再度一人旅〜プノンペン編4〜

2016/09/29 - 2016/10/02

とうとう3日目。
夜10時50分の便で帰ります。

この日はかなり行き当たりばったりになりました(^_^;)

エリア プノンペン(カンボジア)

昨夜からあまりお腹も空かず。
結局朝御飯は食べないでしまいました。


本日前半はクメールルージュがテーマです。

まだ30年くらいしかたっていない、本当に最近のことなんですね。
まずその事に衝撃を受けます。
なぜ世界はこの虐殺に気づかなかったのか。


まずキリングフィールド(チュンエク大量虐殺センター)。
街中からは少し離れた場所になります。
外を回るので、涼しいうちに行きたかったので、朝一番で行きます。

私は虫に刺されにくい体質で、王宮で虫除けを塗っている隣の方が蚊にジクジク刺されていても(虫除けしてないのにも関わらず)私は刺されませんでした。
でも写真を見る限りではキリングフィールドは草が結構あったりしたので、一応虫除けを塗っていきます。
結局2ヶ所それでも刺されました。
キリングフィールドは日焼け止めと虫除け必携です！



まずトゥクトゥクと交渉。
片道たっぷり30分はかかります。


途中建築現場がたくさんありました。
カンボジアのレンガは日本のと違ってこんな形。
おもしろいなぁ。



キリングフィールドに到着したのは7時45分。
開場は８時とあったので、待つのを覚悟で入口に行ってみたら、、、あれ？普通に入場させてくれました。
何時から？私の前に入っている人もいました。
カンボジア特有のおおらかさなのか？不思議です。


入場料は6ドル。
オーディオガイドは無料で貸してくれます。
入口のお兄ちゃんが片言の日本語であいさつしてくれるのがかわいい♪

慰霊の塔。

まずここからなのですが、オーディオツアーは長いです。
木陰に座ってゆっくり説明を聴きます。

なぜか？
鳥がとてもたくさんいます。
犬もとてもたくさんいます。

慰霊の塔近くのヤシの木にはヤシの実キャッチャーがついてました。

もともと中華系の人たちの葬儀場、墓地だったそうです。

いたるところに大穴があいていて、
そこに何百もの死体が投げ込まれていたそうです。

近隣の村の住民は気がつかなかったんでしょうか？
いや、気がついていたとしても声をあげられる状況ではなかったでしょうね。

無数にある穴は、雨季だからなのか大きな水溜まりになっています。
いずれそこにも土砂が流れ込み、痕跡を消していくのでしょう。

王宮のガイドさんが話していた
「蓮と睡蓮は汚れたところから出て美しい花を咲かせる。仏教の思想に当てはまるのです。」


脇の池を見ると、見にくいのですが睡蓮が咲いています。
そうやって浄化していくの？犠牲者の癒しになるの？と、少し宗教的な気分。

そして、入口にあった慰霊の塔のなかがこうなっていたなんて！
がく然とします。
17段に別れているそうです。
意味があったはずなのですが…
後程調べてアップし直します。


キリングフィールドでは写真を撮るのがためらわれました。
でもここは1/300。
カンボジア全土で300ヶ所くらいキリングフィールドがあるそうです。でも地雷とかで寄り付けないところや、ジャングルに沈むところなど、実際に調査が入っているところはまだ少ないそう。
後世に伝えるべきことだと思うのですが…





でも申し訳ありません！
私は犬が怖いのです。
ここは本当に犬が多くて、朝一番で行ったので人も少なく、犬がまとわりついてくるのです。

ということで、一時間ちょっとしかいませんでした。
大変申し訳ありません。




一度ホテルに戻り、シャワーを浴びて準備してチェックアウトします。
お世話になりました。

スーツケースはホテルに預かってもらい、ようやくトゥールスレンに向かいます。

トゥールスレン博物館。
入場料は6ドル。
そしてオーディオガイドは日本語もあり、キリングフィールドと同様に無料で貸してくれます。



元は学校。
子供たちの明るい未来を開く場所のはずなのに、全く逆のことになるなんて。

逃げないよう金網を張られ、
拘束され拷問される日々。
その理由もメガネをかけていたから、とか…

約二万人がここに収容され、生きて出られたのは7人。ここで殺された人、先程のチュンエクまで連れていかれて殺された人。

記録が残っている一人一人の顔写真がなにかを訴えます。

ここは欧米系の顔立ちの人がとても多くて、
あまり皆さん気になさっていらっしゃらないみたいでしたが、
私は一部屋一部屋が気持ち悪くて…
たくさん観光客がいればなんとか、でしたが、人もまばら、なんてなると気持ち悪くてどうしても入れない部屋がたくさんありました。
特にＣ棟の二階はなぜか人も滅多に来なくて、外から覗いただけでダメでした。

雰囲気がダメというか、もう空気が怒りと悲しみと恨みに充ちている感じです。

ちなみにＣ棟二階は木の壁の独房です。
一階はレンガ積みの壁でしたが、朝に道端に積んであったレンガと同じなんです。


悲しくなりますね。

中庭の慰霊碑には、犠牲者の名前が刻まれています。
でもまだ身元のわからない人もいるのだそう。


まだまだ「過去」になっていないのですね。



トゥールスレンは撮影禁止のところがほとんどなので、写真が少なくて申し訳ありません。
是非行って直接見ていただきたいです。

もともとのきっかけが「教養がある人に政策の欠陥を指摘されたくない」という心。
人間って理性に支配されていないと、下手な猛獣よりも獰猛になれますね。




そして心身ともにへとへとになった私。
トゥールスレンを出て3時。
三時間もいたのか！ちょっとびっくり。

飛行機は11時くらいだし、
気分転換に初体験のマッサージに！！！

と思いましたら、
目星つけてたお店一軒目は潰れてました。
二軒目はお盆休み(怒)
三軒目でようやく中に入れました。

しかーし！
また緊張しまくりだった私は、
写真を１枚も撮れなかったという（笑）


しかたないので、文字のみのレポート。


予約しないで飛び込みでしたが、
受付のお兄ちゃんはOK♪
良かった～。
ソファーに座ってメニューを見せてもらいますが、
初体験の私にはちんぷんかんぷん（笑）
とりあえず、
○クメールマッサージ(全身)60分
○脚マッサージ30分
○フェイシャル30分
お願いいたします。
草履とジンジャーティーが出されます。
ジンジャーティーは意外とジンジャー効いてます。
お姉さんに案内された個室。
備え付けのシャツとズボンに着替えました。
あとは二時間、時たま脚をばたつかせ、ときには意識を失いつつ、快適な時間を過ごせました～。

お会計があまりにも安かったので、あと一時間多くしても良かったかなぁと後悔。

ホテルすぐそばのパブ？に入り、
アンコールビール2杯と生春巻き。
美味しい♪

ただ、あっちに座っていた現地のおじいさん(推定)が、ずーっとこっちを見ているのです。
多分、あちらでは女性の飲酒はよろしくないことらしいし、それも７時に一人で(怒)ってことだったのでしょうか。

生春巻きを食べるのには大口を開けなければいけないので、生春巻き食べるときは、柱に隠れてかぶりつきました（笑）



７時半も過ぎたので、ホテルにスーツケースを取りに行き、トゥクトゥクで空港に向かいます。

空港の外壁、こんな模様だったのですね。

８時過ぎに空港に着きました。
入口はまだ入れない人でごった返しています。
私もまだ入れないんだろうなー、と思ってぷらぷらしてました。

でも疲れてきたし、中に入らせてくれないかなー、と思って、パスポートを手に持って入口の警備員さんの脇を通ったら、、、

ん？
そのまま中に入れました。
チェックイン始まってましたし。
なんだよー（笑）

チェックインカウンターから出国審査がある２階に向かうところです。
エスカレーター手前の警備員さんは歌を歌いながらパスポートのチェックをして通してくれます。



壁の模様がきれい♪

そして入場規制してるからがらっがら(^_^;)

そして
さよなら、カンボジア




離陸してすぐにカップケーキとポテトチップスとが入った軽食セットが渡されました。
私はビールを2本飲んで寝ます。
軽食セットは息子へのお土産になりました（笑）

私は一番後ろの席にすわったのですが、
朝食が和食しかなくなりました、と強制的にこれになりました。
洋食をひじょーーーに楽しみにしていたので、
自分でもびっくりするくらいがっかりしてしまいました。

ぷんぷん（｀Δ´）

そばもデザートも全部残してしまいました。

飛行機からみた夜明けです。

カンボジアの将来もこのくらい明るいものでありますように。

がらっがらです(^_^;)

そして成田からまた乗り継いで帰宅しました。


まだマイルあるからどこかにいこうかなぁ♪




読んでいただいてありがとうございました。