北インド・ラダックを十年ぶりに再訪（１）　レー

2016/09/18 - 2016/09/25

　ラダックは、インド北部に位置する、平均標高3,500ｍの山岳地帯。中国のチベット自治区よりも、チベットらしさが残っていると言われている一帯。
　2006年9月に初めて訪問し、ラマユル、アルチ、スミス等でゴンパ（僧院）を観光。
　その時の記録は、こちら→　http://4travel.jp/travelogue/11060032

　今回は、「ヌブラ谷とパンゴン・ツォ」のツアーに参加。
　ラダックの中心地レーから、標高5,000m以上の峠を越えて、ラダック北部にある渓谷地帯ヌブラを訪れる。パナミック、フンダル、デスキットでゴンパ（僧院）を参拝した後、再度、峠を越えて、下ラダックのスムダ・ドでキャンプ泊。最後に、インド映画『きっと、うまくいく』のラストシーンで有名なパンゴン・ツォ（「ツォ」は湖の意味）を観光した。
　

エリア レー(インド)

• 同行者: 社員・団体旅行
• 航空会社: エア・インディア・エクスプレス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

エア・インディアにて、直行でデリーへ。予定より10分速く16時50分に到着。
5年半振りにデリーの空港に来たら、すっかりきれいになっていて驚いた。帰国後、調べたら、国際線のある新ターミナルが完成したのが2010年。二度目だったみたい。。。

空港の出入り口。
この後、空港近くの「ITC　WELCOME　DWARKA」というホテルで宿泊。

早朝3時半にホテルを出発。定刻通りに5時45分発の空路でラダックの中心地レーへ。約一時間半のフライト。
空港を出た所で、民族音楽の歓迎式。役人や高僧を出迎えるためとのこと。

空港周辺の殺風景な景色は、十年前と変わらず。

車で、市内へ。

10分程で、泊まった宿「Grand Willow」に到着。街の中心から南西に下る、Fort　Rd沿いにある。
前回レーで泊まった「ガルデン・コンチネンタル」は、電気、お湯は時間制限があったが、今回は24時間使用可能。WiFiも利用可だが、ほとんど繋がらず。

軽い朝食後、高度順応のためしばらく休憩するが、すぐに近くを散策。
前に泊まったホテルを確認に行くが、外観は昔と全く変わらず。ただ、向かいにあった野菜市場（写真右手）は消滅。

レーの街の繁華街、メイン・バザール。
車道だった道に敷石が敷かれ、歩行者天国に。朝9時半のせいか、閉まっている店が多く、人通りが少ない。

開店するまでホテルに一旦戻り、小休憩。
高山病対策のため、途中で１リットルの水を二本購入（一本20Rs）（１Rs＝約1.6円）。

ホテルの屋上から、中庭を撮影。

別棟の屋上から。山腹にそびえる城跡は「レー王宮」、山上の建物は夕方に訪れる予定の「ナムギャル・ツェモ・ゴンパ」。

再度、メインバザールへ繰り出す。突き当りは、北側にある「ジャマーマスジッド」。レー最大のスンニ派モスク。

逆側の南側。

「ラダック　フェスティバル」開催の垂れ幕。毎年、この季節に開催されるジャンムー・カシミール州観光局が主催する観光客向けのお祭り。

道はきれいに舗装されたが、路上の野菜販売が健在なのはうれしい。

赤いごみ箱が等間隔で設置。

メイン・バザールの南側。工事中の道路が多いのも大きな変化の一つ。

メイン・バザール南に並ぶドライフルーツの露天商は、昔のまま。

ここも、道路工事。

メイン通りを東にニ本裏に入ると、舗装されていない道と、古い民家が並ぶ旧市街が広がる。山頂にはナムギャル・ツェモ・ゴンパ。

メイン通りの一本東の通り。

13時に昼食なので、一旦、ホテルに戻る。
食事前に、キッチンをチェック。

昼食。久しぶりのチャパティ。全粒粉を水と塩で煉って焼いただけだが、焼き立ては特に美味しい。

午後からは、市内観光。まず、車でナムギャル・ツェモへ。

弥勒菩薩が祀られている「チャンバ・ラカン（弥勒堂）」。
あいにく鍵を持つ僧侶が出かけていて、中には入れず。

大きい石を一つずつ背負って運んでいた。

山頂からの景色。

ラダック最高峰のストック・カンリ（6,153m）と、レーの街の全景。

10分程で、「シャンカール（ガイドブックではサンカル）・ゴンパ」着。
ここも、僧侶は不在でお堂には入れず。

次は、「シャンティ・ストゥーパ」。日本山妙法寺によって1985年に建立された仏塔。

レー王宮とナムギャル・ツェモ、レー市内。

ストック・カンリ。

眼下に見えるポロ場では、軍隊が馬術の練習。

最後に、メイン・バザールの散策。ジャマーマスジッド。

この後、単独行動でブラブラ、

「ジュレー！」。ラダック語で、こんにちは、ありがとう、さようなら、いろんな意味を持つ便利な言葉。

午前中に下見していた裏道を散策。

「ナクシャ（写真）ＯＫ？」。撮ったら画像を見てもらって「マー（とても）ギャーラ（良い）？」。ラダック語も少し覚えた。

レー王宮の麓から。
17世紀に建立。同時期に建てられたラサのポタラ宮のモデルになったと言われている。

こんな裏道も、工事中。

前回歩いたOld　Rd.に寄るが、ここも道路工事。

レーの入口、メインゲートまで南下するが、このバス停周辺は、全然変わっておらず。

モティ・マーケットを南側から入ってみる。

大きな変化のもう一つは、車が増えたこと。夕方になると、中心街へ向かう車で交通渋滞。

夜6時半を過ぎると、メイン・バザールは点灯。

中心部の灯りはかなり華やか。

Fort　Rd　も渋滞。ゲストハウス、レストランや商店、土産物屋が多く集まり、賑わう通り。
この日は、レーで宿泊。