2016年10月 凱旋門賞とスイス鉄道の旅(２) TGVリリアで行くスイス・モントルー編

2016/09/30 - 2016/10/06

2016年フランスパリ凱旋門賞！残念ながら日本から出走したマカヒキは14着に終わりました。暗い気持ちになりましたが、そんな気持ちも吹き飛ぶような素晴らしい絶景の数々スイスの旅を紹介します。
凱旋門賞だけではもったいないと計画したのが、２回目のスイス鉄道乗り鉄の旅。　
ユングフラウヨッホ（トップ・オブ・ヨーロッパ）ヨーロッパで一番高い駅に行きました。（１回目は2010年レーティッシュ鉄道ベルニナ線開通100周年で行った氷河急行・ベルニナ急行鉄道の旅-公開途中）

今日は（10月3日） パリ・リヨン駅からTGV Ryria（リリア）でスイス・ジューネーヴへ、ジュネーヴからＩＲでモントルーに行きレマン湖を観光、モントルーからゴールデンパスラインに乗ってインターラーケンまでの行程です。、表題の写真（レマン湖で撮影）のように雲一つない快晴で綺麗な写真がいっぱい撮れたので２回に分けて紹介します。

今回の旅行の目的
（１）凱旋門賞観戦　シャンティイ競馬場・芝2400ｍ

（２）国際列車TGVリリアでパリ・リヨンからスイス・ジュネーブまで乗車。

（３）スイス　ゴールデンパスラインに乗車

（４）ベルナーオーバランド（BOB）鉄道
　　　ウェンゲンアルプ（WAB）鉄道
　　　ユングフラウ（JB鉄道）と乗り継いでトップ・オブ・ヨーロッパ
　　　世界遺産ユングフラウに行く事。

今回の旅の世界遺産・ユングフラウ
登録名：ユングフラウ-アレッチュ-ビーチホルン
登録年：2001年 2007年
分類：自然遺産

登録名：ラヴォー地区の葡萄畑
登録年：2007年
分類　：文化遺産（ワインづくりの長い伝統と歴史を評価された）

全日程
◎が今回の旅行記
2016年9月30日（金）　
福岡 10時20分発（CX511）香港15時05分着
中国・深圳で夕食　　
　
10月1日（土）　
香港 9時50分発（CX279）パリCDG 16時40分着
　　　　
10月2日（日）凱旋門賞　観戦
　　　　　　　　
◎10月3日（月）　
パリ 7時07分発（TGVリリア9761）ジュネーヴ 10時30分着
ジュネーヴ 11時00分発（IR1817）モントルー 12時07分着
モントルー 13時44分発（ゴールデンパスラインMOB）ツヴァイジンメン 15時32分着
ツヴァイジンメン 15時38分発（ゴールデンパスラインインBLS）インターラーケン着 16時49分着
インターラーケンオフト 17時15分頃（BLS）インターラーケンヴェスト

10月4日（火）　
インターラーケン 6時00分発（BOB鉄道）ラウダーブルンネン 6時25分着
ラウダーブルンネン 7時07分発（WAB鉄道）クライネシャテック 7時50分着
クライネシャテック 8時00分発（ JBユングフラウ鉄道）ユングフラウヨッホ着8時52分着
トップ・オブ・ヨーロッパ
ユングフラウヨッホ 10時00分発（JB鉄道）クライネシャテック 10時50分着
クライネシャテック 12時03分発（WAB鉄道）グリンデルワルト12時42分着　
グリンデルワルト 13時19分発（BOB鉄道）インターラーケンオスト 13時54分着
インターラーケンオスト 14時00分発（IC974） バーゼル15時59分着
バーゼル発（TGV9226）パリリヨン 19時37着　　　　　　　

10月5日（水）
パリCDG（キャセイCX260便）発　

10月6日（木）
香港 6時45分着
香港 11時15分発（ドラゴンエア）　福岡　着

写真はモントレーのレマン湖

エリア ジュネーブ(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

2016年 10月3日（月）
7時発のTGVで出発の為、５時すぎにはホテルをチェックアウト。
さすがに5時にメトロの始発は出ていないのでタクシーでパリ・リヨン駅に
向かいます。

写真はパリ北駅

5時30分、パリ･リヨン駅に到着。タクシー代 13ユーロでした。

ホール１の出発案内。
ジュネーヴ行き　TGVリリアはホール２から出発するので、ホール２へ移動しないと列車に乗れません。

２階（レストラン・トランブルーの前）から見たホール１

アルファベット記載のプラットホームはHall1、
１から15番線のプラットホームはHall2からの出発なので注意が必要です。
（ホール１からはホール２のホームが見えない）

ヨーロッパのホームはこのリヨン駅のようにプラットホームの奥の左側（又は右側）に隠れたホームが存在します。自分も以前このリヨン駅でプラットホームがわからず乗り遅れそうになった経験があります。

この通路からホール２へ移動します。

Hall2に到着。

Hall2の方がコンパクト。

TGV LYRIA 9761ressya
１から15番線のホームはHall2からの出発。

TGV LYRIA 9761列車は19番線ホームから出発です。

時刻表
Paris Gare de Lyon　7時07分発
Bourg-en-Bresse　9時03分着
Bellegarde（Ain）9時47分着
Geneve　10時16分着

TGV Lyria（リリア）

国際線というイメージとリリアという列車名が付いているのがいいですね。

ファーストクラスの車内（2+1シート）

自分の席はもちろん右側の１列シート

７時７分定刻にパリ・リヨン駅を出発。10月のパリは朝７時、まだ真っ暗です。

外が明るくなってから撮影開始。
すでにLGV（高速線）南東線に入ってます。

今日は、快晴で最高の一日になりそうです。

と思ったら曇り空・・・ではなく霧です。

ヨーロッパの鉄道に乗るとよくある事なので気にしてません。

霧が晴れたら大地に霧が残ってます。

幻想的な風景になって来ました。

TGV（LGV南東高速路線）は何回も乗車しているが、こんな景色だったかなと思えるような風景です。

LGV南東線はほとんど田園風景であまり車窓の撮影をしないのですが、いい感じなので何枚かアップします。

７時７分発のTGVリリアに乗車する場合、朝日は左側から昇るので、１列シート右側がオススメです。

８時を過ぎた頃、TGVリリアのファーストクラス（一部を除く）コールドミールサービスが始まりました。ハム・チーズかヨーグルトのチョイスだったので絵的な事も考えてハム・チーズにしました。

朝霧の中、幻想的な景色が続きます。

大地に降りた霧もなくなり、田園風景を進みます。

流れゆく車窓の景色を見ているだけで幸せになります。

LGV（高速線）を離れ一路ジュネーヴに向います。

９時３分定刻で最初の駅Bourg-en-Bresse （ブールカンブレス）駅に到着。

９時52分 ２番目の停車Bellegarde（ベルガーデ）駅に到着。

スイス国境沿い（ローヌ川沿い）を進行中。まもなくスイス国境を通過します。

まもなく終着　ジュネーヴ駅に到着です。

TGV-Lyria路線図

10時21分 ５分遅れで終着駅のジュネーヴ駅(Geneve )に到着しました。

スイスの振り子列車ICN：インターシティ・ナイゲツークを発見。

TGV-リリアの塗装色はSBBのICNと同じ配色にしたのかなと思うぐらい似てますね。

ジュネーヴ駅(Geneve )に到着したTGV-Lyria

☆ ジュネーヴ駅

モントレーまでは、10時30分発　IR1717列車か、この後の
11時00分発　IR1817列車に乗車する予定でしたが、TGVリリアの到着が遅れたのとTGVリリアの撮影をしていたら、あっという間に10時30分になってしまったのでIR1817列車でモントレーに向います。

☆ ジュネーヴ駅

少しだけ外の空気を。

ジュネーブ駅は今回も通過駅で、一度も観光をしていない町です。

IR1817列車は６番線から出発。

IR1817時刻表

Geneve-AP　11時00分発
Nyon　　　　11時13分着
Morges　　　11時29分着
Lausanne　　11時42分着
Vevey　　　　12時03分着
Montreux　　 12時09分着

今日は３回列車を乗り継いでインターラーケンに向います。
２番目の列車はIR（インターレギオ　ICより一つ格下の列車)
1817列車でジュネーヴからモントルーまで乗車します。

ジュネーヴ駅を出発。

ファーストクラスの車内

海外の鉄道に乗る時、ファーストクラスを利用する理由は写真のように２等車より席が空いている確率が大きい事。左右車窓の景色が撮れる事は大きな事です。

この時間、右側はレマン湖に沿って走るので右側の方が景色的にいいのですが、今日のように快晴の日は太陽のが眩しくて写真撮影にはむきません。　

左側の車窓

ジュネーヴを出発して進行右側にレマン湖が見えてきました。レマン湖から離れて走行するのでまじかにレマン湖は見えません。

11時15分 Nyon（ニヨン）駅に到着。

11時29分 Morges(モルジュ）駅に到着。　　　

オードリー・ヘップバーンのお墓に近い駅。いつかは永遠の妖精オードリーに会いに行きたいと思います。

11時40分 Lausanne（ローザンヌ）駅に到着。

左側の車窓　ローザンヌから歴史あるワインの産地として有名な葡萄畑が広がります。

右側の車窓。モントレーに近づくとレマン湖も近くに見えるようになりました。

レマン湖の向こう岸はフランスです。

12時3分 Vevey（ヴヴェイ）駅に到着。　

チャーリー・チャップリンのお墓に近い駅。オードリーに会ったらチャリーにも会いたいな。

まもなくモントルーに到着。ゴールデンパスラインに乗車するのが楽しみです。

12時9分ほぼ定刻どおりMontreux（モントルー）駅に到着。

先頭車両は機関車ではなく制御客車（運転席付き客車）です。

写真を撮影した後、運転席の横で運転手さんの顔が見えたので手を振ったら笑顔で手を振り返してきたクランクな運転手さん。

運転手さんに別れを告げIR1817列車を最後まで見送ります（後方が電気機関車）

次は今日のメーン　ゴールデンパスラインです。
写真はMOB急行の区間用電車。

出発まで時間があるのでレマン湖のほとりで昼食にします。

MOBゴールデンパスラインのモントルー駅

ゴールデンパスライン
ゴールデンパスラインは、西のレマン湖畔の町モントルーから、東のルツェルンまで全長約200kmを越えるルートです。ゴールデンパスパノラマ列車とゴールデンパスクラシック列車はモントルー⇔ツヴァイジンメンまでゴールデンパスMOB急行が運行。

12時44分発　ツヴァイジンメン行き　ゴールレンパスライン通常編成の車両
この１時間後のゴールデンパス・クラシック編成に乗車します。

モントレー⇔ツヴァイジンメン間はこの通常編成の他に、ゴールデンパスクラシック編成、ゴールデンパスパノラマ編成、ゴールデンパスパノラマ･VIP編成と4種類の編成があります。

こちらはSBB（スイス連邦鉄道　スイス国鉄と呼ばれる事が多い）モントルー駅

☆ モントルー駅

駅の向かいの階段を下りるとレマン湖の風景が広がります。

☆ レマン湖

目の前にレマン湖の素晴らしい景色が目に飛び込んできました。
もうゆっくり食事をしている場合ではありません。

☆ レマン湖

綺麗なお花と一緒に、スイスの風景。

☆ レマン湖　ヴァイオリンを弾く少女

勝手に題をつけてしまいました。

☆ レマン湖

☆ レマン湖

空がグラディションになったブルーと湖の深いブルー

１年の内こんなすばらしい景色が見られる日なんて少ないだろうと思いながらシャッターを切りました。

☆ レマン湖

モントルーまで来ると向こう岸はフランスではなくスイス。

☆ レマン湖

時間があればこの先にあるシヨン城（CHATEAU DE CHILLON）にも寄りたかった。

☆ レマン湖

☆ レマン湖

☆ レマン湖

レマン湖の景色の素晴らしさ、モントルーに来て本当に良かったなと思いました。遊覧船にも乗りたかったし、少し足を延ばしシヨン城も見に行きたいetc……

食事をしている時間が無くなってしまいました。

滞在時間が少ないのが、自分の旅の欠点。列車の時間に左右されるのでしかたありません。

次回は、ゴールデンパスラインに乗車。車窓から見たスイスの絶景を紹介します。

2016年10月24日投稿

2016年10月 凱旋門賞とスイス鉄道の旅(３) ゴールデンパスライン乗り鉄編に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11179942