河湖ではないけど、風のない午前中には湖面が鏡になり、周辺の山々がキレイに写り込みます。
結構なスピードで車が走っているので、見えるのは一瞬です。 -
クロウフット氷河が見えてきました。
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クロウフットとは、カラス(クロウ)フット(足)で、カラスの足氷河。
かつては山の斜面にカラスの足を思わせる3本の氷河が延びていたが、今は一番下の1本が消滅してしまったので2本になってしまいました。 -
近い将来には2本目もなくなってしまうかも。
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周りの山にも氷河が残ります。
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よく見えないけど、湖もあります。
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ちょっといい感じに撮れた。
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記念撮影。
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クロウフット氷河、見納め。
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ボウレイク。
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ここは帰りに下車観光をすることになっていましたが、その時はこんなにきれいじゃありませんでした。
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ボウ湖の源、ボウ氷河。
この氷河が溶けた水がボウ湖に流れ込み、ボウ湖からボウ川が流れだします。
下に向かって流れているのが、溶けた氷河。 -
まだ小さい木。
山火事の跡地です。
国立公園内では山火事が起こってもそのあとを片づけたりしません。
下草が生えて、木が成長して再び森になるまで、人間の手はいれません。
ここはまだ成長し始めたばかりの草地。 -
ボウ湖を過ぎてすぐにアイスフィールド・パークウェイの最高地点(2,070m)のボウ峠を通過します。
ボウ峠を過ぎてすぐにペイトー湖があります。
湖水の色が季節や時間帯によって微妙に変化することで知られる。ボウ峠の展望台から見下ろす形になるので、湖畔から眺めることが多いほかの湖とは一味違った、雄大な眺望を楽しむことができる。周囲の岩肌が影を落とす時期、特に湖面の対岸の山々がひときわ美しく映える早朝がベスト。(地球の歩き方より) -
横を向いたクマのような形に見えます。
端っこに写っている、赤い服の人は相方。 -
氷河の溶けた水がこのペイトー湖を作っています。
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源流の氷河。その名もペイトー氷河。
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展望台から下へ降りてはダメです。
相方も降りたがっていましたが、それでは私の嫌いな大陸人種と一緒になっちゃいますよ。 -
この帽子のおじさんがとってもじゃまでした。
ええ、入っちゃいけない場所です。 -
氷河から流れ出たばかりの水は、ロックフラワーをたくさん含んでいて水が白いのがわかります。
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おおっ!人がいなくなった!
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んなわけないか。
展望台はあまり広くないので、大型バスが来ると人でいっぱいになります。
また、ここはとても大きな蚊がいて、刺されるとひどく腫れます。 -
この日は風がなかったので、きれいに映り込んでいました。
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原因(?)と
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結果(?)
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太陽が出ていないとここまできれいな青にならないので、最強の晴れ女と豪語していた女性二人組に感謝しないといけないですね(と、思ったのはここまで 笑)。
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うんうん、必死になるよね~
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では、記念撮影。
標高が2,000mを越えてますので、ちょっと肌寒いです。 -
この穴にカメラを入れると素敵な写真が撮れるよ~的な穴があったので撮ってみました。
うん、いい感じ。
ちなみにデジイチだと端がケラれてうまく撮れません。
コンデジのほうがキレイに撮れました。 -
ボウ峠、ここは標高2,135m。だいたい富士山の御殿場側の須走口と同じぐらい。
ちょっと歩くと息が切れるのは、標高が高いから!うん、絶対そう!運動不足なんかじゃない・・・と思う・・・ -
雪のない時期は上の駐車場までバスで登ってこられます。
しかし雪のある時期だと、下の駐車場から20分ほど歩きます。
でも、20分歩いてもこの景色は見たほうがいいと思います。
この道が高山植物の宝庫だというので、次(があったら)は、ぜひ歩いてみたいと思います。 -
この辺の谷はミスタヤ谷と呼ばれています。
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お盆のような名もなき氷河。
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スノーバード氷河(Snowbird Glacier)が見えてきました。
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羽を広げて下を向いた鳥の形をしています。
車窓からの観光なので、ここも一瞬です。
私には、白鳥座のようにも見えました。
バンフからアイスフィールド・パークウェイを通って、コロンビア大平原ツアーに行く時は、車の進行方向に向かって左側の座席に座る方が見どころがたくさんあります。
下車観光するところはいいですが、けっこう車窓観光も多いので、ぜひ左側をお勧めします。
右側なら帰りに見られるかな~なんて思っていると、帰りは疲れて寝ちゃってます。笑 -
この辺の山も名前がついていましたが、メモってあるんだけど、メモと写真が一致しない・・・笑
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車窓観光のときは、ボイスレコーダーかビデオのほうがいいな。
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ウォーターフォール・レイク
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アッパーとローワーの2つに分かれており、ローワーの氷河湖は小さいが美しい。背後にはピラミッド型のマウント・ケフレンを望めます。
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レイクルイーズでもらったカナダ・デーの旗。
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で、またまた車窓から。
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サスカチュワン・クロッシングに到着です。
バンフとジャスパーの中間地点にあり、アイスフィールド・パークウェイ(93号線)と11号線が交差する場所にあります。
ガソリンスタンドや宿泊施設、ギストショップなどもがあります。
アイスフィールド・パークウェイ沿いで給油できるのはここだけなので、レンタカーの場合はチェックしておくといいです。 -
インディアンの横顔に見える(とガイドさんが言っていた)山。
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たくさんのバスも停まっています。
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このおじさんの行先もきっと同じ。
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