2013年中国新疆放浪記099・南疆列車で天山山脈を越えて行こう！

2013/09/28 - 2013/09/28

9月28日。
今日は丸一日列車の中。
早朝チェックアウトしたら、そのまま烏魯木齊駅へ向かいます。

いつもと時間帯が違う為、雪山の姿は今日の喀什行きで見る事になるようですね。
標高4000m越えの天山山脈をくねりながら進む列車から、どのような景色が見られるのかドキドキ，ワクワクするも、ガスが懸かった今日のお天気の中、すこしハラハラしております。


車窓風景が70枚以上有りますが、旅行記録として載せておく事にしましたので、ちょっと諄いです（いつものことですが）。

エリア 烏魯木斉(中国)

北京時間、朝7時30分出発。
烏魯木齊には現地時間があり、北京時間よりも2時間遅れていますので、現地時間で言えば5時40分の暗さと言う事になります。

ただ、夏の場合は夜が更けるのが遅いのと平行して、朝が明けるのも早めです。

7時50分、駅に着きました。

ウルムチ南駅 駅

もうすっかり明るくなっていましたが、全体的にガスってますね。

ウルムチ南駅 駅

K9786次列車の待合室は･･･３階の第５待合室のようですね。
買ったのは軟座（このK列車は旅行者専用で、且つ軟座寝台のみの列車です）

改札ゲートをチェックしておきます。人は未だ殆ど来ていません。
出発が9時39分なので、その30分前にならないとゲートが開きませんので、あと1時間は待合室で時間つぶししなければなりません。

他のゲートも空いてます･･･。
中国の列車は、駅でどんなイレギュラーが有るか判らないので、大抵早めに来ておくことにしています。

茶室で待っていても、きちんと呼び出しして貰えます。
茶室は、軟座キップを持っている人は無料、そうで無い人も、10元支払えば入ることが出来ます。

9時10分解錠。
茶室に居ましたので、このドアからホームへ向かうようです。

二両連結の先頭車両。
急勾配の多い天山越えなので、いつも二両つながっています。
今日の列車は、先頭車両はオレンジストライプのタイプ。

ウルムチ南駅 駅

9時40分、時間通り出発。

天気は晴れてはいますが、ガスが多い感じです。
高速と新幹線工事が進んで居るみたいです。

エアチケットや観光に関してはこちらまで電話してね！って宣伝ですけど、デカっ！

新疆ポプラ並木の彩りは未だ未だ･･･

まだまだ緑色ですね･･･。

列車は先ずトルファンに向かいますので、ひたすら東へ進みます。

鉄道の軌道が、喀什の有る南西方向に向かって進めないのは、大きな塔克拉瑪干沙漠が有る為で、一旦東へ抜け、吐魯番でスイッチバックして、真西の魚儿溝方向へと向かいます。
そこから天山の標高を駆け登って行くのが結構壮観な眺めです。

達坂城の風力発電所辺り。

楊樹並木（新疆ポプラ）。

平原でこの黄色いのを見ると、一寸期待したくなってきますね。

全部が黄色く染まった時の並木は、かなり圧巻ですから。

選りすぐって漸くこれ。

新幹線の軌道かな？

吐魯番でスイッチバック！

吐魯番鉄道駅 駅

停車することも有るのですけど、四桁のK次列車は臨時列車らしく、いつもの運行とはパターンが違っていました。

客室の様子。
全室軟座とファーストなので、客層が安定してて静かです。

トルファンを出て暫く進むと山岳地へ入ります。

山は彩りを添えて呉れます。

ここも有る意味「雅丹地貌（ヤルダン）」ですよね。

ただ、実際はかなりガスっていましたので、白くて見え辛かったのですが、画像ソフトで復元しています。

ガスってるままの写真では、折角の風景がかなり詰まらなくなるので、全部加工修正しました。

S301県道と出会ったり離れたり。

新疆の山は面白いですね～♪

色んな模様や色に形などが楽しめます。

それに川や木々がアクセントを加えて。

川がある所には木々が茂り、、、

村も現れます。

県道がこんな綺麗に再整備され、、、

山中の田舎村も、以前ほど不便では無くなってきているでしょうね。

その分何かが犠牲になっては居るんですけど。

山の様子もまだまだ紅葉の準備は出来ていない感じ･･･。

黄色いのが沢山有ったので、2枚繋いでアピールしてみました。

もう一枚。

山間の県道がこんな綺麗に整備されているのなら、車で走るのも良さそうですね。

ただ、もう少し行くと行きが見えてくるでしょうから、寒い時期は道路も凍てつきます。

そうで無ければ、この道は走ってて楽しそうです。

ね。

ほ～ら♪

こんな景色が見えると車を停めて、休憩しながら進むんです。

新しく塗り直されたS301県道は、鉄道軌道沿いに沿って、近寄ったり離れたりしながら進みます。

K9786次のヘッドカー。

放牧中の馬。

とてもおおらかで良い感じ。

家発見。

一軒だけでしょうか？
しかし、辺りには何もありませんが、電気だけは引き込まれています。

馬が多いンですね。

遊牧民の足にもなりますね。

広いお庭！！

雪山発見！
迫ってきました！

アップで。
今年の寒さが遅めのため、雪もかなり少なかったです･･･

一寸残念でも有ります。

この辺りが、軌道がΩ型を描いて走る部分です。
目の前に、今から登って行く軌道が見えていますね。

ズームしてみましょう！
グルングルン回る感じで、ちょっと楽しいんです。

今回の傾向から、10日ずれていると色々変化が得られたでしょうね。
ただ寒くなると、暖かい時期と違った面倒も、ちょこちょこ増えますけど。

せめてガスが少なければねぇ･･･。

雪解け水の川と家。

･･･と思ったら、、、

まだ水は有りませんでした･･･。

こ～んな曲がりくねった軌道なので、何度も自分の先頭車両を拝見できました。

外の気温は、きっと一桁でしょうね。

遊牧民の人たちが歩いていました。
彼らの衣服が、外の気温を物語っていますね。

雄大で壮観な大地の表情。

大好き♪

屈曲した県道や軌道の様子も見えます。

ジオラマにしたら素敵そうな感じ♪

4000mの世界は、この辺りで終了するようですね。

名残惜しい天山の万年雪。

今度は、もう少し多めに積もる頃に訪れたいと思います。

南疆列車の旅は、まだまだ漸く1/5ほどが済んだだけ。
写真も未だ未だ続きますので、宜しくお願いします。

しかし、臨時列車なのか、殆ど駅に停まりませんねぇ･･･。