2016/10/15 - 2016/10/15
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ミズ旅撮る人さん
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2016年10月15日。神奈川県藤沢市の片瀬海岸で行われた「ふじさわ江の島花火大会」に行って来ました。
当日は、2時間前に会場に行きましたが、既に江の島大橋周辺の海岸は人で埋め尽くされ、留まるスペースはありません。
以前来た時は、江の島大橋から撮影したので、今回は新江ノ島水族館周辺を狙って来ました。
しかし、なかなか厳しい状況で、腰を下ろせる場所を探す人の列は、鵠沼海岸方面へと流れて行きます。
ようやくなんとかスペースを見つけて腰を落ち着かせませした。
実行委員会の会長と、藤沢市長の開会宣言を聞き、午後6時ちょうどに花火大会が始まりました。
花火は5つのシーンに分かれていて、真ん中と最後に2尺玉が上がります。
以前、江の島大橋から見ているにも拘らず、花火に対する期待はそれほど大きくはなかったのですが・・・
まさか、花火の斜め打ちなんてものを見るとは、思ってもみませんでした。橋からでは見えなかったんです。
時季外れの花火でも、これだけの人を集める江の島花火大会。短めの45分ですが、見る甲斐は、バッチリあります。
但し、帰りはものすごい混雑で、小田急の片瀬江ノ島駅まで1時間半から2時間は掛かることを覚悟してください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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新江ノ島水族館周辺です。既に、海岸は人で真っ黒。
立錐(りっすい)の余地がないとは申しませんが、それぞれシートで場所を確保しているので、入り込む余地はありません。 -
夕暮れ時、相模湾ごしに夕焼けの富士山が見えます。
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今日は天気が良かったので、夕焼けも最高です。右端に茅ケ崎名物の烏帽子(えぼし)岩も見えます。
烏帽子岩は、平成17年にスペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗した野口聡一さんが、宇宙から目印にしたということで有名になりました。 -
花火の打ち上げ場所は海上と、漁港の2か所あります。
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いったい、この人の連なりはどこまで続いているんでしょうね。
そろそろ街に灯が灯るようになってきました。 -
17:50に花火大会の会長の挨拶があり、続いて藤沢市長の開会宣言がなされました。
18時ちょうどに、1発の花火がひょろひょろひょろと上がって行き、弾けました。
「2016年ふじさわ江の島花火大会」の始まりです。 -
続いて、低い位置の花火が連発。
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着物の柄のような花火がとても綺麗です。この日は暖かかったせいか、浴衣姿の女性も数人見掛けました。
数日前は震え上がるような寒さでしたが、大会当日は日中が暖かくて、帰りの時間も軽い長袖一枚でちょうど良かったです。 -
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1発の花火が変化していく様子をどうぞ。
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2発目です。
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最後は宇宙空間に吸い込まれるように、色が無くなって、ふいっと消えました。
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江の島花火大会の5つのシーンの最初は「プロローグ(序章)」です。
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華やかなオープニングですから、下の方にも仕掛け花火が上がります。これを見るには砂浜に降りるのがいいんでしょうね。
でも、砂浜では三脚は立てられないので、場所取りは熾烈です。 -
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私の目の前に陣取っているのは中国人の5~6人のグループです。その他、欧米人も多数見受けられました。
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このような青い花火は比較的少なかったです。
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3つ目の花火が開く瞬間が、うまく中央にハマりました。
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花火は、尾を引いて上昇して、ある所で光が消えます。
その先、どの程度まで上がってから開くのかを予測するのがカメラマンの腕の見せ所です。
なにしろ、花火は1発1発違う方向に打ち上げられるし、高さも千差万別。
それを画面の中央に収めるのも真剣勝負。どんどん打ち上げられると忙しくって。 -
今の時代、トリミングだってし放題と思ったら大間違い。画面から切れた花火はどう仕様もありません。
花火は、開いた後も大きくなり、やがてこのように枝垂れるのです。うまく収めきれた時の嬉しさは格別です。 -
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「形物花火」と呼ばれる花火も、いくつか上げられました。
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細かく色の違う「技巧派」です。
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ちょっと失敗です。シーン2「サポーターズ花火」に入りました。
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こういうのを煙火玉の種類でいうと「菊」なんでしょうか。
シーン2に入ると、色とりどりの華々しい花火が上がります。 -
一枚一枚の花弁の鋭さがすごいですね。
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緑とピンクの取り合わせ。現代だなあ。
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すっごい変わった形。「土星(立体型物)」といいます。
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お釜の底が抜けたように開きました。
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これは、写真で見るより、実物の方が綺麗です。
写真だと小さく見えますが、ファインダーから目を離すと、花火の大きさにびっくりします。 -
昔、一時期はこの「朝顔形」が多かったです。現在では光ものが多く含まれるようになりました。
「朝顔形」というのは、私が勝手に言っているのですが、中心から大抵5方向に閃光が走って朝顔の花のように見える花火です。
夏らしくて好きでした。 -
赤一色が暗闇に映えて印象的です。細かく飛び散る軌跡が繊細に花芯を取り巻いて芸術的だなあ。
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先ほどの赤もそうでしたが、この奇妙な緑も開くと次の花火と同じようになりました。連続で掲載します。
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ここで一気に色が無くなって、「大柳」と呼ばれる形になります。
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次は形のすごい花火が、色変わりで登場です。
私はその形状から「雪印」と呼びたい・・・ -
他に赤と青もありました。
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イチオシ
まるで漆工芸のような花火が上がりました。
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「椰子」と呼ばれる花火です。ある意味、「菊」や「牡丹」より撮るのが難しい花火です。
「菊」は単発で絵になりますが、「椰子」は、同時に上げられる小型の花火とのコラボレーションが、撮る側にはどう仕様もないのです。
美しい構図になった瞬間、シャッターが切れているか。
偶然に任せるしかないけれど、自分ながらにタイミングを見計らって撮ります。 -
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「土星」の膨らみがよくわかります。
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当たり前に見えるこの写真、実は難しいんです。
なぜなら、真ん中の緑や赤の部分は消えるのがとても早くて、両方が光っている瞬間にシャッターを切れるかどうかが運命の分かれ道。
「土星」の写真を8枚撮りましたが、ちゃんと写っているのは2枚だけです。
あとは、片方だけだったり、外側だけだったり。花火って、その瞬間だけの生き物なんです。 -
シーン3「ミュージックステージ」です。
音楽に合わせてプログラムされた花火で「ミュージックスターマイン」です。
2つの打ち上げ場所のうち、漁港側から斜めに花火が打ち出されます。あんまりすごかったので、動画で撮ってしまいました。
気が付けば、最初のこんな写真しかありませんでした。 -
2か所の打ち上げ場所から同時に花火が上がります。
音楽は1曲目が映画「四月は君の嘘」の主題歌いきものがかりの「ラストシーン」。
2曲目が観光親善大使つるの剛士の「Autumn Blue..」です。 -
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この複雑な配色。今度は、何色が出ている瞬間が撮れるかが問題です。
何色になるかわからないんですから。
花火は予測のつかないおもしろさがあります。 -
ミュージックステージでは、漁港側がメインになり、軽快な音楽に合わせて、迫力のある花火がボンボン打ち上げられます。
画面下に江の島のシーキャンドルが写っています。改装されてから、ライトアップが綺麗になりました。 -
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1発目の2尺玉が打ち上げられました。「八重芯 錦冠先バリ」
前以て打ち上げ時刻はアナウンスされていて、午後6時23分でした。 -
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こんな小さな画面によく収まったなと感心するくらいの巨大さです。目の前の空間が、たった一つの花火で占有されてしまいました。
ほかの花火はファインダー越しに見たとしても、この2尺玉は、肉眼で見るべきだとつくづく思いました。
会場全体に広がる「おお・・・・」の声。他の言葉が出ないんです。まさに圧倒的な大きさでした。
2尺玉の大きさは直径60cm、重さ70kg。花火の直径は480mにもなります。開く高さはスカイツリーの天辺より上まで届きます。
本当に絶対、この写真ではまったくわからないので、掲載する価値があるのかどうかとも思いますが、ないのも寂しいので。 -
シーン4「Art of Fire」。これまで軽快な音楽と共に展開されてきた花火が、今度は花火自体を楽しむ趣向です。
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パンフには「季節に咲き誇る花々をイメージした花火や芸術玉」と紹介されています。確かにアートな花火です。
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まるで花びらに斑点がついているみたい。これ本当に花火なの?
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色がわずかに青・緑が残っているだけになったけれど、押しも押されもしない形の美しさがあるねえ。
まさに「完璧」。 -
それも弾け飛んで、この形。最後の最後まで完璧な形のアート花火でした。
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まさか、花火が斜めに飛ぶとは思わなかったので、人が前にいたって、花火は頭の上だしと思っていました。愚かでした。
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もう花火とは違う域にあるような気がします。
すごいなあとは思うのですが、デジタルの影響でギスギスしい色合いのものがやたらと増えた昨今、花火本来の美しさを忘れないで欲しいです。
この花火を見て、心和むのでしょうか? -
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珍しく和紺の花火です。すごく心が安らぎます。
真っ黒なはずの空が、一瞬だけ藍色に染まりました。 -
さあ、シーン5「エピローグ(終演)」です。華々しく花火が連発されます。
構成の組み立てがいいのでしょうか、雰囲気が絶好調です。
一気にフィナーレに向けて観客も花火師一団も、頭から突っ込みます。 -
怒涛の終演をお楽しみください。
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イチオシ
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あまりの迫力にもう音楽が聞こえているのかどうかも定かではありません。
一つ一つの花火に合わせてなどいられないので、夢中でシャッターを切り続けます。 -
ふと、花火が変わりました。
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そして、花火の爆発の始まりです。いやもう、頭の中はキャーキャーキャーと興奮でいっぱい。こんなになると対処の仕様がありません。
どうしたらいいの?と途方に暮れながらもシャッターは切り続けます。 -
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イチオシ
まるで、頭の中に第九のラストが鳴り響いているみたいです。
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この花火の狂乱が止んだ時、最後の2尺玉が打ち上げられました。「彩色芯 錦冠先色蜂」
空が金色に輝いて、頭の上に降り注いで来ました。ハレルヤ!
輝かしい記憶を残して、45分間の花火大会は終わりました。後でパンフを見ると3,000発なんだそうです。
花火って数じゃないなあ。大満足の秋の花火大会でした。
日が暮れるのが早いので、花火も18時と早い時間に始まるし、なんといっても炎天下じゃない。
空気がすっきりしていて花火も綺麗に見えます。
後は、帰りのものすごい混雑。江ノ電を除く小田急と湘南モノレールは終着駅です。
そのため、普通なら上下線の二手に乗客が分かれるのに、ここでは一方向しかないのです。
小田急は増便してはいても、さほど遠くない片瀬江ノ島駅まで、1時間半掛かりました。
出遅れていたら、2時間近く掛ったでしょう。
会場にはあまりトイレがないので、藤沢駅辺りで済ませて、帰りまで我慢する覚悟が必要です。
また、いつか来てみたいと思います。
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