2016/10/01 - 2016/10/07
1225位(同エリア1795件中)
ふゆぅさん
今日はピナツボ噴火被災地のパンパンガ、フィリピン原住民アエタ族集落訪問です(#^.^#)
お天気も回復して、よかったよかった。
パンパンガには母達の寄付で建った小学校を見に行きます。
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パンパンガまではマニラから車で3時間ほどかかるそうで、今日は朝の8時半出発。
まずはマックにより…目覚めのコーヒーとパンケーキを購入し
店内で軽い朝食をとって、トイレを済ませました。
車に乗り込むと、1人の女性が車に近づき窓をたたいてきました。
慌ててギイッさんと小銭を探していたんだけど、そんなこんなでもたもたしていたら
運転手さん車を発車させちゃった(>_<)
このあたり意思の疎通ができていないの。こういうことがたびたびあって…
ギイッさんと「小銭はすぐ出るようにちゃんと用意しておかねばなりませんね。」
ということで、
会計部長のギイッさんから細かく30ペソ程度持たせてもらうことにしました
そしてマックの駐車場をでてすぐ、また車が止まりました。
??ピザ???なに?? -
車を道路の脇に停めて。なになに??どうした??ピザ買うの??
「ここでホウキを買います」とイッシーさん。へ?ホウキ??
母に、「待ってても良いわよ」と言われたけれど、なんだかよくわかんないけど
当然行きますわ♪ -
脇の道を下っていくと…
-
ホウキの材料がおいてあって
-
店舗はないけれどホウキを売っているのね。
ホウキを沢山もったオジサンとイッシーさんがなにやら会話。
母はフィリピンからホウキをよく買って帰ってきては
お仲間に分けているのです。
そして、そのホウキはみなさんにとても評判が良く、イッシーさんに
また数本getして帰りたい、とお願いしていたのだそうです。
母も参加して、色々と品定め。
ただ、母が望んでいたできあがりとはかなり違ったらしく… -
数本をいただきました。
-
表に出てから、
イッシー-さんに「ピザ屋と思った(+_+)」と言ったら、
「看板を出すことで広告収入を得ているのでしょう」とのことでした。
はっはー、なるほど。
イッシーさんに、店舗もないのにここをどうやって見つけたんですか?と聞いたところ
表にこのようにホウキの材料を干してあったので
おっ、これはもしや??と入っていって聞いたんだそうです。
フィリピンのホウキは日本の物と違って、かなり柔らかいのね。 -
さて、ホウキをゲットしてから、また車に乗って移動です。
しばらく走るとピナツボが見えてきました。 -
あの奥に見えるのが1991年(平成3年)に噴火したピナツボ山です。
噴火して降り積もった灰はそれほどでもなかったようですが、
雨が降る度に、火山灰が雨と一緒にものすごい勢いで流れ込んできて
このあたり一面、灰で埋め尽くされてしまったそうです。
その面積は10万ヘクタール、70億立方メートルもの土石流に覆われました。
私はピンとこなくて、“ピンとこないわぁ”という雰囲気を醸し出していたら
「もし東京都にその灰が入り込んだとしたら3Mもの高さにまで達する量」と
説明してくださいました。 -
噴火から約四半世紀経った今、ずいぶんと緑が復活していますが
当時は灰色一色だったそうです。 -
いまだに爪痕が残っているのね。
-
私は『ピナツボ火山噴火』が噴火したときの報道を覚えています。
それでも遠く離れた異国の地で起こっている事で、あまり現実味が
なかったことも覚えています。
でもこの景色を見て、一気にそれが現実味を帯びて…恐ろしくなり声も出なかったなぁ。 -
表紙にも使ったこちらの写真ですが、これは流れてきた火山泥流で埋まってしまった
教会の屋根の部分だそうです。 -
写真ではかなり綺麗に見えるけれど、この辺りは排ガスがそれほど無いカワリに
砂煙がものすごいのです。
だから、バイクに乗っている人はヘルメット+ゴーグル+タオルでマスクという出で立ちで
まるで月光仮面みたいだった。
ジープニーやトライシクルに乗っているお客さんもみな、口をタオルで押さえていました。
それくらいすごいの。 -
さて、ゴトゴト悪路に揺られて、やっと小学校に到着です。
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何はともあれ視察です。
この小学校は、母と母の呼びかけに賛同してくださった仲間達の寄付で
2008年に建設されました。 -
フィリピンの国旗が掲げられています。
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彩りがなかなか可愛い校舎だね♪
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中に入るの、ちょっと照れる (´。`)
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アクセスのスタッフであり、この小学校の担当の女性が
母とイッシーさんを紹介してくれました。 -
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歓迎のしるしに踊りを見せてくれました。
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みんなこの日のために毎日練習してくれたそうです。
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歌のプレゼントも。
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またもや踊り。
照れちゃって可愛いの(#^.^#) -
歓迎会の後は、実験農場視察をします。
火山灰と土石流に埋もれた土地で農業の復興をめざすための
実験農場です。 -
農場へ行く道々ふりかえる。
左が母達が作った校舎。 -
そして、右側にあるのは…
のちに教育省によって建設された新しい校舎!!!
これができたので、さらに多くの子ども達が学べるようになりました。
良かったねぇ。 -
母が記念撮影したいと(#^.^#)
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こちら、手前のブロック作りの家に試験農場の管理人さん一家が暮らしています。
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管理人さん、ワンコを4頭ほど飼っています。親子なんだって。
良く人になれているのだけれど、懐いてはいません。 -
この建物は、day care center。就学前の子ども達が学ぶところです。
小学校に上がるには、day care centerの卒業証明が必要だとか。
まずはここを1番初めに作ったのだそうです。
ここは、母の友人が出資してくださったんだそうです。 -
day care centerの中。
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かわいい~~~♪
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こちらで生徒の保護者達とアクセス現地スタッフと
ランチ&懇談会です。
ごちそうをお母さん方が作ってくれました。
すっごく美味しかったんだけどね、写真がなぜかエラーで撮れてなかった。
このカメラ、もう買い換え時かしら…
ご飯は、例のカレカレと魚フライ。そしてスイカ。甘くて美味しかった!
カレカレはココナッツ風味がかなり効いていて、すご~~く美味しかった。
でもちょっと辛口。辛い物大好きな私はすごく嬉しかったんだけどね。
母に「大丈夫?」ときくと、うん、まぁ、とか言ってた(笑)。
母は辛いのが苦手なのよね。
色々話すなかで、皆さんのお年を聞いたところ
30代半ば過ぎの方が多かったのね。
「じゃ、火山が噴火したときは小学生だったね」というと
その当時のことを話してくれました。
みなさん、親戚を頼って、てんでばらばらの地域へ行かざるを得なくなったんだそうです。
たくさんの苦労もして、この生まれ育った村に帰って来たくて仕方がなかったって。
だから、小学校ができてこの村に戻ることができて本当に嬉しい、と話していました。
母に「なぜここに小学校を建てようと思ったのですか」との質問があり
「それは、アクセスの案内でピナツボ山噴火の被災地としてこの地を視察したとき
イッシーさんに、“みんな避難しているけれど
この町を復興させてまたここに何とか戻ってきたいと思っているんですよ”という
話しを聞いたそうです。
どうすれば皆が戻ってくることができるのですか、と質問したところ
「まずクリスチャンがとても多いので教会が必要です。そして小学校があれば村として人が住めるようになる」との話しだったそうです。
母は、教会はさすがに作れないけれど小学校なら(お金の問題さえクリアできれば)作れるな、と思い
「学校を作るにはいくらくらい必要ですか?」と聞いたところ
「日本円で100万ほどあれば…」とのことだったそうで、よし!作ろう!!と思ったそうです。 -
そして母は、一生懸命友人知人にその現状を話し寄付を募りこの学校ができたそうです。
でも当初100万円あればということだったのに
結局は建てていくうちに様々な問題や日々変動するレートなどで
最終的には180万円ほどかかってしまったそうな。
180万円で学校を建てられると思うと一瞬「安っ!」と思うけれど
団体ではなく、いち個人が寄付で180万円を集めるって相当大変な事…
母だって、母のお友達だって、大金持ちじゃないのね。
母に至っては小金持ちでもない。
みんなそれぞれ工夫して一生懸命お金を作って寄付をしてくれているんです。
実は私は今回のフィリピン行きで
初めて母達のフィリピンへの(金銭的な事も含めて)具体的な支援の内容を知りました。
母と一緒に支援してくださるお仲間はもちろんなんだけれど
母がほんと、すごい人なんだとおどろきました。これは娘としてではなくて、
いち個人として、母はカリスマ性のある人なんだなぁと初めて感じました。
日頃から、母が人に信用される理由はよくわかっていたのだけれど
(なにしろマメにお手紙を書いたり、人にできる限りの誠意を尽くす)
それとはまた違う何か力みたいなモノをこのフィリピン旅行中に感じました。
自分の母親にヘンだけどね(^_^;)
こういう活動を母は私が子どもの頃からしていたから…
子どもの頃、母親が必要だった頃はそんな活動をする母を持って
なかなか複雑な気持ちだったのですけれどもね。
私も大人になったってことで(笑) -
そして、解散時
お母さん方からお土産をいただきました。お母さん方が作ったんだって。
青パパイヤ・パイナップル・人参・ニンニク・干しぶどうのピクルスで、
甘酸っぱくて美味しいの。
日本にも似たような味付けのピクルスがありますよ。なますといって人参と大根のみのピクルスでお正月に食べます。と
教えてあげました。
これ瓶詰めを二ついただいたのですが(合計1キロほどありました)、
瓶は重いのでホテルでジップロックに詰め替えて日本へ持って帰りました。
ニンニクがきいていてすごく美味しくてね、父も大喜び。あっという間に半分食べちゃった♪ -
さて、お食事の後は裏の木陰でお茶タイム。
この向こう側に試験農場があるんだって。 -
イッシーさん、なにやらやってるでしょう?
これね、この植物の枝を折って中の樹液を折った枝でくるくる泡立てて
ふ~~~っと吹くと、シャボン玉ができるの。 -
なかなか上手くいかないんだけど、母がちょっとだけ成功。
葉っぱについてるのが母が飛ばしたシャボン玉。 -
コーヒーを飲みながらまたもやお話。
私が位置関係がわからない、というと、イッシーさん一生懸命
フィリピンの地図を木の枝で書いてくれています。 -
えっと、ここらへん。っと。
-
あらら(笑)
わんこはどこでも自由です。 -
そうそう、パンパンガのあっちこっちでね。
積もった灰を利用して、ブロックを作っているそうで
あっちこっちに工場(?)があります。
当分の間原材料に困らないね。
さて、次はアエタ族の集落へ向かいますよ~。 -
アエタ族の集落へはさらに車で小一時間。
途中の町ではハングルの看板がずら~~~~~~~っと建ち並び
ここは韓国か?!と思っちゃうくらいでした。
韓国の人が大勢住んでるそうですよ。
途中に温泉があり、韓国の企業が作ったそうです。
そして山を切り開き、大きなゴルフ場も作っちゃったんだって。
それがまた色々と問題らしい。
そりゃそうだ。ゴルフ場って大量の農薬使うしね。その部分だけではなく
かなり広範囲の自然が失われるわけだし…
そしてまたもやゴトゴト道に揺られて、集落に到着。
車を降りると、先住民のアエタ族の方々が。
褐色の肌にクルクル巻き毛。
フィリピンの人たちとは人種が違うんだろう。
ごめんなさい、勉強不足。 -
こちら、多目的スペース。かな?子ども達が勉強をするとこみたいだから
学校?
そしてこちらでは代表の方とお話をしました。
おそらく、子ども達に勉強を教える先生のよう、とのギイッさんの説明。
何しろ今、韓国の企業が進出してきていて様々な問題があるそうです。
すぐ近くの温泉施設には観光客が沢山来て(韓国人がほとんどだそうです)
このアエタ族の集落も観光ツアーとして案内しているそうです。
そして、そのツアー代金のほんの一部がアエタ族へ支払われるんだそうですが
売り上げの何十分の一程度じゃないのかな。(はっきりわからん)
あまりにも少なすぎるので、NPO法人が間に入り交渉した結果
一気に倍になったんだとか。
もちろん韓国企業が色々とやっているおかげで経済的な恩恵も受けているけれど
問題も多いそうで
その問題をこの部落のアエタ族代表(?)の彼が細かく説明してくれたけれど
母は「私は団体ではなく個人なのでここで力になれることは無いと思う。
まして相手が韓国企業だったら、私が出るのはお門違いだし」というような
ことを言っていました。 -
一通り話を聞いて、子ども達へお土産を配ろうと外に出ると
民族衣装を着た男性が近づいてきました。
アエタ族の皆さんはフレンドリーに近づいてくることはなく
物珍しそうに私たちを遠巻きにガン見するだけだったのに
この男性はニコニコしながら近づいてきました
戸惑っているとイッシーさんが「彼は民族衣装を着て観光客と写真を撮っているんです」と。
つまり、仕事ね。そか。う~ん、写真撮りたいっ!でもなぁ、私はいわゆる観光客とはちがうからなぁ、
と思っていると、一緒に写真を撮って、と現地のスタッフがいうので。撮ったよ。
アエタ族は小柄な民族だそうで、158センチの私と並んでもこんなに小さいの。
彼が「おまえ弓を持て」的な事をいうから持った(笑)。いや、私そんなこと想定していないから
超どうでも良い格好してるうえに髪の毛ぼさぼさ(笑)。
なーんて母に言ったら鼻で笑われるだろうな。(^_^;) -
アエタ族おうち。
-
ワンコも居るよ。
-
なんと、ぶた。
-
実はね、日本からキャンディーを大量に持って来たの。
子ども達に配ろうと思って。
なのにホテルに忘れた……
ってわけで、途中コンビニによってお土産のおやつを購入(笑)
運良く日本のアイドルキティちゃんの一口ゼリーを見つけたのよ。ラッキー♪
アエタ族の方々は普通にお洋服を着ていました。
噴火前までは民族衣装だったのだけれど、避難生活で彼らの生活は一変してしまったんだそうです。
でね。ドラえもんのTシャツを着ている子がいたよ。
日本からも援助物資として入ってきた物なんだね。 -
初め、あまり子どもいないじゃない?と思ったら
どんどんどんどん集まってきた。
すごい人だかりになって、子供らに埋め尽くされる母を見て
「Jesus Christ superstar」みたいだな、とか思っちゃった。
どの子にあげたのか解らなくなっちゃって大変。
でも子どもは無邪気だね。可愛い♪ -
韓国人が建てた教会だって。
使ってる感じなかったけど、使ってるのかな? -
さて、そろそろおいとまします。
この旅は視察の旅だったからね、とくに支援のお願いでもなく
お話を聞いても力になれそうもなく…
だからといって、別に支援を期待している風でもなく。
ヘンな意味ではないのだけれど、いったいここには何しに来たの???と
母にコソコソ聞いてみると
フィリピンに来れば、本来なら母達が支援しているところを視察して廻るわけだけれど
今回は中途半端な時間しかなかったから、イッシーさんやアイーダが
「他にもこういった問題がある」ということを見せてくれた、ということじゃないかしら、
とのことでした。
ふ~む、そうなのか。
うん、でも勉強になった。くることができて、本当に良かった。thank you po。
いわゆるフィリピンの問題とはまったく別問題だけれど… -
そしてその足でイッシーさんの奥様アイーダの所属するNPO法人コンサーンの事務所へ。
アイーダ達がお食事を作って待っていてくれました。
中へ入ると、すご~く良い匂いがするのん。
もうお腹ぐ~ぐ~。 -
冷たいフレッシュココナッツウォーター。ブコ入り!!
美味しいの~~~~ -
すごいごちそう!!
-
これはね、kind of Jack fruit だって。
ココナツで煮てある。
なんとも形容しがたい食感で、キノコっぽいと言うか…
味は特にないみたい。味付けは最高♪
それと茹でたオクラ、カットトマト -
茹で海老、アミの塩からみたいの。
-
は~い♪私のプレート!!!
もうね、すごく美味しくて美味しくて!!よくばって沢山オカワリしました!!
デザートのバナナとランソーネスは食べきれなくて、お土産に持たせてくれたの。
今日も濃い1日だったなぁ。
さて、明日はトンド。トンドのスラムへ行きます。
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